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第一章
第40話:異邦人を倒せ②
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ここまではなんとか作戦通りに進んでいる。
だけど、異邦人もオレたちの不可解な行動に気付いたようだ。
作業部屋のゲートは入室許可を与えた者にだけ見える設定にしてある。
そのため異邦人からすると四人が突然消えたことになり、逃げられたとさらに怒りを爆発させていた。
最初見た時は感情がないのかと思ったが全然そんなことはなかったな。
この様子だと、もうダメージを無視して飛び出してきてもおかしくない。
でもそんな心配は杞憂に終わり、なんとか無事に椿さんはオレたちの元まで辿り着いた。
「お待たせしてすみません! 私のMPは残り僅かです! タイミングはお任せしますのでお早めにお願いします!」
椿さんは未だに攻撃スキルを放ち続けてくれているが、ただでさえ白い肌が血の気が引いたように白さを増し、額には大量の汗を浮かべていた。
やはり強力なスキルを使うと、MPを消費する以外にもなにか精神的な負担があるようだ。
「わかりました。これから前方に二つ目のゲートを開けます! でもゲートの出現は待たなくていいので、椿さんは最後の攻撃スキルを放ったらすぐに後ろ側のゲートに入って下さい」
森羅さんはオレと一緒に最後に入って貰うことになっている。
椿さんの矢の雨がなくなれば十中八九、異邦人はこちらに向かってくる。
だから、異邦人に前鬼と後鬼をひと当てして貰い、勢いを殺して貰うつもりだ。
「わかりました! これが最後です!」
何が最後なのだろう? そう疑問に思ったその瞬間、今までの倍じゃ効かない輝く矢の雨が異邦人へと降り注いだ。
「へ? あ……ゲートを開けます!! 椿さんは先に入って!」
「ふふふ。はい! お先です!」
椿さんの最後のスキル……なんか今までのものよりかなり強力な攻撃な気がするんだが……。
どうせ最後だからと切り札的なスキルをお見舞いしたのかもしれない。
驚くから先に言っておいて欲しかった。
いや、最後、ちょっと笑みを浮かべてたから、散々驚かしたオレへの意趣返しだったのかもしれない。案外お茶目なところがあるんだな。
まぁでも、強力な攻撃で出鼻を挫いてくれるのは助かる。
「グッ!? キサまラ!! よクも! やっテくれタな!!」
だけど逆上してないかい……?
異邦人くん、超お怒りモードになっているんだけど……。
「前鬼! 後鬼! 異邦人を討って!!」
こちらに走って向かってくる異邦人を前鬼と後鬼が迎え撃った。
風を斬る「ごう」という恐ろしい音を立てて薙ぎ払われた二つの棍。
異邦人もさすがに無視するわけにいかなかったようで、立ち止まって……受け止めた。
あいつ……素手で受け止めやがった……。
いや、あれは魔法か何かを使っているのか?
異邦人はいつの間にか両手に闇を纏わせていた。
スキルかなにかを使っているようだ。
そこから二体の鬼と異邦人との激しい戦闘が始まった。
息のあった鬼の猛攻を一撃も喰らわずに躱し、受け流す異邦人。
しかし、攻撃の隙を突いた異邦人の強烈な反撃も、鬼たちはお互いがお互いを庇う形でなんとか凌いでいた。
幾分、鬼が劣勢だが、轟音を響かせる凄まじい戦いだ。
と……思わず目を奪われてしまったが、オレも為すべきことを為すとしよう。
まずは通用ゲートを開いたことでちゃんと軽トラダンジョンの管理が出来るようになっていることを確認。
「よし! 大丈夫だ!」
普段からダンジョンの外でもゲート近くならダンジョンの管理は出来ていたのだが、通用ゲートでも同じか自信がなかった。最悪、一旦オレだけ軽トラダンジョンの中に入って設定するつもりだったが、そうすると森羅さんの危険度が跳ね上がることになるので、本当に良かった。
スキル『分析』!
発動した瞬間、聞こえていた激しい戦闘音が止んだ。
この僅かな間に、さらに二匹の鬼は劣勢に立たされていた。
分析スキルがなかったら間に合わなかったかもしれない……。
慌てる必要はないと思うが急ぐとしよう。
分析スキルを解除すると、一気に負荷がかかるから思考加速している時間は出来るだけ短い方がいい。レベルを上げれば穏和されるようなのだが、まだレベル20だからな。
それじゃぁ早速始めよう。
まず、ダンジョンブレイク時に外に放出する魔物の設定だ。
イレギュラー討伐に向けて一時的に訓練用に配置していた魔物二百体を選択する。
終わったら後で復習兼ねてまた特訓しようと思って消さないでおいて良かった。
そして次に通用ゲートをブレイクする設定に変更。
うん。これも問題なく設定できた。
最後にダンジョンブレイクを通用ゲートに適用させ………………え………………出来ない。
ダンジョンブレイクさせることが出来ない……。
え、そんな、ここまで来て……最後の最後で……。
ほとんど何もかもぶっつけ本番。
うまくいかなくて当然なのかもしれないが、それでもここまで順調に進められたのに……。
ん? いや、待て……。
なにかおかしい……。
通用ゲートを開くのはメニューの設定ではなく派生スキルだ。
各種管理メニューにある設定などと違い、スキルは集中することでなんとなく使い方を理解することが出来る。
通用ゲートは、ダンジョンブレイクを適用させることが出来るはずなんだ!
はっ!? 違う!! ダンジョンリソースだ!!
リソースが底をつきかけているじゃないか!?
ダンジョンブレイクを起こすには最低でもリソースが一〇〇〇必要だ。
大量の魔物を一気に放出するなら一万は欲しいところだ。
それなに、あれだけ大量に貯まっていたリソースが一〇〇〇を切っている。
最後に確認した時は魔物数千体分は貯まっていたはずなのに!?
最近はリソースの回復量が異常で、訓練で二〇〇体の魔物を配置しても訓練中に既に消費した分は回復していた。それは覚えている。
それなのになぜ……?
じっくり調べたいが、今そんな余裕はない。
軽トラダンジョンのログを解析すれば原因がわかるかもしれないが、それがわかった所でリソースが戻るようなことはないのだから。
だけど、何もかも諦めるつもりはない。
まだ何か出来るはず。このあとどうするかを考えよう。
と言っても出来ることは少ない。
果たして、この状況で異邦人を倒すことはできるのか?
いや、無理だ。出来るわけがない。物量で押しつぶしてこその作戦だったんだ。
時間を稼いで多少リソースが回復したところで、ぎりぎりダンジョンブレイクさせることが出来るかどうかといったところだ。
そうすると、放出させることが出来る魔物は、配置済みの魔物だけということになる。
その程度の数の魔物では簡単にあしらわれておしまいだ。
せいぜいがさっき百花が蹴散らしたイレギュラーぐらいの強さの群れなのだから。
限られた時間の中で必死に考えてみたが……いい案が思いつくことはなかった。
だけど、異邦人もオレたちの不可解な行動に気付いたようだ。
作業部屋のゲートは入室許可を与えた者にだけ見える設定にしてある。
そのため異邦人からすると四人が突然消えたことになり、逃げられたとさらに怒りを爆発させていた。
最初見た時は感情がないのかと思ったが全然そんなことはなかったな。
この様子だと、もうダメージを無視して飛び出してきてもおかしくない。
でもそんな心配は杞憂に終わり、なんとか無事に椿さんはオレたちの元まで辿り着いた。
「お待たせしてすみません! 私のMPは残り僅かです! タイミングはお任せしますのでお早めにお願いします!」
椿さんは未だに攻撃スキルを放ち続けてくれているが、ただでさえ白い肌が血の気が引いたように白さを増し、額には大量の汗を浮かべていた。
やはり強力なスキルを使うと、MPを消費する以外にもなにか精神的な負担があるようだ。
「わかりました。これから前方に二つ目のゲートを開けます! でもゲートの出現は待たなくていいので、椿さんは最後の攻撃スキルを放ったらすぐに後ろ側のゲートに入って下さい」
森羅さんはオレと一緒に最後に入って貰うことになっている。
椿さんの矢の雨がなくなれば十中八九、異邦人はこちらに向かってくる。
だから、異邦人に前鬼と後鬼をひと当てして貰い、勢いを殺して貰うつもりだ。
「わかりました! これが最後です!」
何が最後なのだろう? そう疑問に思ったその瞬間、今までの倍じゃ効かない輝く矢の雨が異邦人へと降り注いだ。
「へ? あ……ゲートを開けます!! 椿さんは先に入って!」
「ふふふ。はい! お先です!」
椿さんの最後のスキル……なんか今までのものよりかなり強力な攻撃な気がするんだが……。
どうせ最後だからと切り札的なスキルをお見舞いしたのかもしれない。
驚くから先に言っておいて欲しかった。
いや、最後、ちょっと笑みを浮かべてたから、散々驚かしたオレへの意趣返しだったのかもしれない。案外お茶目なところがあるんだな。
まぁでも、強力な攻撃で出鼻を挫いてくれるのは助かる。
「グッ!? キサまラ!! よクも! やっテくれタな!!」
だけど逆上してないかい……?
異邦人くん、超お怒りモードになっているんだけど……。
「前鬼! 後鬼! 異邦人を討って!!」
こちらに走って向かってくる異邦人を前鬼と後鬼が迎え撃った。
風を斬る「ごう」という恐ろしい音を立てて薙ぎ払われた二つの棍。
異邦人もさすがに無視するわけにいかなかったようで、立ち止まって……受け止めた。
あいつ……素手で受け止めやがった……。
いや、あれは魔法か何かを使っているのか?
異邦人はいつの間にか両手に闇を纏わせていた。
スキルかなにかを使っているようだ。
そこから二体の鬼と異邦人との激しい戦闘が始まった。
息のあった鬼の猛攻を一撃も喰らわずに躱し、受け流す異邦人。
しかし、攻撃の隙を突いた異邦人の強烈な反撃も、鬼たちはお互いがお互いを庇う形でなんとか凌いでいた。
幾分、鬼が劣勢だが、轟音を響かせる凄まじい戦いだ。
と……思わず目を奪われてしまったが、オレも為すべきことを為すとしよう。
まずは通用ゲートを開いたことでちゃんと軽トラダンジョンの管理が出来るようになっていることを確認。
「よし! 大丈夫だ!」
普段からダンジョンの外でもゲート近くならダンジョンの管理は出来ていたのだが、通用ゲートでも同じか自信がなかった。最悪、一旦オレだけ軽トラダンジョンの中に入って設定するつもりだったが、そうすると森羅さんの危険度が跳ね上がることになるので、本当に良かった。
スキル『分析』!
発動した瞬間、聞こえていた激しい戦闘音が止んだ。
この僅かな間に、さらに二匹の鬼は劣勢に立たされていた。
分析スキルがなかったら間に合わなかったかもしれない……。
慌てる必要はないと思うが急ぐとしよう。
分析スキルを解除すると、一気に負荷がかかるから思考加速している時間は出来るだけ短い方がいい。レベルを上げれば穏和されるようなのだが、まだレベル20だからな。
それじゃぁ早速始めよう。
まず、ダンジョンブレイク時に外に放出する魔物の設定だ。
イレギュラー討伐に向けて一時的に訓練用に配置していた魔物二百体を選択する。
終わったら後で復習兼ねてまた特訓しようと思って消さないでおいて良かった。
そして次に通用ゲートをブレイクする設定に変更。
うん。これも問題なく設定できた。
最後にダンジョンブレイクを通用ゲートに適用させ………………え………………出来ない。
ダンジョンブレイクさせることが出来ない……。
え、そんな、ここまで来て……最後の最後で……。
ほとんど何もかもぶっつけ本番。
うまくいかなくて当然なのかもしれないが、それでもここまで順調に進められたのに……。
ん? いや、待て……。
なにかおかしい……。
通用ゲートを開くのはメニューの設定ではなく派生スキルだ。
各種管理メニューにある設定などと違い、スキルは集中することでなんとなく使い方を理解することが出来る。
通用ゲートは、ダンジョンブレイクを適用させることが出来るはずなんだ!
はっ!? 違う!! ダンジョンリソースだ!!
リソースが底をつきかけているじゃないか!?
ダンジョンブレイクを起こすには最低でもリソースが一〇〇〇必要だ。
大量の魔物を一気に放出するなら一万は欲しいところだ。
それなに、あれだけ大量に貯まっていたリソースが一〇〇〇を切っている。
最後に確認した時は魔物数千体分は貯まっていたはずなのに!?
最近はリソースの回復量が異常で、訓練で二〇〇体の魔物を配置しても訓練中に既に消費した分は回復していた。それは覚えている。
それなのになぜ……?
じっくり調べたいが、今そんな余裕はない。
軽トラダンジョンのログを解析すれば原因がわかるかもしれないが、それがわかった所でリソースが戻るようなことはないのだから。
だけど、何もかも諦めるつもりはない。
まだ何か出来るはず。このあとどうするかを考えよう。
と言っても出来ることは少ない。
果たして、この状況で異邦人を倒すことはできるのか?
いや、無理だ。出来るわけがない。物量で押しつぶしてこその作戦だったんだ。
時間を稼いで多少リソースが回復したところで、ぎりぎりダンジョンブレイクさせることが出来るかどうかといったところだ。
そうすると、放出させることが出来る魔物は、配置済みの魔物だけということになる。
その程度の数の魔物では簡単にあしらわれておしまいだ。
せいぜいがさっき百花が蹴散らしたイレギュラーぐらいの強さの群れなのだから。
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