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第1章 アルストロメリア編
第25話 レイとアリスのお茶会2
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「さて、アリス。
紅茶が冷めてしまうからお茶会を始めようね」
レイはアリスにそう言い。
紅茶を飲む。
アリスも紅茶を飲み一息つく。
(ふぅ、意外と何事もなくお茶会ですね。安心しました。この2日間で、本当にいろいろありすぎて心臓にとても悪かったので落ち着けて良かったです)
アリスはアップルパイをケーキスタンドから取り皿に移す。
すると、その皿をレイが取り上げてしまう。
「何するんですかレイ君?」
不思議そうに小首をかしげ抗議するアリス。
「アリスに食べさせてあげようと思ってね」
(はい、何事もなくはありませんでした。また心臓がドキドキしそうなイベント発生です。やはりレイ君はレイ君でした)
レイは楽しそうにナイフとホークを使いアップルパイを食べやすい大きさに切っていく。
「はい、あ~ん」
(あのレイ君、男性の前で口を大きく開けるのは恥ずかしいのですが。あぁ、いえ嫌とかではないのです。ただ、恥ずかしいというだけです。なので、そんな寂しそうな顔をしないでください)
アリスは恥ずかしさを、押し殺し口を開ける。
「あ~ん……ハムハム……もぐもぐ」
(すこし気恥ずかしいですが、これはこれで恋愛をしている甘酸っぱさがあっていいですね)
「それではレイ君、後は自分で食べるので返してください」
アリスはレイに取られたアップルパイの乗った皿を取り返そうとするがレイに止められる。
「だめだよアリス。今回のお仕置きは食べさせ合いをしようと思ってね」
(はい、お仕置きは終わっていませんでした。食べさせ合いとは、つまりあれですか? 間接キスの繰り返しというやつですか。あのキスはしましたが、これはこれで心臓に悪いのですが――)
「あの……これはさすがに――」
アリスも気恥ずかしさに断ろうとするが、
レイの無言の笑顔の前に黙る。
「それじゃ、アリス食べさせてね♪」
アリスはしぶしぶアップルパイを切り分ける。
最後の抵抗とばかりに大きめに切り分けるのも忘れない。
「はい、レイ君。あ~ん」
「もぐ……もぐもぐ……アリスの味がして美味しいね♪」
この言葉にアリスは固まり、真っ赤になった顔でレイにジト目で抗議する。
「ふふ、冗談だよ。アップルパイの味しかしないよ」
うぅ、またレイ君にからかわれました。
いつまでたってもレイ君の冗談には勝てません。
「それじゃ、アリス。はい、あ~ん」
「もぐぅ……もぐもぐ……んんぐぅ」
アリスは最後のアップルパイを食べ、心を落ち着かせる。
(アップルパイが小さかったのでよかったです。これを何回もやるのは心臓に悪いですからね。落ち着け私。ひぃひぃふぅ……ひぃひぃふぅ)
「それでアリス。これで最後のお仕置きだよ」
レイはスプーンでハチミツを何度も口に含む。
(どうしたのでしょうか。レイ君はハチミツ好きの某黄色い熊なのでしょうか。ハチミツが好きすぎてたくさん食べているのでしょうか)
アリスがバカなことを考えているとレイがアリスの頭を押さえ彼女の唇を奪う。
「んん……んぐぅ……んっ?」
アリスはレイの舌が自分の舌を舐め上げるのを感じると同時に甘いハチミツの味が口の中に広がるのを感じる。
(これが甘いキスというやつですか? 絶対に違いますよね。だからレイ君、落ち着きましょうね。もう私の心臓が限界なんですが? あぁ、唇まで舐めないでください)
レイはアリスとのハチミツを使ったキスを楽しむと優しげに笑う。
(あのレイ君、マニアック過ぎませんか? あのレイ君、なぜ固まっているのですか?そんなにまずそうな顔をして扉を見つめ――)「
アリスはぎこちない動きで扉の方に振り返ると、そこにはニコニコと笑うアルの姿があった。
紅茶が冷めてしまうからお茶会を始めようね」
レイはアリスにそう言い。
紅茶を飲む。
アリスも紅茶を飲み一息つく。
(ふぅ、意外と何事もなくお茶会ですね。安心しました。この2日間で、本当にいろいろありすぎて心臓にとても悪かったので落ち着けて良かったです)
アリスはアップルパイをケーキスタンドから取り皿に移す。
すると、その皿をレイが取り上げてしまう。
「何するんですかレイ君?」
不思議そうに小首をかしげ抗議するアリス。
「アリスに食べさせてあげようと思ってね」
(はい、何事もなくはありませんでした。また心臓がドキドキしそうなイベント発生です。やはりレイ君はレイ君でした)
レイは楽しそうにナイフとホークを使いアップルパイを食べやすい大きさに切っていく。
「はい、あ~ん」
(あのレイ君、男性の前で口を大きく開けるのは恥ずかしいのですが。あぁ、いえ嫌とかではないのです。ただ、恥ずかしいというだけです。なので、そんな寂しそうな顔をしないでください)
アリスは恥ずかしさを、押し殺し口を開ける。
「あ~ん……ハムハム……もぐもぐ」
(すこし気恥ずかしいですが、これはこれで恋愛をしている甘酸っぱさがあっていいですね)
「それではレイ君、後は自分で食べるので返してください」
アリスはレイに取られたアップルパイの乗った皿を取り返そうとするがレイに止められる。
「だめだよアリス。今回のお仕置きは食べさせ合いをしようと思ってね」
(はい、お仕置きは終わっていませんでした。食べさせ合いとは、つまりあれですか? 間接キスの繰り返しというやつですか。あのキスはしましたが、これはこれで心臓に悪いのですが――)
「あの……これはさすがに――」
アリスも気恥ずかしさに断ろうとするが、
レイの無言の笑顔の前に黙る。
「それじゃ、アリス食べさせてね♪」
アリスはしぶしぶアップルパイを切り分ける。
最後の抵抗とばかりに大きめに切り分けるのも忘れない。
「はい、レイ君。あ~ん」
「もぐ……もぐもぐ……アリスの味がして美味しいね♪」
この言葉にアリスは固まり、真っ赤になった顔でレイにジト目で抗議する。
「ふふ、冗談だよ。アップルパイの味しかしないよ」
うぅ、またレイ君にからかわれました。
いつまでたってもレイ君の冗談には勝てません。
「それじゃ、アリス。はい、あ~ん」
「もぐぅ……もぐもぐ……んんぐぅ」
アリスは最後のアップルパイを食べ、心を落ち着かせる。
(アップルパイが小さかったのでよかったです。これを何回もやるのは心臓に悪いですからね。落ち着け私。ひぃひぃふぅ……ひぃひぃふぅ)
「それでアリス。これで最後のお仕置きだよ」
レイはスプーンでハチミツを何度も口に含む。
(どうしたのでしょうか。レイ君はハチミツ好きの某黄色い熊なのでしょうか。ハチミツが好きすぎてたくさん食べているのでしょうか)
アリスがバカなことを考えているとレイがアリスの頭を押さえ彼女の唇を奪う。
「んん……んぐぅ……んっ?」
アリスはレイの舌が自分の舌を舐め上げるのを感じると同時に甘いハチミツの味が口の中に広がるのを感じる。
(これが甘いキスというやつですか? 絶対に違いますよね。だからレイ君、落ち着きましょうね。もう私の心臓が限界なんですが? あぁ、唇まで舐めないでください)
レイはアリスとのハチミツを使ったキスを楽しむと優しげに笑う。
(あのレイ君、マニアック過ぎませんか? あのレイ君、なぜ固まっているのですか?そんなにまずそうな顔をして扉を見つめ――)「
アリスはぎこちない動きで扉の方に振り返ると、そこにはニコニコと笑うアルの姿があった。
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