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第1章 アルストロメリア編
第22話 ウィルとアリス
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ウィルは、あの後20分くらいで目を覚ました。
しかし、アリスの目を見てはいない。
恥ずかしさでアリスの目を見ることができないのだ。
(私と話をしてくれません。なんでしょうかこれ? すごく繊細な小動物と接している気分です。あと、未だに閉じ込められています。これ本当にいつ出られるのでしょうか?)
「あのウィル、いい加減もとに戻ってください」
「あぁ、もう少し待ってください」
顔を赤くしたウィルに待たされること10分。
彼はどうやら復活したようだ。
「落ち着きましたか?」
「幻滅しましたか。こんな恋愛にヘタレで?」
ウィルは落ち込んだ様子で、アリスの顔色をうかがう。
ウィルは女性に対して気を使うあまり女性に対して慎重になりすぎているのだ。
「いいえ、むしろ普段と違って可愛かったです」
「そうですか、アリスは優しいですね」
ウィルはアリスが気を使ったと思い、さらに落ち込む。
「しょうがないですね」
アリスはウィルの手を握る。
「な……なにを」
「ウィルも言っていたじゃないですか。人それぞれの色があるって。だから性格も人それぞれですよね。ウィルの性格もそれはそれでいいじゃないですか」
ウィルは、アリスのその言葉に救われた気がした。
今まで女性を愛そうと思ったが気後れして上手く接することができなかったウィルだったが、アリスの救いの言葉に、先ほどのように作った言葉ではなく心の底からの言葉が零れ落ちる。
「アリス、やはりあなたが好きです。あなたを愛しています。どうかこの気持ちを受け取ってください」
ウィルは顔を赤くしながら、必死に心の底からの声を紡ぐ。
(本当にこの人は純粋なんだと思う。綺麗すぎて自分が嫌になります。けれど、この人を自分の色に染めたいと思える。これは好きということなのでしょうか。アルも婚約中に愛しているかどうか決めろと言っていました。こんな時に、ウィル以外の男のことを考えるなんて、私は悪い女なのでしょうか。考えれば考えるほど頭の中で考えがぐちゃぐちゃになりますね。でも、ウィルのヘタレな所を、私はかわいい、愛しいと思ってしまったのも事実です。ならば、私はこの人のことも愛せる気がします。この見た目は筋骨隆々とした紳士なイケメンなのに中身は優しくて恋愛にヘタレなところが好きになったのでしょうか。まだまだ出会ったばかりでわからないことばかりですが、これだけは言えます。私はこの人を、この短時間で好きになったことを。だから、私は――)
「はい、その言葉お受けします。
私もこの短時間であなたを好きになりました」
アリスはウィルの愛を受け入れ、自ら彼の唇に口づけした。
そしてウィルは恥ずかしさのあまり失神した。
しかし、アリスの目を見てはいない。
恥ずかしさでアリスの目を見ることができないのだ。
(私と話をしてくれません。なんでしょうかこれ? すごく繊細な小動物と接している気分です。あと、未だに閉じ込められています。これ本当にいつ出られるのでしょうか?)
「あのウィル、いい加減もとに戻ってください」
「あぁ、もう少し待ってください」
顔を赤くしたウィルに待たされること10分。
彼はどうやら復活したようだ。
「落ち着きましたか?」
「幻滅しましたか。こんな恋愛にヘタレで?」
ウィルは落ち込んだ様子で、アリスの顔色をうかがう。
ウィルは女性に対して気を使うあまり女性に対して慎重になりすぎているのだ。
「いいえ、むしろ普段と違って可愛かったです」
「そうですか、アリスは優しいですね」
ウィルはアリスが気を使ったと思い、さらに落ち込む。
「しょうがないですね」
アリスはウィルの手を握る。
「な……なにを」
「ウィルも言っていたじゃないですか。人それぞれの色があるって。だから性格も人それぞれですよね。ウィルの性格もそれはそれでいいじゃないですか」
ウィルは、アリスのその言葉に救われた気がした。
今まで女性を愛そうと思ったが気後れして上手く接することができなかったウィルだったが、アリスの救いの言葉に、先ほどのように作った言葉ではなく心の底からの言葉が零れ落ちる。
「アリス、やはりあなたが好きです。あなたを愛しています。どうかこの気持ちを受け取ってください」
ウィルは顔を赤くしながら、必死に心の底からの声を紡ぐ。
(本当にこの人は純粋なんだと思う。綺麗すぎて自分が嫌になります。けれど、この人を自分の色に染めたいと思える。これは好きということなのでしょうか。アルも婚約中に愛しているかどうか決めろと言っていました。こんな時に、ウィル以外の男のことを考えるなんて、私は悪い女なのでしょうか。考えれば考えるほど頭の中で考えがぐちゃぐちゃになりますね。でも、ウィルのヘタレな所を、私はかわいい、愛しいと思ってしまったのも事実です。ならば、私はこの人のことも愛せる気がします。この見た目は筋骨隆々とした紳士なイケメンなのに中身は優しくて恋愛にヘタレなところが好きになったのでしょうか。まだまだ出会ったばかりでわからないことばかりですが、これだけは言えます。私はこの人を、この短時間で好きになったことを。だから、私は――)
「はい、その言葉お受けします。
私もこの短時間であなたを好きになりました」
アリスはウィルの愛を受け入れ、自ら彼の唇に口づけした。
そしてウィルは恥ずかしさのあまり失神した。
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