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第五十五話 運動会―後
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応援合戦では相手チームは何故か学ラン姿で応援をする。
(何故、異世界に学ランがあるのか…)
続編のゲームは謎の学ラン設定があったがこの世界に学ランを作った覚えはない。
(そもそもチアリーダー服も作った覚えは無いのだが…)
そんな事を考えながら小悪魔~ズと悪役令嬢の護衛と一緒に演技を始めるレナンジェス。
『風魔法!一斉放射!!』
不意に保護者石の貴族も混じって上昇気流を作り出す。
「甘い!」
レナンジェス達は逆立ちをしながら演舞する。
『風魔法を止めろ!』
『まさか魔法を逆手に取るとは…』
『水を被せろ!!』
外野では大騒ぎだ。
「フッ、鉄壁のスカートは無敵なのだよ」
レナンジェスはそう呟きながら演舞を続ける。
『魔法を回避しただと…』
『ダメだ…別動隊が殲滅された…』
最早、応援ではなく戦場と化すグラウンド。レナンジェス達は迫りくる魔の手を躱しながら演舞を終わらせた。
「お疲れ様、ママ」
アリスが嬉しそうに寄ってくる。
『レナンジェス様、これを』
ネイとリムルがタオルを渡してきた。その間も鉄壁のスカートは狙われる。
「もう止めてください!」
不意に悪役令嬢ミーアがマイクを持つと皆を窘める。
『例え公爵家であってもスカート攻略を邪魔するのは横暴だ!』
『スカートの攻略を!!』
最早、貴族の礼儀も忘れている。それにはミーアもドン引きだ。
『私の歌を聞け~』
不意にリムルとミュージーがマイクを手にすると音楽が鳴り響く。トリプル王子とジュドーが演奏を始めたみたいだ。
「今のうちに着替えてくるのです!」
ミーアの言葉で5人は自室に戻り即座に着替える。そして元の場所に急いで戻ると運動会がコンサートに変わっていた。
「レナンジェス、出番だ!」
俺様王子の言葉で舞台に上がるレナンジェス。そしてツインヴォーカルで歌いだす。
その後、運動会の結果を発表されることなくライブとして終わる。
「素晴らしい一日であった」
皆が解散すると第一王妃はご満悦でレナンジェスの肩を叩く。
「既に運動会ですらなくなっていましたが…」
「盛り上がったのだから良いだろう」
「それにしても…この国の貴族は大丈夫ですか?何故、スカート攻略になるのですか?」
「そこに鉄壁のスカートがあるからよ」
第一王妃は感慨深げに言う。
「…」
レナンジェスは目が点になる。
「やはり…スカートの中身は無い方が…」
不意に口にするライディース。
『ライディース様はパオーンするからダメです!』
女性陣の一斉突っ込みにライディースは黙り込んだ。
翌日、王様から手紙が届く。
「チアリーダー服は危険である。昨日は世も着せられて…故に禁止とする」
どうやら国王がW王妃の被害に遭ったらしい。
「これでやっとチアリーダー服とおさらばできる」
レナンジェスはホッとしながら言う。
「ママ…他にもバニー服やメイド服も用意してあるわよ」
アリスが嬉しそうに言う。
「堪忍して~」
レナンジェスの声が学校中に響き渡るのであった。
(何故、異世界に学ランがあるのか…)
続編のゲームは謎の学ラン設定があったがこの世界に学ランを作った覚えはない。
(そもそもチアリーダー服も作った覚えは無いのだが…)
そんな事を考えながら小悪魔~ズと悪役令嬢の護衛と一緒に演技を始めるレナンジェス。
『風魔法!一斉放射!!』
不意に保護者石の貴族も混じって上昇気流を作り出す。
「甘い!」
レナンジェス達は逆立ちをしながら演舞する。
『風魔法を止めろ!』
『まさか魔法を逆手に取るとは…』
『水を被せろ!!』
外野では大騒ぎだ。
「フッ、鉄壁のスカートは無敵なのだよ」
レナンジェスはそう呟きながら演舞を続ける。
『魔法を回避しただと…』
『ダメだ…別動隊が殲滅された…』
最早、応援ではなく戦場と化すグラウンド。レナンジェス達は迫りくる魔の手を躱しながら演舞を終わらせた。
「お疲れ様、ママ」
アリスが嬉しそうに寄ってくる。
『レナンジェス様、これを』
ネイとリムルがタオルを渡してきた。その間も鉄壁のスカートは狙われる。
「もう止めてください!」
不意に悪役令嬢ミーアがマイクを持つと皆を窘める。
『例え公爵家であってもスカート攻略を邪魔するのは横暴だ!』
『スカートの攻略を!!』
最早、貴族の礼儀も忘れている。それにはミーアもドン引きだ。
『私の歌を聞け~』
不意にリムルとミュージーがマイクを手にすると音楽が鳴り響く。トリプル王子とジュドーが演奏を始めたみたいだ。
「今のうちに着替えてくるのです!」
ミーアの言葉で5人は自室に戻り即座に着替える。そして元の場所に急いで戻ると運動会がコンサートに変わっていた。
「レナンジェス、出番だ!」
俺様王子の言葉で舞台に上がるレナンジェス。そしてツインヴォーカルで歌いだす。
その後、運動会の結果を発表されることなくライブとして終わる。
「素晴らしい一日であった」
皆が解散すると第一王妃はご満悦でレナンジェスの肩を叩く。
「既に運動会ですらなくなっていましたが…」
「盛り上がったのだから良いだろう」
「それにしても…この国の貴族は大丈夫ですか?何故、スカート攻略になるのですか?」
「そこに鉄壁のスカートがあるからよ」
第一王妃は感慨深げに言う。
「…」
レナンジェスは目が点になる。
「やはり…スカートの中身は無い方が…」
不意に口にするライディース。
『ライディース様はパオーンするからダメです!』
女性陣の一斉突っ込みにライディースは黙り込んだ。
翌日、王様から手紙が届く。
「チアリーダー服は危険である。昨日は世も着せられて…故に禁止とする」
どうやら国王がW王妃の被害に遭ったらしい。
「これでやっとチアリーダー服とおさらばできる」
レナンジェスはホッとしながら言う。
「ママ…他にもバニー服やメイド服も用意してあるわよ」
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「堪忍して~」
レナンジェスの声が学校中に響き渡るのであった。
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