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「フランシスコの裁決」
第143話「フランシスコの謀略」
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フランシスコ「お、おい・・ガスパルよ。
何をやっておる?」
ガスパル「はっ?
いや・・極刑に処すと言われたので。」
フランシスコ「そうか・・お前はこの様な事は初めてであるな。
クーデターとは言え、仮にも貴族。
こういう場合は、改めて場を設けて処刑するものなのだ。」
ガスパル「なんと!!申し訳ございません・・
何分、裁判みたいなものは不慣れなもので・・」
フランシスコ「まあ、起きてしまった事は仕方ない。
どちらにしても処刑される身であったもの、
私はバルディビア様にならって寛大だ。
不問に処す。」
辺りは何とも言えない空気が流れていた。
フランシスコ「と、アロンソ・デ・コルドバ・ゴメス
一時はクーデターに加担する身であったとは言え
今回の勇気ある告白に免じて、同じく不問に処す。」
アロンソ「ハッ。」
フランシスコ「ゴメス様、クーデターを未然に防げたのは、貴方のお力あってこそ。
後ほど、改めて感謝の気持ちを送らせて貰います。
これからもサンティアゴの治安維持よろしくお願いします。」
ゴメスは一礼をした。
(ホス殿の影響力を考えれば、処刑は本来ならまずい・・これまで生かされてきたのは、バルディビア様の計算と寛容なお心ゆえ。
おそらくガスパルの行動は、あやつの一存ではないだろう。フランシスコの容赦なさを見誤っていた・・)
フランシスコ「それでは解散とする。」
皆が去り、フランシスコとガスパルの2人になった。
フランシスコ「ガスパル、名演であったぞ。」
ガスパル「ハッ。
処刑の名手を手配しておいた甲斐がありましたわ。」
フランシスコ「あそこで処刑しとかないと、
後で外野が騒ぎ出して面倒な事になりかねんしな。」
1547年12月8日、サンチェ・デ・ラ・ホスはこうして人生の幕を閉じた。
バルディビアの傘下にありながらも、何度もバルディビアの命を狙った。
そして毎度失敗したにも関わらず、ここまで生きながらえてきた。
それは彼が宮廷へも顔が効き、影響力のある人物だった為、バルディビアも処断できなかった為である。
そして、この一件は一波乱を巻き起こす事になる。
-キロガ邸-
キロガ「ホス殿が処刑されただと!
馬の準備をせよ!」
ヤナクナ「ハッ!」
キロガはコパカバナに向かった。
何をやっておる?」
ガスパル「はっ?
いや・・極刑に処すと言われたので。」
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ガスパル「なんと!!申し訳ございません・・
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どちらにしても処刑される身であったもの、
私はバルディビア様にならって寛大だ。
不問に処す。」
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ゴメスは一礼をした。
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