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総督の宣言
第129話「ピサロ派の選択」
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ガスパル「ほう、ホス殿がいの一番に声上げたぞ。
どうするよ、お前らは?」
ガンガス「俺は血がたぎる戦場があるならば
どこでも構わぬ。」
セペダ「相変わらず、そんな理由ですか?笑」
バルディビア「ワシもピサロ一族の長兄フランシスコ様には大分お世話になった。
ただ、ここではっきりとガスカ殿についた根拠を話そう。
正直異母弟のゴンサロ様の行動は、人として目に余る。
配下のカルバハル殿もそうではあるが、必要以上の非人道的な噂も度々耳にしておる。
インカ王妃はゴンサロ殿に陵辱されるのを嫌い、汚物を身にまとってまで抵抗したという。
しかし、ゴンサロ殿はそれも意に介さず拐かし、四肢を切り刻んで川に捨てたと聞いておる。
その様な人物が、新大陸の主として適切であろうか?!」
セペダ「うえ・・狂ってますね・・
どう育つとそんな事が出来るんですかね?」
ガスパル「人の趣向というのは、時に
想像を超えるものよ。」
バルディビア「そしてガスカ殿を支持、
いや政府を支持する理由を述べる。
貴君らも耳にしているだろうが、
新大陸の有力者達が次々とガスカ殿への協力を表明しておる。
なぜガスカ殿を既に多くの者が支持されているのか?
先の副王とは違いガスカ殿は非常に寛大な方だとワシは感じた。
もしこちらにつけば、今まで反政府側についた者も免罪とし、それだけでなくその者達にも報酬を約束するとの事じゃ。
この寛大な処置は、多くの者を抱える身としては実に有り難く、自信を持って皆を導ける。」
アギーレ「それは有り難いのう。
ワシは既に東の地を任されておる。
そこでも多くの縁が形成されておる為、如何したものかと思うておったわ。
まあ、どちらにしてもペルーはペルー、チリはチリじゃ。」
セペダ「こんなにも高らかに有力者の方々に意思表明されては、出て行くなんて、言えませんねぇ。」
ガスパル「ほう、お前は出て行くつもりなのか?」
セペダ「いえ、私は残る確率80%ですね。ビジャグラ家の宴会が楽しいもので。」
ガスパル「そうか。」
バルディビア「またガスカ殿の度量の広さや叡智にワシは感服しておる。」
バルディビア「どうやら名だけが書かれた白紙の勅許状を用意しているとの事だ。
なんとも粋な計らいではないか?
ガスカ殿に早めにつけば良い報酬も期待できるであろう。」
エレロ「あの様なものまで用意しておられるとは・・
新副王は商売上手ですね。」
カスティニャダ「しかし、相変わらず恐ろしい情報網よ。
この段階でここまで詳細な情報を仕入れているとは。」
バルディビア「パナマ周辺、ペルーの各地でもガスカ殿の側につく訳は納得じゃ。
そして、極め付けはあのワシらを悩ませた新法廃止を明言された。」
「おおおぉ。」
アギーレ「おお、それは助かるのぅ。」
どうするよ、お前らは?」
ガンガス「俺は血がたぎる戦場があるならば
どこでも構わぬ。」
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ただ、ここではっきりとガスカ殿についた根拠を話そう。
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どう育つとそんな事が出来るんですかね?」
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想像を超えるものよ。」
バルディビア「そしてガスカ殿を支持、
いや政府を支持する理由を述べる。
貴君らも耳にしているだろうが、
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なぜガスカ殿を既に多くの者が支持されているのか?
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もしこちらにつけば、今まで反政府側についた者も免罪とし、それだけでなくその者達にも報酬を約束するとの事じゃ。
この寛大な処置は、多くの者を抱える身としては実に有り難く、自信を持って皆を導ける。」
アギーレ「それは有り難いのう。
ワシは既に東の地を任されておる。
そこでも多くの縁が形成されておる為、如何したものかと思うておったわ。
まあ、どちらにしてもペルーはペルー、チリはチリじゃ。」
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