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第八話 メルビアへの道程
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ユトスを出てから三時間。日が沈む前に野営場所を決めた僕達は、早めの夕飯を摂ることにした。
「ギルド長がいろいろ持たせてくれて…」
そう言ったベルハイトの魔法鞄からは、パンやチーズ、干し肉がごろごろと出てきた。
ベルハイトは冒険者ギルドに併設してある宿舎住まいだったらしく、荷物を取りに戻り、そのままヨハンにユトスを出ることを伝えに言ったそうだ。
急な旅立ちにもかかわらず、ヨハンはすぐに、冒険者登録をメルビアへ移すための書類を準備し、食料まで持たせてくれたのだとか。ここまでは三十分を少し過ぎるくらいで戻って来られそうだったらしいが、ダイアーが「ちょっと待ってろ」と言い、どこかへ行ってしまい、なかなか戻って来なかったそうだ。やっと戻って来たダイアーは、曰く『とても不必要なもの』を餞別にと渡してきたらしい。それが何なのか、ベルハイトは頑なに教えてくれなかった。
ベルハイトからは一時間待たせたことを平謝りされたが、もとより三十分で戻って来られるとは思っていなかったので、気にしないように言った。
[無限保存庫]に自分の備蓄はあったが、先にベルハイトの食料を消費することになり、パンなどを分けてもらう代わりに、僕はスープと果物を提供した。
「これ、もしかして[草原のはちみつ亭]の?」
「はい。今朝作ってもらいました」
昨日、グランドベアのステーキセットについていたスープが非常に美味しかったので、持ち帰りできないか打診したところ、快諾してくれた。
持参した小鍋に入れてもらい、[無限保存庫]で持ち運んできたので、温かいままだ。
黙々と食事を進めていると、ふいにベルハイトが口を開く。
「そういえば、昨日はどうやって俺を外に運んだんです?」
タストラ魔窟の深層から戻る時のことか。……訊かれずに済んだと思っていたのに。
今更隠す事でもないが、答えを聞いた時の反応が想像できてしまう。
僕はパンを咀嚼してから、スープを注いだカップを手に取って答える。
「背負いました」
「なるほどー……って言うと思います?」
一口、スープを飲む。おいしい。
「……引き摺りました」
「背負うのと同じくらい無理じゃないですか」
あからさまに嘘をついているんだから、素直に頷いてくれればいいものを。というか、
「本当は分かってるんじゃないですか?」
少しジト目で見上げると、ベルハイトはバツが悪そうに笑う。
「あはは……。という事は、やっぱり入れたんですか?」
「入れました」
ええ、そうです。[無限保存庫]に。
「ですよねー……」
ベルハイトは一度天を見上げる。
「俺の他に、[無限保存庫]に人を入れたことって……」
「あります」
「あるんだ…」
「その人は、自分から入りたいって言って入りましたけど」
「なんて怖いもの知らずな……」
「そのおかげで、人を入れても大丈夫だと分かったので。ベルハイトさんを引き摺らずに済みました」
「う……。ある意味、その人も恩人ですね……」
普通は進んで入りたいものではないか。僕が逆の立場でも遠慮するだろう。
ついでなので、僕も気になった事を訊いてみる。
「ベルハイトさんは、誰に対しても敬語なんですか?」
「そうでもないです。目上の人には敬語ですけど」
「…………。なんで僕に敬語なんですか?」
まさか助けたから?
「最初は恩人への礼儀でしたけど…。ルカさんはもう長く、今の仕事をしてるんじゃないかと思って。俺は冒険者になって、まだ二年も経たないんですよ」
そうなのか。じゃあ冒険者になったのは、少なくとも成人してしばらく経ってからか。その前は何をしていたのだろう。
「ルカさんはいつ運び屋に?」
「十年前です」
「ごほっ!」
吹き出した。
「っ、じゅうねん?……ルカさん、今いくつです?」
「十七ですが」
「てことは、七歳の頃から?……予想以上に先輩じゃないですか」
「別に敬語じゃなくていいですけど」
ベルハイトは「駄目です」と首を振った。よく分からないが、彼にとっては譲れない点らしい。
「俺には敬語使う必要ないですよ?」
「僕は誰に対しても基本的に敬語なんで」
食事をしながら取り留めのない話をするうちに、日が沈んできた。
明かりを灯そうと魔石式のランタンを取り出した。魔力を注ぐだけで点く、便利な代物だ。
白い光が灯り、野営場所を照らす。
夜は段々と更けていった。
翌朝。
昨夜はそこそこ話し込んだあと、見張りを買ってでたベルハイトに任せて、僕は先に仮眠をとらせてもらった。途中で交代する予定だったのに、完徹しようとしたベルハイトと一悶着あったが、それ以外は何事もなく、静かな夜だった。
野営した場所を片付け、二人で街道を歩き出す。
メルビアとユトスを繋ぐ街道は、起伏の少ない平原を縦断している。危険な魔物の報告例もなく、比較的穏やかな場所だ。
しかし魔物や獣、野盗といった危険が無いわけではないので、警戒は欠かさない。
「今後の事なんですけど」
歩きながらベルハイトを見上げる。
「冒険者のベルハイトさんと運び屋の僕が正式にパーティーを組むと、良い意味でも悪い意味でも目立つので、基本的には街の外に出る時だけ同行するのがいいかと」
冒険者であるベルハイトが魔物討伐や魔窟探索に行く際や、運び屋の僕がメルビアの外に配達に行く際。毎回とはいかないだろうが、それぞれの仕事に同行するようにすればいい。
そう思って提案したのだが、ベルハイトは驚いたように言う。
「いいんですか?」
「?同行したいって言ったのはベルハイトさんじゃないですか」
「そうなんですけど……。まさかメルビアに着いた後も同行させてもらえるとは思ってなくて」
「………………」
てっきり、そういう話だと思っていたのだが。
「必要ないなら僕は別に……」
「いやいやいや!すみません、願ってもないです!よろしくお願いします!」
ベルハイトは慌てて承諾したが、なんだか僕が先走ったみたいで、少し腑に落ちない。
二時間ほど歩いた頃。
街道を外れた小道を、一台の荷馬車がゆっくり進んでいる。よく見ると、御者がこちらに手を振っていた。
「おーい!そこの旅の方ー!」
呼び止められたので、ガタガタと荷台を揺らしながら近づいてくる荷馬車を待つ。
しばらくして街道に到着し、御者はにこにこしながら降りてきた。
「いやぁ、良かった!こっちへは初めて来たもんで、いつの間にか街道から逸れちまったみたいでよ。人影が見えたんで、助かったぜ」
からからと笑ったかと思うと、僕達をじっと見る。
「おたくら兄弟かい?行き先は?」
「…メルビアへ」
僕が短く答えると、御者は一際大きな声を出す。
「そりゃあ奇遇だ!オレもメルビアに行くところでね。乗せてってやるよ!」
「いえ結構です。では」
きっぱりと断って歩き出そうとするが、御者は行く手を遮るように前に出た。
「おいおい、遠慮すんなって!こっちは寂しい一人旅なんだ。話し相手になってくれよ」
「……ルカさん」
ベルハイトに小声で呼ばれ、僕は小さく頷く。
「荷台は満席みたいだが?」
「あ?」
ベルハイトが指摘すると、御者は僕達の顔を交互に見たあと、舌打ちして後ろへ下がった。
「随分と勘のいい奴だな。だが…」
御者が荷台を叩く。
「勘づいたところで、どうにもならねぇがな」
荷台からぞろぞろと男達が降りてきた。数は四人。その手には剣や斧が握られている。
「おい、お前!」
御者がベルハイトに向かって、
「弟と金目のもんを置いていけ!そうすりゃ、お前だけは見逃してやる」
まるで既に勝ったかのように持ちかける。それに対しベルハイトは、
「断る」
低い声で即答した。
……怒ってる?
もちろん僕も捕まる気はないし、荷物を渡す気もない。だがあちらが仕掛けてくる以上、自衛はさせてもらう。
「男は殺っていいが、ガキは殺すな。物好きに高く売れるだろうからな。――やれぇっ!!」
御者の威勢のいい掛け声から十数分後。
「じゃあ、遠慮なく乗って行きます」
縛り上げて荷台に詰め込んだ野盗達にお断りを入れて、御者席に上がる。
「俺が御者やりましょうか?」
言いながら、ベルハイトも荷馬車に乗り込む。
先の戦闘でのベルハイトの動きは、人並みという言葉には収まらないレベルだった。謙遜か自己肯定感が低いのか。なんにせよ、タストラで不意をつかれたのは不運だったようだ。
僕は御者席の土を払いながら、
「いえ、荷台をお願いします。僕が見張りだと、侮って無駄に手間を増やしそうな乗客がいるので」
そう言って荷台を一瞥すると、野盗達は苦虫を噛み潰したような顔で俯き、そのうちの一人は頭が回っていないのか、的外れなことを訊いてきた。
「お前ら、兄弟じゃねえのか…?」
僕とベルハイトは顔を見合わせ、
「そろそろ行こうか、兄さん」
「っ…、そうで……そうだな、行こう」
ベルハイトが噴き出すのを堪えて返事をした。
黙り込んだ野盗達を後目に、僕は手綱を引いてメルビアに進路を取った。
「ギルド長がいろいろ持たせてくれて…」
そう言ったベルハイトの魔法鞄からは、パンやチーズ、干し肉がごろごろと出てきた。
ベルハイトは冒険者ギルドに併設してある宿舎住まいだったらしく、荷物を取りに戻り、そのままヨハンにユトスを出ることを伝えに言ったそうだ。
急な旅立ちにもかかわらず、ヨハンはすぐに、冒険者登録をメルビアへ移すための書類を準備し、食料まで持たせてくれたのだとか。ここまでは三十分を少し過ぎるくらいで戻って来られそうだったらしいが、ダイアーが「ちょっと待ってろ」と言い、どこかへ行ってしまい、なかなか戻って来なかったそうだ。やっと戻って来たダイアーは、曰く『とても不必要なもの』を餞別にと渡してきたらしい。それが何なのか、ベルハイトは頑なに教えてくれなかった。
ベルハイトからは一時間待たせたことを平謝りされたが、もとより三十分で戻って来られるとは思っていなかったので、気にしないように言った。
[無限保存庫]に自分の備蓄はあったが、先にベルハイトの食料を消費することになり、パンなどを分けてもらう代わりに、僕はスープと果物を提供した。
「これ、もしかして[草原のはちみつ亭]の?」
「はい。今朝作ってもらいました」
昨日、グランドベアのステーキセットについていたスープが非常に美味しかったので、持ち帰りできないか打診したところ、快諾してくれた。
持参した小鍋に入れてもらい、[無限保存庫]で持ち運んできたので、温かいままだ。
黙々と食事を進めていると、ふいにベルハイトが口を開く。
「そういえば、昨日はどうやって俺を外に運んだんです?」
タストラ魔窟の深層から戻る時のことか。……訊かれずに済んだと思っていたのに。
今更隠す事でもないが、答えを聞いた時の反応が想像できてしまう。
僕はパンを咀嚼してから、スープを注いだカップを手に取って答える。
「背負いました」
「なるほどー……って言うと思います?」
一口、スープを飲む。おいしい。
「……引き摺りました」
「背負うのと同じくらい無理じゃないですか」
あからさまに嘘をついているんだから、素直に頷いてくれればいいものを。というか、
「本当は分かってるんじゃないですか?」
少しジト目で見上げると、ベルハイトはバツが悪そうに笑う。
「あはは……。という事は、やっぱり入れたんですか?」
「入れました」
ええ、そうです。[無限保存庫]に。
「ですよねー……」
ベルハイトは一度天を見上げる。
「俺の他に、[無限保存庫]に人を入れたことって……」
「あります」
「あるんだ…」
「その人は、自分から入りたいって言って入りましたけど」
「なんて怖いもの知らずな……」
「そのおかげで、人を入れても大丈夫だと分かったので。ベルハイトさんを引き摺らずに済みました」
「う……。ある意味、その人も恩人ですね……」
普通は進んで入りたいものではないか。僕が逆の立場でも遠慮するだろう。
ついでなので、僕も気になった事を訊いてみる。
「ベルハイトさんは、誰に対しても敬語なんですか?」
「そうでもないです。目上の人には敬語ですけど」
「…………。なんで僕に敬語なんですか?」
まさか助けたから?
「最初は恩人への礼儀でしたけど…。ルカさんはもう長く、今の仕事をしてるんじゃないかと思って。俺は冒険者になって、まだ二年も経たないんですよ」
そうなのか。じゃあ冒険者になったのは、少なくとも成人してしばらく経ってからか。その前は何をしていたのだろう。
「ルカさんはいつ運び屋に?」
「十年前です」
「ごほっ!」
吹き出した。
「っ、じゅうねん?……ルカさん、今いくつです?」
「十七ですが」
「てことは、七歳の頃から?……予想以上に先輩じゃないですか」
「別に敬語じゃなくていいですけど」
ベルハイトは「駄目です」と首を振った。よく分からないが、彼にとっては譲れない点らしい。
「俺には敬語使う必要ないですよ?」
「僕は誰に対しても基本的に敬語なんで」
食事をしながら取り留めのない話をするうちに、日が沈んできた。
明かりを灯そうと魔石式のランタンを取り出した。魔力を注ぐだけで点く、便利な代物だ。
白い光が灯り、野営場所を照らす。
夜は段々と更けていった。
翌朝。
昨夜はそこそこ話し込んだあと、見張りを買ってでたベルハイトに任せて、僕は先に仮眠をとらせてもらった。途中で交代する予定だったのに、完徹しようとしたベルハイトと一悶着あったが、それ以外は何事もなく、静かな夜だった。
野営した場所を片付け、二人で街道を歩き出す。
メルビアとユトスを繋ぐ街道は、起伏の少ない平原を縦断している。危険な魔物の報告例もなく、比較的穏やかな場所だ。
しかし魔物や獣、野盗といった危険が無いわけではないので、警戒は欠かさない。
「今後の事なんですけど」
歩きながらベルハイトを見上げる。
「冒険者のベルハイトさんと運び屋の僕が正式にパーティーを組むと、良い意味でも悪い意味でも目立つので、基本的には街の外に出る時だけ同行するのがいいかと」
冒険者であるベルハイトが魔物討伐や魔窟探索に行く際や、運び屋の僕がメルビアの外に配達に行く際。毎回とはいかないだろうが、それぞれの仕事に同行するようにすればいい。
そう思って提案したのだが、ベルハイトは驚いたように言う。
「いいんですか?」
「?同行したいって言ったのはベルハイトさんじゃないですか」
「そうなんですけど……。まさかメルビアに着いた後も同行させてもらえるとは思ってなくて」
「………………」
てっきり、そういう話だと思っていたのだが。
「必要ないなら僕は別に……」
「いやいやいや!すみません、願ってもないです!よろしくお願いします!」
ベルハイトは慌てて承諾したが、なんだか僕が先走ったみたいで、少し腑に落ちない。
二時間ほど歩いた頃。
街道を外れた小道を、一台の荷馬車がゆっくり進んでいる。よく見ると、御者がこちらに手を振っていた。
「おーい!そこの旅の方ー!」
呼び止められたので、ガタガタと荷台を揺らしながら近づいてくる荷馬車を待つ。
しばらくして街道に到着し、御者はにこにこしながら降りてきた。
「いやぁ、良かった!こっちへは初めて来たもんで、いつの間にか街道から逸れちまったみたいでよ。人影が見えたんで、助かったぜ」
からからと笑ったかと思うと、僕達をじっと見る。
「おたくら兄弟かい?行き先は?」
「…メルビアへ」
僕が短く答えると、御者は一際大きな声を出す。
「そりゃあ奇遇だ!オレもメルビアに行くところでね。乗せてってやるよ!」
「いえ結構です。では」
きっぱりと断って歩き出そうとするが、御者は行く手を遮るように前に出た。
「おいおい、遠慮すんなって!こっちは寂しい一人旅なんだ。話し相手になってくれよ」
「……ルカさん」
ベルハイトに小声で呼ばれ、僕は小さく頷く。
「荷台は満席みたいだが?」
「あ?」
ベルハイトが指摘すると、御者は僕達の顔を交互に見たあと、舌打ちして後ろへ下がった。
「随分と勘のいい奴だな。だが…」
御者が荷台を叩く。
「勘づいたところで、どうにもならねぇがな」
荷台からぞろぞろと男達が降りてきた。数は四人。その手には剣や斧が握られている。
「おい、お前!」
御者がベルハイトに向かって、
「弟と金目のもんを置いていけ!そうすりゃ、お前だけは見逃してやる」
まるで既に勝ったかのように持ちかける。それに対しベルハイトは、
「断る」
低い声で即答した。
……怒ってる?
もちろん僕も捕まる気はないし、荷物を渡す気もない。だがあちらが仕掛けてくる以上、自衛はさせてもらう。
「男は殺っていいが、ガキは殺すな。物好きに高く売れるだろうからな。――やれぇっ!!」
御者の威勢のいい掛け声から十数分後。
「じゃあ、遠慮なく乗って行きます」
縛り上げて荷台に詰め込んだ野盗達にお断りを入れて、御者席に上がる。
「俺が御者やりましょうか?」
言いながら、ベルハイトも荷馬車に乗り込む。
先の戦闘でのベルハイトの動きは、人並みという言葉には収まらないレベルだった。謙遜か自己肯定感が低いのか。なんにせよ、タストラで不意をつかれたのは不運だったようだ。
僕は御者席の土を払いながら、
「いえ、荷台をお願いします。僕が見張りだと、侮って無駄に手間を増やしそうな乗客がいるので」
そう言って荷台を一瞥すると、野盗達は苦虫を噛み潰したような顔で俯き、そのうちの一人は頭が回っていないのか、的外れなことを訊いてきた。
「お前ら、兄弟じゃねえのか…?」
僕とベルハイトは顔を見合わせ、
「そろそろ行こうか、兄さん」
「っ…、そうで……そうだな、行こう」
ベルハイトが噴き出すのを堪えて返事をした。
黙り込んだ野盗達を後目に、僕は手綱を引いてメルビアに進路を取った。
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