あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋

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第十八章

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ー前回までのあらすじー
 史花は文哉と結衣に武田からプロポーズをされたことを話した。
「私は武田さんと結婚します(笑い)」
「ママ、それって、本当なの?」
「結衣、もちろんよ。さっき武田さんからプロポーズをされたのよ(笑い)」
史花は満面の笑みで文哉と結衣に話した。

「さあ、みんなで、今からお祝いをしよう!」
4人は食卓に行き、お祝いの準備を始めた。
これから4人の幸せな日々が送られることになる。
後は、半年後に迫った全日本選手権で、結衣が優勝をすることである。
史花も文哉も武田も、そのことだけを願っていた。
ー前回までのあらすじENDー

 翌週から結衣は6ケ月後に控えた全日本選手権大会に備えて練習を始めた。コーチの文哉は結衣の練習を見守り、指導していた。
結衣の弱点は不完全ながら3回転-3回転-3回転のコンビネーションジャンプつまり、3回転フリップを跳び、連続して3回転ループを跳び、3回転トウループを跳ぶ。しかも着地を成功させることだ。
コーチの文哉は全日本選手権大会で優勝するにはミスは許されない。他の選手をびっくりさせるジャンプ力と3回転、3回転、そして4回転という離れ技がどうしても必要なのだ。
以前の結衣はマスメディアから「天才少女」と呼ばれる注目の的であった。あれから8年。結衣は24歳になっていた。コーチの文哉は32歳である。史花は49歳になっていた。武田にプロポーズされ、史花は益々綺麗になっていた。史花は顔の輪郭は整っていて、鼻筋は通っていて、目は大きく二重瞼である。しかも身長が162cmと女性にしては背が高かった。結衣も母親譲りで美人であった。しかも身長は160cmと長身であり8頭身美人でゴールデンプロポーションの持ち主であった。
フィギアスケートに於いて身長が160cm以上あると演技も綺麗さとジャンプ力が求められる。
スケートのシーズンに入れば全日本選手権、国際大会が始まる。ジュニアの時の快進撃のようにはいかないだろうということは誰の目にも映る。過去にシーズン中にジュニアグランプリシリーズで2戦連続優勝を果たし、ジュニア国際デビューを飾った華やかな時もあった。また、ジュニアグランプリファイナルでは、国際大会女子シングル史上5人目、ジュニア女子では史上初となる3回転アクセルを成功させ、優勝を果たしている。
国内大会ではシニアの全日本選手権でも3回転アクセルを跳んで2位となったこともあった。
シーズン中、シニアのグランプリシリーズに初参戦した時は初戦の中国杯で2位になった。グランプリファイナルでは外国人選手を破り、日本選手として2人目の優勝を果たした。
その時の夏からコーチの文哉による特訓が始まった。シーズンが開幕すると、NMK杯で総合得点199.52点の歴代最高得点を叩き出して優勝した。グランプリファイナルは、フリーのジャンプで2度転倒して2位に終わった。
地元兵庫県開催の全日本選手権では、大会直前に右手小指を骨折しながらも初優勝している。
今回の結衣にはどうしても優勝をさせたい。
結衣が優勝したらプロポーズをしようと文哉は思っているのであった。
文哉は結衣にはなんとしても優勝して貰いたいと思っていたのであった。
今夜は史花は不在である。武田の実家のある石川県へ旅行している。
文哉は久しぶりに結衣と二人だけで、一緒にディナーを食べて、一緒に風呂に入って、
一緒にリビングでくつろいで、一緒にベッドルームに行き、2人の愛をゆっくりと確かめ合うことができる。
文哉は結衣のことを愛している。
結衣も文哉のことを愛している。
二人は相思相愛の関係であった。
ディナーを終え、一緒に風呂に入り、寝室の中で2人は抱き合っていた。
結衣の今夜のランジェリーはブラックである。
 





 結衣と文哉は唇を重ねていた。結衣は文哉の口の中に舌を入れた。文哉は結衣の舌に吸いついた。
二人は舌を絡ませてべロキスを始めた。
二人はお互いの愛を確かめあった。
「文哉、好きよ。愛してる」
「結衣、俺も好きだよ。愛してるよ」
そういうと文哉は結衣をベッドの上で対面座位にし、抱き合った。結衣は喘ぎ声を出し始めた。「ハァ~、ハァ、ハァ~」
文哉は結衣の喘ぎ声を聞いて興奮した。
二人はお互いの愛を確かめ合い、二人の心は癒されたのであった。



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