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運命的な出会い
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クリスに初めて出会ったときの感想は――
なぜこんなやつが傭兵団に入団希望に来た?に尽きる。
全体的に線が細い。剣を振れそうにないほど非力そうな腕。
さらに中性的な顔立ちで、傭兵という荒事にまるで似つかわしくない。
いくらこの傭兵団が剣の腕は不問で募集しているといっても限度があるだろう。
俺としては即座に不合格を言い渡しても構わないと考えていた。
しかし、あのときハロルド団長の出した答えは「一か月、彼の頑張りを見よう。その結果次第ということで」だった。
今にして思えば、ハロルドはクリスの内に秘める可能性を見抜いていたのかもしれない。
おかげでクリスとの縁が繋がった。ハロルドには感謝してもしきれない。
かくいう俺の方はどうせすぐに音を上げて出ていくだろう。
などとあいつのことを甘く見ていた。
……だが、その予想は見事に裏切られることとなる。
傭兵団に入って以来、俺は自主的に朝の鍛錬を続けてきた。
薄暗い空の下、冷たい空気を肺に吸い込みながら走り込みをし、剣を振るう。
そうすることが、戦場で生き残ることに繋がると信じて。
あいつが仮入団した翌朝。いつものように走り込みを終え剣を振っていると、背後から小さな足音が聞こえてきた。
振り向けば、そこには眠たげに目をこするクリスが立っていた。
まだ夜明けきらぬ時間、周囲はしんと静まり返っている。
そんな中で目が合うと、クリスははっと表情を引き締め、慌てて走り込みを始めた。
走り去る姿が、なぜだか妙に意識に残った。
俺は雑念を振り払うように無言で剣を振り直す。
次の日も、そのまた次の日も、朝の鍛錬をしているとクリスが現れた。
徐々に現れる時間が早くなっている気がする。
眠そうにふらつきながらも、俺に気づけば真剣な顔つきになる。
走る距離は日を追うごとに伸び、動きも次第に無駄がなくなっていった。
そして、ある朝。
まだ夜明け前の冷気が残る時間、鍛錬場に向かった俺の前に、すでに汗を滲ませたクリスが立っていた。
勝ち誇ったような笑みをこちらに向けてくる。
「……」
言葉にしなくても伝わる。
――遅いじゃないですか、と。
最初の面接のときにも片鱗はあったが、どうやら負けず嫌いな性格らしい。
その姿が弟のルシアンと重なり、少しだけ「かわいいな」とすら思ってしまった。
そして迎えたクリスの試験期間の最終日。
彼は他の団員と模擬戦をしていた。
誰がどう見ても相手の方が圧倒的に強く、大人と子供くらいの力の差があるようにみえた。
だが、あいつは決して諦めなかった。
地面に叩きつけられ、土まみれになりながらも、何度でも立ち上がる。
息は荒く、剣を握る手は震えていた。
それでもなお、挑み続ける。
その眼差しは、誰よりも輝いて見えた。
俺は思わず目を奪われる。
心の奥底が揺さぶられたような気がした。
試合を終えたクリスがやってきて、縋るような眼差しで俺と団長を交互に見やる。
「一か月でここまで動けるようになるとはな。なかなか見込みがあるんじゃないか?」
ハロルドが嬉しそうに口を開き、俺に視線を送る。
何と答えようかとクリスを見れば、果敢に戦っていた先ほどとは打って変わり、不安げな様子だ。
いつもの威勢はどうした、と揶揄いたい気持ちが湧いてきたが今はぐっと堪える。
「……根性は認めましょう」
敢えて仕方ないなという感じで俺は告げた。
入団できたことに満足しないようしっかりと釘を刺すのも忘れない。
「戦場では何が起こるか分からん。生き延びたければ、これからも必死に鍛えろ」
こうしてクリスは正式に傭兵団の一員となった。
それからの成長は目を見張るものだった。
負けず嫌いの性格、人一倍の努力もあり、クリスはめきめきと力をつけていった。
二年も経てば、手合わせでクリスに勝てる団員はごくわずか。
もう心配してやる必要はないはずなのに、あいつが誰かと打ち合っていると、俺は無意識に目で追ってしまっていた。
その日、クリスは入団時期がさほど変わらないフレッドと手合わせをしていた。
軽口を叩きながら剣を交える二人。
だが結果は、クリスの圧勝だった。
「はんっ、僕に勝とうなんざ十年早いんだよ」
クリスが得意げにフレッドに言い放つ。
「はぁ? 入ったころはボコボコにやられてたくせに!」
フレッドが地面にへたり込み、悔しそうに笑う。
二人のやり取りを見ていると、妙に胸がざわついてくる。
気づけば、口が勝手に動いていた。
「クリス。随分と力が有り余っているようじゃないか。……俺が相手をしてやろう」
「副団長……! よろしくお願いします!」
突然の申し出にもかかわらず、クリスは目を輝かせて頷いた。
疑問を抱く様子もない。
その無垢な反応に、胸の奥で安堵が広がる。
打ち合いを始めると、不思議とさっきまでのざわめきは消え失せていった。
剣を打ち合わせる音。
互いに踏み込む足音。
集中すればするほど、余計な思考はすべて霧散していく。
「随分と持つようになったな。強くなったじゃないか」
勝負にも勝ち、俺は晴れやかな気持ちでその場を去った。
――だが、その背を追いかけてくる足音がある。
クリスではないな。あいつの足音はもっと軽やかだ。
「副団長ー!」
フレッドだった。息を切らしながら駆け寄ってくる。
「……なんだ。お前も俺とやりたいのか?」
「まっさかー! そうじゃなくて。俺、どうしても気になってることがあるんです!」
「なんだ、言ってみろ」
フレッドは大げさに身を乗り出してきた。
「副団長って、なんかクリスにだけ甘くないっすか~?」
「は? どこがだ」
「えー、無自覚かよー! なんか表情が柔らかいっていうか!うーん……目とか口元とか」
虚を突かれた気がして、一瞬言葉に詰まる。
「そんなつもりはなかったが……そうだな、あいつが俺の弟と似てるからかもしれんな」
とっさに出た言葉は、我ながら的を射ているように思えた。
「あ~なるほど! 俺、弟いないけど、なんかわかる気がする!」
フレッドは満足げに笑い、手を振って去っていった。
残された俺は、立ち尽くす。
――弟と似ているから。
確かにそうだ。
そうに違いない。
自分に言い聞かせるように、何度も心の中で繰り返した。
胸の奥からわいてくる、正体不明の感情を必死で押さえ込みながら。
なぜこんなやつが傭兵団に入団希望に来た?に尽きる。
全体的に線が細い。剣を振れそうにないほど非力そうな腕。
さらに中性的な顔立ちで、傭兵という荒事にまるで似つかわしくない。
いくらこの傭兵団が剣の腕は不問で募集しているといっても限度があるだろう。
俺としては即座に不合格を言い渡しても構わないと考えていた。
しかし、あのときハロルド団長の出した答えは「一か月、彼の頑張りを見よう。その結果次第ということで」だった。
今にして思えば、ハロルドはクリスの内に秘める可能性を見抜いていたのかもしれない。
おかげでクリスとの縁が繋がった。ハロルドには感謝してもしきれない。
かくいう俺の方はどうせすぐに音を上げて出ていくだろう。
などとあいつのことを甘く見ていた。
……だが、その予想は見事に裏切られることとなる。
傭兵団に入って以来、俺は自主的に朝の鍛錬を続けてきた。
薄暗い空の下、冷たい空気を肺に吸い込みながら走り込みをし、剣を振るう。
そうすることが、戦場で生き残ることに繋がると信じて。
あいつが仮入団した翌朝。いつものように走り込みを終え剣を振っていると、背後から小さな足音が聞こえてきた。
振り向けば、そこには眠たげに目をこするクリスが立っていた。
まだ夜明けきらぬ時間、周囲はしんと静まり返っている。
そんな中で目が合うと、クリスははっと表情を引き締め、慌てて走り込みを始めた。
走り去る姿が、なぜだか妙に意識に残った。
俺は雑念を振り払うように無言で剣を振り直す。
次の日も、そのまた次の日も、朝の鍛錬をしているとクリスが現れた。
徐々に現れる時間が早くなっている気がする。
眠そうにふらつきながらも、俺に気づけば真剣な顔つきになる。
走る距離は日を追うごとに伸び、動きも次第に無駄がなくなっていった。
そして、ある朝。
まだ夜明け前の冷気が残る時間、鍛錬場に向かった俺の前に、すでに汗を滲ませたクリスが立っていた。
勝ち誇ったような笑みをこちらに向けてくる。
「……」
言葉にしなくても伝わる。
――遅いじゃないですか、と。
最初の面接のときにも片鱗はあったが、どうやら負けず嫌いな性格らしい。
その姿が弟のルシアンと重なり、少しだけ「かわいいな」とすら思ってしまった。
そして迎えたクリスの試験期間の最終日。
彼は他の団員と模擬戦をしていた。
誰がどう見ても相手の方が圧倒的に強く、大人と子供くらいの力の差があるようにみえた。
だが、あいつは決して諦めなかった。
地面に叩きつけられ、土まみれになりながらも、何度でも立ち上がる。
息は荒く、剣を握る手は震えていた。
それでもなお、挑み続ける。
その眼差しは、誰よりも輝いて見えた。
俺は思わず目を奪われる。
心の奥底が揺さぶられたような気がした。
試合を終えたクリスがやってきて、縋るような眼差しで俺と団長を交互に見やる。
「一か月でここまで動けるようになるとはな。なかなか見込みがあるんじゃないか?」
ハロルドが嬉しそうに口を開き、俺に視線を送る。
何と答えようかとクリスを見れば、果敢に戦っていた先ほどとは打って変わり、不安げな様子だ。
いつもの威勢はどうした、と揶揄いたい気持ちが湧いてきたが今はぐっと堪える。
「……根性は認めましょう」
敢えて仕方ないなという感じで俺は告げた。
入団できたことに満足しないようしっかりと釘を刺すのも忘れない。
「戦場では何が起こるか分からん。生き延びたければ、これからも必死に鍛えろ」
こうしてクリスは正式に傭兵団の一員となった。
それからの成長は目を見張るものだった。
負けず嫌いの性格、人一倍の努力もあり、クリスはめきめきと力をつけていった。
二年も経てば、手合わせでクリスに勝てる団員はごくわずか。
もう心配してやる必要はないはずなのに、あいつが誰かと打ち合っていると、俺は無意識に目で追ってしまっていた。
その日、クリスは入団時期がさほど変わらないフレッドと手合わせをしていた。
軽口を叩きながら剣を交える二人。
だが結果は、クリスの圧勝だった。
「はんっ、僕に勝とうなんざ十年早いんだよ」
クリスが得意げにフレッドに言い放つ。
「はぁ? 入ったころはボコボコにやられてたくせに!」
フレッドが地面にへたり込み、悔しそうに笑う。
二人のやり取りを見ていると、妙に胸がざわついてくる。
気づけば、口が勝手に動いていた。
「クリス。随分と力が有り余っているようじゃないか。……俺が相手をしてやろう」
「副団長……! よろしくお願いします!」
突然の申し出にもかかわらず、クリスは目を輝かせて頷いた。
疑問を抱く様子もない。
その無垢な反応に、胸の奥で安堵が広がる。
打ち合いを始めると、不思議とさっきまでのざわめきは消え失せていった。
剣を打ち合わせる音。
互いに踏み込む足音。
集中すればするほど、余計な思考はすべて霧散していく。
「随分と持つようになったな。強くなったじゃないか」
勝負にも勝ち、俺は晴れやかな気持ちでその場を去った。
――だが、その背を追いかけてくる足音がある。
クリスではないな。あいつの足音はもっと軽やかだ。
「副団長ー!」
フレッドだった。息を切らしながら駆け寄ってくる。
「……なんだ。お前も俺とやりたいのか?」
「まっさかー! そうじゃなくて。俺、どうしても気になってることがあるんです!」
「なんだ、言ってみろ」
フレッドは大げさに身を乗り出してきた。
「副団長って、なんかクリスにだけ甘くないっすか~?」
「は? どこがだ」
「えー、無自覚かよー! なんか表情が柔らかいっていうか!うーん……目とか口元とか」
虚を突かれた気がして、一瞬言葉に詰まる。
「そんなつもりはなかったが……そうだな、あいつが俺の弟と似てるからかもしれんな」
とっさに出た言葉は、我ながら的を射ているように思えた。
「あ~なるほど! 俺、弟いないけど、なんかわかる気がする!」
フレッドは満足げに笑い、手を振って去っていった。
残された俺は、立ち尽くす。
――弟と似ているから。
確かにそうだ。
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