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この話は新しい職場で出会った彼女と結婚する為の、日々の作戦を書き記していくストーリーです。
あらゆる作戦を立てて、彼女に近づきますが、どんな未来が待っているのか。
この作戦は、かなり月日のかかる長期戦になるでしょう。
でも、この作戦を実行し付き合って結婚出来たら、奇跡かもしれない。
彼女を振り向かせて、結婚に至るまで私がその時どう考えて、どう行動したかを書き記します。
結婚よりもその前に付き合うことすら、出来るのかどうかわからない。
私は既婚者なので、まず、離婚してから行動を起こします。
32歳の9月、人生の再スタート。
9月中旬。
私は婿に入ってた先で、家業の新聞の販売店の所長代理をしていた。
朝3時から起きて新聞配達もやっている。
自営業だ。
休みは月1日の休刊日だけ。
なぜこんな仕事をしているかというと、結婚する前にさかのぼる。
当時、私は関西へ就職が決まって、今の妻と別れ話をしていた。
付き合っていても私自身、大切にしてもらえず、別れる気でいた私は都会で就職しようと思い、全国規模の会社に就職活動をして内定をもらった。
就業先は関西へ行くことに決まった。
別れ話をすると「行かないでほしい」と言われた。
全然彼氏として大切にされてこなかったのに、就職が決まって別れ話をした途端、手のひらを返して態度が急変。
妻「結婚して私の家の家業をやってくれれば、全然稼いでやっていける」
私「ふーん、俺の親や、じーさんばーさんを説得出来るんなら結婚してもいいけど」
妻「わかった」
妻は私の親と祖父母を説得してしまい、結婚する事になってしまった。
これが人生失敗の始まりだ。
それで新聞屋になることになった。
朝早くから配達開始。
でも朝6時には配達が終わるから、空いた時間は船に乗って、イカを釣りに沖に出ている。
イカはアオリイカと言う種類のイカを狙っていて、冷凍すれば1年はもつから21歳の頃から毎年エギングをして釣っていた。
エギング歴11年になる。
船がある家に婿入りしているので、自由に乗って出て釣りをしていた。
近所に漁師もたくさんいるけど、私は漁師ではなく、ただ釣りをしてイカを釣るだけ。
私の住んでいる地区でイカ釣りと言えば、なおさんという位に名前は知れ渡っていた。
沖に船で出ていると、漁師のみんなは近づいてきて、私にイカの釣果を訪ねてくる。
まぁ、イカのおすそ分けが欲しいってのもあるんだろう。
なので、私は新聞の販売店の所長代理と言う仕事をしつつ、日々釣りをしながら過ごしていた。
電気工事の資格を持っている。
だが、まったく関係ないことをして生活している。
ある日、いい気分でひと眠りしていたところ、老人介護施設の事務長から直接私に連絡があった。
前に設備管理会社に勤めていた時に、この施設を見ていたので、事務長と関わったことがある。
当時、焼肉食べ放題を一緒に食べに行った事のある仲なので連絡先を交換していた。
私「はいー東條です」
事務長「東條くん!久しぶり!元気?」
私「あぁ、o谷さん、元気ですよーどうしたんですか?」
事務長「もうすぐ、秋川さんが退職しちゃうんだけど、うちの施設の管理者をやってくれない?!
あと事務の補助と、デイサービスとかの送迎業務も兼ねてだけど」
秋川さんとは電話してきた事務長の、老人介護施設の設備の管理者のおじさんのことだ。
私「ほほう、それって正職員ですか?」
事務長「いや、アルバイトで半日でいいんだけど」
なーに言ってんだい、社会保険も厚生年金も付かないんじゃ、つまらんからやめたやめたー!
私「アルバイトで半日ですかー、保険も年金も付かないんですよね?」
事務長「そおなんだよー、それで今募集してて東條くんがいた!って思って電話したわけ」
私「すいませーん、保険等付かないんじゃあ、ちょっと力にはなれないですねー」
と言って断った。
さすがに新聞配達して他業務もやって、半日のバイトに出るなんてそんな気にはなれなかった。
朝から晩まで専念して仕事するならまだしも。
断って正解だろう。
翌日。
また事務長が電話してきた。
私「あ、また事務長だ。今度はなんだー?とりあえず出てみるか。はい、東條ですー」
事務長「東條くん、昨日の話だけど、保険と年金が付けばいいの?!」
私「あぁ、それならいいですけど」
事務長「それだとフルタイム勤務になるけどいい?!」
私「あぁ、それでもいいですけど」
事務長「そっかー!じゃあ、明日履歴書持ってきて!」
私「あ、あぁ、わかりました」
なんとしてでも雇う気だな。
資格の欄にうまらないくらい書き込んで履歴書が完成。
いざ、施設へ。
この施設に来るのは2年ぶりだ。
受付に到着。
私「すいませーん、o谷事務長に会いに来た東條です。
事務員「お待ちください」
待合のソファーで待ってたら事務長が出てきた。
o谷事務長「待ってたよ~」
私「久しぶりですねぇー」
o谷事務長「こっちついてきて」
私「ほいほい」
相談室に案内された。
o谷事務長「まあ、座って」
私「どっこいしょっと」
履歴書を事務長が見る。
o谷事務長「えっとー、さすがに、たくさん資格持ってるねぇー」
私「そうなんです、俺は電気工事の資格は持ってるんで、電気工事ならなんでもできるんです」
o谷事務長「頼もしいなぁ、秋川さんもうすぐ退職しちゃうから、施設管理と送迎と事務の補助をお願いしたいんだけど10月1日から来れる?!」
私「来れますけど、もうちょっと履歴書見て何か質問とかないんすか?!」
o谷事務長「前の会社の時にこの施設見てもらってたわけだから、大丈夫だよー。お願いだから助けてよ~」
私「わかりました。じゃあ、10月1日からよろしくお願いしますよ!」
o谷事務長「じゃあ、決まりね!詳しい書類とかはまた1日に渡すからよろしくー」
面接時間2分。
話はトントン進み10月1日から勤めることとなった。
自営業から、老人介護施設の職員になった。
フルタイムのアルバイトとして。
グループに病院もあるので、そこに受診する場合は医療費がタダになる。
毎月共済会費みたいなのは給料から引かれるらしいけど。
デイサービス・デイケアのある施設なので、朝と夕方に利用者の送迎がある。
この介護施設は、女性職員がすごく多い。
男性職員は数えるくらいしかいない。
看護師や介護士180人ぐらいの職員がいる。
利用者は施設に入所している人が200人ぐらいで後は80人ぐらいがデイサービス等の利用者で大人数が入る施設だ。
このでかい建物を一人でなんでもやらないといけない。
まだまだ暑い時期に、そんな事務課に就職して働くことになった。
あらゆる作戦を立てて、彼女に近づきますが、どんな未来が待っているのか。
この作戦は、かなり月日のかかる長期戦になるでしょう。
でも、この作戦を実行し付き合って結婚出来たら、奇跡かもしれない。
彼女を振り向かせて、結婚に至るまで私がその時どう考えて、どう行動したかを書き記します。
結婚よりもその前に付き合うことすら、出来るのかどうかわからない。
私は既婚者なので、まず、離婚してから行動を起こします。
32歳の9月、人生の再スタート。
9月中旬。
私は婿に入ってた先で、家業の新聞の販売店の所長代理をしていた。
朝3時から起きて新聞配達もやっている。
自営業だ。
休みは月1日の休刊日だけ。
なぜこんな仕事をしているかというと、結婚する前にさかのぼる。
当時、私は関西へ就職が決まって、今の妻と別れ話をしていた。
付き合っていても私自身、大切にしてもらえず、別れる気でいた私は都会で就職しようと思い、全国規模の会社に就職活動をして内定をもらった。
就業先は関西へ行くことに決まった。
別れ話をすると「行かないでほしい」と言われた。
全然彼氏として大切にされてこなかったのに、就職が決まって別れ話をした途端、手のひらを返して態度が急変。
妻「結婚して私の家の家業をやってくれれば、全然稼いでやっていける」
私「ふーん、俺の親や、じーさんばーさんを説得出来るんなら結婚してもいいけど」
妻「わかった」
妻は私の親と祖父母を説得してしまい、結婚する事になってしまった。
これが人生失敗の始まりだ。
それで新聞屋になることになった。
朝早くから配達開始。
でも朝6時には配達が終わるから、空いた時間は船に乗って、イカを釣りに沖に出ている。
イカはアオリイカと言う種類のイカを狙っていて、冷凍すれば1年はもつから21歳の頃から毎年エギングをして釣っていた。
エギング歴11年になる。
船がある家に婿入りしているので、自由に乗って出て釣りをしていた。
近所に漁師もたくさんいるけど、私は漁師ではなく、ただ釣りをしてイカを釣るだけ。
私の住んでいる地区でイカ釣りと言えば、なおさんという位に名前は知れ渡っていた。
沖に船で出ていると、漁師のみんなは近づいてきて、私にイカの釣果を訪ねてくる。
まぁ、イカのおすそ分けが欲しいってのもあるんだろう。
なので、私は新聞の販売店の所長代理と言う仕事をしつつ、日々釣りをしながら過ごしていた。
電気工事の資格を持っている。
だが、まったく関係ないことをして生活している。
ある日、いい気分でひと眠りしていたところ、老人介護施設の事務長から直接私に連絡があった。
前に設備管理会社に勤めていた時に、この施設を見ていたので、事務長と関わったことがある。
当時、焼肉食べ放題を一緒に食べに行った事のある仲なので連絡先を交換していた。
私「はいー東條です」
事務長「東條くん!久しぶり!元気?」
私「あぁ、o谷さん、元気ですよーどうしたんですか?」
事務長「もうすぐ、秋川さんが退職しちゃうんだけど、うちの施設の管理者をやってくれない?!
あと事務の補助と、デイサービスとかの送迎業務も兼ねてだけど」
秋川さんとは電話してきた事務長の、老人介護施設の設備の管理者のおじさんのことだ。
私「ほほう、それって正職員ですか?」
事務長「いや、アルバイトで半日でいいんだけど」
なーに言ってんだい、社会保険も厚生年金も付かないんじゃ、つまらんからやめたやめたー!
私「アルバイトで半日ですかー、保険も年金も付かないんですよね?」
事務長「そおなんだよー、それで今募集してて東條くんがいた!って思って電話したわけ」
私「すいませーん、保険等付かないんじゃあ、ちょっと力にはなれないですねー」
と言って断った。
さすがに新聞配達して他業務もやって、半日のバイトに出るなんてそんな気にはなれなかった。
朝から晩まで専念して仕事するならまだしも。
断って正解だろう。
翌日。
また事務長が電話してきた。
私「あ、また事務長だ。今度はなんだー?とりあえず出てみるか。はい、東條ですー」
事務長「東條くん、昨日の話だけど、保険と年金が付けばいいの?!」
私「あぁ、それならいいですけど」
事務長「それだとフルタイム勤務になるけどいい?!」
私「あぁ、それでもいいですけど」
事務長「そっかー!じゃあ、明日履歴書持ってきて!」
私「あ、あぁ、わかりました」
なんとしてでも雇う気だな。
資格の欄にうまらないくらい書き込んで履歴書が完成。
いざ、施設へ。
この施設に来るのは2年ぶりだ。
受付に到着。
私「すいませーん、o谷事務長に会いに来た東條です。
事務員「お待ちください」
待合のソファーで待ってたら事務長が出てきた。
o谷事務長「待ってたよ~」
私「久しぶりですねぇー」
o谷事務長「こっちついてきて」
私「ほいほい」
相談室に案内された。
o谷事務長「まあ、座って」
私「どっこいしょっと」
履歴書を事務長が見る。
o谷事務長「えっとー、さすがに、たくさん資格持ってるねぇー」
私「そうなんです、俺は電気工事の資格は持ってるんで、電気工事ならなんでもできるんです」
o谷事務長「頼もしいなぁ、秋川さんもうすぐ退職しちゃうから、施設管理と送迎と事務の補助をお願いしたいんだけど10月1日から来れる?!」
私「来れますけど、もうちょっと履歴書見て何か質問とかないんすか?!」
o谷事務長「前の会社の時にこの施設見てもらってたわけだから、大丈夫だよー。お願いだから助けてよ~」
私「わかりました。じゃあ、10月1日からよろしくお願いしますよ!」
o谷事務長「じゃあ、決まりね!詳しい書類とかはまた1日に渡すからよろしくー」
面接時間2分。
話はトントン進み10月1日から勤めることとなった。
自営業から、老人介護施設の職員になった。
フルタイムのアルバイトとして。
グループに病院もあるので、そこに受診する場合は医療費がタダになる。
毎月共済会費みたいなのは給料から引かれるらしいけど。
デイサービス・デイケアのある施設なので、朝と夕方に利用者の送迎がある。
この介護施設は、女性職員がすごく多い。
男性職員は数えるくらいしかいない。
看護師や介護士180人ぐらいの職員がいる。
利用者は施設に入所している人が200人ぐらいで後は80人ぐらいがデイサービス等の利用者で大人数が入る施設だ。
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