8 / 42
コジェジャウジン/後編
第39話「支配の仕方」
しおりを挟む
ラウタロは早くも左手を伸ばしてきた。
エプレフ(奴の癖は分かってる。右足が内側を向いている、左は偽装だ。)
エプレフ「何?!」
エプレフは自身の左腕を挙げて防ごうとしたが、そこにラウタロの右腕は無かった。
そしてラウタロの左腕は、あっさりエプレフの髪の毛をガッシリ掴んだ。
ナウエル「鮮やかなもんだね。この前の喧嘩で、偽りの癖を仕込ませてたんだね。」
すぐさまラウタロは右腕を伸ばしてきた。
しかし、その標的は髪ではなくエプレフの耳に向かっていた。
エプレフは寒気がして切れかかっている耳を咄嗟に防ごうとした。
エプレフは左手を上げたと同時に、自身の視界が地面に近づいていく状況に混乱した。
ラウタロは耳を狙うフリをして、本命は左手でエプレフの体制を崩しにかかっていた。
エプレフは感覚で右手を地面につけようとしたが、そこにはラウタロの足が待ち構えており防がれていた。
ドシン!
エプレフの額は大きな音を立てて地面と激突した。
その戦いを観ていた者達は、何が起こったのか把握出来ないでいた。
パルタ「勝者ラウタロ!」
エプレフ「きさまー汚ねぇぞ。
俺の耳を狙おうとしただろう?」
ラウタロ「俺はお前の耳には触れてないが?
臆病風に吹かれて、耳を守りにいってたみたいだったが。」
エプレフ「くっ・・」
ナウエル「エプレフは威圧で、
ラウタロは仕掛けで相手の心を支配する。
エプレフは常にこれからもラウタロの後手に回るだろう。」
次々と戦いは進み、4人が残った。
パルタ「いよいよ、準決勝だ!」
歓声と共にナウエルが現れた。
対する相手は、圧倒的な怪力で相手を捩じ伏せ勝ち上がってきたコルピジャンだ。
「どっちが勝つと思う?」
「そりゃナウエルだろう、あいつにとっては力どうこうとか関係ないからな。」
「いや、あのコルピジャンってやつも相当なもんだぞ。」
「この勝負分からないな。」
周りの者達は、それぞれの予測を話しながら大いに盛り上がっていた。
マイロンゴ「アイツは侮れんぞ。
ただ、お互い掴み合ってしまえば、お前に分がある。
力では流石のアイツも勝てないだろう。」
パルタ「始めぃっ!!」
コルピジャンはすぐさまナウエルの髪を掴みにいったが、まるでとらえることが出来ない。
ナウエルにとってもは、コルピジャンの動きがあまりにも遅すぎた。
ラウタロ「リチュエン、ツルクピチュン、ナウエルの動きをよく見ておけ。
この大会で、あいつは一度も相手の髪を掴んでない。」
ツルクピチュン「言われてみれば・・」
ラウタロ「非力な者たちの戦い方を身を持って教えてるんだ。」
リチュエン「!」
エプレフ(奴の癖は分かってる。右足が内側を向いている、左は偽装だ。)
エプレフ「何?!」
エプレフは自身の左腕を挙げて防ごうとしたが、そこにラウタロの右腕は無かった。
そしてラウタロの左腕は、あっさりエプレフの髪の毛をガッシリ掴んだ。
ナウエル「鮮やかなもんだね。この前の喧嘩で、偽りの癖を仕込ませてたんだね。」
すぐさまラウタロは右腕を伸ばしてきた。
しかし、その標的は髪ではなくエプレフの耳に向かっていた。
エプレフは寒気がして切れかかっている耳を咄嗟に防ごうとした。
エプレフは左手を上げたと同時に、自身の視界が地面に近づいていく状況に混乱した。
ラウタロは耳を狙うフリをして、本命は左手でエプレフの体制を崩しにかかっていた。
エプレフは感覚で右手を地面につけようとしたが、そこにはラウタロの足が待ち構えており防がれていた。
ドシン!
エプレフの額は大きな音を立てて地面と激突した。
その戦いを観ていた者達は、何が起こったのか把握出来ないでいた。
パルタ「勝者ラウタロ!」
エプレフ「きさまー汚ねぇぞ。
俺の耳を狙おうとしただろう?」
ラウタロ「俺はお前の耳には触れてないが?
臆病風に吹かれて、耳を守りにいってたみたいだったが。」
エプレフ「くっ・・」
ナウエル「エプレフは威圧で、
ラウタロは仕掛けで相手の心を支配する。
エプレフは常にこれからもラウタロの後手に回るだろう。」
次々と戦いは進み、4人が残った。
パルタ「いよいよ、準決勝だ!」
歓声と共にナウエルが現れた。
対する相手は、圧倒的な怪力で相手を捩じ伏せ勝ち上がってきたコルピジャンだ。
「どっちが勝つと思う?」
「そりゃナウエルだろう、あいつにとっては力どうこうとか関係ないからな。」
「いや、あのコルピジャンってやつも相当なもんだぞ。」
「この勝負分からないな。」
周りの者達は、それぞれの予測を話しながら大いに盛り上がっていた。
マイロンゴ「アイツは侮れんぞ。
ただ、お互い掴み合ってしまえば、お前に分がある。
力では流石のアイツも勝てないだろう。」
パルタ「始めぃっ!!」
コルピジャンはすぐさまナウエルの髪を掴みにいったが、まるでとらえることが出来ない。
ナウエルにとってもは、コルピジャンの動きがあまりにも遅すぎた。
ラウタロ「リチュエン、ツルクピチュン、ナウエルの動きをよく見ておけ。
この大会で、あいつは一度も相手の髪を掴んでない。」
ツルクピチュン「言われてみれば・・」
ラウタロ「非力な者たちの戦い方を身を持って教えてるんだ。」
リチュエン「!」
30
あなたにおすすめの小説
【アラウコの叫び 】第1巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎日07:20投稿】 1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
また動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
【アラウコの叫び 】第3巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎週月曜07:20投稿】
3巻からは戦争編になります。
戦物語に関心のある方は、ここから読み始めるのも良いかもしれません。
※1、2巻は序章的な物語、伝承、風土や生活等事を扱っています。
1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
M性に目覚めた若かりしころの思い出 その2
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、終活的に少しづつ綴らせていただいてます。
荒れていた地域での、高校時代の体験になります。このような、古き良き(?)時代があったことを、理解いただけましたらうれしいです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
M性に目覚めた若かりしころの思い出
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる



