94 / 294
『千玲』3日目~1泊2日のバイトを終えるまで
第94話 浮気の証拠を見つけよう②
しおりを挟む
ノートパソコンのサインインパスワードを入力した事で、デスクトップ画面になった。
「――『浮気』ってフォルダないね~」
「ある訳ないでしょ…」
そんなわかりやすくしたら、見られた瞬間アウトだ。
「きっとうまく隠してあるんだよ。母さん、適当にチェックしてみて」
「わかったわ」
沙織さんがマウスカーソルに最も近いフォルダを開いてから、保存されているデータを次々とチェックする。
フォルダの数はそこそこあるが、しらみつぶしで探すしかない。地道にコツコツ頑張ろう!
『大事なデータ②』というフォルダを開いたところ、満里奈さんが何かに気付いたようだ。
「このフォルダは他のフォルダと違って、動画が保存されてるみたい」
「何でそんな事わかるの? まだ開いてないじゃん」
「拡張子が違うからよ。ファイルの末尾に書いてある文字列を見れば、どういうデータが保存されてるかがわかるの」
「へぇ~。そんなの気にした事なかった」
俺も紬さんと同じだ。とはいえ、動画や画像とか関係なしに探すんだけどな…。
「動画か~。エロいやつだったりして」
「沙織ママ、早速開いてみて!」
「ええ」
沙織さんがファイルを開いてすぐ…。
『イク~~♡♡』
嫌らしい恰好のお姉さんの喘ぎ声が部屋中に響く。詩織さんの勘は当たったか…。
「エロ動画キターー!!」
紬さんのテンションが上がる。正直なところ俺もだ。
「紬ちゃん、わたし達が探したいのは“浮気の証拠”だからまた今度ね♪」
「えー、エロ動画観たい! 詩織ちゃんと満里奈も観たいよね?」
「母さん、証拠は逃げないよ? 動画の後で良いじゃん」
「私も動画が気になります…」
「…わかったわ。観るからには、隅々までチェックしましょうか♪」
こうして“浮気の証拠集め”から一転して“エロ動画鑑賞会”になる…。
『そんなところペロペロしちゃダメ~♡』
「そこを舐めれば良いのか~。今度満里奈にやってあげるね♡」
「本当に止めて!」
「女優って凄いよね、好きじゃない人とHできるんだからさ~。あたしは無理」
「それだけ高収入なのよ。簡単に真似出来る事じゃないわ」
俺達は感想を言いながらエロ動画を鑑賞する。――満里奈さんだけ顔が赤いが、みんなと同じように興味津々なのは一緒だ。
「こういうプレイがあるんだ~。沙織ママの旦那さんはエロい事に詳しいな~♡」
紬さんの言うように、動画によってプレイが異なっている。全部真似できそうにないが、参考にさせてもらおう。
「父さんって、やっぱり巨乳が好きなんだね。出てる女優みんなそうじゃん」
「でも沙織ママのほうが大きくない? 沙織ママのオッパイ最高♡」
「ありがとう、紬ちゃん♪」
『大事なデータ②』に入っているエロ動画を全て鑑賞した俺達。良い時間を過ごせたぞ。
「やっぱりエロはさいこ~♡ 他のフォルダにも入ってるかもしれないから探そうよ!」
「あんた目的忘れてない?」
「母さん、たくさんのエロ動画は浮気になるのかな?」
「…わたしには判断付かないから、探偵さんに伝えたほうが良いわね」
それから浮気の証拠集めを再開したが、結局それらしいものは見つからなかった。
「父さんも万が一を考えて、証拠を残さないようにしたかもね」
だったらエロ動画も消さないか? うっかりミスかな?
「ねぇ沙織ママ。“ゴミ箱”はチェックした?」
「? それはどっちの?」
「パソコンのほう。リアルでも油断しやすいよね~」
紬さんが部屋の隅にあるゴミ箱をチェックする。
「…ないじゃん!」
「だいぶ前にわたしが回収したわ。その中にあったのかしら?」
もしそうなら、俺達に出来る事はないぞ。
「母さん。一応パソコンのゴミ箱も見て」
「わかったわ」
――デスクトップのゴミ箱にはたくさんのファイルがある。中身は…、動画だな。
「ここにあるの、全部エロ動画かな? 早く観たいよ~」
「紬ちゃん焦らないで。1つずつ開くから」
…彼女の希望通りエロ動画だったので、鑑賞会が再び始まる。
ゴミ箱にあるエロ動画も見終わった。…紬さんの真似になるが、やはりエロは最高だ。
「父さんってメール使わないタイプなのかな? 1つもなかったよね?」
「デスクトップのゴミ箱にメールは入らないわ。メールのゴミ箱は別」
「そうなんだ、さすが満里奈ちゃん。母さん今度はそっちね」
「わかったわ」
沙織さんがフリーメールで有名な〇mailにアクセスする。ここでパスワードを求められたら…と思っていたが、自動ログインしたみたいだ。
「送信フォルダを見てみるわね」
一番新しいメールは…、あれか。
「『来週のお食事について』だって。母さん、これ怪しくない?」
「気になるし、開いてみるわ」
【来週の土曜日の20時に、夜景がキレイなレストランで有名な○○の予約を取りました。由紀さんのお口に合うと良いんですが…】
これだけか、ずいぶん短文だな。
「送信したのは…、2日前ね。このパソコンとお父さんが向こうで使ってるパソコンは、同じアカウントを紐付けしてるみたい」
そう考えないと、2日前のメールを確認できた説明が付かない。
「――ちょっと待って。それマズくない? もし父さんがログイン履歴を確認したら、あたし達が〇mailにアクセスしたのバレるよね?」
「…バレない事を祈りましょ♪」
「そうだね」
送信したメールを見ただけだし、ログイン履歴をチェックしなければ大丈夫なはず。
「それより母さん、由紀って人は知ってるの?」
「知らないわ。仕事の話だとしても、夜景に触れる必要はないはずだし…」
「このメールは撮ったほうが良いよね」
詩織さんに続き、沙織さんも撮影する。2人が撮れば十分だな。
「今のわたし達にできるのはこれぐらいかしら」
全て閉じ、デスクトップ画面に戻る。
「証拠にしては弱い気がするけど、この状態で探偵さんにお願いするしかなさそうね…」
後は、探偵の腕と気分次第って事か。何とかなる事を祈ろう!
「――『浮気』ってフォルダないね~」
「ある訳ないでしょ…」
そんなわかりやすくしたら、見られた瞬間アウトだ。
「きっとうまく隠してあるんだよ。母さん、適当にチェックしてみて」
「わかったわ」
沙織さんがマウスカーソルに最も近いフォルダを開いてから、保存されているデータを次々とチェックする。
フォルダの数はそこそこあるが、しらみつぶしで探すしかない。地道にコツコツ頑張ろう!
『大事なデータ②』というフォルダを開いたところ、満里奈さんが何かに気付いたようだ。
「このフォルダは他のフォルダと違って、動画が保存されてるみたい」
「何でそんな事わかるの? まだ開いてないじゃん」
「拡張子が違うからよ。ファイルの末尾に書いてある文字列を見れば、どういうデータが保存されてるかがわかるの」
「へぇ~。そんなの気にした事なかった」
俺も紬さんと同じだ。とはいえ、動画や画像とか関係なしに探すんだけどな…。
「動画か~。エロいやつだったりして」
「沙織ママ、早速開いてみて!」
「ええ」
沙織さんがファイルを開いてすぐ…。
『イク~~♡♡』
嫌らしい恰好のお姉さんの喘ぎ声が部屋中に響く。詩織さんの勘は当たったか…。
「エロ動画キターー!!」
紬さんのテンションが上がる。正直なところ俺もだ。
「紬ちゃん、わたし達が探したいのは“浮気の証拠”だからまた今度ね♪」
「えー、エロ動画観たい! 詩織ちゃんと満里奈も観たいよね?」
「母さん、証拠は逃げないよ? 動画の後で良いじゃん」
「私も動画が気になります…」
「…わかったわ。観るからには、隅々までチェックしましょうか♪」
こうして“浮気の証拠集め”から一転して“エロ動画鑑賞会”になる…。
『そんなところペロペロしちゃダメ~♡』
「そこを舐めれば良いのか~。今度満里奈にやってあげるね♡」
「本当に止めて!」
「女優って凄いよね、好きじゃない人とHできるんだからさ~。あたしは無理」
「それだけ高収入なのよ。簡単に真似出来る事じゃないわ」
俺達は感想を言いながらエロ動画を鑑賞する。――満里奈さんだけ顔が赤いが、みんなと同じように興味津々なのは一緒だ。
「こういうプレイがあるんだ~。沙織ママの旦那さんはエロい事に詳しいな~♡」
紬さんの言うように、動画によってプレイが異なっている。全部真似できそうにないが、参考にさせてもらおう。
「父さんって、やっぱり巨乳が好きなんだね。出てる女優みんなそうじゃん」
「でも沙織ママのほうが大きくない? 沙織ママのオッパイ最高♡」
「ありがとう、紬ちゃん♪」
『大事なデータ②』に入っているエロ動画を全て鑑賞した俺達。良い時間を過ごせたぞ。
「やっぱりエロはさいこ~♡ 他のフォルダにも入ってるかもしれないから探そうよ!」
「あんた目的忘れてない?」
「母さん、たくさんのエロ動画は浮気になるのかな?」
「…わたしには判断付かないから、探偵さんに伝えたほうが良いわね」
それから浮気の証拠集めを再開したが、結局それらしいものは見つからなかった。
「父さんも万が一を考えて、証拠を残さないようにしたかもね」
だったらエロ動画も消さないか? うっかりミスかな?
「ねぇ沙織ママ。“ゴミ箱”はチェックした?」
「? それはどっちの?」
「パソコンのほう。リアルでも油断しやすいよね~」
紬さんが部屋の隅にあるゴミ箱をチェックする。
「…ないじゃん!」
「だいぶ前にわたしが回収したわ。その中にあったのかしら?」
もしそうなら、俺達に出来る事はないぞ。
「母さん。一応パソコンのゴミ箱も見て」
「わかったわ」
――デスクトップのゴミ箱にはたくさんのファイルがある。中身は…、動画だな。
「ここにあるの、全部エロ動画かな? 早く観たいよ~」
「紬ちゃん焦らないで。1つずつ開くから」
…彼女の希望通りエロ動画だったので、鑑賞会が再び始まる。
ゴミ箱にあるエロ動画も見終わった。…紬さんの真似になるが、やはりエロは最高だ。
「父さんってメール使わないタイプなのかな? 1つもなかったよね?」
「デスクトップのゴミ箱にメールは入らないわ。メールのゴミ箱は別」
「そうなんだ、さすが満里奈ちゃん。母さん今度はそっちね」
「わかったわ」
沙織さんがフリーメールで有名な〇mailにアクセスする。ここでパスワードを求められたら…と思っていたが、自動ログインしたみたいだ。
「送信フォルダを見てみるわね」
一番新しいメールは…、あれか。
「『来週のお食事について』だって。母さん、これ怪しくない?」
「気になるし、開いてみるわ」
【来週の土曜日の20時に、夜景がキレイなレストランで有名な○○の予約を取りました。由紀さんのお口に合うと良いんですが…】
これだけか、ずいぶん短文だな。
「送信したのは…、2日前ね。このパソコンとお父さんが向こうで使ってるパソコンは、同じアカウントを紐付けしてるみたい」
そう考えないと、2日前のメールを確認できた説明が付かない。
「――ちょっと待って。それマズくない? もし父さんがログイン履歴を確認したら、あたし達が〇mailにアクセスしたのバレるよね?」
「…バレない事を祈りましょ♪」
「そうだね」
送信したメールを見ただけだし、ログイン履歴をチェックしなければ大丈夫なはず。
「それより母さん、由紀って人は知ってるの?」
「知らないわ。仕事の話だとしても、夜景に触れる必要はないはずだし…」
「このメールは撮ったほうが良いよね」
詩織さんに続き、沙織さんも撮影する。2人が撮れば十分だな。
「今のわたし達にできるのはこれぐらいかしら」
全て閉じ、デスクトップ画面に戻る。
「証拠にしては弱い気がするけど、この状態で探偵さんにお願いするしかなさそうね…」
後は、探偵の腕と気分次第って事か。何とかなる事を祈ろう!
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる