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夏休み突入~『千玲』に泊まるまで
第52話 紬さんは露出狂?
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アイスの時間が終わり、俺と詩織さんは夏休みの宿題を始める。雑草抜きした分の遅れを取り戻さないと!
ちなみに、紬さんはまだ沙織さんの胸を揉んでいる。羨ましい…じゃなくて、いつまでやる気なんだ?
「紬ちゃん、もうそろそろ良いかしら? わたしアイロンがけしたいの」
「わかった。揉ませてくれてありがとう、おばさん!」
「どういたしまして♪」
こんなやり取りを何回も見てるから、だんだん違和感を抱かなくなってきた。慣れって怖いな。
「よ~し、ウチも宿題やるか~!」
満里奈さんは既に始めてるし、これで全員宿題に取り組む事になる。
―――思ったより集中力が続かない。テスト勉強と違い、夏休みの宿題は期日までに終わらせれば良いから、どうしても気が緩む。
増してや、今日は夏休み初日。8月1日から2泊3日の温泉旅行があるとはいえ、こんな早くやる必要あるか…?
…いかんいかん。こういう油断が、夏休み終盤まで宿題を残す原因になるんだ。早く終わらせて損する事はないし、さっさと終わらせるべきだ!
「ふぅ、1時間経ったから休憩~♪」
紬さんの独り言で俺達の手も止まる。手の止まる早さから推測するに、詩織さんと満里奈さんも休憩したかったかもしれない。
紬さんのマイペースというか、空気を読まないところに感謝だ。
「そういえばさ~。さっきウチがトイレに行く途中、バスタオルを巻いた詩織ちゃんが階段を上がってたんだよ」
シャワー浴びてすぐの話だな。彼女はその後に自室で着替え、俺の着替えを用意してくれたはずだ。
「見られてたんだ。全然気付かなかった」
「あの時、何でバスタオル巻いてたの? いらなくない?」
紬さんは何言ってるんだ? 俺だけでなく、詩織さんと満里奈さんも呆然としている。…アイロンがけしている沙織さんすら困惑してるじゃないか。
「だってお風呂出る前にバスタオルでちゃんと拭いてれば、床を濡らさないじゃん。それに、裸を見られたくない人がいる訳でもないしさ~」
理由を聞いても、まったく共感できないんだが…。
「紬。あんた、とんでもない事言ってるのわかってる?」
「つまり紬ちゃんがあの時のあたしだったら、全裸で行くって事だよね?」
「そうだよ?」
“何言ってるの?”といわんばかりの表情だ。未だに折れないって事は、多分経験者だな。
「紬ちゃん。それはさすがに止めたほうが良いわよ」
沙織さんが苦言を呈すとは。当然の内容かもしれないが…。
「何で!?」
「だって、外から見える可能性があるもの。バスタオルを巻けば大切なところを隠せるけど、全裸は丸見えだから…」
「じゃあ、マンションの最上階とかなら良いんだよね?」
まさかの反論。沙織さんはどう出る?
「えーと…」
「紬の家は私と同じ一軒家なの。マンションの最上階じゃないわ」
一軒家なら、いくらカーテンをしても見られる可能性は残る。カーテン越しでもハッキリ見える訳じゃないが、全裸かどうかはわかるだろうな…。
「みんなも1回経験すればハマるよ、あの解放感に♡」
「解放感?」
「そうだよまーちゃん。いつもなら服着て通るところをを裸で通るの。このギャップというか、あり得なさが良い感じになるんだって♡」
「良い感じどころか、不安になると思うけど」
俺も満里奈さんと同意見だ。興奮する余裕なんてないだろ。
「まさかこんなに驚く事になるなんてね~。母さんはどう?」
「わたしも驚いたわよ…」
元々紬さんはどっちもイケるから普通の枠に収まらないタイプだが、今回の件はそれに関係するのか?
「とにかく、家の中だろうと身なりは意識して! …良いわね?」
「え~。今は夏だから、せめて下着姿はOKにしてよ~」
「ダメ。大体、そんな恰好で呼鈴が鳴ったらどうするの?」
それは確かに気になるところだ。
「無視するよ。お母さんが『時間指定した荷物があるから受け取って』って言わない限り。受け取る時は服着るからさ~」
全裸で応対しないのはせめてもの救いか。仮にそんな事したら、1回でアウトだ。
「ウチの親戚の男の子は、暑い時は家の中でもパンツ一丁で過ごす事が多いんだって。ウチもその影響を受けてるかも~」
「男子と女子を一緒にするんじゃないの!」
「は~い」
紬さんに振り回された事は何度もあるが、今回は今までで一番強烈だろ。少なくとも俺はそう感じた。
満里奈さんと沙織さんにあれだけ言われても、紬さんは納得してるようには見えなかった。頼むから問題は起こさないでくれよ!
ちなみに、紬さんはまだ沙織さんの胸を揉んでいる。羨ましい…じゃなくて、いつまでやる気なんだ?
「紬ちゃん、もうそろそろ良いかしら? わたしアイロンがけしたいの」
「わかった。揉ませてくれてありがとう、おばさん!」
「どういたしまして♪」
こんなやり取りを何回も見てるから、だんだん違和感を抱かなくなってきた。慣れって怖いな。
「よ~し、ウチも宿題やるか~!」
満里奈さんは既に始めてるし、これで全員宿題に取り組む事になる。
―――思ったより集中力が続かない。テスト勉強と違い、夏休みの宿題は期日までに終わらせれば良いから、どうしても気が緩む。
増してや、今日は夏休み初日。8月1日から2泊3日の温泉旅行があるとはいえ、こんな早くやる必要あるか…?
…いかんいかん。こういう油断が、夏休み終盤まで宿題を残す原因になるんだ。早く終わらせて損する事はないし、さっさと終わらせるべきだ!
「ふぅ、1時間経ったから休憩~♪」
紬さんの独り言で俺達の手も止まる。手の止まる早さから推測するに、詩織さんと満里奈さんも休憩したかったかもしれない。
紬さんのマイペースというか、空気を読まないところに感謝だ。
「そういえばさ~。さっきウチがトイレに行く途中、バスタオルを巻いた詩織ちゃんが階段を上がってたんだよ」
シャワー浴びてすぐの話だな。彼女はその後に自室で着替え、俺の着替えを用意してくれたはずだ。
「見られてたんだ。全然気付かなかった」
「あの時、何でバスタオル巻いてたの? いらなくない?」
紬さんは何言ってるんだ? 俺だけでなく、詩織さんと満里奈さんも呆然としている。…アイロンがけしている沙織さんすら困惑してるじゃないか。
「だってお風呂出る前にバスタオルでちゃんと拭いてれば、床を濡らさないじゃん。それに、裸を見られたくない人がいる訳でもないしさ~」
理由を聞いても、まったく共感できないんだが…。
「紬。あんた、とんでもない事言ってるのわかってる?」
「つまり紬ちゃんがあの時のあたしだったら、全裸で行くって事だよね?」
「そうだよ?」
“何言ってるの?”といわんばかりの表情だ。未だに折れないって事は、多分経験者だな。
「紬ちゃん。それはさすがに止めたほうが良いわよ」
沙織さんが苦言を呈すとは。当然の内容かもしれないが…。
「何で!?」
「だって、外から見える可能性があるもの。バスタオルを巻けば大切なところを隠せるけど、全裸は丸見えだから…」
「じゃあ、マンションの最上階とかなら良いんだよね?」
まさかの反論。沙織さんはどう出る?
「えーと…」
「紬の家は私と同じ一軒家なの。マンションの最上階じゃないわ」
一軒家なら、いくらカーテンをしても見られる可能性は残る。カーテン越しでもハッキリ見える訳じゃないが、全裸かどうかはわかるだろうな…。
「みんなも1回経験すればハマるよ、あの解放感に♡」
「解放感?」
「そうだよまーちゃん。いつもなら服着て通るところをを裸で通るの。このギャップというか、あり得なさが良い感じになるんだって♡」
「良い感じどころか、不安になると思うけど」
俺も満里奈さんと同意見だ。興奮する余裕なんてないだろ。
「まさかこんなに驚く事になるなんてね~。母さんはどう?」
「わたしも驚いたわよ…」
元々紬さんはどっちもイケるから普通の枠に収まらないタイプだが、今回の件はそれに関係するのか?
「とにかく、家の中だろうと身なりは意識して! …良いわね?」
「え~。今は夏だから、せめて下着姿はOKにしてよ~」
「ダメ。大体、そんな恰好で呼鈴が鳴ったらどうするの?」
それは確かに気になるところだ。
「無視するよ。お母さんが『時間指定した荷物があるから受け取って』って言わない限り。受け取る時は服着るからさ~」
全裸で応対しないのはせめてもの救いか。仮にそんな事したら、1回でアウトだ。
「ウチの親戚の男の子は、暑い時は家の中でもパンツ一丁で過ごす事が多いんだって。ウチもその影響を受けてるかも~」
「男子と女子を一緒にするんじゃないの!」
「は~い」
紬さんに振り回された事は何度もあるが、今回は今までで一番強烈だろ。少なくとも俺はそう感じた。
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