レンレンは可愛い(*´×`*)四十路のおじさん♡Ωに覚醒しました!〜とにかく元気なおバカちゃん♡たぁくん爆誕です〜

志村研

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おじさん♡生まれ変わりたいです

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たぁ♡

どうして俺は、駄目なんだろう。

何をやっても、結局は下手を打って台無しにしてしまう。
何とか真面目ぶりたいのに、やっぱりろくでもない事になる。

そうやって、いつの間にか自棄っぱちになってしまうんだ。

だからって、最初からやけくそだった訳じゃない。
俺だって何の理由も無しにグレた訳じゃないんだ。

俺の話しを聞いておくれ。

親父は博徒のろくでなしで、お袋は住み込みの女中をして俺を養いながら日々を凌いでいた。
物心ついた頃には親父は死んでいて、お袋は九つだった俺を親父の実家に追いやった。
俺は他に行くあても無くて、仕方なく貰われた。
そこで、俺は皆んなに疎まれた。

…無理もない。
俺の見た目はとにかく気味が悪かった。

身体中にむくみがあって、栄養不良なのに全体が妙に膨らんでいた。
そのうえ全身に吹き出物が出ては爆ぜて汁が滲み、瘡蓋だらけだった。

親父の実家はちょっとした農家で、俺がまともな男なら養子にしてもいいと言ってくれた。
だけど、俺はまともなんかじゃない。

俺の男の印は貧相で、小便するしか能がないんだ。
今になって男達に弄られてみたら、何やらヌルヌルした桜色の液が出てくる様にはなったけれど…
でもあれは子種の無い、淫液に過ぎないんだろう。

とにかく、俺はまともな男子ではない。

歳を追うごとに…
俺は酷くなっていくようだった。
だから、俺は堪らなくなった。

まともになんて生きていける訳がないじゃないか!

それで家出しては行き詰まり、仕方なくて舞い戻った。
しばらくは落ち込んで過ごして、元気を取り戻したらまた飛び出していく。

そんな事を繰り返す内に、気づけばもう四十路にまで辿り着いちまった。

…思えば不義理ばかりしている。
殺しちまった宮司は口煩い爺さんだった。
説教ばかり垂れるから鬱陶しくて、でも思えば俺のしでかした間違いを何だかんだで尻拭いしてくれた。

村の皆んなだってそうだ。
身勝手に村を出て行っては、困ると逃げ込んで来て、素行の悪い連中に追いかけ回される俺を隠してくれたりした。
なのに俺のせいで焼き出され、家を無くした人もいる。

親父の妹のおばさんだって、今思えば親切だった。
何だかんだで、寝場所も飯も恵んでくれた。
こんな穀潰しの俺を黙って家に置いてくれていたんだよ。


全部、自分が悪かったんだな。
人のせいにして、世を拗ねていたんだな。
俺って奴は、本当に救いようの無い馬鹿だな。

…もう、救われる事は無いんかな。
さすがに誰も相手になんかしないよな。

本当に、ごめんなさい。
今度こそ、本当にちゃんとする。

やっちまった事は、全部、ちゃんと償います。
だから、もう一度だけ、許して下さい。

俺、本当に頑張るから!

どうか見捨てないで。

なんでも、するから。

。・゜・(ノД`)・゜・。
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