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93.魔獣との遭遇(2)
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私の腕を引っ張ろうと先生が近づき、警備隊は銃をかまえた。
(銃…!?どうしよう…この子には何の罪もないのに絶対に嫌!!)
私はアイロウルフを庇うようにぎゅっと抱きしめた。
「おい、何している。」
警備隊の後ろから声が聞こえる。
ゾクっと恐怖を感じるほどの怒りが伝わる声で警備隊や先生達も固まってしまった。
「お、王太子殿下…!ここにいては危ないです。すぐに離れて下さい。」
「何・を・している、と聞いている。」
大の大人達がルル様を見て恐怖に慄いおののている。
ルル様が怒っている姿は私も恐怖を感じてしまう。
「こ、この生徒が魔獣から離れず苦戦していました。魔獣をすぐにでも処分致しますのでお待ちください殿下!おい!この生徒を早く退かせ!」
「はい!」
私を引っ張り上げようとする先生の腕を力強く掴むルル様。
「お前…!!俺に殺されたいのか…?」
「ひぃぃい!!で、殿下…も、申し訳ありません!」
あまりの恐怖心に訳も分からず謝り倒す先生。
先生や警備隊達を無視して私の所へと歩いてくるルル様。
「スー、大丈夫か?」
「ル…ルル様…ありがとうございます。あの、アイロウルフは居なくなった子供を探してここまで来たそうです。一緒に探しに行こうとしていたらこんな事に…」
「…そうか。お前らまさかスーの話が嘘だと思い込み銃を向けたのか…?」
「い、いえ!!そ…そのような事は…しかし、魔獣と会話ができるなんて冗談を言って困らせるものですから…」
「…いいか。瘴気に当てられていない魔獣は人を襲わない。この魔獣は瘴気に当てられていないのは見たら分かるだろ。お前らの目はちゃんと機能しているのか?…去れ。お前らじゃ話にならない。」
「で、ですが殿下…」
「去れといっている。」
「は、はぃぃいい!!」
警備隊も先生も凄い速さで逃げるように去ってしまった。
「スー、行こうか。この子の子供探しに行くんだろ?」
「ルル様…!私の話信じてくださるんですか!?」
「何言ってるんだ?ダンパーネでスーと一緒に魔獣と過ごしてきたじゃないか。スーと魔獣の事は分かってるつもりだ。」
「ありがとうございます…!!ルル様がいてくれて良かった…」
私は少し目が潤んでしまった。誰も信じてくれなかったのにルル様だけは信用してくれたから。
「アイロウルフ、一緒に行きましょう!早く子供を探さなきゃ!」
『ハヤク ミツケタイ』
「うん!任せて!ルル様、私行ってきます!」
「待て。俺も行く。」
「え…!?でも良いんでしょうか…?魔獣と一緒に居たら皆から白い目で…。」
「気にするな。人数増えたら早く子供が見つけられる。」
「ルル様…優しいんですね。魔獣の事怖がらないで居てくれますし。」
「何?好きになった?俺の事。」
「はい!(人として)好きです!」
私は満面な笑みで答えると、ルル様は思いもよらない答えが返ってきたのか目を丸くした後、私から顔を背けていたが耳や頬が真っ赤になっていた。
「ルル様…?」
「いや、分かってる。絶対に恋愛の意味ではない事は分かってるけど不意打ち…。」
『ニンゲンタチ シャベッテナイデ チャント サガセ』
何故だかアイロウルフに怒られてしまった…。
「ごめんなさい!ウルフさん、子供の気配は感じるの?」
『ケハイ ワカラナイ』
「ルル様、子供の気配は感じないそうです。ここを探すのも敷地が広くて時間がかかりそうですね。どうしましょう…。」
「分かった。少し待て。」
ルル様は目を瞑り少しの間立ち止まる。
「ルル様…?」
「…居た。こっちだ。」
「え?もう場所が分かったのですか!?ウルフさんルル様について行きましょう!」
『コドモ イタノカ?』
「そうみたいです!」
私とアイロウルフは一緒にルル様の後をついていった。
(銃…!?どうしよう…この子には何の罪もないのに絶対に嫌!!)
私はアイロウルフを庇うようにぎゅっと抱きしめた。
「おい、何している。」
警備隊の後ろから声が聞こえる。
ゾクっと恐怖を感じるほどの怒りが伝わる声で警備隊や先生達も固まってしまった。
「お、王太子殿下…!ここにいては危ないです。すぐに離れて下さい。」
「何・を・している、と聞いている。」
大の大人達がルル様を見て恐怖に慄いおののている。
ルル様が怒っている姿は私も恐怖を感じてしまう。
「こ、この生徒が魔獣から離れず苦戦していました。魔獣をすぐにでも処分致しますのでお待ちください殿下!おい!この生徒を早く退かせ!」
「はい!」
私を引っ張り上げようとする先生の腕を力強く掴むルル様。
「お前…!!俺に殺されたいのか…?」
「ひぃぃい!!で、殿下…も、申し訳ありません!」
あまりの恐怖心に訳も分からず謝り倒す先生。
先生や警備隊達を無視して私の所へと歩いてくるルル様。
「スー、大丈夫か?」
「ル…ルル様…ありがとうございます。あの、アイロウルフは居なくなった子供を探してここまで来たそうです。一緒に探しに行こうとしていたらこんな事に…」
「…そうか。お前らまさかスーの話が嘘だと思い込み銃を向けたのか…?」
「い、いえ!!そ…そのような事は…しかし、魔獣と会話ができるなんて冗談を言って困らせるものですから…」
「…いいか。瘴気に当てられていない魔獣は人を襲わない。この魔獣は瘴気に当てられていないのは見たら分かるだろ。お前らの目はちゃんと機能しているのか?…去れ。お前らじゃ話にならない。」
「で、ですが殿下…」
「去れといっている。」
「は、はぃぃいい!!」
警備隊も先生も凄い速さで逃げるように去ってしまった。
「スー、行こうか。この子の子供探しに行くんだろ?」
「ルル様…!私の話信じてくださるんですか!?」
「何言ってるんだ?ダンパーネでスーと一緒に魔獣と過ごしてきたじゃないか。スーと魔獣の事は分かってるつもりだ。」
「ありがとうございます…!!ルル様がいてくれて良かった…」
私は少し目が潤んでしまった。誰も信じてくれなかったのにルル様だけは信用してくれたから。
「アイロウルフ、一緒に行きましょう!早く子供を探さなきゃ!」
『ハヤク ミツケタイ』
「うん!任せて!ルル様、私行ってきます!」
「待て。俺も行く。」
「え…!?でも良いんでしょうか…?魔獣と一緒に居たら皆から白い目で…。」
「気にするな。人数増えたら早く子供が見つけられる。」
「ルル様…優しいんですね。魔獣の事怖がらないで居てくれますし。」
「何?好きになった?俺の事。」
「はい!(人として)好きです!」
私は満面な笑みで答えると、ルル様は思いもよらない答えが返ってきたのか目を丸くした後、私から顔を背けていたが耳や頬が真っ赤になっていた。
「ルル様…?」
「いや、分かってる。絶対に恋愛の意味ではない事は分かってるけど不意打ち…。」
『ニンゲンタチ シャベッテナイデ チャント サガセ』
何故だかアイロウルフに怒られてしまった…。
「ごめんなさい!ウルフさん、子供の気配は感じるの?」
『ケハイ ワカラナイ』
「ルル様、子供の気配は感じないそうです。ここを探すのも敷地が広くて時間がかかりそうですね。どうしましょう…。」
「分かった。少し待て。」
ルル様は目を瞑り少しの間立ち止まる。
「ルル様…?」
「…居た。こっちだ。」
「え?もう場所が分かったのですか!?ウルフさんルル様について行きましょう!」
『コドモ イタノカ?』
「そうみたいです!」
私とアイロウルフは一緒にルル様の後をついていった。
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