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520 過去の面影
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2016. 11. 7
**********
夜が明けた。
ティアは結局、半日以上眠り続けていたのだ。
ベットの横には、カランタが一晩中付き添っていた。
目を開けたティアは、天井をしばらく眺め、頭を動かす。見慣れた部屋だと確認すると、ゆっくりと身を起こした。
すると、身動きした事でベットに伏していたカランタが目を覚ます。
「ティア! 起きたんっ……そ、その髪っ!」
「うん?」
何にそんなに驚いているのかと首を動かすと、結びが取れた髪が肩口から落ちてくる。
そこには、夢で確認した時と同じ濃い茶色の癖っ毛があるはずだった。
「えっ?」
思わず手で掴む。そうして、間違いなく自分の髪だと確認するために引っ張った。
「痛っ……なんで……」
その髪は癖っ毛のままだ。昔とは違う。しかし、色はかつてと同じ、鮮やかな赤だったのだ。
「ティア……」
少し癖があり、長めの赤い髪は、マティアスと同じだ。あの頃、母と違いストレートだった事が少しばかり嫌だった。
髪質は父に似たのだと思うと複雑で、それでも色だけは受け継げたと誇らしかったのだ。
信じられないものを見るように、ティアは自分の髪を指に絡める。
そこへ、サクヤとウルスヴァンが顔を覗かせた。
「ティア。目が覚めたの……マティ!? っ、じゃないわよね……どうしたの、その髪!」
サクヤは一瞬、錯覚を起こしていた。マティアスと同じ髪。それは、もう見るはずのないものだからだ。
「……分かんない……でも、夢で母様に会ったよ……」
ティアはそう言って髪を弄る手を落とし、目を伏せる。まだ鮮やかに思い出せるのだ。瞳の色も、その中に見せる楽し気な表情も、全部懐かしく胸を打つ。
「マティに……」
そう呟いたカランタの顔には、自分も会いたいと恋い焦がれる想いが表れていた。
部屋の入り口で立ち止まったままのサクヤも、複雑な表情を見せている。
口を開いたのは、そんな二人とは違い、髪色以外の異常はないかと心配気に近付いてきたウルスヴァンだった。
「他に頭が痛いとかはないのですか?」
「うん? う~ん……ギリギリやられた感覚が残ってるけど、大丈夫」
「ギリギリですか?」
珍しくウルスヴァンが近付いてきたなと少々嬉しくなる。そこで、実践してやる事にした。
「母様にこう……」
「ティ、ティアっ?」
ティアはカランタの頭を片手で掴むと、一気に指に力を込めた。
「ギリギリ~ぃって」
「っ、痛い、痛いっ!」
「痛いよね~。久し振りにやられたよ」
「ちょっと、もうやめてぇぇぇ」
完全に音を上げたカランタから手を離すと、カランタは涙目になって突っ伏した。
「……大丈夫なようで……良かったです……」
「なんで下がるの?」
ウルスヴァンは、いつの間にか数歩どころか、部屋を出る勢いで後退り、サクヤと並んでいた。
このお陰で頭の整理が付いたらしいサクヤが、忠告しながら歩み寄ってきた。
「そういう事するから、ウルが怖がるんじゃない」
せっかく近付いた距離がまた開いてしまったではないかと責める。
「だって、ウルさんが珍しく私に優しいから、嬉しくなっちゃって」
「あんた……やっぱり、気に入ってるのね……」
「うん」
「え?」
素直に認めるティアに、ウルスヴァンの方が動揺していた。
「気、気に入ってる……?」
なぜだか信じられないという表情でティアを見るウルスヴァン。そんな事を言われた経験がなかったらしく、目が会うと恥ずかしそうに顔を伏せた。
ティアの傍まで来たサクヤは、楽しそうにそんなウルスヴァンを手招く。
「ほら、来なさいよ。ウルだって心配だったんでしょう?」
「そ、そうですけど……」
しどろもどろになりながら、ウルスヴァンがゆっくりと近付いてくる。
「心配してくれたんだ。ありがとうね」
「い、いえ……ティアさんが倒れるなんて信じられなくて……それで……」
目を合わせようとしないウルスヴァン。本気で心配してくれたんだろうなと、ティアにも分かった。
そんな微笑ましい一幕が、自分を通り越して繰り広げられている事に、カランタが不満を口にする。
「……僕だってずっと心配してたのに……なんでギリギリってされないといけないの……」
涙目になって訴えるカランタに、ティアは笑みを向ける。
「お裾分けだよ。母様のね」
「っ、ま、マティの……そ、そっか……うんっ、それなら良いかな」
頬を赤らめて嬉しそうに頭を撫でるカランタ。見ていて微妙な気持ちになる。
「良いのね……」
それはサクヤやウルスヴァンも同じだったらしい。ウルスヴァンに至っては、少しばかり顔色を悪くしていた。
どうも、あのトラウマとなった出来事の記憶に触れてしまうものだったようだ。
鞭打たれて喜ぶ。そんな特殊な者達と同じに見えたのだろう。
気を取り直し、サクヤがベッドの端に腰掛けると、ティアの髪に触れながら尋ねた。
「それで? マティに何を言われたの?」
また昔のような無茶な課題を出されたのではないかと、サクヤが期待の目を向けたのだった。
**********
舞台裏のお話。
シル「……っ……ティア様?」
クロノス「ん? シル? どうしたんだ。こんな朝早く」
シル「あ……いえ、そろそろティア様が目覚められたように感じましたので……」
クロノス「シルもか?」
シル「といいますと……クロノスさんも」
クロノス「あぁ、具合が悪いようではなくて良かった」
シル「え……あ……」
クロノス「笑っておられるようだ」
シル「そのようですね……良かった……」
子どもA「今の会話、分かった?」
トゥーレ「……謎だ……」
子どもB「なんか、通じ合ってるっぽいけどね」
子どもC「考えるだけ無駄だよ。ほら、ジョギング行こ」
トゥーレ「そ、そうだな……」
子どもA「うん。それに、あの領域までは行く必要ないって、ゲイルさんがこの前言ってた」
子どもB「ラキア姉ちゃんも言ってたな。寧ろ、手前で踏み止まれってさ」
トゥーレ「……ど、どこまでだろう……難しいな……」
子ども達「「「難しいよね」」」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
越えるべきではない境界線があるようです。
赤く染まった髪。
何が起きて、そうなったのかは謎ですが、伝説を生みそうです。
では次回、一日空けて9日です。
よろしくお願いします◎
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夜が明けた。
ティアは結局、半日以上眠り続けていたのだ。
ベットの横には、カランタが一晩中付き添っていた。
目を開けたティアは、天井をしばらく眺め、頭を動かす。見慣れた部屋だと確認すると、ゆっくりと身を起こした。
すると、身動きした事でベットに伏していたカランタが目を覚ます。
「ティア! 起きたんっ……そ、その髪っ!」
「うん?」
何にそんなに驚いているのかと首を動かすと、結びが取れた髪が肩口から落ちてくる。
そこには、夢で確認した時と同じ濃い茶色の癖っ毛があるはずだった。
「えっ?」
思わず手で掴む。そうして、間違いなく自分の髪だと確認するために引っ張った。
「痛っ……なんで……」
その髪は癖っ毛のままだ。昔とは違う。しかし、色はかつてと同じ、鮮やかな赤だったのだ。
「ティア……」
少し癖があり、長めの赤い髪は、マティアスと同じだ。あの頃、母と違いストレートだった事が少しばかり嫌だった。
髪質は父に似たのだと思うと複雑で、それでも色だけは受け継げたと誇らしかったのだ。
信じられないものを見るように、ティアは自分の髪を指に絡める。
そこへ、サクヤとウルスヴァンが顔を覗かせた。
「ティア。目が覚めたの……マティ!? っ、じゃないわよね……どうしたの、その髪!」
サクヤは一瞬、錯覚を起こしていた。マティアスと同じ髪。それは、もう見るはずのないものだからだ。
「……分かんない……でも、夢で母様に会ったよ……」
ティアはそう言って髪を弄る手を落とし、目を伏せる。まだ鮮やかに思い出せるのだ。瞳の色も、その中に見せる楽し気な表情も、全部懐かしく胸を打つ。
「マティに……」
そう呟いたカランタの顔には、自分も会いたいと恋い焦がれる想いが表れていた。
部屋の入り口で立ち止まったままのサクヤも、複雑な表情を見せている。
口を開いたのは、そんな二人とは違い、髪色以外の異常はないかと心配気に近付いてきたウルスヴァンだった。
「他に頭が痛いとかはないのですか?」
「うん? う~ん……ギリギリやられた感覚が残ってるけど、大丈夫」
「ギリギリですか?」
珍しくウルスヴァンが近付いてきたなと少々嬉しくなる。そこで、実践してやる事にした。
「母様にこう……」
「ティ、ティアっ?」
ティアはカランタの頭を片手で掴むと、一気に指に力を込めた。
「ギリギリ~ぃって」
「っ、痛い、痛いっ!」
「痛いよね~。久し振りにやられたよ」
「ちょっと、もうやめてぇぇぇ」
完全に音を上げたカランタから手を離すと、カランタは涙目になって突っ伏した。
「……大丈夫なようで……良かったです……」
「なんで下がるの?」
ウルスヴァンは、いつの間にか数歩どころか、部屋を出る勢いで後退り、サクヤと並んでいた。
このお陰で頭の整理が付いたらしいサクヤが、忠告しながら歩み寄ってきた。
「そういう事するから、ウルが怖がるんじゃない」
せっかく近付いた距離がまた開いてしまったではないかと責める。
「だって、ウルさんが珍しく私に優しいから、嬉しくなっちゃって」
「あんた……やっぱり、気に入ってるのね……」
「うん」
「え?」
素直に認めるティアに、ウルスヴァンの方が動揺していた。
「気、気に入ってる……?」
なぜだか信じられないという表情でティアを見るウルスヴァン。そんな事を言われた経験がなかったらしく、目が会うと恥ずかしそうに顔を伏せた。
ティアの傍まで来たサクヤは、楽しそうにそんなウルスヴァンを手招く。
「ほら、来なさいよ。ウルだって心配だったんでしょう?」
「そ、そうですけど……」
しどろもどろになりながら、ウルスヴァンがゆっくりと近付いてくる。
「心配してくれたんだ。ありがとうね」
「い、いえ……ティアさんが倒れるなんて信じられなくて……それで……」
目を合わせようとしないウルスヴァン。本気で心配してくれたんだろうなと、ティアにも分かった。
そんな微笑ましい一幕が、自分を通り越して繰り広げられている事に、カランタが不満を口にする。
「……僕だってずっと心配してたのに……なんでギリギリってされないといけないの……」
涙目になって訴えるカランタに、ティアは笑みを向ける。
「お裾分けだよ。母様のね」
「っ、ま、マティの……そ、そっか……うんっ、それなら良いかな」
頬を赤らめて嬉しそうに頭を撫でるカランタ。見ていて微妙な気持ちになる。
「良いのね……」
それはサクヤやウルスヴァンも同じだったらしい。ウルスヴァンに至っては、少しばかり顔色を悪くしていた。
どうも、あのトラウマとなった出来事の記憶に触れてしまうものだったようだ。
鞭打たれて喜ぶ。そんな特殊な者達と同じに見えたのだろう。
気を取り直し、サクヤがベッドの端に腰掛けると、ティアの髪に触れながら尋ねた。
「それで? マティに何を言われたの?」
また昔のような無茶な課題を出されたのではないかと、サクヤが期待の目を向けたのだった。
**********
舞台裏のお話。
シル「……っ……ティア様?」
クロノス「ん? シル? どうしたんだ。こんな朝早く」
シル「あ……いえ、そろそろティア様が目覚められたように感じましたので……」
クロノス「シルもか?」
シル「といいますと……クロノスさんも」
クロノス「あぁ、具合が悪いようではなくて良かった」
シル「え……あ……」
クロノス「笑っておられるようだ」
シル「そのようですね……良かった……」
子どもA「今の会話、分かった?」
トゥーレ「……謎だ……」
子どもB「なんか、通じ合ってるっぽいけどね」
子どもC「考えるだけ無駄だよ。ほら、ジョギング行こ」
トゥーレ「そ、そうだな……」
子どもA「うん。それに、あの領域までは行く必要ないって、ゲイルさんがこの前言ってた」
子どもB「ラキア姉ちゃんも言ってたな。寧ろ、手前で踏み止まれってさ」
トゥーレ「……ど、どこまでだろう……難しいな……」
子ども達「「「難しいよね」」」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
越えるべきではない境界線があるようです。
赤く染まった髪。
何が起きて、そうなったのかは謎ですが、伝説を生みそうです。
では次回、一日空けて9日です。
よろしくお願いします◎
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