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第2章 開拓篇
第67話 村人 劣勢の村へ戻る
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マインの軍勢500は、村人村へ侵攻、村人村に残ったマスターと30人の部下ととミケえもんはその圧倒的な戦力の差に籠城作戦に出るしかなかった。ただ、強固な城塞と周濠をもつ村人村をマイン軍500では崩せるはずなく、更にオオカミ族の救援によって戦局が硬直していたのであった。
マイン軍の指揮官はあの銭玄人。彼は、なんとしもて胡椒がほしかったので、マインマスターをそそのかし軍勢を派遣したまでは良かったが、まさかの抵抗によって戦局が硬直したことにイラついていたのだった。
「どうしたアルカ?相手は、たかが30人アルヨ!!早くあの城を攻め落とすアル!!」
銭玄人が叫ぶと部下の一人が
「銭玄人様!!30人以外にも、オオカミが加勢してきまして…」
「は?オオカミアルカ?500もの兵に比べれば、たいしたことないアルヨ!!言い訳は許さないアル!!」
そう叫んでいる彼の元に別な部下がやってきた。
「銭玄人!!更に城から矢が放たれてきて、城へ近づくことが出来ません」
「何言っているアルカ!!盾を使って前進するアルヨ!!」
「しかし…盾を上に構えると下からオオカミが襲って来ており、前衛100は膠着状態となっています」
「言い訳は聞きたくないアルヨ。早く攻め落とすアル!!」
その言葉を聞いた伝令は、”ハッ”と答えてその場を去って行ったと思ったらすぐに別の伝令が戻って来た。
「銭玄人!!前衛100は総崩れになっております」
「はぁ~?何言ってるアルか!!そんなはずはない!!早く攻め落とすアルヨ!!」
目の前の伝令がかなり困った表情を浮かべていた。戦場では城塞から放たれる矢に進軍を蝕まれており、下からはオオカミが隙があれば攻撃をしてくる。そんな状況で前衛100は既にその陣形を崩されていて、一部の軍勢は前進すらできない状態となっていた。
「銭玄人様!!前衛はその数50まで減っております。
「一体!!何が起きているアルカ?」
更に銭玄人を驚かす伝令が這いいてきた。
「銭玄人!!前方に新たな敵が出現、強力な火系魔導士が爆炎を次々と発射、前衛は壊滅…」
「なに?壊滅アルカ?」
「また、騎馬武者が2名現れ、左翼右翼の計200が一瞬で蹴散らされました」
「はぁ~?たかが1騎馬武者にやられたアルカ?」
愕然としている銭玄人の姿がそこにあった。
***
少し話は遡る。俺達はテレポーテーションで奴らの前に降り立った。目の前には総勢50名ほどの軍勢がいたので、サマンサ火系の魔法を俺を通じていきなり発射したのだった。
「ファイヤートルネード!!」
みたか100倍の威力!!
しかし、目の前の敵の前衛50は一瞬で灰と化しただけでなく、その辺一体の土地まで真っ黒に…
「あ…」
「村人様~やりすぎ…」
するとカンウとチョウヒが
「ワシらがあいつらを蹴散らしてくれる!!行くぞ!!チョウヒ」
「待ってました!!兄者!!」
馬を走らせ敵の左右の陣へ個別で突進してった。次の瞬間、左右の陣、それぞれ、100人はいたであろう兵隊たちは、蹴散らされ。後から義賊たちが、残ったものを刈っていき、次々にその兵たちはいなくなっていったのだった。残りは本陣に残っている200の兵だ。そこで俺は考えた。あいつらを捕虜にして、マインマスターと交渉しよう。テレポーテーションで逃げ始めたやつらに近づいて
「気絶!!」
一瞬で本陣200名を気絶させたのだが、様子がおかしい気絶しているはずなのに、武器を持ったまま倒れないで戦闘を続けようとしていた。そこへ、サマンサがやって来て
「こいつら魔法で洗脳されている」
「サマンサ…どうしたらいい?」
「解除はできるんだけど、こんだけの数だと…」
「サマンサ…俺の肩に手を当てて、解除を唱えろ!!俺が増幅させるから」
「わかったわ!!じゃ・・・いくわよ!!解除!!」
この瞬間、それまで立っていた兵たちは、崩れ落ちて行ったのだった。しかし、そこには銭玄人の姿がなかった。するとカンウが
「追いかけましょうか?」
「いや…いい…」
そこへ後ろからだみ声が聞こえてきた。
「村人様!!!」
そう叫んでミケえもんが駆け寄って来てる。その声がした方を見たチョウヒが
「狸がしゃべっている…」
そう言って驚いたのは言うまでもなかった。こうして、俺達はこの村を守り切ったのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
命からがら逃げかえった銭玄人の報告を受けたマインマスターは500もの兵を失ってにもかかわらず眉一つ動かすことはなかった。そして、
「その村は、かなり立派な村なのか」
「ハイ」
「わずか100名程の村に何があるというのだ」
「マスター、突然、軍勢が湧き出て来て、魔法で軍勢100は一瞬で灰に、そして、騎馬武者に次々とやられており…」
「もう!!よい!!それはさっきも聞いた。とんでもない魔力を持った奴があの村にいるのか、しかも、一騎当千の武者もついているらしい。ふふふ…」
するとマインマスターは椅子から立ち上がった。
「わかった。その村とは友好的に付き合うべきだったな。銭よ。あの村へは関与するな」
「ハイある…」
「どうした?」
「胡椒が…」
「胡椒のことはもうよい!!諦めろ」
「ワカッタアル」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺達の村役場で打合せをしていた。カンウの情報だとマインという街には約5000人もの人口がいるという。そのうち半分は鉱山労働者で今回の500の兵も鉱山労働者だという。そして、俺達が捕虜にした者たちから聞いたのは、彼らの家族はマインという街に住んでいることであった。
「わかった」
俺は、彼らを返すことにした。ただし、武装解除した上でだ。
マイン軍の指揮官はあの銭玄人。彼は、なんとしもて胡椒がほしかったので、マインマスターをそそのかし軍勢を派遣したまでは良かったが、まさかの抵抗によって戦局が硬直したことにイラついていたのだった。
「どうしたアルカ?相手は、たかが30人アルヨ!!早くあの城を攻め落とすアル!!」
銭玄人が叫ぶと部下の一人が
「銭玄人様!!30人以外にも、オオカミが加勢してきまして…」
「は?オオカミアルカ?500もの兵に比べれば、たいしたことないアルヨ!!言い訳は許さないアル!!」
そう叫んでいる彼の元に別な部下がやってきた。
「銭玄人!!更に城から矢が放たれてきて、城へ近づくことが出来ません」
「何言っているアルカ!!盾を使って前進するアルヨ!!」
「しかし…盾を上に構えると下からオオカミが襲って来ており、前衛100は膠着状態となっています」
「言い訳は聞きたくないアルヨ。早く攻め落とすアル!!」
その言葉を聞いた伝令は、”ハッ”と答えてその場を去って行ったと思ったらすぐに別の伝令が戻って来た。
「銭玄人!!前衛100は総崩れになっております」
「はぁ~?何言ってるアルか!!そんなはずはない!!早く攻め落とすアルヨ!!」
目の前の伝令がかなり困った表情を浮かべていた。戦場では城塞から放たれる矢に進軍を蝕まれており、下からはオオカミが隙があれば攻撃をしてくる。そんな状況で前衛100は既にその陣形を崩されていて、一部の軍勢は前進すらできない状態となっていた。
「銭玄人様!!前衛はその数50まで減っております。
「一体!!何が起きているアルカ?」
更に銭玄人を驚かす伝令が這いいてきた。
「銭玄人!!前方に新たな敵が出現、強力な火系魔導士が爆炎を次々と発射、前衛は壊滅…」
「なに?壊滅アルカ?」
「また、騎馬武者が2名現れ、左翼右翼の計200が一瞬で蹴散らされました」
「はぁ~?たかが1騎馬武者にやられたアルカ?」
愕然としている銭玄人の姿がそこにあった。
***
少し話は遡る。俺達はテレポーテーションで奴らの前に降り立った。目の前には総勢50名ほどの軍勢がいたので、サマンサ火系の魔法を俺を通じていきなり発射したのだった。
「ファイヤートルネード!!」
みたか100倍の威力!!
しかし、目の前の敵の前衛50は一瞬で灰と化しただけでなく、その辺一体の土地まで真っ黒に…
「あ…」
「村人様~やりすぎ…」
するとカンウとチョウヒが
「ワシらがあいつらを蹴散らしてくれる!!行くぞ!!チョウヒ」
「待ってました!!兄者!!」
馬を走らせ敵の左右の陣へ個別で突進してった。次の瞬間、左右の陣、それぞれ、100人はいたであろう兵隊たちは、蹴散らされ。後から義賊たちが、残ったものを刈っていき、次々にその兵たちはいなくなっていったのだった。残りは本陣に残っている200の兵だ。そこで俺は考えた。あいつらを捕虜にして、マインマスターと交渉しよう。テレポーテーションで逃げ始めたやつらに近づいて
「気絶!!」
一瞬で本陣200名を気絶させたのだが、様子がおかしい気絶しているはずなのに、武器を持ったまま倒れないで戦闘を続けようとしていた。そこへ、サマンサがやって来て
「こいつら魔法で洗脳されている」
「サマンサ…どうしたらいい?」
「解除はできるんだけど、こんだけの数だと…」
「サマンサ…俺の肩に手を当てて、解除を唱えろ!!俺が増幅させるから」
「わかったわ!!じゃ・・・いくわよ!!解除!!」
この瞬間、それまで立っていた兵たちは、崩れ落ちて行ったのだった。しかし、そこには銭玄人の姿がなかった。するとカンウが
「追いかけましょうか?」
「いや…いい…」
そこへ後ろからだみ声が聞こえてきた。
「村人様!!!」
そう叫んでミケえもんが駆け寄って来てる。その声がした方を見たチョウヒが
「狸がしゃべっている…」
そう言って驚いたのは言うまでもなかった。こうして、俺達はこの村を守り切ったのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
命からがら逃げかえった銭玄人の報告を受けたマインマスターは500もの兵を失ってにもかかわらず眉一つ動かすことはなかった。そして、
「その村は、かなり立派な村なのか」
「ハイ」
「わずか100名程の村に何があるというのだ」
「マスター、突然、軍勢が湧き出て来て、魔法で軍勢100は一瞬で灰に、そして、騎馬武者に次々とやられており…」
「もう!!よい!!それはさっきも聞いた。とんでもない魔力を持った奴があの村にいるのか、しかも、一騎当千の武者もついているらしい。ふふふ…」
するとマインマスターは椅子から立ち上がった。
「わかった。その村とは友好的に付き合うべきだったな。銭よ。あの村へは関与するな」
「ハイある…」
「どうした?」
「胡椒が…」
「胡椒のことはもうよい!!諦めろ」
「ワカッタアル」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺達の村役場で打合せをしていた。カンウの情報だとマインという街には約5000人もの人口がいるという。そのうち半分は鉱山労働者で今回の500の兵も鉱山労働者だという。そして、俺達が捕虜にした者たちから聞いたのは、彼らの家族はマインという街に住んでいることであった。
「わかった」
俺は、彼らを返すことにした。ただし、武装解除した上でだ。
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