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『千玲』3日目~1泊2日のバイトを終えるまで
第96話 探偵事務所“ウィルベル“②
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沙織さんが自宅兼事務所の“ウィルベル”の呼鈴を押すと、1人の女性が出てきた。…彼女は金髪のストレートロングで、さっき聞いた通り千夏さんや朱里さんぐらいの歳の外国人だ。
「アイヤマさん、待ってたヨ~♪」
いきなりハグするのか。ずいぶん積極的だな。
「みんなもしてあげル~♪」
詩織さん達だけでなく俺もか。胸の感触がかなり伝わる…って、もしかしなくてもノーブラじゃないか! いくら黒で透けないとはいえ大胆だな。
「早速上がっテ~♪」
「お邪魔します…」
沙織さんは靴を脱ぎ、2人は先に行く。俺も続こうとしたら紬さんに肩を叩かれた。
「ウチらとHしてなかったら、あのオッパイの虜になったんじゃない?」
「――その可能性は否定できないな」
「ハグで男のハートをつかむ作戦か~、やるね」
「みんな。いつまでも玄関で話してないで、私達もお邪魔しないと」
満里奈さんに言われてハッとした俺達は、靴を脱いでからお邪魔する。
事務所は自宅を兼ねてるから、広さ・構造は普通のマンションと変わらないみたいだ。なのでそのまま奥に行けばリビングに行けるだろう。
――その予想通り、リビングに到着した。テーブルを挟んでソファーに沙織さんと女性が座っている。沙織さん側のソファー近くに、背もたれのない椅子が2脚ある。誰がどこに座るかは考える必要がない。
「まこくん」
「大丈夫、わかってるよ」
俺と満里奈さんが同行できたのは、予約の時に許可してもらえたからだ。いわばオマケに近いから、椅子に座るのが正しい。
…詩織さんと紬さんは、沙織さんの隣に座る。いよいよだな。
「ワタシがここのリーダーの“ウィルベル=エスリート”だよ。よろしくネ♪」
「リーダー? 所長じゃないの?」
きっとここが事務所だからだな。
「所長ってなんか固くない? ワタシはリーダーのほうが好キ♪」
「紬、そんなどうでも良い事訊かないの」
「どうでも良いか~。“ロジー”みたいな事言うネ」
「ロジーって誰?」
「ワタシの双子の弟。今はバイトでいないノ」
「へぇ~。その人もハグするタイプ?」
「ううん、ロジーは大人しいし人見知りだかラ…」
だとしても、本性はわからないものだ。玲さんが高校の時から千春さんとHしてる前例があるし…。
「それより依頼の話をしよう。アイヤマさん良いよネ?」
「もちろんです」
沙織さんはそう言ってから、カバンからいろんな物を出してテーブルの上に置く。
「1つずつ確認するよ。これがアイヤマさんの身分証明書だネ」
「はい、車の免許証です」
「それから、旦那さんの事がわかる物をたくさんト…」
「これが夫が映ってる、一番新しい写真です。娘の詩織が中学生になった時に、自宅前で撮りました」
という事は、ほぼ3年前の写真か。外見は真面目そうだが…。
「その娘さんは君だね? オッパイですぐわかるヨ♪」
「さっきのハグは、オッパイチェックするためだったの?」
紬さんはまた余計な事を言って水を差す…。
「そういうつもりじゃないよ。簡単にできるし、印象に残りやすいからやってるの。ワタシ達は探偵を始めて間もないからサービスしないとネ♪」
「始めて間もない?」
「うん。アイヤマさんで4件目になるヨ」
どうやらまだ新人のようだ。沙織さんがここを選んだが、失敗だったか…?
「アイヤマさん、旦那さんの名前ハ?」
「明夫といいます」
「うんうん。――これが明夫さんが住んでる住所かナ?」
「はい、単身赴任が決まった時に教えてもらいました。ついでに会社の名刺も持ってきました」
「なるほど~。最後に浮気の証拠を見せテ」
「これです」
沙織さんはスマホの画面をウィルベルさんに見せる。
「――わかりやすいメールで助かるよ。来週の土曜日にそこに行って張り込もウ」
「“ウィルちゃん”1人で行くの~?」
勝手にちゃん付けか…。紬さん失礼過ぎないか?
「ううん、ロジーと一緒。ワタシ1人だと全然ダメなノ」
双子だから、お互いの短所を補い合ってるんだろう。
「アイヤマさん、浮気の証拠以外の全部をコピー取って良いかナ?」
「もちろん良いですよ」
「何でそんな事するの?」
「ワタシは経験した事ないけど、たまに依頼する人が悪い人だったりするんだって。その対策だヨ」
そういう話って、ゲームや漫画だけじゃないのか…。
「それじゃあ、ちょっと待っててネ」
ウィルベルさんはコピーする物を持って、リビングを出て行った。
「ウィルちゃん面白そうだよね~、沙織ママ」
「そういう話は後でね」
紬さんは本当に空気を読まない…。
コピーが終わったのか、ウィルベルさんがリビングに戻って来た。その後、それらをテーブルの上に戻す。
「調査は1週間ぐらいかかると思うけど、大丈夫かナ?」
「急いでないので大丈夫です」
「他に質問あル?」
「ウィルちゃんっていつもノーブラなの? さっきのハグ良い感じだったよ♡」
質問って普通、調査に関する事だろ?
「ノーブラ? ――しまっタ!」
どうやらうっかりしていたようだ。露出狂とかじゃなくて良かった…。
「さっき、ロジーの事考えながら〇ナニーしてたからつイ…」
「もしかしてウィルちゃんって…」
「君の思った通り、ロジーとHした事あるヨ♡」
「2人は血繋がってるの?」
「もちろン♡」
ウィルベルさんのとんでもない発言で、一瞬頭が真っ白になる…。
「えーと………、秘密にしてネ♪」
「沙織ママ大当たりじゃん! 凄いね~!」
「? 大当たりって何の事かナ?」
「それは調査が終わった時に言うよ。交換条件ってやつ」
「…君面白いね~。名前訊いて良イ?」
「紬だよ」
「ツムギか~。ちゃんと覚えタ!」
その後沙織さんが料金について尋ねたところ、後払いである事がわかった。成功しなかったらタダらしいので安心できるかも。
他に質問はないので、俺達は帰る事にした。
「アイヤマさん・ツムギ、またネ♪」
「調査よろしくお願いします」
沙織さんが頭を下げたので、俺も下げる。…詩織さんと満里奈さんはやったものの、紬さんはやらなかった。
「ウィルちゃんバイバ~イ♪」
「バイバ~イ♪ さっき言ってた交換条件、忘れないでヨ?」
「わかってるって」
無事依頼する事ができた俺達は、“ウィルベル”を後にする。
「アイヤマさん、待ってたヨ~♪」
いきなりハグするのか。ずいぶん積極的だな。
「みんなもしてあげル~♪」
詩織さん達だけでなく俺もか。胸の感触がかなり伝わる…って、もしかしなくてもノーブラじゃないか! いくら黒で透けないとはいえ大胆だな。
「早速上がっテ~♪」
「お邪魔します…」
沙織さんは靴を脱ぎ、2人は先に行く。俺も続こうとしたら紬さんに肩を叩かれた。
「ウチらとHしてなかったら、あのオッパイの虜になったんじゃない?」
「――その可能性は否定できないな」
「ハグで男のハートをつかむ作戦か~、やるね」
「みんな。いつまでも玄関で話してないで、私達もお邪魔しないと」
満里奈さんに言われてハッとした俺達は、靴を脱いでからお邪魔する。
事務所は自宅を兼ねてるから、広さ・構造は普通のマンションと変わらないみたいだ。なのでそのまま奥に行けばリビングに行けるだろう。
――その予想通り、リビングに到着した。テーブルを挟んでソファーに沙織さんと女性が座っている。沙織さん側のソファー近くに、背もたれのない椅子が2脚ある。誰がどこに座るかは考える必要がない。
「まこくん」
「大丈夫、わかってるよ」
俺と満里奈さんが同行できたのは、予約の時に許可してもらえたからだ。いわばオマケに近いから、椅子に座るのが正しい。
…詩織さんと紬さんは、沙織さんの隣に座る。いよいよだな。
「ワタシがここのリーダーの“ウィルベル=エスリート”だよ。よろしくネ♪」
「リーダー? 所長じゃないの?」
きっとここが事務所だからだな。
「所長ってなんか固くない? ワタシはリーダーのほうが好キ♪」
「紬、そんなどうでも良い事訊かないの」
「どうでも良いか~。“ロジー”みたいな事言うネ」
「ロジーって誰?」
「ワタシの双子の弟。今はバイトでいないノ」
「へぇ~。その人もハグするタイプ?」
「ううん、ロジーは大人しいし人見知りだかラ…」
だとしても、本性はわからないものだ。玲さんが高校の時から千春さんとHしてる前例があるし…。
「それより依頼の話をしよう。アイヤマさん良いよネ?」
「もちろんです」
沙織さんはそう言ってから、カバンからいろんな物を出してテーブルの上に置く。
「1つずつ確認するよ。これがアイヤマさんの身分証明書だネ」
「はい、車の免許証です」
「それから、旦那さんの事がわかる物をたくさんト…」
「これが夫が映ってる、一番新しい写真です。娘の詩織が中学生になった時に、自宅前で撮りました」
という事は、ほぼ3年前の写真か。外見は真面目そうだが…。
「その娘さんは君だね? オッパイですぐわかるヨ♪」
「さっきのハグは、オッパイチェックするためだったの?」
紬さんはまた余計な事を言って水を差す…。
「そういうつもりじゃないよ。簡単にできるし、印象に残りやすいからやってるの。ワタシ達は探偵を始めて間もないからサービスしないとネ♪」
「始めて間もない?」
「うん。アイヤマさんで4件目になるヨ」
どうやらまだ新人のようだ。沙織さんがここを選んだが、失敗だったか…?
「アイヤマさん、旦那さんの名前ハ?」
「明夫といいます」
「うんうん。――これが明夫さんが住んでる住所かナ?」
「はい、単身赴任が決まった時に教えてもらいました。ついでに会社の名刺も持ってきました」
「なるほど~。最後に浮気の証拠を見せテ」
「これです」
沙織さんはスマホの画面をウィルベルさんに見せる。
「――わかりやすいメールで助かるよ。来週の土曜日にそこに行って張り込もウ」
「“ウィルちゃん”1人で行くの~?」
勝手にちゃん付けか…。紬さん失礼過ぎないか?
「ううん、ロジーと一緒。ワタシ1人だと全然ダメなノ」
双子だから、お互いの短所を補い合ってるんだろう。
「アイヤマさん、浮気の証拠以外の全部をコピー取って良いかナ?」
「もちろん良いですよ」
「何でそんな事するの?」
「ワタシは経験した事ないけど、たまに依頼する人が悪い人だったりするんだって。その対策だヨ」
そういう話って、ゲームや漫画だけじゃないのか…。
「それじゃあ、ちょっと待っててネ」
ウィルベルさんはコピーする物を持って、リビングを出て行った。
「ウィルちゃん面白そうだよね~、沙織ママ」
「そういう話は後でね」
紬さんは本当に空気を読まない…。
コピーが終わったのか、ウィルベルさんがリビングに戻って来た。その後、それらをテーブルの上に戻す。
「調査は1週間ぐらいかかると思うけど、大丈夫かナ?」
「急いでないので大丈夫です」
「他に質問あル?」
「ウィルちゃんっていつもノーブラなの? さっきのハグ良い感じだったよ♡」
質問って普通、調査に関する事だろ?
「ノーブラ? ――しまっタ!」
どうやらうっかりしていたようだ。露出狂とかじゃなくて良かった…。
「さっき、ロジーの事考えながら〇ナニーしてたからつイ…」
「もしかしてウィルちゃんって…」
「君の思った通り、ロジーとHした事あるヨ♡」
「2人は血繋がってるの?」
「もちろン♡」
ウィルベルさんのとんでもない発言で、一瞬頭が真っ白になる…。
「えーと………、秘密にしてネ♪」
「沙織ママ大当たりじゃん! 凄いね~!」
「? 大当たりって何の事かナ?」
「それは調査が終わった時に言うよ。交換条件ってやつ」
「…君面白いね~。名前訊いて良イ?」
「紬だよ」
「ツムギか~。ちゃんと覚えタ!」
その後沙織さんが料金について尋ねたところ、後払いである事がわかった。成功しなかったらタダらしいので安心できるかも。
他に質問はないので、俺達は帰る事にした。
「アイヤマさん・ツムギ、またネ♪」
「調査よろしくお願いします」
沙織さんが頭を下げたので、俺も下げる。…詩織さんと満里奈さんはやったものの、紬さんはやらなかった。
「ウィルちゃんバイバ~イ♪」
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