『「あんな化け物と結婚なんて嫌!」と妹が泣くので私が身代わりになりました。……あの、化け物どころか、国一番の美形で紳士な旦那様なんですけど?

ラムネ

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第18話『遅れてきた結婚式と、永遠の誓い』

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三つ子たちが生まれ、断罪という名の過去の清算も終わり、黒鷲城には本当の意味での平和が訪れていました。 しかし、平和だからといって、暇というわけではありません。 むしろ、毎日が嵐のような騒がしさです。

「パパ! 見て見てー!」

「こらレオン、城の廊下でファイアボールを投げるなと言っただろう! ああっ、またタペストリーが!」

「パパ、抱っこ。……高い高いして」

「よしよしシルヴィア、いいぞ。……って、なんで俺の腕を凍らせるんだ!? パパは氷像じゃないぞ!」

「あうー、まんまー」

「おお、アラン。お前だけがパパの癒やしだ……。ん? なんで俺の顔が光ってるんだ? 聖魔法で『浄化』してるのか? パパは汚れてないぞ?」

執務室から、ジークハルト様の悲鳴に近い叫び声が聞こえてきます。 一歳半になった三つ子たちは、歩くことと言葉を覚えるのと同時に、魔力の使い方も本能的にマスターし始めていました。 元気なのは素晴らしいことですが、おかげで城の修繕費は右肩上がり。 ジークハルト様は「公務」と「育児」と「城の修理」のトリプルパンチで、嬉しい悲鳴を上げ続けているのです。

私は、そんな彼らの様子を微笑ましく見守りながら、厨房で焼きたてのクッキーを準備していました。

「ふふ、旦那様も大変ね。でも、あんなに幸せそうな顔をして」

かつて「氷の彫像」のようだった彼の表情は、今では百面相のように豊かになりました。 困ったり、怒ったり、デレデレしたり。 その全てが、私にとっては愛おしい光景です。

しかし、最近のジークハルト様には、少し気になることがありました。 ふとした瞬間に、何かを考え込むような顔をするのです。 それも、育児の悩みとは違う、どこか真剣で、そして少し寂しげな表情を。

(何か、悩み事でしょうか……)

私は焼きたてのクッキーをバスケットに入れ、執務室へと向かいました。

「旦那様、お茶の時間にしましょうか」

私が部屋に入ると、ジークハルト様はハッとして、手元にあった書類を慌てて引き出しに隠しました。

「あ、ああ。エルサか。ちょうど休憩しようと思っていたところだ」

その挙動不審な態度に、私の勘がピクリと反応しました。 隠し事です。 しかも、結構大きな隠し事の気配がします。

「……旦那様。今、何を隠しましたか?」

「な、何も隠してなどいない。ただの……領地の予算案だ」

「予算案なら、隠す必要はありませんよね? 私、いつもお手伝いしていますし」

「い、いや、これは機密費というか、その……俺のヘソクリというか……」

しどろもどろになる彼を見て、レオンとシルヴィアが「パパ、あやしーい」という顔で指をさしました。 子供は正直です。

「もしかして……また帝国のスパイとか、悪い知らせではないですよね?」

私が不安になって尋ねると、彼は慌てて首を横に振りました。

「違う! 断じて違う! 悪いことじゃない! ……ただ、まだお前には言えないだけだ」

「言えないこと、ですか?」

「ああ。……サプライズにしたいんだ。だから、今は聞かないでくれ」

彼は子供のように必死な目で私を見つめました。 そこまで言われては、無理に聞き出すわけにはいきません。

「……わかりました。信じて待ちます」

私はニッコリと笑って、クッキーを彼の口に押し込みました。

「でも、もし浮気とかだったら、城ごと凍らせますからね?」

「ぶぐっ!? す、するわけないだろう! 俺の心臓はお前専用だ!」

ジークハルト様は口いっぱいにクッキーを頬張りながら、必死に弁解しました。 その様子を見て、子供たちも私も大笑いしました。

                  ◇

数日後。 ジークハルト様の「サプライズ」の正体が明らかになる日が来ました。

「エルサ、今日は少し出かけるぞ。子供たちは乳母に預けてある」

朝、彼はいつもより少しめかし込んだ格好で私を誘いました。 漆黒の礼服ですが、襟元には銀色の刺繍が施され、どこかフォーマルな装いです。

「どちらへ? 視察ですか?」

「まあ、そんなところだ。……着替えてくれ。このドレスに」

彼が差し出したのは、純白のドレスでした。 王都の夜会で着たような煌びやかなものではなく、シンプルですが、最高級のシルクを使った、清楚で上品なデザインです。 そして、その白さは、まるで花嫁衣装のようでした。

「……旦那様、これは?」

「いいから、着てみてくれ」

彼の耳が少し赤くなっているのに気づき、私は胸を高鳴らせながら着替えました。 鏡に映った自分の姿は、まるで結婚式を控えた新婦のようで、思わず頬が熱くなりました。

「……似合うか?」

「はい、とても」

彼は眩しそうに私を見つめ、そっと手を差し出しました。

「行こう」

連れて行かれたのは、城の裏手にある「鏡の湖」でした。 そこは領地の中でも特に美しい場所で、湖面が鏡のように空や山々を映し出すことから名付けられた聖地です。 春には氷結花が咲き乱れ、幻想的な風景が広がる場所。

馬車を降り、林道を抜けて湖畔に出た瞬間、私は息を呑みました。

「……えっ?」

そこには、信じられない光景が広がっていました。

湖のほとりに、真っ白な祭壇が設けられていたのです。 周囲の木々には白いリボンと花々が飾られ、地面には青い氷結花の花びらがバージンロードのように敷き詰められています。 そして、そこには。

「奥様! おめでとうございます!」 「エルサ様ー! 綺麗だよー!」

黒鷲騎士団の団員たち、城の使用人たち、そして領民の代表者たちが、正装をして並んでいたのです。 皆、手に手に花束を持ち、満面の笑みで私たちを迎えてくれました。 最前列では、乳母に抱かれた三つ子たちも、おめかしをしてキャッキャと手を振っています。

「こ、これは……?」

私が呆然としていると、ジークハルト様が私の手を引き、祭壇の前へと進みました。

「結婚式だ」

彼は照れくさそうに、しかしはっきりと言いました。

「俺たちは、まともな式を挙げていなかっただろう? お前がここに来た時は、身一つで……まるで人身御供のような扱いだった。誓いの言葉も、指輪の交換も、祝福の拍手もなかった」

彼は立ち止まり、私の目をまっすぐに見つめました。

「それが、俺はずっと心残りだったんだ。……お前に、花嫁としての最高の瞬間を与えてやりたかった」

「旦那様……」

涙が溢れてきました。 私は、今の生活が幸せすぎて、結婚式のことなんてすっかり忘れていました。 でも、彼は気にしていたのです。 私が「身代わり」として嫁いできたという事実を、きちんとした形で上書きし、私を「正真正銘の花嫁」にしてあげたいと。

「準備に時間がかかってすまなかった。……領民たちにも協力してもらって、やっと今日という日を迎えられた」

「みんな……」

見渡せば、料理長が巨大なウェディングケーキを運んでいたり、騎士団長が神父役の衣装を着て緊張していたり、庭師たちが花びらを撒いていたりと、手作り感満載の温かい式場でした。 ジークハルト様がコソコソしていたのは、これだったのです。

「さあ、始めようか」

ジークハルト様のエスコートで、私たちは花びらのバージンロードを歩きました。 一歩進むごとに、祝福の声と拍手が降り注ぎます。

「おめでとう!」 「末長くお幸せに!」 「旦那様、泣かないでくださいよー!」

野次を飛ばす騎士たちに、ジークハルト様が「うるさい!」と笑いながら言い返します。 なんて幸せな光景でしょう。 かつては恐怖の対象だった「北の魔王」と、その生贄だった「地味な令嬢」。 それが今、こんなにも多くの人々に愛され、祝福されているのです。

祭壇の前で、神父役の騎士団長が咳払いをしました。

「えー、新郎ジークハルト。汝は、エルサを妻とし、健やかなる時も、病める時も、魔力が暴走した時も、子供が城を破壊した時も、これを愛し、敬い、守り抜くことを誓いますか?」

「……後半、余計な文言が入っていないか?」

ジークハルト様が苦笑しましたが、すぐに真剣な表情に戻り、私を見つめました。

「誓います。……俺の魂が在る限り」

「では、新婦エルサ。汝は、ジークハルトを夫とし、富める時も、貧しき時も、旦那様が過保護すぎて鬱陶しい時も、これを愛し、支え、共に歩むことを誓いますか?」

会場から笑いが起きました。

「……ふふ。誓います。世界一愛しています」

「では、誓いのキスを」

ジークハルト様が、そっとベール(に見立てた薄いレース)を持ち上げました。 その紫色の瞳が、至近距離で私を捉えます。 そこには、溢れんばかりの愛と、感謝と、そして少しの懺悔が含まれていました。

「エルサ」

キスをする直前、彼が囁きました。

「俺は、お前が『身代わり』でここに来たことを、神に感謝している。……だが、今ここで改めて言わせてくれ」

彼の手が、私の頬を優しく包み込みました。

「俺は、お前がマリアの代わりだから愛したんじゃない。……お前がエルサだから、愛したんだ。お前の優しさも、強さも、笑顔も、全てが俺の宝物だ」

「……はい」

「俺と結婚してくれて、ありがとう。……愛している」

彼の唇が、私の唇に触れました。 それは、今までで一番優しく、甘く、そして長いキスでした。 周囲からの歓声と口笛が、遠く聞こえます。 空からは、アランの魔法なのか、それとも自然の奇跡なのか、光の粒子がダイヤモンドダストのようにキラキラと降り注いできました。

「パパ―! ママ―! チュッしたー!」

レオンとシルヴィアが無邪気に叫び、アランがパチパチと手を叩いています。 私たちは顔を離し、互いに少し照れながら笑い合いました。

「……さて、指輪の交換だな」

ジークハルト様がポケットから小箱を取り出しました。 パカッと開くと、そこには見たこともないほど美しい指輪が入っていました。 銀色の台座に、私の瞳と同じ灰色の石と、彼の瞳と同じ紫色の石が寄り添うように埋め込まれ、その周りを三つの小さな宝石(赤、青、金)が囲んでいます。

「これは……?」

「『魂の指輪(ソウル・リング)』だ。俺の魔力を結晶化させて作った。……これを着けていれば、お前がどこにいても俺はすぐに駆けつけられるし、俺の魔力でお前を守ることができる」

「まあ、素敵……。家族全員の色が入っているんですね」

「ああ。俺たち五人は、いつも一緒だ」

彼が私の左手の薬指に指輪をはめてくれました。 サイズはぴったりです。 指輪からは、ほんのりと温かい熱が伝わってきます。 彼の心臓が、私の指に触れているような感覚。

「私も……用意していなくてごめんなさい」

「お前はもう、十分すぎるものをくれたじゃないか」

彼は子供たちの方を見ました。 乳母の手を離れ、三つ子たちがヨチヨチとこちらへ歩いてきます。 レオンが転びそうになり、シルヴィアが支え、アランがニコニコとついてくる。 その愛らしい姿こそが、私たちが共に歩んできた証であり、最高の贈り物でした。

「おいで!」

ジークハルト様が手を広げると、三人は競うように飛び込んできました。 私たち夫婦と、三人の子供たち。 五人で抱き合う「団子状態」になり、式場は温かい笑いに包まれました。

                  ◇

式の後は、湖畔でのガーデンパーティーが始まりました。 ジークハルト様は「今日は無礼講だ!」と宣言し、騎士たちと酒を酌み交わし、領民たちと語らい、子供たちと遊び回りました。

私は、そんな彼を少し離れた木陰から眺めていました。 幸せすぎて、胸がいっぱいです。

「……奥様」

声をかけられ、振り返ると、そこには以前、城下町の詰め所で出会った騎士団長が立っていました。 彼は少し赤ら顔で、目元を潤ませています。

「本当におめでとうございます。……俺たちは、旦那様がこんなに笑うようになるとは、夢にも思っていませんでした」

「騎士団長……」

「旦那様はずっと、ご自身の魔力に怯え、孤独に生きてこられました。誰も近づけず、誰も信じられず……。それが、奥様が来られてから、まるで魔法が解けたように変わられた」

彼は深々と頭を下げました。

「俺たち黒鷲騎士団一同、奥様に心から感謝しています。……貴女様こそ、我らが主君を救った真の英雄です」

「やめてください、そんな」

私は首を振りました。

「私はただ、彼を愛しただけです。……彼が私を愛してくれたように」

「それが、一番の魔法なんですよ」

騎士団長はニカッと笑い、再び宴の輪の中へと戻っていきました。

日が暮れ始め、空が茜色に染まる頃。 パーティーもお開きとなりました。 遊び疲れた子供たちは、すでに乳母やメイドたちに抱かれてスヤスヤと眠っています。

「……帰ろうか、エルサ」

ジークハルト様が戻ってきました。 少し酔っているのか、足取りが軽やかです。

「はい、旦那様。……今日は本当に、ありがとうございました」

「礼を言うのは俺だと言っただろう」

彼は私の肩を抱き寄せ、夕焼けに染まる湖を見つめました。

「俺は誓ったんだ。……お前を、世界で一番幸せな女にすると」

「もうなっていますよ。これ以上幸せになったら、罰が当たってしまいます」

「罰など当たるものか。もし神が文句を言ってきたら、俺が斬る」

「ふふ、野蛮ですね」

「愛ゆえだ」

私たちはキスをし、手を取り合って馬車へと向かいました。 振り返ると、祭壇の周りの氷結花が、夕日を受けてキラキラと輝いていました。 それはまるで、私たちの未来を祝福する光の道のようでした。

帰りの馬車の中。 ジークハルト様は私の膝枕で、子供のように眠ってしまいました。 彼の寝顔を見つめながら、私は左手の指輪を撫でました。

『身代わり』から始まった物語。 それは、数々の試練と奇跡を経て、今、『真実の愛』へと辿り着きました。 でも、これで終わりではありません。 これからは、この指輪と、三人の子供たちと共に、新しい章が始まるのです。

「おやすみなさい、私の愛しい旦那様」

私は彼の銀髪にキスをし、揺れる馬車の中で幸せなまどろみに身を委ねました。 夢の中で、きっとまた彼と会えるでしょう。 そして、明日目が覚めれば、そこには彼と子供たちの笑顔がある。 それだけで、私の人生は完璧なのです。
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