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夏休み明け エロい体育祭 準備編
第195話 エロい体育祭は実行できるのか?
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朝のホームルームで紬さんが体育祭の簡単な説明をしたが、クラスメートはいつも通り過ごしているように見える。
おそらく、ポイントで何ができるか決まってないからだろう。それがハッキリすれば、教室内はカオスになると思う…。
昼休みになり、俺達は机を合わせる。それから準備を終えて昼食を食べ始めようとした時、教室の扉が開いて担任の清水先生が入って来た。
「実行委員の伊草さん達、お昼食べ終わったら職員室に来てくれる?」
「わかった!」
先生はすぐ教室を出て行く。これを伝えるためだけに来たのか…。
「満里奈、ウチらを呼ぶ理由って何だと思う?」
「心当たりがあり過ぎて絞り切れない…」
野球拳・ポイント・スクール水着のどれかだろうが、全部の可能性もあるか。
「校長は『エロい体育祭やって良い』って言ったんだから、何か言われてもクレームは受け付けないよ!」
誰が相手でも動じないのか。頼もしいような厄介なような…。
「紬、さっさと食べて職員室に行くよ」
「そうだね。ウチお腹ペコペコ~」
俺もだ。いつものようにのんびり食べられないのが残念だが、今日は仕方ない。
早めに昼食を食べ終えた俺達は職員室に入る。――清水先生はデスクワーク中のようだが、俺達の気配に途中で気付いたらしく、手を止めてこっちを見る。
「みんな昼休みのところ悪いわね」
「全然良いよ。それより話って何?」
「話をするのは校長だから、ちょっと待ってて」
先生はスマホを操作し始める。それで俺達が来た事を連絡するようだ。
返信に時間がかかるかも? と思っていたが、予想に反してすぐ来た…。
「『いつでも大丈夫』だって。後は頑張ってね」
「校長怒ってた?」
紬さんも気になるか。それ次第で気持ちがだいぶ変わるぞ。
「この前と同じで聞きたい事があるだけだから心配しないで」
「良かった~」
俺も肩の荷が下りた。きっと何とかなるだろ。
「じゃあ先生、またね~」
俺達は職員室を出て、校長室に向かう。
紬さんが校長室の扉をノックしてから、俺達は入室する。こんな短期間に2回も来るなんてな…。
校長は既に向かいのソファーに座っているので、俺達は座る直前に『失礼します』と言う。
「伊草君、今日の朝のホームルームで面白い事を言ったようだな」
「ウチ、ギャグなんて言ってないよ?」
そういう意味じゃないだろ…。
「そうか…。君達に確認したい事があるから、順々に話していく」
つまり話は1つだけじゃないのか。長期戦を覚悟したほうが良いかも。
「まず『野球拳』だが…、ぼくは悪くないと思う」
反対されるのを覚悟してたから拍子抜けだ。
「しかし、どこまで脱ぐかによって話は変わってくる。正直に言って欲しいんだが、どのあたりを想定してるんだ?」
「できれば裸だけど、さすがに無理だよね…?」
「無理だな。どんなに頑張ってもビキニが限界だろう」
「そっか~」
校長の判断は当然だと言える。反論の余地はない。
「校長。“裏メニュー”とかだったらどう? 密室で少ない人達に囲まれてやるなら大丈夫そうじゃない?」
本当に校長が相手でも動じない紬さんは凄いぞ!
「それも厳しいところだ」
「何で?」
「水着の時に言うつもりだったが、タイミングが早まったか。…『盗撮』の可能性があるからだよ」
「盗撮しようとしたらすぐバレない?」
「スマホでやるならな。今はバレにくい小型カメラがたくさんあるらしいから、仮に持ち物検査をしてもすり抜ける可能性が高いと思う」
その状況で裸になるまで野球拳をしたら、問題になるのは言うまでもない…。
「それに人数を制限しても、情報は漏れるものだ。いくら本人が同意しても保護者の耳に入れば、クレームは否定できない。そうなったら今回のような体育祭は2度と開催できなくなる」
クレーム自体はおかしくないものの、校長は“話に尾ひれがつく”のを警戒してる気がする…。
「次に『ポイント』だが、これの使い道は決まったかな?」
「まだ決まってないけど、貯めてるポイント次第で段階的にエロくするつもり」
「そうか。それは体育祭みたいに大事にするつもりなのか?」
「ううん」
「それなら『関係者全員の同意』があれば何とかなりそうだ。ぼくの立場で言うべきじゃないが、こっそりやって欲しい」
「わかった、そうする」
校長が止めないのは意外だが、高校生の性欲を考慮した結果かも。
「最後に『水着』だが…、さっき言った“盗撮”さえクリアすればぼくは良いと思う」
「やっぱり多様性だよね~」
「それもあるが、今の若い子は露出してる服をよく着てるから、本人が良ければ構わないんじゃないかな?」
今回のエロい体育祭で一番大切なのは『任意』だ。それは沙織さんが言ってたから絶対守らないと!
「ぼくの話はこんなところだ。B組・C組の実行委員も朝のホームルームに似たような事を言ったらしい。個別に呼ぶより君達に伝えてもらったほうが効率的だと思ったから、君達を呼んだんだよ」
エロい体育祭をやると言い出したのは俺達だから、呼ばれるのは当然だな。
「校長が言ってた事は、みなちゃんとひめちゃんに伝えておくね!」
「他にも話したい事は思い出せばあると思うが、これから用事があってな…」
「そっか~。校長お疲れ!」
「ありがとう。君達も頑張ってくれ」
「うん!」
とりあえず今回は何とかなったか。俺達は挨拶をしてから校長室を後にする。
おそらく、ポイントで何ができるか決まってないからだろう。それがハッキリすれば、教室内はカオスになると思う…。
昼休みになり、俺達は机を合わせる。それから準備を終えて昼食を食べ始めようとした時、教室の扉が開いて担任の清水先生が入って来た。
「実行委員の伊草さん達、お昼食べ終わったら職員室に来てくれる?」
「わかった!」
先生はすぐ教室を出て行く。これを伝えるためだけに来たのか…。
「満里奈、ウチらを呼ぶ理由って何だと思う?」
「心当たりがあり過ぎて絞り切れない…」
野球拳・ポイント・スクール水着のどれかだろうが、全部の可能性もあるか。
「校長は『エロい体育祭やって良い』って言ったんだから、何か言われてもクレームは受け付けないよ!」
誰が相手でも動じないのか。頼もしいような厄介なような…。
「紬、さっさと食べて職員室に行くよ」
「そうだね。ウチお腹ペコペコ~」
俺もだ。いつものようにのんびり食べられないのが残念だが、今日は仕方ない。
早めに昼食を食べ終えた俺達は職員室に入る。――清水先生はデスクワーク中のようだが、俺達の気配に途中で気付いたらしく、手を止めてこっちを見る。
「みんな昼休みのところ悪いわね」
「全然良いよ。それより話って何?」
「話をするのは校長だから、ちょっと待ってて」
先生はスマホを操作し始める。それで俺達が来た事を連絡するようだ。
返信に時間がかかるかも? と思っていたが、予想に反してすぐ来た…。
「『いつでも大丈夫』だって。後は頑張ってね」
「校長怒ってた?」
紬さんも気になるか。それ次第で気持ちがだいぶ変わるぞ。
「この前と同じで聞きたい事があるだけだから心配しないで」
「良かった~」
俺も肩の荷が下りた。きっと何とかなるだろ。
「じゃあ先生、またね~」
俺達は職員室を出て、校長室に向かう。
紬さんが校長室の扉をノックしてから、俺達は入室する。こんな短期間に2回も来るなんてな…。
校長は既に向かいのソファーに座っているので、俺達は座る直前に『失礼します』と言う。
「伊草君、今日の朝のホームルームで面白い事を言ったようだな」
「ウチ、ギャグなんて言ってないよ?」
そういう意味じゃないだろ…。
「そうか…。君達に確認したい事があるから、順々に話していく」
つまり話は1つだけじゃないのか。長期戦を覚悟したほうが良いかも。
「まず『野球拳』だが…、ぼくは悪くないと思う」
反対されるのを覚悟してたから拍子抜けだ。
「しかし、どこまで脱ぐかによって話は変わってくる。正直に言って欲しいんだが、どのあたりを想定してるんだ?」
「できれば裸だけど、さすがに無理だよね…?」
「無理だな。どんなに頑張ってもビキニが限界だろう」
「そっか~」
校長の判断は当然だと言える。反論の余地はない。
「校長。“裏メニュー”とかだったらどう? 密室で少ない人達に囲まれてやるなら大丈夫そうじゃない?」
本当に校長が相手でも動じない紬さんは凄いぞ!
「それも厳しいところだ」
「何で?」
「水着の時に言うつもりだったが、タイミングが早まったか。…『盗撮』の可能性があるからだよ」
「盗撮しようとしたらすぐバレない?」
「スマホでやるならな。今はバレにくい小型カメラがたくさんあるらしいから、仮に持ち物検査をしてもすり抜ける可能性が高いと思う」
その状況で裸になるまで野球拳をしたら、問題になるのは言うまでもない…。
「それに人数を制限しても、情報は漏れるものだ。いくら本人が同意しても保護者の耳に入れば、クレームは否定できない。そうなったら今回のような体育祭は2度と開催できなくなる」
クレーム自体はおかしくないものの、校長は“話に尾ひれがつく”のを警戒してる気がする…。
「次に『ポイント』だが、これの使い道は決まったかな?」
「まだ決まってないけど、貯めてるポイント次第で段階的にエロくするつもり」
「そうか。それは体育祭みたいに大事にするつもりなのか?」
「ううん」
「それなら『関係者全員の同意』があれば何とかなりそうだ。ぼくの立場で言うべきじゃないが、こっそりやって欲しい」
「わかった、そうする」
校長が止めないのは意外だが、高校生の性欲を考慮した結果かも。
「最後に『水着』だが…、さっき言った“盗撮”さえクリアすればぼくは良いと思う」
「やっぱり多様性だよね~」
「それもあるが、今の若い子は露出してる服をよく着てるから、本人が良ければ構わないんじゃないかな?」
今回のエロい体育祭で一番大切なのは『任意』だ。それは沙織さんが言ってたから絶対守らないと!
「ぼくの話はこんなところだ。B組・C組の実行委員も朝のホームルームに似たような事を言ったらしい。個別に呼ぶより君達に伝えてもらったほうが効率的だと思ったから、君達を呼んだんだよ」
エロい体育祭をやると言い出したのは俺達だから、呼ばれるのは当然だな。
「校長が言ってた事は、みなちゃんとひめちゃんに伝えておくね!」
「他にも話したい事は思い出せばあると思うが、これから用事があってな…」
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