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第1章 アルストロメリア編
第23話 レイの襲来
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ウィルが失神してから30分、扉の鍵がガチャと音を立てる。
これにはウィルを膝枕しながら介抱していたアリスも介抱されたことに安堵のため息を漏らす。
アリスは気持ちよさそうに失神しているウィルの頬をペシペシと叩く。
「ウィル、いい加減に起きてください。いろいろと悪戯しちゃいますよ」
アリスは失言してしまった。
なぜならば、入り口には黒い笑顔でアリスを見つめるレイがいたのだから。
「うぅう、アリスですか。申し訳ありません。また迷惑をおかけしました。レイ、どうしたのですか入り口で笑って……アリスが怯えていますよ」
「えっ?
レイ君……」
ウィルは膝枕をされていることに動揺し思考を停止し、アリスはレイに先ほどの発言が聞かれたことを後悔する。
「す……すまないアリス!」
ウィルは慌てて飛び起き、
恥ずかしさから顔を赤くする。
アリスもレイに何となく笑いかける。
「ねぇ、アリス……」
レイは黒い笑顔でアリスに近づいていく。
その様子はさらにアリスに恐怖を抱かせる。
「今日だけでアリスはいろいろあったみたいだね」
レイはアリスの頬に手を当て優しく質問をする。
「ええ、まぁ本当にいろいろと……ありまして――」
「今度は僕の番だよね。ウィルも良いですよね。アリスを連れて行っても」
(あれ、お姫様抱っこってこんなに怖いものでしたか? 明らかにレイ君は嫉妬していて、私では止められない状況なのですが)
「まぁ、レイも寂しいのでしょう。アリス、申し訳ありませんが私はここまでのようです。それではレイ、アリスを傷つけてはいけませんよ」
ウィルはそういうと、部屋から出ていってしまう。
(あれウィル、そういうところは大人にならないでください。私を放置しないでください。今の状況はまずいって知っていますよね?)
「アリス、僕を嫉妬させたお仕置きをしてあげるね」
(はい、きました。レイ君のお得意のお仕置きです。今回は何をされるのでしょうか。少し怖いような、期待するようなもやもやした感じがします)
「あの、今回はなにを?」
アリスはレイの顔を伺うように質問をする。
「う~ん、そうだね。アル様からは耳を舐められたりしたから、僕もアリスの耳を舐めようかな」
(あのレイ君なんで、そんなに満面の笑み何ですか? これは、私を動揺させようとしていますね。ええ、その手には乗りませんよ)
「そうですか。ではどうぞ」
アリスは内心ドキドキが止まらないが、レイのいいようにされないように平静を装う。
「そうかぁ。なんかこのままだとつまらないね。さて、それならばどうしようかな?」
(あれ、レイ君の悪戯心をさらに刺激してしまったような……気がします。何か嫌な予感がするのですが、これ大丈夫ですよね?ダメな予感がすごくするのですが――)
これにはウィルを膝枕しながら介抱していたアリスも介抱されたことに安堵のため息を漏らす。
アリスは気持ちよさそうに失神しているウィルの頬をペシペシと叩く。
「ウィル、いい加減に起きてください。いろいろと悪戯しちゃいますよ」
アリスは失言してしまった。
なぜならば、入り口には黒い笑顔でアリスを見つめるレイがいたのだから。
「うぅう、アリスですか。申し訳ありません。また迷惑をおかけしました。レイ、どうしたのですか入り口で笑って……アリスが怯えていますよ」
「えっ?
レイ君……」
ウィルは膝枕をされていることに動揺し思考を停止し、アリスはレイに先ほどの発言が聞かれたことを後悔する。
「す……すまないアリス!」
ウィルは慌てて飛び起き、
恥ずかしさから顔を赤くする。
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「ねぇ、アリス……」
レイは黒い笑顔でアリスに近づいていく。
その様子はさらにアリスに恐怖を抱かせる。
「今日だけでアリスはいろいろあったみたいだね」
レイはアリスの頬に手を当て優しく質問をする。
「ええ、まぁ本当にいろいろと……ありまして――」
「今度は僕の番だよね。ウィルも良いですよね。アリスを連れて行っても」
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「まぁ、レイも寂しいのでしょう。アリス、申し訳ありませんが私はここまでのようです。それではレイ、アリスを傷つけてはいけませんよ」
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(あれウィル、そういうところは大人にならないでください。私を放置しないでください。今の状況はまずいって知っていますよね?)
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