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第八巻
しおりを挟む私はこの小説で、武田信玄、上杉謙信、山本勘助を主な登場人物として、取り上げたが、もう一人の人物を取り上げたい。
この章では、その人物である徳川家康について、取り上げたい。
何故なら参考文献『甲陽軍鑑の原文「家康家老本多百介と云剛の武士むすこを、未の九月もち候所に此子三ツ口なりとて家康山県と名を付候」があります。』と記載されていたのだ。
家康は、中国の人物として劉邦、唐の太宗、魏徴、張良、韓信、太公望、文王、武王、周公を尊敬していた。着目すべきはすべて周・漢・唐時代の人物で前王朝の暴君を倒して長期政権を樹立した王(皇帝)とその功臣の名が挙げられているのだ。
家康は日本の人物では源頼朝を尊敬していたと『慶長記』に記述がある。
また、家康は、武田信玄を師として仰いでいたのだ。
武田信玄に大いに苦しめられた家康ではあるが、施政には軍事・政治共に武田信玄を手本にしたものが多いいと言える。軍令に関しては重臣・石川数正の出奔により以前のものから改める必要に駆られたという事情もある。天正10年(1582年)の武田氏滅亡・本能寺の変後の天正壬午の乱を経て武田遺領を確保すると、武田遺臣の多くを家臣団に組み込んでいる。自分の五男・信吉に『武田』の苗字を与え、武田信吉と名乗らせ水戸藩を治めさせているのである。
家康は当初は今川氏の配下として活動するが、永禄3年(1560年)に桶狭間の戦いで今川義元が討死したのを機に、今川氏から独立して家康に改諱し、織田信長に接近。
永禄5年(1562年)に清洲同盟を結ぶ。永禄9年12月29日(1567年2月18日)には徳川氏に改姓。本拠地の三河国を平定した後は信長に協調し従属しながら今川氏や武田氏など周辺大名と幾多の抗争を展開、勝利して一国の領を遠江国・駿河国にまで広げた。天正10年(1582年)には本能寺の変での信長死亡後に発生した天正壬午の乱も制して甲斐国・信濃国を手中に収め5か国を領有する大大名となった。
上記の 天正壬午の乱は、天正10年の織田信長による武田征伐によって武田氏が滅亡し、その直後に本能寺の変で織田信長が死亡した為織田氏の領国支配体制が固まっていなかった旧武田領国(甲斐・信濃・上野西部)は混乱し、空白状態となった。この旧武田領国をめぐって、隣接する相模を本拠とする後北条氏(北条氏政・北条氏直)、織田氏の同盟者で武田征伐で駿河を得たばかりだった徳川家康、武田氏の滅亡直前まで武田勝頼と同盟を結んでいた越後の上杉景勝が争い、そこに武田氏の傘下に入っていた木曽氏や真田氏らの国衆、旧信濃守護の小笠原氏などの動きが絡んで起きた争乱であった。
信長没後に織田政権で勢力を伸ばし頭角を現した豊臣秀吉とは、天正12年(1584年)に小牧・長久手の戦いで対峙し、実質的な勝利大名となった。その後に秀吉に臣従し、天正18年(1590年)の小田原征伐後は後北条氏の旧領関東8か国への転封を命ぜられ、豊臣政権下で最大の領地を得ることになった。
秀吉晩年には五大老に列せられ大老筆頭となる。
秀吉没後の慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いでは東軍を率いて西軍に勝利し、天下人の地位を獲得すると、慶長8年(1603年)に征夷大将軍に任命され武蔵国江戸に幕府を開く。
晩年の慶長20年(1615年)には大坂の陣で豊臣氏を滅亡させ、また武家諸法度や禁中並公家諸法度など諸法令の策定も行い、江戸幕府が中心となって日本を統治する幕藩体制の礎を築いた。
家康没後は東照大権現の神号を後水尾天皇から贈られ、東照宮に祀られるなどして神格化され、江戸時代を通じて崇拝された。
ー(関ヶ原の戦いの合戦場)ー
ー(駿府城の家康像)ー
ー(三方原の合戦の敗北時、城に逃げ帰りそのときの様子を絵師に描かせた)ー
ー(徳川家の家紋"丸に三つ葉葵(徳川葵)")ー
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