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「フランシスコの裁決」
第142話「権力者の粛清」
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フランシスコはニヤリとした。
ガスパルは戦闘体制に入ろうとした。
フランシスコは手を挙げて、ガスパルを制した。
ホス「アロンソよ、どうした?
この者達にワシの縄を解かせよ?」
アロンソ含め、周りの兵達もピクリとも動かなかった。
フランシスコ「フッ、もうお分かりでしょうか?
アロンソ殿は貴方の意向には添えぬのです。」
「な・・キサマァ!!
裏切ったのか!」
ホスはアロンソを睨みつけた。
アロンソ「・・私はずっと悩んでました・・恩あるホス様に従うべきか──
ある日たまたまゴメス様に話しかけられました。」
ホス「何の話をするつもりだ?!」
アロンソ「ゴメス様の国を想う気持ちに
感銘を受け考えが変わりました。
幾ら大恩ある貴方の頼みでも、私怨により
国を乱す者に私は加担できません。」
ゴメスは正義の杖を握りしめた。
(ロボ神父よ、杖に忍ばせた手紙感謝致す。)
ホス「コンキスタドール風情が・・国だと?
聖人にでもなったつもりか。」
ゴメス「ホス殿、貴方はアロンソ殿が
どういった方か見抜けていない。」
フランシスコ「テラ・オーストラリスの所有権をめぐる遺恨から
バルディビア様の命を2度も狙った。
その執念は凄まじいですが、毎度あまりにもお粗末であった。」
ホス「テラ・オーストラリス、いやチリは私のものだ!!」
フランシスコ「そして、今度はチリ総督の地位を狙いクーデターを企てた。
アロンソ殿が貴方からの要請を吐露してくれました。」
ホス「・・」
フランシスコ「ただ、アロンソ殿は貴方から渡された手紙は既に燃やされていた。
その為、こちらは物的証拠を持っていない。
流石にアロンソ殿の証言だけでは、貴方を処罰する事は難しい。」
ホス「まさか、貴様・・
自身がクーデターを起こすという噂を
自ら流布したのか?」
フランシスコ「流石、ピサロ様の秘書をされていた御方だ。
おっしゃる通りです。
そしてその様な噂が広がった所で、
気が早い貴方なら何か仕掛けてくると思ったのです。」
ホス「・・くっ。」
フランシスコ「そうそう先程のアギーレ殿の件を証明しましょう。
もうゴンサロと政府軍の戦いにケリがつく頃でしょうから打ち明けても良いでしょう。」
ホス「何?」
フランシスコ「実はベルガラ親子は、現在私の叔父にあたるガブリエルの救出の為、ペルーのゴンサロ軍に潜入させております。
なので、ベルガラ達がアギーレ殿を狙撃させる事は不可能。
どうやって徽章を入手したのか分かりませんが、いい線いってましたね。
ただ機会に目が眩んだのか、情報収集が甘かったですね。」
ホス「出まかせを、ペルーに奴らがいる証明を今ここで出来るのか?」
フランシスコ「おっしゃる通りです。
ただ、今ここでアロンソ殿を使いここで謀反を起こそうとしました。
証拠は十分にございます。」
ホス「謀りおったな、貴様!」
フランシスコ「ペドロ・サンチェ・デ・ラ・ホス
謀反を企てた罪により、極刑に処す!」
ホス「なんだと?この私を!」
ガスパル「やれ!」
ゴメス「!」
ドシュッ!!
ガスパルはすぐさま自身のお付きのヤナコナに指示し、
ホスに有無を言わす暇なく首を刎ねてしまった。
ホスの首が綺麗に宙を舞った。
周りにいた者は一瞬の出来事に面食らった。
ガスパルは戦闘体制に入ろうとした。
フランシスコは手を挙げて、ガスパルを制した。
ホス「アロンソよ、どうした?
この者達にワシの縄を解かせよ?」
アロンソ含め、周りの兵達もピクリとも動かなかった。
フランシスコ「フッ、もうお分かりでしょうか?
アロンソ殿は貴方の意向には添えぬのです。」
「な・・キサマァ!!
裏切ったのか!」
ホスはアロンソを睨みつけた。
アロンソ「・・私はずっと悩んでました・・恩あるホス様に従うべきか──
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ホス「何の話をするつもりだ?!」
アロンソ「ゴメス様の国を想う気持ちに
感銘を受け考えが変わりました。
幾ら大恩ある貴方の頼みでも、私怨により
国を乱す者に私は加担できません。」
ゴメスは正義の杖を握りしめた。
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聖人にでもなったつもりか。」
ゴメス「ホス殿、貴方はアロンソ殿が
どういった方か見抜けていない。」
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バルディビア様の命を2度も狙った。
その執念は凄まじいですが、毎度あまりにもお粗末であった。」
ホス「テラ・オーストラリス、いやチリは私のものだ!!」
フランシスコ「そして、今度はチリ総督の地位を狙いクーデターを企てた。
アロンソ殿が貴方からの要請を吐露してくれました。」
ホス「・・」
フランシスコ「ただ、アロンソ殿は貴方から渡された手紙は既に燃やされていた。
その為、こちらは物的証拠を持っていない。
流石にアロンソ殿の証言だけでは、貴方を処罰する事は難しい。」
ホス「まさか、貴様・・
自身がクーデターを起こすという噂を
自ら流布したのか?」
フランシスコ「流石、ピサロ様の秘書をされていた御方だ。
おっしゃる通りです。
そしてその様な噂が広がった所で、
気が早い貴方なら何か仕掛けてくると思ったのです。」
ホス「・・くっ。」
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もうゴンサロと政府軍の戦いにケリがつく頃でしょうから打ち明けても良いでしょう。」
ホス「何?」
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