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生徒会勧誘編
前橋きい②
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───漆間大学附属高等学校生徒会───
「くっくっくっ……! まさか神奈月のやつからフットサルを提案してくるとは思わなかったぜ!」
「会長、楽しそうですね」
漆間高校の生徒会長である堂大寺幹久はほくそ笑んでいた。
彼は1年の頃から生徒会に入っており、2年の時に生徒会長に選出され、3年でも再選していた。
そのため神奈月ともすっかり顔馴染みとなり、交流会以外でも連絡を取ったりしているが、基本的に神奈月が堂大寺をイジっているため、堂大寺自身は嫌がっている。
また、堂大寺は自分の身長が低いことをコンプレックスとしていた。
「そりゃ楽しいに決まってんだろ! 去年の交流会でのバスケ、神奈月の奴にどれだけ煮湯を飲まされたか……! だが今回は違うぜ! 今年はフットサル経験者である山田が生徒会に入ったからな!」
「山田君が入った時から、絶対フットサルにしてやるって言ってましたもんね」
「神奈月の奴はどうせ今年も生徒会長になるはずだからな……! 絶対ボコす! 絶対泣かす!」
「会長の生き甲斐それだけになってる気がします」
副会長の岡田信明は、暴走しがちな会長のストッパー役として去年に引き続き生徒会に入っていた。
「後は向こうの選挙が終わった頃合いに交流会をいつ実施するかだが…………ん?」
堂大寺の携帯が通知音を鳴らした。
飛んできたメッセージを見て、堂大寺は眉を寄せた。
「なんだぁ……?」
「どうしたんですか?」
「神奈月の奴が交流会を今週末の土曜にしてほしいだとよ」
「今週末だとまだ瑞都高校は生徒会選挙終わってませんよね?」
「のはずだけどよ…………見てみろよ。ムカつく絵文字付きで送られてきてやがる」
「別にムカつきはしませんけど……。ホントですね。何か早めたい理由があるんですかね」
「分からねーけど…………こっちとしては別に問題ねーな。むしろ、早々に神奈月を泣かせるんだったら臨むところだぜ」
堂大寺はすぐさま了承の返事を送信した。
「岡田、他の奴らにも連絡しといてくれ。あと、コートの手配もな」
「分かりました」
岡田は生徒会用のメッセージグループに内容を送り、フットサルコートの予約電話を入れるため生徒会室から出て行った。
「さて、罰ゲームで何をさせるか今からワクワクが止まらねーぜ」
───瑞都高校生徒会───
「お、早速ミッキーから連絡が来たね。『臨むところだ』……か。さすがミッキーのりのりだねぇ」
未来さんがニヤニヤと笑った。
この笑い方をする時は、大抵誰かをオモチャにしている時の顔だ。
「交流会の話ですか?」
大鳥先輩が聞いた。
「そうだよ。今週末にしてくれないかとお願いしたんだけど、ミッキー達がオッケーしてくれたんだ」
「高坂と…………若元? でしたっけ。生徒会を体験させるって話でしたよね? いいんですか交流会なんかで」
「むしろ交流会だからいいんだよ。地味な仕事よりも、体を動かすスポーツした方がスッキリするんだからさ」
高坂…………やっぱり生徒会に入ってくれるんだ。
まだ確定じゃないけど、体験に来てくれるってことはそういうことだよね。
でも今年の交流会はフットサルだって言うし、高坂は怪我のせいで出来ないんじゃ……。
でも未来さんのことだし、何か意図があってフットサルにしたんだと思うけど……高坂が出来なかったら意味ないよね……。
「コートの予約は向こうでしてくれるみたいだから、後はキイに交流会で使う予定のお金を算出して、宇佐木先生に提出するぐらいかな」
「……もう終わってる」
「さすがだね! ちなみにニーナが遅いけど大鳥君知ってる?」
「新波なら日直の関係で遅れるって───」
「すいませ~ん! 遅れちゃいました~」
走ってきたのか、書記である新波翼先輩が息を切らしながら生徒会室に入ってきた。
「遅いじゃないかニーナ。遅れた理由を30字以内で述べよ」
「だから今僕が日直だからって……」
「えっとね~日直日誌を書かないといけなかったんですけど~、同じ日直に付いてた斉藤君がね、あ、斉藤君って言うのは私と同じクラスの男の子で~コーラが大好きな人なんですけど~」
「ええい余計な情報が多すぎる! 斉藤なにがしの話はどうでもいいんだ! もういい、交流会の話をするからニーナも座りたまえ!」
「は~い」
未来さんが唯一自分のペースに持っていけない、天然マイペースな新波先輩……さすがです。
新波先輩も去年から生徒会に入っていた人だ。
庶務、会計、広報だけ3年生が務めていたため、今年は枠が空いてしまっている。
中学時代も会計をしていた私にとっては丁度良かった。
「さて、それじゃあ生徒会会議(仮)を始めようか」
「くっくっくっ……! まさか神奈月のやつからフットサルを提案してくるとは思わなかったぜ!」
「会長、楽しそうですね」
漆間高校の生徒会長である堂大寺幹久はほくそ笑んでいた。
彼は1年の頃から生徒会に入っており、2年の時に生徒会長に選出され、3年でも再選していた。
そのため神奈月ともすっかり顔馴染みとなり、交流会以外でも連絡を取ったりしているが、基本的に神奈月が堂大寺をイジっているため、堂大寺自身は嫌がっている。
また、堂大寺は自分の身長が低いことをコンプレックスとしていた。
「そりゃ楽しいに決まってんだろ! 去年の交流会でのバスケ、神奈月の奴にどれだけ煮湯を飲まされたか……! だが今回は違うぜ! 今年はフットサル経験者である山田が生徒会に入ったからな!」
「山田君が入った時から、絶対フットサルにしてやるって言ってましたもんね」
「神奈月の奴はどうせ今年も生徒会長になるはずだからな……! 絶対ボコす! 絶対泣かす!」
「会長の生き甲斐それだけになってる気がします」
副会長の岡田信明は、暴走しがちな会長のストッパー役として去年に引き続き生徒会に入っていた。
「後は向こうの選挙が終わった頃合いに交流会をいつ実施するかだが…………ん?」
堂大寺の携帯が通知音を鳴らした。
飛んできたメッセージを見て、堂大寺は眉を寄せた。
「なんだぁ……?」
「どうしたんですか?」
「神奈月の奴が交流会を今週末の土曜にしてほしいだとよ」
「今週末だとまだ瑞都高校は生徒会選挙終わってませんよね?」
「のはずだけどよ…………見てみろよ。ムカつく絵文字付きで送られてきてやがる」
「別にムカつきはしませんけど……。ホントですね。何か早めたい理由があるんですかね」
「分からねーけど…………こっちとしては別に問題ねーな。むしろ、早々に神奈月を泣かせるんだったら臨むところだぜ」
堂大寺はすぐさま了承の返事を送信した。
「岡田、他の奴らにも連絡しといてくれ。あと、コートの手配もな」
「分かりました」
岡田は生徒会用のメッセージグループに内容を送り、フットサルコートの予約電話を入れるため生徒会室から出て行った。
「さて、罰ゲームで何をさせるか今からワクワクが止まらねーぜ」
───瑞都高校生徒会───
「お、早速ミッキーから連絡が来たね。『臨むところだ』……か。さすがミッキーのりのりだねぇ」
未来さんがニヤニヤと笑った。
この笑い方をする時は、大抵誰かをオモチャにしている時の顔だ。
「交流会の話ですか?」
大鳥先輩が聞いた。
「そうだよ。今週末にしてくれないかとお願いしたんだけど、ミッキー達がオッケーしてくれたんだ」
「高坂と…………若元? でしたっけ。生徒会を体験させるって話でしたよね? いいんですか交流会なんかで」
「むしろ交流会だからいいんだよ。地味な仕事よりも、体を動かすスポーツした方がスッキリするんだからさ」
高坂…………やっぱり生徒会に入ってくれるんだ。
まだ確定じゃないけど、体験に来てくれるってことはそういうことだよね。
でも今年の交流会はフットサルだって言うし、高坂は怪我のせいで出来ないんじゃ……。
でも未来さんのことだし、何か意図があってフットサルにしたんだと思うけど……高坂が出来なかったら意味ないよね……。
「コートの予約は向こうでしてくれるみたいだから、後はキイに交流会で使う予定のお金を算出して、宇佐木先生に提出するぐらいかな」
「……もう終わってる」
「さすがだね! ちなみにニーナが遅いけど大鳥君知ってる?」
「新波なら日直の関係で遅れるって───」
「すいませ~ん! 遅れちゃいました~」
走ってきたのか、書記である新波翼先輩が息を切らしながら生徒会室に入ってきた。
「遅いじゃないかニーナ。遅れた理由を30字以内で述べよ」
「だから今僕が日直だからって……」
「えっとね~日直日誌を書かないといけなかったんですけど~、同じ日直に付いてた斉藤君がね、あ、斉藤君って言うのは私と同じクラスの男の子で~コーラが大好きな人なんですけど~」
「ええい余計な情報が多すぎる! 斉藤なにがしの話はどうでもいいんだ! もういい、交流会の話をするからニーナも座りたまえ!」
「は~い」
未来さんが唯一自分のペースに持っていけない、天然マイペースな新波先輩……さすがです。
新波先輩も去年から生徒会に入っていた人だ。
庶務、会計、広報だけ3年生が務めていたため、今年は枠が空いてしまっている。
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