胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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バイトを終えてから~夏休みが終わるまで

第128話 沙織さんの本音がポロリ

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 8月10日の日曜日になり、俺達は昼過ぎに沙織さんの家に集まる。

今日は“マコール”の閉店時間ギリギリに行く前に、千夏さん達に渡すお礼の品を買う予定だ。それらを済ませてからこの家で1泊する事になっている。

お礼の品については、これから話し合って決めよう!

「お姉さん達に渡すなら変わった物にしてビックリさせたいね」

「変わった物をもらっても困るでしょ? 無難で良いのよ」

紬さん・満里奈さんの言い分は共に理解できる。どっちが良いのか…?

「満里奈みたいな真面目な人に渡すならそれで良いけど、お姉さん達はH大好きなんだよ? 普通で満足する訳ないじゃん!」

「それは偏見だから」

俺達も千夏さん達と同じようにH好きだが、少なくとも俺は普通の物が欲しい…。

「そもそも、あんたの言う変わった物って何よ?」

紬さんが何を言うのかまったく予想できない。

「そうだね~、今思い付いたのは『虫のフィギュア』かな」

本当に変わってるぞ。そんなのもらっても全然嬉しくない…。

「ドッキリとかに使えそうじゃない? ベッドの上に置くだけでも効果あるでしょ」

部屋に入ろうとした時にその光景を見たら、ビビってすぐ逃げるな。

「お礼どころか喧嘩売ってるように思われるから却下」

「あたしだったら、すぐいらないって言う…」

千夏さんもハッキリ言う性格だから、同じ結末になりそうだ。

「フィギュアでも虫は見たくないわ…」

「俺もみんなと同じ意見だ」

紬さんの案は満場一致で否決される。みんなのセンスは普通で本当に良かった…。

「さすがにダメか~。ウチも虫は嫌いだからもらいたくないし」

じゃあ何で言い出したんだ? 意味が分からない。

「今度は満里奈の番だよ。無難なやつを教えて」

「それはやっぱりお菓子ね。定番の物を買えば問題ないと思う」

おいしさが保証されてるのが大きいし、余程その人の好みに合わない限り失敗する事がない。

「定番のお菓子はおいしいけど物足りないな~。ウチらは“引かれ合った”特別な関係なんだから、特別な物が良い気がする」

千夏さんが何度も言った『エロ好きは引かれ合う』の事か。泊まるだけでなくバイトもさせてもらったから、特別な関係は間違ってないかも。

「でもな~、お姉さんにエロ系の物をあげても持ってそうだし…」

俺は経験ないが、そうなったら微妙な空気になりそうだ。

「沙織ママ、何かない?」

「そうね~、『枕』はどうかしら? 一般的にお礼の品に渡す物じゃないから特別感を出せそうだし、好みの固さじゃなくても使い道はあると思うわ」

「枕投げに使えそうだね」

限定され過ぎだろ…。

「そのアイディアは紬ちゃんらしいわね♪ わたしが考えたのは『抱き枕』よ。頭に合わなくても、抱き心地は合うかもしれないでしょ?」

「確かに。さすが沙織ママ!」

「みんなはどう思う?」

「あたしは良いと思う。好みに合えば毎日使ってもらえそうだし、すぐ食べ終わるお菓子よりお礼になる気がする」

「私も同感です」

枕に決まりかけているが、どうしても気になる点がある。

「いくら使い道はあっても、なるべく2人の好みに合う枕のほうが良いですよね? 適当に買いますか?」

好みは人それぞれだし、なるべく失敗したくないのは言うまでもない。

「まーちゃんの言う通りだけど、好みを訊いたらサプライズじゃなくなっちゃうよ。それだとつまらなくない?」

「あえてお礼として渡す事を伝えるのもアリね。それなら2人の好みに合う枕を渡せるわ」

どっちも一長一短だな…。

「ウチは絶対サプライズが良い! お姉さんとオバさんの驚く顔が見たいから!」

「わたしは事前に伝える派ね。お礼として渡すんだから、2人の役に立つ物にしたいわ」

「詩織ちゃんと満里奈はどう思う?」

「あたしは悩むな~」

「私も伝える派かな…」

おいおい、意見が割れてるじゃないか。そうなると俺の意見で決まりそうだ。

「まーちゃんはどう?」

俺はみんなを大切に想っている。それは沙織さんも例外ではない。となると、ベストな回答は何だ…?

「――どっちもやれば良いんじゃないか?」

「えっ?」
女性陣の視線が俺に集まる。

「お礼は何個渡しても良いから、伝える物と伝えない物に分ければ問題ないよな?」

「言われてみればそうかも。ハーレム大好きな真らしい答えじゃん」

詩織さんに茶化されたが、誰か1人を選べない以上文句は言えない。

「じゃあ伝えるのは枕で、伝えない物は何にする?」

当然こういう流れになるよな…。話が振り出しに戻った気がする。

「沙織ママ、そっちは後にしようよ~。枕を選んでる途中で思い付くんじゃない?」

「そうしましょうか。――そういえば、わたしと一緒に寝る時に真君の枕がないのを思い出したわ。その時に一緒に買わないとね♪」

「母さん。真が誰と寝るかはまだ決まってないよ?」

昨日決まったのは、ベッド組の誰かと一緒に寝る事だけだ。相手はまだ確定していない。

「そうだったかしら? うっかりしてた♪」

「あたしは母さんでも良いけどね。真と一緒に寝た回数は母さんだけ少ないし」

バイトの1泊がないから、沙織さんは1回少ない。

「本当に良いの?」

「思ったより食い付いてるんだけど…。あたしは本当に良いよ」

「ウチもOK」

「私も構いません」

「ありがとう、本当に嬉しいわ♪」

今の沙織さんの喜び方はまるで子供だ。無邪気な様子が伝わってくる。

「その代わり、布団で寝る誰かと一緒ね。布団ってリビングじゃなくてベッドがある部屋に敷くつもりだよね?」

詩織さんは何でそんな事言い出すんだ?

「そのつもりよ。多分わたしが最初に起きるから、リビングで寝ていたら物音とかで起こしちゃうと思うわ」

「でしょ? だから母さんの部屋のベッドの横に布団を敷くって事で良いよね? あたし達も欲しいからさ~」

「――構わないわ。真君もそれで良い?」

「良いですよ」

つまり沙織さんの部屋で3人寝るのか。詩織さん・明夫さんの部屋のベッドで寝る2人はハブられる事になる。

「沙織ママ。そろそろ買い物に行こうよ~」

「そうね、行きましょうか」

お礼の品より今日の寝る事が先に決まったのは予想外だが、俺達は出かける準備を始める。
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