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2章 「まこ庵」での日々
第5話 子どもたちの日々
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5人の子どもたち、仲が良いと言われればそうでは無く、だが目立った喧嘩などをするわけでも無く、学校へは揃って行くし、下校も一緒にしている。
子どもが5人もいれば、家はそりゃあ騒がしいと思われると思うのだが、浮田家はそこまででは無い。真琴としては助かると思う反面、まだ遠慮があるのでは無いかと感じてしまう。
子育ては大変、そんな漠然としたイメージが真琴にはあった。もう小学生なのだから、ある程度は落ち着く年齢だと言われたらそうなのかも知れないが、正直拍子抜けしたとも言える。
最初に引き合わされた時、皆おとなしく座っていたので、賢い子たちなのだな、とは思った。それがそのまま今も続いている印象なのである。
子どもたちは学校から帰って来ると、リビングに集まって、雅玖に見てもらいながら宿題に取り掛かる。雅玖は人間の教員免許を持っているあやかしから、高校程度までの教育を受けたとのことで、小学校の科目なら問題無く見られるそうだ。むしろ真琴の方があやしい。
そして宿題が終わった子から、夜の「まこ庵」のあやかしタイムまで部屋にこもる。そこで何をしているのかと言うと、それもそれぞれである。
壱斗は録画した音楽番組などを見ながらの、歌とダンスの練習。「スーパー壱斗リサイタル」開催のため、アイドルになりたいために余念が無い。いつかオーディションを受けたいと言っている。
弐那は録画してある深夜アニメを見るのである。毎夜30分ほどのアニメが数話放送されているのだが、弐那はそれらを全て録画しているのだ。それは漫画のお話作りのお勉強になるらしい。
見終われば、次は電子書籍で漫画を読んだり、スケッチブックなどでイラストの練習をしたり。漫画家になるための努力を惜しまない。
三鶴はかたっぱしからニュースや情報番組などを見る。今現在の日本の情勢を把握し、お勉強や研究に活かしたいのだと言う。将来研究者になりたい三鶴はとても勤勉なのである。
例えば、今医療がどれだけ進んでいるのか、AI技術はどうなっているのか、など、リアルタイムで刻々と発展するそれらを知りたいと言い、真琴が聞いたこともない様な番組を見つけていたりする。
四音と景五は、お料理番組である。それぞれの部屋で別々で見ているのだが、多分内容は似通っているのだろう。
真琴も録画して見ていたものがいくつかある。基礎から応用、創作料理など、初心に返れたり新たな知識になったりと、バラエティに富んでいる。
ここは真琴も専門分野なので分かることも多いのだが、お料理は技術と発想力である。例えば多くの主婦がする「今日は冷蔵庫の中のもんでちゃちゃっと作るわ~」は発想力のひとつと言える。
ただ、それとお店ができるかどうかは別問題だ。やはりそこには技術が必要不可欠である。
今四音と景五は、「まこ庵」を継ぐことを宣言しているのだ。真琴としてはふたりで仲良くやってくれれば嬉しいと思っているのだが、ふたりは「僕が」「俺が」となっているので、現状それは難しいのだろう。
夜にお手伝いをしてもらっている時も、いがみ合いほどでは無いが、競争している節がある。ライバル、と言って良いのだろう。だがふたりで高め合う関係であるのなら、それはそれでまた良しと真琴は思っている。
そうして子どもたちは、自分たちの夢に向かって邁進している。まだ幼いのに凄いことである。それだけでこの子たちが揃って聡明なのが分かる。
だから手が掛からないのが、少し寂しいかな、と思うのは贅沢なのだろうか。ここまで育てたのが真琴では無いので、それも原因かも知れない。
これでも一応保護者として、できることをやろうと意気込んでいたのだが。なので拍子抜けなのである。
それでも、子どもたちは真琴に将来の夢や部屋でやっていることを惜しみなく教えてくれる。それは真琴を信用してくれているということなのだろう。そう思うと、もっと親しくなるには、年月が必要なのだなと感じる。
子どもたちは自分の意思をしっかりと持っている。焦らず、下手に踏み込まず、自然体であれば良いのでは無いだろうか。
「はい。それで良いと思いますよ。冷静で懸命な真琴さんらしいですね」
冷静も懸命も覚えは無いが、普段多く子どもたちを見ている雅玖にそう言ってもらえてほっとする。
「まこ庵」のあやかしタイムが終わり、子どもたちも寝静まった深夜、真琴はビールグラスに注いだ缶ビール、雅玖は青い切子グラスに入れた冷酒を前に、リビングのソファでくつろいでいた。
真琴と雅玖は、これでもきちんと夫婦である。戸籍云々は真琴のあずかり知らぬところでしっかりとひとつの世帯となっている。もちろん子どもたちもだ。
ふたりは表向きでも良い夫婦である様に、子どもたちの良い親であるために、こうして話をする時間を作る様にしていた。
「四音と景五が料理をしたがっているので、最初はこのふたりから、距離を縮めて行けたら良いかも知れませんね」
「そうやね。そろそろ包丁の使い方とかも教えたげたいと思って。でも普通の包丁やとあの子らにはおっきいし重いから、ふたりに使いやすいペティナイフをあげようと思うんやけど」
「良いと思いますよ」
「でもそしたら、壱斗と弐那と三鶴に不公平になってまうから、3人にもなんかあげたいと思って」
「そうですね。そうならない様にするのも、親の務めですね」
「今度のお休み、買い物に行って来よかな。お値段同じぐらいにするには、何にしたらええんやろ」
「子どもたちが励んでいることにまつわるものが、良いでしょうかね」
「やっぱりそうやんな。何にしようかなぁ」
真琴は思案しつつ、ビールグラスを傾けた。
子どもが5人もいれば、家はそりゃあ騒がしいと思われると思うのだが、浮田家はそこまででは無い。真琴としては助かると思う反面、まだ遠慮があるのでは無いかと感じてしまう。
子育ては大変、そんな漠然としたイメージが真琴にはあった。もう小学生なのだから、ある程度は落ち着く年齢だと言われたらそうなのかも知れないが、正直拍子抜けしたとも言える。
最初に引き合わされた時、皆おとなしく座っていたので、賢い子たちなのだな、とは思った。それがそのまま今も続いている印象なのである。
子どもたちは学校から帰って来ると、リビングに集まって、雅玖に見てもらいながら宿題に取り掛かる。雅玖は人間の教員免許を持っているあやかしから、高校程度までの教育を受けたとのことで、小学校の科目なら問題無く見られるそうだ。むしろ真琴の方があやしい。
そして宿題が終わった子から、夜の「まこ庵」のあやかしタイムまで部屋にこもる。そこで何をしているのかと言うと、それもそれぞれである。
壱斗は録画した音楽番組などを見ながらの、歌とダンスの練習。「スーパー壱斗リサイタル」開催のため、アイドルになりたいために余念が無い。いつかオーディションを受けたいと言っている。
弐那は録画してある深夜アニメを見るのである。毎夜30分ほどのアニメが数話放送されているのだが、弐那はそれらを全て録画しているのだ。それは漫画のお話作りのお勉強になるらしい。
見終われば、次は電子書籍で漫画を読んだり、スケッチブックなどでイラストの練習をしたり。漫画家になるための努力を惜しまない。
三鶴はかたっぱしからニュースや情報番組などを見る。今現在の日本の情勢を把握し、お勉強や研究に活かしたいのだと言う。将来研究者になりたい三鶴はとても勤勉なのである。
例えば、今医療がどれだけ進んでいるのか、AI技術はどうなっているのか、など、リアルタイムで刻々と発展するそれらを知りたいと言い、真琴が聞いたこともない様な番組を見つけていたりする。
四音と景五は、お料理番組である。それぞれの部屋で別々で見ているのだが、多分内容は似通っているのだろう。
真琴も録画して見ていたものがいくつかある。基礎から応用、創作料理など、初心に返れたり新たな知識になったりと、バラエティに富んでいる。
ここは真琴も専門分野なので分かることも多いのだが、お料理は技術と発想力である。例えば多くの主婦がする「今日は冷蔵庫の中のもんでちゃちゃっと作るわ~」は発想力のひとつと言える。
ただ、それとお店ができるかどうかは別問題だ。やはりそこには技術が必要不可欠である。
今四音と景五は、「まこ庵」を継ぐことを宣言しているのだ。真琴としてはふたりで仲良くやってくれれば嬉しいと思っているのだが、ふたりは「僕が」「俺が」となっているので、現状それは難しいのだろう。
夜にお手伝いをしてもらっている時も、いがみ合いほどでは無いが、競争している節がある。ライバル、と言って良いのだろう。だがふたりで高め合う関係であるのなら、それはそれでまた良しと真琴は思っている。
そうして子どもたちは、自分たちの夢に向かって邁進している。まだ幼いのに凄いことである。それだけでこの子たちが揃って聡明なのが分かる。
だから手が掛からないのが、少し寂しいかな、と思うのは贅沢なのだろうか。ここまで育てたのが真琴では無いので、それも原因かも知れない。
これでも一応保護者として、できることをやろうと意気込んでいたのだが。なので拍子抜けなのである。
それでも、子どもたちは真琴に将来の夢や部屋でやっていることを惜しみなく教えてくれる。それは真琴を信用してくれているということなのだろう。そう思うと、もっと親しくなるには、年月が必要なのだなと感じる。
子どもたちは自分の意思をしっかりと持っている。焦らず、下手に踏み込まず、自然体であれば良いのでは無いだろうか。
「はい。それで良いと思いますよ。冷静で懸命な真琴さんらしいですね」
冷静も懸命も覚えは無いが、普段多く子どもたちを見ている雅玖にそう言ってもらえてほっとする。
「まこ庵」のあやかしタイムが終わり、子どもたちも寝静まった深夜、真琴はビールグラスに注いだ缶ビール、雅玖は青い切子グラスに入れた冷酒を前に、リビングのソファでくつろいでいた。
真琴と雅玖は、これでもきちんと夫婦である。戸籍云々は真琴のあずかり知らぬところでしっかりとひとつの世帯となっている。もちろん子どもたちもだ。
ふたりは表向きでも良い夫婦である様に、子どもたちの良い親であるために、こうして話をする時間を作る様にしていた。
「四音と景五が料理をしたがっているので、最初はこのふたりから、距離を縮めて行けたら良いかも知れませんね」
「そうやね。そろそろ包丁の使い方とかも教えたげたいと思って。でも普通の包丁やとあの子らにはおっきいし重いから、ふたりに使いやすいペティナイフをあげようと思うんやけど」
「良いと思いますよ」
「でもそしたら、壱斗と弐那と三鶴に不公平になってまうから、3人にもなんかあげたいと思って」
「そうですね。そうならない様にするのも、親の務めですね」
「今度のお休み、買い物に行って来よかな。お値段同じぐらいにするには、何にしたらええんやろ」
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