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最終話 幸せのはじまり
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今日は研究棟視察のために、クリストフ、ユーリ、セオドアの3人は朝から王城に出向いていた。
陽光を浴びて白い石造りの廊が輝き、整えられた庭園に鳥の声が響いている。
ユーリは落ち着かない様子で足を止める。
「う~……なんていうか、場違いな感じがする」
「すぐ慣れますよ、いずれはずっとここにいるんですから」
隣を歩くクリストフが、迷いなく言い切る。
金の瞳は真っ直ぐで、揺るぎない光を宿していた。
その後ろで歩いていた副会長セオドア・ラインハルトが、少し肩を竦めて口を挟む。
「そうですよ、すぐ慣れます。俺も会長の付き添いで来城することが多いので、もう慣れました」
「そうかなぁ」
ユーリは苦笑するが、セオドアは冗談めかして言葉を返した。
「大丈夫ですよ、会長が常に一緒にいてくれますって」
「……セ、セオドアくん!!」
図星を突かれて頬を赤く染めるユーリ。その姿に、クリストフは小さく笑みを漏らした。
***
案内役の侍従を従えて、三人は王城内を歩く。
長い廊下を抜け、窓から見える中庭や古い塔の配置を確認する。
建設予定地として示されたのは、王城の一角に広がる静かな庭園の隣だった。
「ここなら研究棟を建てても城の景観を損なわず、魔力の流れも安定しています」
セオドアが資料を手に説明し、ユーリが頷く。
「確かに……魔力の循環が良い場所だね。これなら研究にも支障がないはず」
クリストフは二人のやり取りを静かに見守り、満足げに頷いた。
「やはり、先生がいてくださって正解でした」
褒められて頬を染めるユーリ。だがすぐに視線を逸らし、落ち着かない様子で小声を漏らした。
「……ぼく、ほんとに逃げ場をなくされてる気がするよ……」
その呟きに、クリストフの口元が僅かに上がる。
「それが狙いですから」
「っ……!」
思わず真っ赤になるユーリ。その反応を見て、セオドアは深いため息をついた。
(……まったく、会長は容赦がないな)
***
そんな折。
長い廊下の先から、数名の従者を伴った人物が歩いてくるのが見えた。
「……兄上」
クリストフが立ち止まり、わずかに姿勢を正す。
白銀の髪を持ち、堂々とした雰囲気を纏う青年。
第一王子――レオナード・フォン・グランツ。
「クリストフか。視察と聞いたが……」
レオナードの視線が一行に注がれる。
その瞬間――彼の瞳が僅かに見開かれた。
「……?」
その視線の先にいたのは、副会長セオドアだった。
無駄のない所作で記録を抱え、静かに佇む青年。
強さと誠実さを内に秘めたその雰囲気に、レオナードは一瞬で心を奪われていた。
(……誰だ、この青年は)
「兄上、こちらは副会長のセオドア・ラインハルトです。学園から同行しています」
クリストフが簡単に紹介する。
「……彼が、セオドア・ラインハルトか」
レオナードは名を口にしながら、しばし視線を離せずにいた。
当のセオドアは冷静に一礼する。
「はい。王立学園にて、生徒会副会長を務めております。会長――クリストフ殿下をお支えするのが、私の務めです」
「ああ、……弟の傍に仕えていると聞いたことがある」
「恐れながら、殿下を支え、役務を全うしてございます」
揺るぎない答えに、レオナードの眉がわずかに動いた。
弟を支えるための存在。だが、その誠実さに心が惹かれる。
「なるほど。弟が信頼を寄せるのも頷ける」
「……もったいなきお言葉」
レオナードは瞳を細める。
その変化に気づいたのは、すぐ隣で彼を見ていたクリストフだけだった。
(……兄上が、こんな顔をするなんて)
***
夕刻、視察は滞りなく進み、今後の打ち合わせを終えた三人は回廊を歩いていた。
外はもう暗く、城下町に帰るのは無理な時間だ。
「ユーリ」
クリストフが立ち止まり、静かに言った。
「今夜はここに泊まっていってください」
「え、えぇぇっ!? ここにって……」
「俺の部屋に案内しますね」
ユリウスの顔が耳まで真っ赤になる。
「……」
セオドアが小さく咳払いをし、気を利かせたように笑う。
「じゃあ、私は別棟の宿舎で休みます。――会長、先生を頼みましたよ」
そのまま回廊の向こうへ去っていく副会長。
残された二人は王城の自室に向かった。
クリストフは、ユーリを椅子に座らせると、しばらく無言で見つめた。
「……ユーリが俺の部屋にいる……それだけで、嬉しい」
「クリストフ……?」
金の瞳が細められ、声がかすかに熱を帯びる。
「あぁ、本当に……閉じ込めてしまいたくなる」
「な、な、何言って……!」
顔を真っ赤にして抗議するユーリの手を、クリストフは優しく包み込む。
「それだけ、ユーリを愛しく思っているということです」
そう言って微笑む姿に、ユーリの胸はまたきゅうっと痛んだ。
そして同時に――温かい熱で満たされていった。
クリストフの自室は高い天井に豪奢な天蓋付きのベッド、壁には精緻な刺繍が施されたタペストリーが掛けられている。普段は静謐そのものの空間に、今夜は二人で過ごす。
「……広くて……なんだか落ち着かない……」
ユーリは、両手を膝に乗せて椅子に座り、小さく縮こまっていた。
隣でティーポットを扱うクリストフは、珍しく楽しそうに口元を緩めている。
「ユーリ、お茶でも飲んで、休みましょう?」
カップに注がれる香り高いお茶。
ユーリは恐る恐る口をつけ、瞳を瞬かせた。
「……おいしい」
「それはよかった」
二人の間に静かな時間が流れる。
しかし、ユーリの心臓は落ち着かず、視線を泳がせてばかりだった。
「……あの、やっぱり……ぼく、別の部屋にした方が……」
「駄目です」
即答に、ユーリは目を瞬かせる。
「せ、せめてソファで寝るとか……」
「それも駄目です。ユーリは疲れているのですから、ベッドで休んでください」
「で、でも……」
「一緒に寝るだけですから」
言葉に熱が滲み、ユーリは頬を赤くする。
クリストフは椅子から立ち上がり、迷いなく歩み寄った。
そして軽々とユーリを抱き上げる。
「ひゃっ!? ま、また……!」
抗議の声も聞かず、そのままベッドに腰を下ろし、自分の膝の上に座らせた。
至近距離で見つめ合う。
「ユーリ、本当に可愛い」
「……っ……」
胸に響く低い声。
息がかかるほどの距離。
ユーリの目元に熱が滲み、唇が震える。
「……な、なんか、ほんとに……閉じ込められそう……」
「ええ。できれば、そうしたいです」
そのまま、唇が重なった。
柔らかく、けれど深い熱を宿した口づけ。
ユーリは抗えず、ただ小さな声で息を洩らす。
「……ん……」
やがて唇が離れたとき、クリストフは囁いた。
「ユーリ――今夜は俺の腕の中で寝てください」
ユリウスは胸に顔を埋め、真っ赤になりながら小さく頷いた。
「……はい……」
クリストフは彼を抱き締め、穏やかに微笑んだ。
王城の夜は静かに更けていった。
***
翌朝、大きな窓から差し込む光が、天蓋付きのベッドを柔らかく照らしていた。
ユーリはまぶしさに目を細め、ゆっくりと瞼を開いた。
「……ん……ここは……」
見慣れぬ広い部屋。
昨夜のことを思い出し、顔が一気に赤くなる。
(こ、ここ……クリストフの部屋……!)
隣では、すでに制服に着替えたクリストフが窓辺に立ち、朝の光を浴びていた。
振り返ると、金の瞳が優しく細められる。
「おはようございます、ユーリ」
「……っ……おはよう、クリストフ……」
声が震えてしまい、慌てて視線を逸らす。
クリストフはベッドに近づき、シーツを整えながら言った。
「ユーリの寝顔は本当に可愛かったですよ」
ユーリは真っ赤になりながら、膝の上で両手をぎゅっと握りしめる。
クリストフは笑みを浮かべ、そっと彼の手を包み込む。
「ユーリ、卒業したらこうして、共に朝を迎えられると思うと嬉しくてたまりません」
「……っ……」
胸の奥が熱でいっぱいになり、ユーリは小さく頷いた。
「……うん。……クリストフ、本当にありがとう。ずっと一緒に」
「えぇ、ずっと一緒にいましょう」
柔らかな光の中、二人は互いに微笑み合った。
未来はまだ不確かで、きっと困難もある。
それでも――この瞬間だけは、確かに隣にいた。
陽光を浴びて白い石造りの廊が輝き、整えられた庭園に鳥の声が響いている。
ユーリは落ち着かない様子で足を止める。
「う~……なんていうか、場違いな感じがする」
「すぐ慣れますよ、いずれはずっとここにいるんですから」
隣を歩くクリストフが、迷いなく言い切る。
金の瞳は真っ直ぐで、揺るぎない光を宿していた。
その後ろで歩いていた副会長セオドア・ラインハルトが、少し肩を竦めて口を挟む。
「そうですよ、すぐ慣れます。俺も会長の付き添いで来城することが多いので、もう慣れました」
「そうかなぁ」
ユーリは苦笑するが、セオドアは冗談めかして言葉を返した。
「大丈夫ですよ、会長が常に一緒にいてくれますって」
「……セ、セオドアくん!!」
図星を突かれて頬を赤く染めるユーリ。その姿に、クリストフは小さく笑みを漏らした。
***
案内役の侍従を従えて、三人は王城内を歩く。
長い廊下を抜け、窓から見える中庭や古い塔の配置を確認する。
建設予定地として示されたのは、王城の一角に広がる静かな庭園の隣だった。
「ここなら研究棟を建てても城の景観を損なわず、魔力の流れも安定しています」
セオドアが資料を手に説明し、ユーリが頷く。
「確かに……魔力の循環が良い場所だね。これなら研究にも支障がないはず」
クリストフは二人のやり取りを静かに見守り、満足げに頷いた。
「やはり、先生がいてくださって正解でした」
褒められて頬を染めるユーリ。だがすぐに視線を逸らし、落ち着かない様子で小声を漏らした。
「……ぼく、ほんとに逃げ場をなくされてる気がするよ……」
その呟きに、クリストフの口元が僅かに上がる。
「それが狙いですから」
「っ……!」
思わず真っ赤になるユーリ。その反応を見て、セオドアは深いため息をついた。
(……まったく、会長は容赦がないな)
***
そんな折。
長い廊下の先から、数名の従者を伴った人物が歩いてくるのが見えた。
「……兄上」
クリストフが立ち止まり、わずかに姿勢を正す。
白銀の髪を持ち、堂々とした雰囲気を纏う青年。
第一王子――レオナード・フォン・グランツ。
「クリストフか。視察と聞いたが……」
レオナードの視線が一行に注がれる。
その瞬間――彼の瞳が僅かに見開かれた。
「……?」
その視線の先にいたのは、副会長セオドアだった。
無駄のない所作で記録を抱え、静かに佇む青年。
強さと誠実さを内に秘めたその雰囲気に、レオナードは一瞬で心を奪われていた。
(……誰だ、この青年は)
「兄上、こちらは副会長のセオドア・ラインハルトです。学園から同行しています」
クリストフが簡単に紹介する。
「……彼が、セオドア・ラインハルトか」
レオナードは名を口にしながら、しばし視線を離せずにいた。
当のセオドアは冷静に一礼する。
「はい。王立学園にて、生徒会副会長を務めております。会長――クリストフ殿下をお支えするのが、私の務めです」
「ああ、……弟の傍に仕えていると聞いたことがある」
「恐れながら、殿下を支え、役務を全うしてございます」
揺るぎない答えに、レオナードの眉がわずかに動いた。
弟を支えるための存在。だが、その誠実さに心が惹かれる。
「なるほど。弟が信頼を寄せるのも頷ける」
「……もったいなきお言葉」
レオナードは瞳を細める。
その変化に気づいたのは、すぐ隣で彼を見ていたクリストフだけだった。
(……兄上が、こんな顔をするなんて)
***
夕刻、視察は滞りなく進み、今後の打ち合わせを終えた三人は回廊を歩いていた。
外はもう暗く、城下町に帰るのは無理な時間だ。
「ユーリ」
クリストフが立ち止まり、静かに言った。
「今夜はここに泊まっていってください」
「え、えぇぇっ!? ここにって……」
「俺の部屋に案内しますね」
ユリウスの顔が耳まで真っ赤になる。
「……」
セオドアが小さく咳払いをし、気を利かせたように笑う。
「じゃあ、私は別棟の宿舎で休みます。――会長、先生を頼みましたよ」
そのまま回廊の向こうへ去っていく副会長。
残された二人は王城の自室に向かった。
クリストフは、ユーリを椅子に座らせると、しばらく無言で見つめた。
「……ユーリが俺の部屋にいる……それだけで、嬉しい」
「クリストフ……?」
金の瞳が細められ、声がかすかに熱を帯びる。
「あぁ、本当に……閉じ込めてしまいたくなる」
「な、な、何言って……!」
顔を真っ赤にして抗議するユーリの手を、クリストフは優しく包み込む。
「それだけ、ユーリを愛しく思っているということです」
そう言って微笑む姿に、ユーリの胸はまたきゅうっと痛んだ。
そして同時に――温かい熱で満たされていった。
クリストフの自室は高い天井に豪奢な天蓋付きのベッド、壁には精緻な刺繍が施されたタペストリーが掛けられている。普段は静謐そのものの空間に、今夜は二人で過ごす。
「……広くて……なんだか落ち着かない……」
ユーリは、両手を膝に乗せて椅子に座り、小さく縮こまっていた。
隣でティーポットを扱うクリストフは、珍しく楽しそうに口元を緩めている。
「ユーリ、お茶でも飲んで、休みましょう?」
カップに注がれる香り高いお茶。
ユーリは恐る恐る口をつけ、瞳を瞬かせた。
「……おいしい」
「それはよかった」
二人の間に静かな時間が流れる。
しかし、ユーリの心臓は落ち着かず、視線を泳がせてばかりだった。
「……あの、やっぱり……ぼく、別の部屋にした方が……」
「駄目です」
即答に、ユーリは目を瞬かせる。
「せ、せめてソファで寝るとか……」
「それも駄目です。ユーリは疲れているのですから、ベッドで休んでください」
「で、でも……」
「一緒に寝るだけですから」
言葉に熱が滲み、ユーリは頬を赤くする。
クリストフは椅子から立ち上がり、迷いなく歩み寄った。
そして軽々とユーリを抱き上げる。
「ひゃっ!? ま、また……!」
抗議の声も聞かず、そのままベッドに腰を下ろし、自分の膝の上に座らせた。
至近距離で見つめ合う。
「ユーリ、本当に可愛い」
「……っ……」
胸に響く低い声。
息がかかるほどの距離。
ユーリの目元に熱が滲み、唇が震える。
「……な、なんか、ほんとに……閉じ込められそう……」
「ええ。できれば、そうしたいです」
そのまま、唇が重なった。
柔らかく、けれど深い熱を宿した口づけ。
ユーリは抗えず、ただ小さな声で息を洩らす。
「……ん……」
やがて唇が離れたとき、クリストフは囁いた。
「ユーリ――今夜は俺の腕の中で寝てください」
ユリウスは胸に顔を埋め、真っ赤になりながら小さく頷いた。
「……はい……」
クリストフは彼を抱き締め、穏やかに微笑んだ。
王城の夜は静かに更けていった。
***
翌朝、大きな窓から差し込む光が、天蓋付きのベッドを柔らかく照らしていた。
ユーリはまぶしさに目を細め、ゆっくりと瞼を開いた。
「……ん……ここは……」
見慣れぬ広い部屋。
昨夜のことを思い出し、顔が一気に赤くなる。
(こ、ここ……クリストフの部屋……!)
隣では、すでに制服に着替えたクリストフが窓辺に立ち、朝の光を浴びていた。
振り返ると、金の瞳が優しく細められる。
「おはようございます、ユーリ」
「……っ……おはよう、クリストフ……」
声が震えてしまい、慌てて視線を逸らす。
クリストフはベッドに近づき、シーツを整えながら言った。
「ユーリの寝顔は本当に可愛かったですよ」
ユーリは真っ赤になりながら、膝の上で両手をぎゅっと握りしめる。
クリストフは笑みを浮かべ、そっと彼の手を包み込む。
「ユーリ、卒業したらこうして、共に朝を迎えられると思うと嬉しくてたまりません」
「……っ……」
胸の奥が熱でいっぱいになり、ユーリは小さく頷いた。
「……うん。……クリストフ、本当にありがとう。ずっと一緒に」
「えぇ、ずっと一緒にいましょう」
柔らかな光の中、二人は互いに微笑み合った。
未来はまだ不確かで、きっと困難もある。
それでも――この瞬間だけは、確かに隣にいた。
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