93 / 294
『千玲』3日目~1泊2日のバイトを終えるまで
第93話 浮気の証拠を見つけよう①
しおりを挟む
『千玲』を出た俺達は、沙織さんの車に乗り込む。今回の旅行、本当に色々な事があった…。
「旅行楽しかったね~、沙織ママ♪」
「そうね。またみんなで泊まりましょ♪」
沙織さんの言葉に全員返事した後、車は発進する。
「沙織ママ。このまま探偵の所に行くの?」
確か“ウィルベル”という事務所だったか…。
「ううん、一旦家に戻るわ。浮気調査をお願いするには『証拠』が必要だからね。それをお父さんの部屋に入って探すの」
「勝手に父さんの部屋に入って大丈夫?」
「『入るな!』とか言われてないし、掃除するためにお邪魔してるから問題ないわ。さすがに引き出しは開けた事ないけどね…」
「拒否ると怪しまれるから言わない作戦か~。やるじゃん」
今回は紬さんの言う通りかもしれないが、どこまでが作戦なんだ?
沙織さんの家に戻って来た俺達は、今まで開けた事がない扉の前に立つ。
「ここがお父さんの部屋よ」
「ねぇ沙織ママ。エロ本は浮気に入るのかな?」
「多分…入らないと思うわ。――みんな付いて来て」
沙織さんに続いて部屋に入る俺達。…タンス・引き出し・ベッド・机といったシンプルな部屋で、気になるのは机の上にあるノートパソコンぐらいだ。
「ベッドの下にエロ本あるかな~?」
紬さんが早速覗き込む。
「ないわよ。わたしが掃除した事あるから」
「な~んだ、残念」
「あったらどうする気なのよ…」
「読むに決まってるじゃん! どういうジャンルが好きか気になるし。詩織ちゃんも気になるよね?」
「父さんの性癖か~。気になるような、ならないような…」
それを俺に当てはめたら母さんの性癖についてか。――興味ないな。
「あっ、パソコンあるじゃん。付けてみよ」
紬さんが電源を付ける。
起動するのを待つと、サインインのパスワードを求められる。
「沙織ママ、パスワードわかる?」
「わからないわ。机の上にそれっぽいメモはなかったし…」
「やっぱり『オッパイ』だよね~」
半角英数字で入力する紬さん。
「ダメか~。『オッパイ揉み揉み』はどうだ!? ――これもダメ?」
「母さん、引き出しを開けてメモを探そうよ。このままだと埒が明かないから」
「お父さんには悪いけど、それしかなさそうね」
「『オッパイ最高』は…、ダメか。『巨乳ラブ』も…ダメ」
「そんなのより、名前と誕生日みたいな無難なものにしなさいよ」
呆れながらツッコむ満里奈さん。
「パスワードって、そういう簡単なのにしちゃダメなんでしょ? 満里奈は頭良いのに抜けてるよね~♡」
そう言ってから、紬さんは彼女の胸を揉む。
「ちょっと…」
「……満里奈のオッパイのおかげで、他にも良いのが思い付きそう!」
「紬ちゃんの相手は満里奈ちゃんに任せて、あたし達はメモを探そうか」
「そうね。詩織は真君と一緒に探してちょうだい」
「了解」
俺・詩織さん、沙織さんに分かれてパスワードに関するメモを探す。2人はともかく、俺は会った事も話した事もない人だから何がヒントになるのかサッパリだ。
「『オッパイサンド』もダメ…。『オッパイは世界一』もダメ…」
「とりあえずオッパイから離れない?」
「もうちょっと待って! 沙織ママの旦那さんなんだから、オッパイ大好きなはず! だからパスワードも絶対オッパイ系だって!」
それか浮気相手の名前かな…。今の俺に思い付くのはそれぐらいだ。
「――これ使えそうかも」
詩織さんが引き出しにあるメモを見つけた後、俺に渡してきた。
『如月、202672024292』と書いてあるが、本当に使えるのか?
「母さん良いの見つけた!」
「どれどれ…、確かに意味深よね」
「それウチらにも見せて~」
紬さんと満里奈さんもそばに来た。
「この女の口の月って何? まさかエロ系?」
「『きさらぎ』って読むの。旧暦の2月の事ね」
満里奈さんが答える。
「このメモ、やたら“2”が多くない? やっぱり外す感じかな?」
「わたしも詩織と同じ事考えたわ。他の人にバレたくないけど、難しすぎるとお父さん本人が忘れて解けなくなるからね。程々にしたみたい」
「それにしても簡単すぎるよね~。楽勝じゃん」
「如月を読めなかったあんたが言う…?」
沙織さんが『202672024292』から“2”を抜いた『067049』を入力する。
「パスワードはこれで良いみたい♪」
紬さんの予想は外れたか…。さて、このパソコンに浮気の証拠はあるのかな? みんなで協力して探そう!
「旅行楽しかったね~、沙織ママ♪」
「そうね。またみんなで泊まりましょ♪」
沙織さんの言葉に全員返事した後、車は発進する。
「沙織ママ。このまま探偵の所に行くの?」
確か“ウィルベル”という事務所だったか…。
「ううん、一旦家に戻るわ。浮気調査をお願いするには『証拠』が必要だからね。それをお父さんの部屋に入って探すの」
「勝手に父さんの部屋に入って大丈夫?」
「『入るな!』とか言われてないし、掃除するためにお邪魔してるから問題ないわ。さすがに引き出しは開けた事ないけどね…」
「拒否ると怪しまれるから言わない作戦か~。やるじゃん」
今回は紬さんの言う通りかもしれないが、どこまでが作戦なんだ?
沙織さんの家に戻って来た俺達は、今まで開けた事がない扉の前に立つ。
「ここがお父さんの部屋よ」
「ねぇ沙織ママ。エロ本は浮気に入るのかな?」
「多分…入らないと思うわ。――みんな付いて来て」
沙織さんに続いて部屋に入る俺達。…タンス・引き出し・ベッド・机といったシンプルな部屋で、気になるのは机の上にあるノートパソコンぐらいだ。
「ベッドの下にエロ本あるかな~?」
紬さんが早速覗き込む。
「ないわよ。わたしが掃除した事あるから」
「な~んだ、残念」
「あったらどうする気なのよ…」
「読むに決まってるじゃん! どういうジャンルが好きか気になるし。詩織ちゃんも気になるよね?」
「父さんの性癖か~。気になるような、ならないような…」
それを俺に当てはめたら母さんの性癖についてか。――興味ないな。
「あっ、パソコンあるじゃん。付けてみよ」
紬さんが電源を付ける。
起動するのを待つと、サインインのパスワードを求められる。
「沙織ママ、パスワードわかる?」
「わからないわ。机の上にそれっぽいメモはなかったし…」
「やっぱり『オッパイ』だよね~」
半角英数字で入力する紬さん。
「ダメか~。『オッパイ揉み揉み』はどうだ!? ――これもダメ?」
「母さん、引き出しを開けてメモを探そうよ。このままだと埒が明かないから」
「お父さんには悪いけど、それしかなさそうね」
「『オッパイ最高』は…、ダメか。『巨乳ラブ』も…ダメ」
「そんなのより、名前と誕生日みたいな無難なものにしなさいよ」
呆れながらツッコむ満里奈さん。
「パスワードって、そういう簡単なのにしちゃダメなんでしょ? 満里奈は頭良いのに抜けてるよね~♡」
そう言ってから、紬さんは彼女の胸を揉む。
「ちょっと…」
「……満里奈のオッパイのおかげで、他にも良いのが思い付きそう!」
「紬ちゃんの相手は満里奈ちゃんに任せて、あたし達はメモを探そうか」
「そうね。詩織は真君と一緒に探してちょうだい」
「了解」
俺・詩織さん、沙織さんに分かれてパスワードに関するメモを探す。2人はともかく、俺は会った事も話した事もない人だから何がヒントになるのかサッパリだ。
「『オッパイサンド』もダメ…。『オッパイは世界一』もダメ…」
「とりあえずオッパイから離れない?」
「もうちょっと待って! 沙織ママの旦那さんなんだから、オッパイ大好きなはず! だからパスワードも絶対オッパイ系だって!」
それか浮気相手の名前かな…。今の俺に思い付くのはそれぐらいだ。
「――これ使えそうかも」
詩織さんが引き出しにあるメモを見つけた後、俺に渡してきた。
『如月、202672024292』と書いてあるが、本当に使えるのか?
「母さん良いの見つけた!」
「どれどれ…、確かに意味深よね」
「それウチらにも見せて~」
紬さんと満里奈さんもそばに来た。
「この女の口の月って何? まさかエロ系?」
「『きさらぎ』って読むの。旧暦の2月の事ね」
満里奈さんが答える。
「このメモ、やたら“2”が多くない? やっぱり外す感じかな?」
「わたしも詩織と同じ事考えたわ。他の人にバレたくないけど、難しすぎるとお父さん本人が忘れて解けなくなるからね。程々にしたみたい」
「それにしても簡単すぎるよね~。楽勝じゃん」
「如月を読めなかったあんたが言う…?」
沙織さんが『202672024292』から“2”を抜いた『067049』を入力する。
「パスワードはこれで良いみたい♪」
紬さんの予想は外れたか…。さて、このパソコンに浮気の証拠はあるのかな? みんなで協力して探そう!
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる