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〈別視点〉 ベルハイトの岐路
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ダイアーさん達と一緒に、ギルドの外までルカさんを見送る。その間、俺の頭を占めるのは同じような言葉。
どうしよう。どうする?いや、どうしようもない。
ただグルグルと考えているうちに、ルカさんは踵を返して行ってしまった。ろくに別れの挨拶もできなかったな、なんて、ぼんやり思っていたら、
ばしんっ!
「っだ?!」
背中の衝撃に隣を見ると、ダイアーさんが思い切り俺の背中を叩いたのだと分かった。
「なにしてんだ。行っちまうぞ?」
「え…?いや……」
「気になるんだろ、あの坊主が」
気になる?それは……そうかもしれない。いや、そのとおりだ。
称号を得る事が目標の俺にとって、あの人はその場所に到達した人だ。そんな人が目の前に現れるなんて奇跡、この先あるだろうか。
できれば、もっと話をしたい。
どんな人なのか知りたい。
あの人が見ている世界を見たい。
――でも、それは俺の一方的な望みだ。
俺は息をついて、現実的に考える。
「昨日今日会ったばかりの奴が同行するなんて、普通無理だと……」
「訊いてみなけりゃ、分からないだろ。男同士、腹割って話してこいよ」
男同士……。そうだ、そのことを忘れていた。
「え……。彼女、女性では?」
隣で聞いていたギルド長が、遠慮がちに言う。ダイアーさんは「いやいや、男だろ?」と主張を変えない。
俺も少年だと思っていたが、ハンナに言われてからは少女のような気もしている。ギルドで話をしている時、ダイアーさんがルカさんに「坊主」と言った時は慌てたが、当人が気にしている様子はなかった。
黙り込んで動かない俺に、ダイアーさんが痺れを切らす。
「ここでうだうだしてても仕方ねぇだろ。言うだけならタダだぞ。ほら行け!」
どごっ!
「ゔえっ!」
二発目は拳だった。Sランクの拳。
俺は背中を殴られた勢いのまま、よたよたと歩き出す。
子供の頃から、どちらかと言えば消極的な性格だった。何においても率先して前に出ることはなく、平穏であればいいと、一歩引いた場所で満足していた。
周りが優秀だったから、というのはただの言い訳だが、俺なんかが上を目指したところで、届くとも思えなかった。
でも、辿り着かなければならないものができた。
それは俺がいる場所からは遥かに高い場所で、俺が手に入れるには大きすぎるもので、今の俺には分不相応なものだ。
それでも、必ず辿り着くと約束をした。
そのために、俺は―――。
気がつくと走っていて、いつの間にか追いついた小さくて大きな背を呼び止めていた。
「ここで待ってますから」
そう言ったルカさんの表情は、今までとなんら変わらなかった。呆れるでも困るでもなく、ただ淡々として落ち着いている。
俺が称号を必要とする理由を深く訊くこともなく、無謀だと否定することもない。ただ単に興味がないだけかもしれないが、未熟な自分を受け入れてもらえた気がして安堵した。
無事、ルカさんから同行の承諾を得た俺は、旅支度と挨拶のため、冒険者ギルドに戻った。
……うん。なんの準備もなしに同行したいなんて、よく言えたな俺は。
ギルド長は書類関係を既に揃えてくれていたうえに、食料まで持たせてくれた。しかしダイアーさんは、俺にここで待つよう言ったかと思うと、どこかに行ったまま、なかなか戻って来ない。
「旅立つお前に、これを与えよう」
やっと戻って来たダイアーさんは、やけに仰々しい台詞とともに、液体が入った小瓶を差し出した。
俺は受け取りながらも訝しむ。
「……なんですか?これ」
嫌な予感はした。したのだが、お世話になった先達からの餞別を、確かめもせずに拒否するなんて、できるはずがない。
ダイアーさんは得意げに親指を立てる。
「俗に言う、元気になる薬だ」
「お返しします」
この人の言う「元気になる薬」は治癒薬じゃない。
俺は渡された薬瓶をダイアーさんの手に押し返した。人を待たせておいて何を寄越してんだ、この人は!
「何言ってんだ。男を上げてこい」
「何言ってんだはこっちの台詞ですよ!要りません!持って帰ってください!」
俺とダイアーさんとで薬瓶を押し付けあう。
力強……っ。さすがSランク……!
「惚れた相手と二人旅なんてチャンス、ドブに捨てるつもりか?」
…………………………は?
「惚れたとかじゃないですから!大体あの人、どう見たって未成年でしょ?!」
「十八にはなってるかもしれないだろ?小さいだけで。――胸が」
「せめて「背が」って言ってください!」
ダイアーさんは良い人だ。良い人だれど、時々デリカシーをどこかに置き忘れてくる。
ごめんなさい、ルカさん。待たせてるうえに、好き放題言わせて……。
なんとか受取拒否したいが、これ以上こんなやり取りに時間を割くわけにはいかない。
「~~~もうっ!分かりましたよ、持って行きますから!」
結局俺が根負けして、薬瓶を魔法鞄の奥に押し込んだ。
どこかで処分しよう……。
溜め息をつく俺に、ダイアーさんは笑顔でエールを贈ってくる。
「頑張れよ!」
「何をですか……。いや、いいです。言わないでください」
ついさっきこの人に、精神的にも物理的にも背中を押された自分が情けない。
ギルド長は諦めているのか、離れた場所から見守るだけで、一切介入してこなかった。
ギルド長達に見送られ、俺は急いでルカさんと別れた場所に向かう。
同じ道を何度も通ったせいで、北門の門番には「忘れ物でもしたのか?」と笑われた。この町の冒険者でなければ、不審者だと思われただろう。
少し不安を抱えながら北門を走ってくぐる。そこから延びる街道をしばらく進んだ場所。その傍らに立つ木の下に、小さな人影が座っていた。
よかった……。
その姿を見て、ほっとした。
三十分で戻ると言っておきながら、一時間以上経ってしまった。あとになって、三十分は無謀だったと後悔したが、言ってしまった以上急ぐしかなかった。そのうえ誰かが、「とても不必要なもの」を押しつけてきたせいで、更に時間をくった。
「すみません!こんなに待たせてしまって……!」
「いえ。気にしないでください」
ルカさんは立ち上がり、服についた草を払いながら変わらぬ口調で言った。もしかしたら、時間がかかると分かったうえで、待っていてくれたのかもしれない。
ルカさんは、何を話していても表情が変わらない。もしかしたら微妙な変化があるのかもしれないが、俺にはまだ、分かるはずもない。
一人で旅をしたことも、他の冒険者と野営をしたこともあるが、会ったばかりの人とは初めてだった。しかし意外にも、なんてことのない会話は続き、夜は更けていく。
ルカさんが落ち着いているからなのか、俺に少しは落ち着きが備わったからなのか。……たぶん前者だ。
この日、ルカさんは十七歳だと知った。俺の八つ下。未成年だ。
いつかダイアーさんと再会したら、あの薬瓶を叩き返してやりたい。
……それまであれを保管するのは嫌なので、やらないが。
野営に見張りは必要不可欠だ。迷惑をかけた分、できるだけこちらが負担したい。
先に見張りをすると告げると、ルカさんは一瞬考えたようだが、すぐに了承して横になった。
しばらくして、浅い寝息がかすかに聞こえてくる。
少し明かるさを落としたランタンの光と、それに照らされた寝顔。やはり実年齢よりも幼く見えるそれを、なんとなく見つめ続け、
……見すぎだろ、俺……。
はたと気づき、視線を暗い平原に戻した。
熟睡するほどには、まだ俺に対する信頼はないだろう。きっと彼女は、少しの物音や気配で一瞬で覚めるような、浅い眠りについているだけ。
それでも。
夜の野外という場所で、出会ったばかりの俺が見張りをすることに反対されなかったのは、純粋に嬉しかった。
どうしよう。どうする?いや、どうしようもない。
ただグルグルと考えているうちに、ルカさんは踵を返して行ってしまった。ろくに別れの挨拶もできなかったな、なんて、ぼんやり思っていたら、
ばしんっ!
「っだ?!」
背中の衝撃に隣を見ると、ダイアーさんが思い切り俺の背中を叩いたのだと分かった。
「なにしてんだ。行っちまうぞ?」
「え…?いや……」
「気になるんだろ、あの坊主が」
気になる?それは……そうかもしれない。いや、そのとおりだ。
称号を得る事が目標の俺にとって、あの人はその場所に到達した人だ。そんな人が目の前に現れるなんて奇跡、この先あるだろうか。
できれば、もっと話をしたい。
どんな人なのか知りたい。
あの人が見ている世界を見たい。
――でも、それは俺の一方的な望みだ。
俺は息をついて、現実的に考える。
「昨日今日会ったばかりの奴が同行するなんて、普通無理だと……」
「訊いてみなけりゃ、分からないだろ。男同士、腹割って話してこいよ」
男同士……。そうだ、そのことを忘れていた。
「え……。彼女、女性では?」
隣で聞いていたギルド長が、遠慮がちに言う。ダイアーさんは「いやいや、男だろ?」と主張を変えない。
俺も少年だと思っていたが、ハンナに言われてからは少女のような気もしている。ギルドで話をしている時、ダイアーさんがルカさんに「坊主」と言った時は慌てたが、当人が気にしている様子はなかった。
黙り込んで動かない俺に、ダイアーさんが痺れを切らす。
「ここでうだうだしてても仕方ねぇだろ。言うだけならタダだぞ。ほら行け!」
どごっ!
「ゔえっ!」
二発目は拳だった。Sランクの拳。
俺は背中を殴られた勢いのまま、よたよたと歩き出す。
子供の頃から、どちらかと言えば消極的な性格だった。何においても率先して前に出ることはなく、平穏であればいいと、一歩引いた場所で満足していた。
周りが優秀だったから、というのはただの言い訳だが、俺なんかが上を目指したところで、届くとも思えなかった。
でも、辿り着かなければならないものができた。
それは俺がいる場所からは遥かに高い場所で、俺が手に入れるには大きすぎるもので、今の俺には分不相応なものだ。
それでも、必ず辿り着くと約束をした。
そのために、俺は―――。
気がつくと走っていて、いつの間にか追いついた小さくて大きな背を呼び止めていた。
「ここで待ってますから」
そう言ったルカさんの表情は、今までとなんら変わらなかった。呆れるでも困るでもなく、ただ淡々として落ち着いている。
俺が称号を必要とする理由を深く訊くこともなく、無謀だと否定することもない。ただ単に興味がないだけかもしれないが、未熟な自分を受け入れてもらえた気がして安堵した。
無事、ルカさんから同行の承諾を得た俺は、旅支度と挨拶のため、冒険者ギルドに戻った。
……うん。なんの準備もなしに同行したいなんて、よく言えたな俺は。
ギルド長は書類関係を既に揃えてくれていたうえに、食料まで持たせてくれた。しかしダイアーさんは、俺にここで待つよう言ったかと思うと、どこかに行ったまま、なかなか戻って来ない。
「旅立つお前に、これを与えよう」
やっと戻って来たダイアーさんは、やけに仰々しい台詞とともに、液体が入った小瓶を差し出した。
俺は受け取りながらも訝しむ。
「……なんですか?これ」
嫌な予感はした。したのだが、お世話になった先達からの餞別を、確かめもせずに拒否するなんて、できるはずがない。
ダイアーさんは得意げに親指を立てる。
「俗に言う、元気になる薬だ」
「お返しします」
この人の言う「元気になる薬」は治癒薬じゃない。
俺は渡された薬瓶をダイアーさんの手に押し返した。人を待たせておいて何を寄越してんだ、この人は!
「何言ってんだ。男を上げてこい」
「何言ってんだはこっちの台詞ですよ!要りません!持って帰ってください!」
俺とダイアーさんとで薬瓶を押し付けあう。
力強……っ。さすがSランク……!
「惚れた相手と二人旅なんてチャンス、ドブに捨てるつもりか?」
…………………………は?
「惚れたとかじゃないですから!大体あの人、どう見たって未成年でしょ?!」
「十八にはなってるかもしれないだろ?小さいだけで。――胸が」
「せめて「背が」って言ってください!」
ダイアーさんは良い人だ。良い人だれど、時々デリカシーをどこかに置き忘れてくる。
ごめんなさい、ルカさん。待たせてるうえに、好き放題言わせて……。
なんとか受取拒否したいが、これ以上こんなやり取りに時間を割くわけにはいかない。
「~~~もうっ!分かりましたよ、持って行きますから!」
結局俺が根負けして、薬瓶を魔法鞄の奥に押し込んだ。
どこかで処分しよう……。
溜め息をつく俺に、ダイアーさんは笑顔でエールを贈ってくる。
「頑張れよ!」
「何をですか……。いや、いいです。言わないでください」
ついさっきこの人に、精神的にも物理的にも背中を押された自分が情けない。
ギルド長は諦めているのか、離れた場所から見守るだけで、一切介入してこなかった。
ギルド長達に見送られ、俺は急いでルカさんと別れた場所に向かう。
同じ道を何度も通ったせいで、北門の門番には「忘れ物でもしたのか?」と笑われた。この町の冒険者でなければ、不審者だと思われただろう。
少し不安を抱えながら北門を走ってくぐる。そこから延びる街道をしばらく進んだ場所。その傍らに立つ木の下に、小さな人影が座っていた。
よかった……。
その姿を見て、ほっとした。
三十分で戻ると言っておきながら、一時間以上経ってしまった。あとになって、三十分は無謀だったと後悔したが、言ってしまった以上急ぐしかなかった。そのうえ誰かが、「とても不必要なもの」を押しつけてきたせいで、更に時間をくった。
「すみません!こんなに待たせてしまって……!」
「いえ。気にしないでください」
ルカさんは立ち上がり、服についた草を払いながら変わらぬ口調で言った。もしかしたら、時間がかかると分かったうえで、待っていてくれたのかもしれない。
ルカさんは、何を話していても表情が変わらない。もしかしたら微妙な変化があるのかもしれないが、俺にはまだ、分かるはずもない。
一人で旅をしたことも、他の冒険者と野営をしたこともあるが、会ったばかりの人とは初めてだった。しかし意外にも、なんてことのない会話は続き、夜は更けていく。
ルカさんが落ち着いているからなのか、俺に少しは落ち着きが備わったからなのか。……たぶん前者だ。
この日、ルカさんは十七歳だと知った。俺の八つ下。未成年だ。
いつかダイアーさんと再会したら、あの薬瓶を叩き返してやりたい。
……それまであれを保管するのは嫌なので、やらないが。
野営に見張りは必要不可欠だ。迷惑をかけた分、できるだけこちらが負担したい。
先に見張りをすると告げると、ルカさんは一瞬考えたようだが、すぐに了承して横になった。
しばらくして、浅い寝息がかすかに聞こえてくる。
少し明かるさを落としたランタンの光と、それに照らされた寝顔。やはり実年齢よりも幼く見えるそれを、なんとなく見つめ続け、
……見すぎだろ、俺……。
はたと気づき、視線を暗い平原に戻した。
熟睡するほどには、まだ俺に対する信頼はないだろう。きっと彼女は、少しの物音や気配で一瞬で覚めるような、浅い眠りについているだけ。
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