ジルド・エヴァンズの嫁探し

やきめし

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ジルド・エヴァンズの嫁探し

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 俺は捨て子だった。ダンに拾われてなかったら獣の餌になっていただろう。ソーンという嫁さんを見つけてダンが定住を決めたとき、この特殊な体について聞かされた。

 男のようで男ではなく、女でもなかった。胸はない、だが男の一物もない。精通もなければ月のものもこない。どちらとしても子を成せないのが俺だ。
 
 「おめぇはそれが気がかりなんだな?」
 
 目が溶けてしまいそうなくらい泣き通しの俺をあやしながら、ジルドさんは優しく笑った。
 
 「なぁに、俺ぁ間抜けに男にうつつを抜かしてた野郎だ。はなから女にも欲しがられずにいる。妹に子供がいるし、あいつはまだ望みもある」
 
 悪い男に遊ばれ、それでもその相手に救われたジルドさん。妹を苦しめた男を、心の底から憎むことができないでいる。きっと本当に好きだったんだ。でも妹の為に諦めた真っ当で優しいひと。
 
 「ひとりきりで死ぬ予定だった俺を、もらっちゃくれねぇか、トキよ」
 
 その言葉に息が止まる。こんな人に愛されて幸せで、何度もはい、はい、と鼻声で返事をした。

 なんで彼は、俺が欲しい言葉をくれるのだろう。
 
 ジルドさんをひとりきりで死なせやしない。
 
 俺と一緒になっても子どもはできないけど、サンドラさんやラルくんがいるし、ダンにソーンの子供も増えているかもしれない。いつか彼らにジルドさんを紹介して、みんなで騒ぎながらご飯を食べよう。
 
 そうやってジルドさんと家族になっていこう。
 
 
 感極まって心が満たされた俺は、ジルドさんにぎゅっと抱きついて甘やかされているうちに寝てしまった。
 

 

──────····
 



 
 「ん、はぁ…」
 
 薬草をすり潰しながら熱い息が漏れる。
 ジルドさんと恋人になってからというもの、ただでさえ煩悩だらけの俺は真っ昼間でもムラついて仕方がなかった。
 
 すりこぎ棒を握る自分の手元があやしい。
 
 「ジルドさん…♡」
 
 これよりもっとずっと太かったなぁ……。なんてもじもじ考えながら粘りけの出てきた草のぬちょぬちょという音で夜の記憶が鮮明によみがえる。

 
 
 ──恋人になって初めてのお泊まりの日のこと。
 
 
 ドキドキとベッドメイキングに励みながら、告白し泣き疲れて寝落ちるという失態をかました俺はリベンジに燃えていた。
 
 メイド・イン・ジャパンのエロ知識をここで発揮するしかないのだ!目指すは処女で床上手!
 
 あの日にえっちなことが出来なくて欲求不満のせいか、ジルドさんと俺の休みが合う今日までがひどく長かった…。
  
 それもあってここ数日はオナニーを覚えたての頃より節操がない。ちんこがあった時と違って打ち止めのない肉体で覚えた快楽に負けて、毎日ジルドさんのことを考えてはそこに手が伸びてしまう。それに弄っているクリでイくっていうより、連動してひくひくと触ってないところが男を求めて痙攣するようになってしまった。


 ジルドさんに何されちゃうんだろう…ここ舐められちゃうのかな…俺、ジルドさんのなら平気でしゃぶれそう…やべっよだれ出てきたっ!

 
 替えのシーツを用意しながらそんな妄想をしてパンツを湿らせていた。
 
 
 そして夕方、仕事を終えたジルドさんが食料を抱えてやって来た。
 
 「お、おかえりなさい…!」
 
 嫁気分で出迎えると、俺が相当物欲しげな顔をしていたのかジルドさんは荷物をぽいぽいと手放して抱き締めてくれた。
 
 「トキと寝床にこもってやろうと思って買い込んできちまった…」
 
 くくく、と喉をならして笑った彼が「スケベおやじで悪いな」と耳元で囁くもんで下半身に響く。
 
 だめ、何もかもステキすぎてむり。
 
 一度キスしてしまうと気持ち良すぎて「好きなひととのちゅーすごい…♡」と受け身(女側)として男から与えられる快感に酔った。
 
 「これ以上したらまずいな」
 
 ちゅ、ちゅ、と可愛くキスしては駆け引きのように唇を舐めてを繰り返していたが、理性を取り戻したジルドさんがほったらかしていた食料品を先に片付けようと動く。
 ぽけ~としてそんなジルドさんを眺めていたら、いくつか瓶詰めを袋から出したところで「いややっぱむりだ」とつかつか俺の前に戻ってきて今度はベロを絡ませ合うキスをした。
 
 そのまま海外ドラマみたいに寝床へ移動して押し倒される。それでもキスはしたままで二人で身体を絡ませながら満足いくまで舐め合う。
  
 唇が離れていって、はぁはぁと全力疾走したような呼吸でジルドさんを見上げると、俺の着ている長いワンピースのような服の上からぺっそりした平らな胸を撫でた。
 
 「ふしぎだな…」
 
 ここは男だってのによぉ、と身体をなぞる指がへそを通ってゆっくり下っていく。すでに主張しはじめている突起を避けて、性器全体を熱い手のひらに覆われた。寝間着にしている生地の薄いズボンの上から触られるだけで下着の中身がじゅんじゅん湿り出す。
 
 「トキ、おまえ…なんだその、えらく…」
 
 うううんと唸ったジルドさんが一言「ちいさいな…」そう言って考え出した。俺のそこはまだ子供らしい。
 
 俺はずっとクリを『擦ったら気持ちいいから』とちんこの代わりみたいな存在として考えてたし、しっかり女性器を意識しだしたのが最近で発達途中なのかもしれない。
 
 確かに元カノたちとはちょっとカタチが違うけど、純粋な女性と比べていいのかもわからないし、これは個人差ってことで!と思っていた。
 元々男の成長過程しか知らない俺は何が女の子の普通かなんて知らない。小さい子どもの性器なんて見たこともないし、挿入はしてないけどオナニーでイクこともできてるから特に気にしてなかった。
 
 ジルドさんは俺のふっくらしている肉をぷにぷに揉みながらも険しい表情。彼の股ぐらを覗き込めばバキバキに勃起してパンツを押し上げている。
 
 そんなことになってるのにここにきてオアズケ的な?うそー!でも紳士なジルドさんも……すき…。
 
 「毎日刺激してやりゃ…大丈夫か?」
 
 ぼそぼそ呟きながら俺のスジを太い指で擦る。パンツは食い込んでるし、寝間着のズボンは染み出た体液で濡れてしまっている。
 
 かりっと突起を引っ掛かれて腰が大袈裟に跳ねた。覆い被さってきたジルドさんに顔を見られながらクリをこねられて、恥ずかしくて嬉しくて、こういうことをして欲しかったと喜んでしまう。
 
 「この小さいまんこを誰かに使われたことはないよな」と何度も確認しては指を振動させ「ちびまんを他の誰にも見せるなよ」と恥ずかしい言葉でそこを表現されてはよくよく言い聞かせられた。
 
 そんな性癖はなかったのに自分のそこが発達途中のこどもだと知らされるとゾクゾクして、その幼いまんこを、大好きなジルドさんにイタズラされちゃってるってことに脳みそが被虐的な快感で満ちる。オナニーで慣れすぎてイクのが上手い俺は、本当に処女か疑われるほど盛大に痙攣して腰を浮かせてイッた。

 くううぅん…♡と自分でも何それって感じの甘えた声が出て、よしよしと痺れるおまんこを優しく手でつつまれる。なんだかドキドキするのに安心もするふしぎ。

 自分ばかり気持ちよくなってるし、俺もジルドさんにさわりたい。上手にイけたなと顔中にキスをされてご機嫌な俺は、さっき見た男なら憧れるサイズのそれをパンツ越しに撫でる。
 
 「お、触ってくれんのか…?」
 「ん…♡」
 
 本当は舐めてもみたいが、このままキスもしておきたい贅沢な悩み。女の子はキスが好きだなぁと前々から感じていたが、受け身になってわかった。なんか愛されてる感がスゴい。
 
 城田啓介とトキの人生を合わせても他人のちんこをこんな風に触るのは初めてだ。両手ですりすりとカタチを確かめるようになぞると、ピクリと反応してもっと硬くなった。どんな顔してるのか見たいのに、誤魔化すように首もとに顔を埋められてしまう。でもジルドさんのを触る感覚だけっていうのが逆にえろくてイイかも。
 
 「ああ…トキ…、トキ…」
 「ぁ、だめ、だめっ…♡」
 
 俺が奉仕したいのに、ものすごく張ったカリの段差をくすぐった瞬間からジルドさんが腰を振りだしてしまった。逆手になっている俺の手に押し付けるようにずりずりと動く背中から尻にかけての躍動が俺からは見えていて、これがえろすぎた。
 まるで挿入されているように開いた俺の足がジルドさんの動きに合わせて揺れ、耳元ではっはっはっと熱い息を吐かれ、あまりに容赦のないピストンでパンツから飛び出た生のちんこの先っぽが手のひらと下腹に食い込む。全てがたまらなかった。
 
 「うっ、ぁ、トキッ…でるっ!」
 「ふあ、ぁ…ぁ、あ♡」
 
 ビュッ!と熱い精子が弾けて俺の手と腹を汚す。
 
 まだ出る、そう言ってゆっくり腰を痙攣させたジルドさんがぬち、ぬち、と出した精子を俺の身体の上でこねくりまわした。服脱いどけばよかった…と思わないでもないが、着衣は着衣でスケベだからいいか。
 彼が少し腰を浮かせたので自由になった指で根っこから搾り取ってやる。その刺激でビューッと出し切ったジルドさん。量がすごい。
 
 我にかえったジルドさんがその光景にまたちんこを反応させるが、精液を溢しそうで動けない俺を救出するために抱えて風呂場へ急いだ。服をどうにか脱がせ、一刻も早く洗わないとまずいと、ねっとりこびりつく精子を水で流したあと洗濯しにいってしまい一人でゆっくり入浴することになったが、寂しいがお気に入りの服だから助かる。
 
 こうやって大忙しの夜を過ごし、気付いたら昼過ぎまで二人で寝ていた。
 「遅く起きた朝」は最高で、明るい部屋でまた寝惚けながらいちゃつき「ここもちゃんと大人にしてやるからな」と陥没している乳首をスリスリ撫でられてしまった。
 我ながら子犬のように可愛く喘ぎながらジルドさんに甘えていたら、こんなタイミングで盛大に腹が鳴ってしまい「おぉそうか、何も食ってなかったな!」と笑われてイチャイチャは終了。空気の読めん腹めっ…!

 ただ二人で食べるご飯は、どんなにかたくなったパンも美味しくする。ミルクに浸してもそれなりの弾力があるパンを騒ぎながら食べて、ピクルスを切りもせず瓶からつまみ簡単に済ませることが出来る関係なんてめちゃくちゃ恋人すぎないか。

 
 楽しい時間はあっという間で、何度もキスをして帰っていくジルドさんの背中を見つめた。
 
 


─────·····
 
 
 
 
 「はぁ…♡」
 
 すりこぎ棒を撫でながら初夜(未貫通)をなぞり、尻をもじもじさせる。
 
 あれから昼夜問わずこの状態なのも全部ジルドさんがステキで紳士なのにスケベなせいだ。そうだそうだ!
 
 そしてあと三日後に再びお泊まりイベントが発生する。次はどんなことをされちゃうのか期待して毎日毎日オナニーをやめられない。ただジルドさんが大人にしてくれるらしい乳首のほうは自分で触ってもピクリとも気持ちよくならないので彼に任せようと思う。
 
 ジルドさんに触られたらどこでも感じちゃうトキちゃん、どうよ。昔の男を思い出す隙は与えないからな!トキに夢中になってればいいんだ!
 
 そんなことを考えながらも慣れた作業をこなして発注されている薬を作り終えた。
 
 「よし、と!」 
 
 名前を書いた袋に詰めて、間違いがないか確認する。配達は住人が仕事を終えて家に居る時間帯に行うので、だいたい五時間後くらいか。干してる薬草も乾燥するまであと三時間ほどある。

 少し考えてから店を一旦閉め…
 
 「ふっ、ぁ…♡ぁ♡」
 
 どうしても我慢できず引っ張り出してきた相棒に跨がって擦り付けオナニーに励んでしまった。
 

 「ジルドさん、すき…♡」
 

 
 ───三日後、オナニーが趣味なのがバレて恥ずかしい思いをすることをトキはまだ知らない。 
 
 
 
 
 

■本編完
 番外編に続く…
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