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潜入前夜
第54話「綱の上で笑う」
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ツルクピチュン「しかも、ラウタロの家のチョチョカは全ての層が違う味を醸し出している。
他で食べるチョチョカとはまるで違う。」
リカラエン「基本的にはジャガイモの皮を剥き、すり潰して、手でコネて平べったくしてから、折りたたんで、棒に刺して焼くのは変わらない。
けどのウチの場合は、折りたたむ前に各層にあたる部分を計算して様々な味を加えているんだ。」
ツルクピチュン「道理でより複雑な味がする訳だ。」
ラウタロ「ああ、ウチのチョチョカは別格だ。」
ツルクピチュン「ただ、ジャガイモの味にもきめ細かさを感じるのはなぜですか?」
リカラエン「よく気付いたね。
ウチのチョチョカは、父さんとの共同料理なのさ。
父さんのジャガイモをすり潰す腕はこの地域一だよ。」
ツルクピチュン「クリニャンクさんまで料理をされるんですか?!」
クリニャンク「ハハ。まあ共同料理とは言ってるが、ほぼ私が作っているのだよ。」
リカラエン「あんた、余計な事言うんじゃないよ笑」
クリニャンクははにかんだ。
黙って食べてたリチュエンが口を開いた。
「この地は変わってますね。女性だけでなく、男性まで料理をするなんて。
それだけでなく、強さ以外にも価値を見出している。」
リカラエン「そうだねぇ。
この地は各々の可能性を狭めない為に、男だからとか、強いからとかという基準でものを見ないんだ。
ウチの父さんはこの地の考え方の結晶みたいなものさ笑」
リチュエン「この地に暖かさを感じる。
価値ある者と価値のない者に分類された世界、それが普通だと思ってきた。」
リカラエン「白黒はっきりしてる世界は厳しくもあるけど、楽な部分もある。
逆に私たちの考え方が生きづらい者もいるだろうな。」
リチュエン「どういう事ですか?
俺にはここの地が居心地よく感じます。」
リカラエン「例えば白黒はっきりしてある場合は、足元にしっかり大地がある。
けれど、この地ではグラグラした綱の上に立っていながらも笑ってるそんな所さ。」
リチュエン「いまいち分からないです・・」
「おっ!やってるな!」
ルカへ更に大き人影が2人入ってきた。
他で食べるチョチョカとはまるで違う。」
リカラエン「基本的にはジャガイモの皮を剥き、すり潰して、手でコネて平べったくしてから、折りたたんで、棒に刺して焼くのは変わらない。
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ラウタロ「ああ、ウチのチョチョカは別格だ。」
ツルクピチュン「ただ、ジャガイモの味にもきめ細かさを感じるのはなぜですか?」
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ウチのチョチョカは、父さんとの共同料理なのさ。
父さんのジャガイモをすり潰す腕はこの地域一だよ。」
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