41 / 88
第四十一話 オカンVS仮面の婦人
しおりを挟む
決勝戦、“オカン”と仮面の婦人は対峙している。
(まさか小悪魔~ズが瞬殺とは…何者だ?)
こんなキャラはゲームに居ない。そして妙に殺気を飛ばしてくる仮面の婦人。
「お前か、お前が私の息子のファーストキスを奪ったのは…」
「え?誰の事かしら?」
「惚けるな!この淫乱雄犬が!!」
「えっ?そう言われても…」
「更に息子を殴ったのは聞き及んでいる!それとゴックンしている事も」
「あの…」
「息子をそのような恰好で誘惑したのだな!許さん!」
そして初めの合図と同時に一瞬で距離を詰めてくる仮面の婦人。
「危ない」
レナンジェス“オカン”は木剣の軌道を変えながら仮面の婦人に攻撃する。しかし仮面の婦人は横に飛びレナンジェス“オカン”に連撃を仕掛けてくる。
「鋭い攻撃ね」
レナンジェス“オカン”はそう言いながらバックステップで距離を取りながら仮面の婦人の突進を牽制する。
「やるな」
仮面の婦人は嬉しそうにそう言うとフェイントを入れながら蹴りを放つ。レナンジェス“オカン”はそれを半歩動いて避けると木剣1本を仮面の婦人に投げつけた。
「小癪な」
仮面の婦人はそれを避けると後ろへ飛んだ。
「あら、読まれちゃったのね」
レナンジェスは中段の構えをしていた。
「私の可愛いアーちゃんをたぶらかすお前は敵だ!」
そう言いながら脇構えのまま突進して来る仮面の婦人。
「アーちゃん?」
「貴様は白を切るか!」
「だから誰の事よ?」
「お前の娘と呼んでいる女の元婚約者だ!」
その言葉でレナンジェス”オカン”は殺気を放つ。
「あんたが婚約破棄させた本人?」
「それは無いね。私もミーアは娘みたいに思っているからね」
「何故、婚約破棄を止めなかったの?」
「骨なしチキンが押し負けただけだ!」
「うん、あんたも同罪ね」
そしてレナンジェスの殺気は消える。次の瞬間、仮面の婦人の木剣はレナンジェス”オカン”の突きによって破壊されていた。
「強い…これが最強の女“カンサイノオバチャン”か…」
「おばちゃん言うな!まだ15歳だわ!!」
レナンジェスが反論する・
『そ、そこまで!』
審判が止めに入る。
「まだですわ」
仮面の婦人はレナンジェス”オカン”が投げつけた木剣を持ち構える。
「ねぇ、仮面の婦人は誤解しているわよ?」
レナンジェス”オカン”が耳元で囁く。
「何を言う!この泥棒猫!」
「だからぁ、あんたの息子が一方的に強要するんだってばぁ」
「何?」
「しかも“オカン”姿を見ると母親を思い出して恐がるのよ?」
「それは…」
「男の姿でしかそんな事はさせられていません」
そう囁くと仮面の婦人は涙した。
「息子が…アーな世界に旅立ったのね…」
「…私限定らしいですけど」
それを聞いた仮面の婦人は怒り狂う。
「覚悟!」
「もう、仕方ないなぁ」
レナンジェス“オカン”は木剣を一閃すると仮面の婦人は吹き飛ばされる。そして素早く距離を詰め首筋に木剣を当てる。
「…完敗だ」
その言葉で会場中は大盛り上がりだった。
「ところで何故、第一王妃様が試合に?」
制服に着替えメイクを落としたレナンジェスは跪いて問い掛ける。
「息子が…構ってくれなくて。それで息子を誑かしているレナンジェスが原因だと思ったから」
「でも王妃様をアリウス殿下は恐がっていますよ?」
「それは…剣の稽古では容赦しませんし」
「それ…トラウマになっています。だから堂々とした女性が苦手なのかも。あと、愛が重すぎる女性とか」
「え?私のせい?婚約破棄もゴックンも音楽活動も私が原因?」
「それは本人に聞いてください」
そう言うとレナンジェスはその場から去る。そして入れ替わりで俺様王子が控室に入るのであった。
「レナンジェス…昨日は散々な目にあったぞ!」
俺様王子はレナンジェスを自室に呼び出すと怒り狂う。
「親子の話はちょっと…」
「それを飛び越えて母上は子離れできないようになってしまったではないか!」
「だったら王様に言って弟か妹を作ってもらえば良いのでは?」
「おい、両親のそんな姿を想像してみろ…」
「…勘弁ですね」
俺様王子は苦笑いするレナンジェスをゴックンの刑に処した。
(まさか小悪魔~ズが瞬殺とは…何者だ?)
こんなキャラはゲームに居ない。そして妙に殺気を飛ばしてくる仮面の婦人。
「お前か、お前が私の息子のファーストキスを奪ったのは…」
「え?誰の事かしら?」
「惚けるな!この淫乱雄犬が!!」
「えっ?そう言われても…」
「更に息子を殴ったのは聞き及んでいる!それとゴックンしている事も」
「あの…」
「息子をそのような恰好で誘惑したのだな!許さん!」
そして初めの合図と同時に一瞬で距離を詰めてくる仮面の婦人。
「危ない」
レナンジェス“オカン”は木剣の軌道を変えながら仮面の婦人に攻撃する。しかし仮面の婦人は横に飛びレナンジェス“オカン”に連撃を仕掛けてくる。
「鋭い攻撃ね」
レナンジェス“オカン”はそう言いながらバックステップで距離を取りながら仮面の婦人の突進を牽制する。
「やるな」
仮面の婦人は嬉しそうにそう言うとフェイントを入れながら蹴りを放つ。レナンジェス“オカン”はそれを半歩動いて避けると木剣1本を仮面の婦人に投げつけた。
「小癪な」
仮面の婦人はそれを避けると後ろへ飛んだ。
「あら、読まれちゃったのね」
レナンジェスは中段の構えをしていた。
「私の可愛いアーちゃんをたぶらかすお前は敵だ!」
そう言いながら脇構えのまま突進して来る仮面の婦人。
「アーちゃん?」
「貴様は白を切るか!」
「だから誰の事よ?」
「お前の娘と呼んでいる女の元婚約者だ!」
その言葉でレナンジェス”オカン”は殺気を放つ。
「あんたが婚約破棄させた本人?」
「それは無いね。私もミーアは娘みたいに思っているからね」
「何故、婚約破棄を止めなかったの?」
「骨なしチキンが押し負けただけだ!」
「うん、あんたも同罪ね」
そしてレナンジェスの殺気は消える。次の瞬間、仮面の婦人の木剣はレナンジェス”オカン”の突きによって破壊されていた。
「強い…これが最強の女“カンサイノオバチャン”か…」
「おばちゃん言うな!まだ15歳だわ!!」
レナンジェスが反論する・
『そ、そこまで!』
審判が止めに入る。
「まだですわ」
仮面の婦人はレナンジェス”オカン”が投げつけた木剣を持ち構える。
「ねぇ、仮面の婦人は誤解しているわよ?」
レナンジェス”オカン”が耳元で囁く。
「何を言う!この泥棒猫!」
「だからぁ、あんたの息子が一方的に強要するんだってばぁ」
「何?」
「しかも“オカン”姿を見ると母親を思い出して恐がるのよ?」
「それは…」
「男の姿でしかそんな事はさせられていません」
そう囁くと仮面の婦人は涙した。
「息子が…アーな世界に旅立ったのね…」
「…私限定らしいですけど」
それを聞いた仮面の婦人は怒り狂う。
「覚悟!」
「もう、仕方ないなぁ」
レナンジェス“オカン”は木剣を一閃すると仮面の婦人は吹き飛ばされる。そして素早く距離を詰め首筋に木剣を当てる。
「…完敗だ」
その言葉で会場中は大盛り上がりだった。
「ところで何故、第一王妃様が試合に?」
制服に着替えメイクを落としたレナンジェスは跪いて問い掛ける。
「息子が…構ってくれなくて。それで息子を誑かしているレナンジェスが原因だと思ったから」
「でも王妃様をアリウス殿下は恐がっていますよ?」
「それは…剣の稽古では容赦しませんし」
「それ…トラウマになっています。だから堂々とした女性が苦手なのかも。あと、愛が重すぎる女性とか」
「え?私のせい?婚約破棄もゴックンも音楽活動も私が原因?」
「それは本人に聞いてください」
そう言うとレナンジェスはその場から去る。そして入れ替わりで俺様王子が控室に入るのであった。
「レナンジェス…昨日は散々な目にあったぞ!」
俺様王子はレナンジェスを自室に呼び出すと怒り狂う。
「親子の話はちょっと…」
「それを飛び越えて母上は子離れできないようになってしまったではないか!」
「だったら王様に言って弟か妹を作ってもらえば良いのでは?」
「おい、両親のそんな姿を想像してみろ…」
「…勘弁ですね」
俺様王子は苦笑いするレナンジェスをゴックンの刑に処した。
11
あなたにおすすめの小説
この僕が、いろんな人に詰め寄られまくって困ってます!〜まだ無自覚編〜
小屋瀬
BL
〜まだ無自覚編〜のあらすじ
アニメ・漫画ヲタクの主人公、薄井 凌(うすい りょう)と、幼なじみの金持ち息子の悠斗(ゆうと)、ストーカー気質の天才少年の遊佐(ゆさ)。そしていつもだるーんとしてる担任の幸崎(さいざき)teacher。
主にこれらのメンバーで構成される相関図激ヤバ案件のBL物語。
他にも天才遊佐の事が好きな科学者だったり、悠斗Loveの悠斗の実の兄だったりと個性豊かな人達が出てくるよ☆
〜自覚編〜 のあらすじ(書く予定)
アニメ・漫画をこよなく愛し、スポーツ万能、頭も良い、ヲタク男子&陽キャな主人公、薄井 凌(うすい りょう)には、とある悩みがある。
それは、何人かの同性の人たちに好意を寄せられていることに気づいてしまったからである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【超重要】
☆まず、主人公が各キャラからの好意を自覚するまでの間、結構な文字数がかかると思います。(まぁ、「自覚する前」ということを踏まえて呼んでくだせぇ)
また、自覚した後、今まで通りの頻度で物語を書くかどうかは気分次第です。(だって書くの疲れるんだもん)
ですので、それでもいいよって方や、気長に待つよって方、どうぞどうぞ、読んでってくだせぇな!
(まぁ「長編」設定してますもん。)
・女性キャラが出てくることがありますが、主人公との恋愛には発展しません。
・突然そういうシーンが出てくることがあります。ご了承ください。
・気分にもよりますが、3日に1回は新しい話を更新します(3日以内に投稿されない場合もあります。まぁ、そこは善処します。(その時はまた近況ボード等でお知らせすると思います。))。
ハッピーライフのために地味で根暗な僕がチャラ男会計になるために
ミカン
BL
地味で根暗な北斗が上手く生きていくために王道学園でチャラ男会計になる話
※主人公へのいじめ描写ありのため苦手な方は閲覧ご注意下さい。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】双子の兄が主人公で、困る
* ゆるゆ
BL
『きらきら男は僕のモノ』公言する、ぴんくの髪の主人公な兄のせいで、見た目はそっくりだが質実剛健、ちいさなことからコツコツとな双子の弟が、兄のとばっちりで断罪されかけたり、 悪役令息からいじわるされたり 、逆ハーレムになりかけたりとか、ほんとに困る──! 伴侶(予定)いるので。……って思ってたのに……!
ルティとトトの動画を作りました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
本編、両親にごあいさつ編、完結しました!
おまけのお話を、時々更新しています。
本編以外はぜんぶ、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる