胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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『千玲』3日目~1泊2日のバイトを終えるまで

第93話 浮気の証拠を見つけよう①

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 『千玲』を出た俺達は、沙織さんの車に乗り込む。今回の旅行、本当に色々な事があった…。

「旅行楽しかったね~、沙織ママ♪」

「そうね。またみんなで泊まりましょ♪」

沙織さんの言葉に全員返事した後、車は発進する。

「沙織ママ。このまま探偵の所に行くの?」

確か“ウィルベル”という事務所だったか…。

「ううん、一旦家に戻るわ。浮気調査をお願いするには『証拠』が必要だからね。それをお父さんの部屋に入って探すの」

「勝手に父さんの部屋に入って大丈夫?」

「『入るな!』とか言われてないし、掃除するためにお邪魔してるから問題ないわ。さすがに引き出しは開けた事ないけどね…」

「拒否ると怪しまれるから言わない作戦か~。やるじゃん」

今回は紬さんの言う通りかもしれないが、どこまでが作戦なんだ?


 沙織さんの家に戻って来た俺達は、今まで開けた事がない扉の前に立つ。

「ここがお父さんの部屋よ」

「ねぇ沙織ママ。エロ本は浮気に入るのかな?」

「多分…入らないと思うわ。――みんな付いて来て」

沙織さんに続いて部屋に入る俺達。…タンス・引き出し・ベッド・机といったシンプルな部屋で、気になるのは机の上にあるノートパソコンぐらいだ。

「ベッドの下にエロ本あるかな~?」
紬さんが早速覗き込む。

「ないわよ。わたしが掃除した事あるから」

「な~んだ、残念」

「あったらどうする気なのよ…」

「読むに決まってるじゃん! どういうジャンルが好きか気になるし。詩織ちゃんも気になるよね?」

「父さんの性癖か~。気になるような、ならないような…」

それを俺に当てはめたら母さんの性癖についてか。――興味ないな。

「あっ、パソコンあるじゃん。付けてみよ」
紬さんが電源を付ける。

起動するのを待つと、サインインのパスワードを求められる。

「沙織ママ、パスワードわかる?」

「わからないわ。机の上にそれっぽいメモはなかったし…」

「やっぱり『オッパイ』だよね~」
半角英数字で入力する紬さん。

「ダメか~。『オッパイ揉み揉み』はどうだ!? ――これもダメ?」

「母さん、引き出しを開けてメモを探そうよ。このままだと埒が明かないから」

「お父さんには悪いけど、それしかなさそうね」

「『オッパイ最高』は…、ダメか。『巨乳ラブ』も…ダメ」

「そんなのより、名前と誕生日みたいな無難なものにしなさいよ」
呆れながらツッコむ満里奈さん。

「パスワードって、そういう簡単なのにしちゃダメなんでしょ? 満里奈は頭良いのに抜けてるよね~♡」

そう言ってから、紬さんは彼女の胸を揉む。

「ちょっと…」

「……満里奈のオッパイのおかげで、他にも良いのが思い付きそう!」

「紬ちゃんの相手は満里奈ちゃんに任せて、あたし達はメモを探そうか」

「そうね。詩織は真君と一緒に探してちょうだい」

「了解」


 俺・詩織さん、沙織さんに分かれてパスワードに関するメモを探す。2人はともかく、俺は会った事も話した事もない人だから何がヒントになるのかサッパリだ。

「『オッパイサンド』もダメ…。『オッパイは世界一』もダメ…」

「とりあえずオッパイから離れない?」

「もうちょっと待って! 沙織ママの旦那さんなんだから、オッパイ大好きなはず! だからパスワードも絶対オッパイ系だって!」

それか浮気相手の名前かな…。今の俺に思い付くのはそれぐらいだ。

「――これ使えそうかも」
詩織さんが引き出しにあるメモを見つけた後、俺に渡してきた。

『如月、202672024292』と書いてあるが、本当に使えるのか?

「母さん良いの見つけた!」

「どれどれ…、確かに意味深よね」

「それウチらにも見せて~」
紬さんと満里奈さんもそばに来た。

「この女の口の月って何? まさかエロ系?」

「『きさらぎ』って読むの。旧暦の2月の事ね」
満里奈さんが答える。

「このメモ、やたら“2”が多くない? やっぱり外す感じかな?」

「わたしも詩織と同じ事考えたわ。他の人にバレたくないけど、難しすぎるとお父さん本人が忘れて解けなくなるからね。程々にしたみたい」

「それにしても簡単すぎるよね~。楽勝じゃん」

「如月を読めなかったあんたが言う…?」

沙織さんが『202672024292』から“2”を抜いた『067049』を入力する。

「パスワードはこれで良いみたい♪」

紬さんの予想は外れたか…。さて、このパソコンに浮気の証拠はあるのかな? みんなで協力して探そう!
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