目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

文字の大きさ
179 / 267
大魔大戦

このはしわたるべからず  作戦2

しおりを挟む
「まだ匂いが取れないわ」

マーリンとスターシャは文句をぶぅ垂れている。

「まぁまぁ…」

それを何故かギザエフとビースト仮面が宥めている、一方、勇者リンはというと

「なぜだ?なぜだ?なぜだぁああああーーー!!」

と独り言ちていた。彼らはそんな状態の勇者リンは危険な状態ということで近づこうともしない。そして、そのとばっちりは俺のところにやってきた。

「そういえば、村人は何故、どぶに落ちていないのだ?」

「さぁ?」

「さぁ・・って、貴様!!お前だけなぜあの川に放り込まれないのだ?」

「そうよ!!」

「あなただけ放り込まれないのには納得がいかないわ」

勇者リンの一言でみんなの矛先はすべて俺に向かってきたのだが、俺としても全く理解できない。

「わかりません!!」

「貴様!!そういえば、はしを渡ろうとのしなかったな」

「それは、俺がはじにかかる前にあの虎が現れて、リン殿がそれを倒し、変な連中が出てきたんですよ。俺の出番なんかあるはずないじゃないですか」

「確かにそうだが」

するとビースト仮面がにやりと笑みを浮かべた。

「勇者様!!ではこういう作戦はどうですか?」

そして、俺は再び蚊帳の外に…しばらくして

「村人、ちょっと来い!!」

「へーい」

「今度は、お前が先頭であの橋を渡れ…」

「へ?」

「どうだ・・・いい作戦だろう・・・」

つまり作戦とはこういうことだった。俺だけ、先にはしをわたる。そこへ虎が出てくるので、それもおrが何とかする。さらに出てくる変な連中が俺をあのドブ川まで放り込むまでの間に勇者リンたちははしを渡るということだった。

「ま・・・いいけど。で?本当に成功するのですか?」

「これ以上、完璧な作戦はない」

勇者リンたちはそう言い切ったのだった。

****

作戦当日、俺は勇者リンが言われるがままはしをわたって行った。すると、案の定、白と黄色の虎が目の前に現れたのだった。

ぐぁああおおお!!

ぐぁああおおお!!

そう吠えて威嚇をしてくる。それに対峙している俺なのだが、いつまでも吠え続け威嚇を続けている。

「あれ?」

ぐぁああおおお!!

ぐぁああおおお!!

威嚇を続ける虎を見て俺は不思議に思ったのだった。それは、攻撃する気配は全くなかったからだ。しかし、後ろで勇者たちが

「村人!!何やっている。早くやっつけろ」

ぐぁああおおお!!

ぐぁああおおお!!

そう言われえても攻撃してくる気配のない2匹の虎に俺が徐々に近づくと相変わらず

ぐぁああおおお!!

ぐぁああおおお!!

と威嚇だけをしている。そして、俺はその威嚇する虎の横をすり抜けようとすると虎も驚いて威嚇をやめた。

「あれ?」

俺はすんなりと威嚇する虎をすり抜けてしまった。

「あれ?」

そんな様子を見ていた勇者リンは、

「勇者何をしている!!早くやっつけろ!!」

「勇者殿、簡単にすり抜けられるよ」

「何を言っているんだ!!」

そう叫んで、勇者リンたちはそのままはしを渡り始めた。

すると再び二匹の虎が威嚇を始めた。

ぐぁああおおお!!

ぐぁああおおお!!

「うわl!!この!!」

その虎をあっという間に切り捨てた勇者リンは俺の目の前までにやってきた。

「どうだ?」

すると

「バンザーイ!!」

「バンザーイ!!」

「バンザーイ!!」

そう言って、例の白と黒の法被を着た不思議な連中が現れて勇者たちを取り囲んだ

「え?」

「え?」

「またでた!!」

「この!!この!!」

勇者たちはその怪しい連中と戦ったのだが、

「くそ!!きりがない!!」

するとスターシャが悲鳴を上げた

「きゃああ!!」

彼女は怪しい連中に抱え上げられ、連れて行かれ始めた。

「いやぁああ!!」

今度はマーリンも

「うわああ」

続いてギザエフも、ビースト仮面、そして、勇者リンも抱えあげられてしまった。そして、あれよあれよという間にトンボリへ連れて行かれた。

「いやー!!臭いのもういやー!!」

ザッパーン!!

スターシャの叫びも空しく彼女をトンボリに放り込まれた。そして、次から次へとマーリン・ギザエフ・
ビースト仮面、勇者リンの順で放り込まれたのだった。その様子を俺は呆然と見ているしかなかった。

こうして作戦2は失敗に終わったのだった。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

神々に見捨てられし者、自力で最強へ

九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。 「天職なし。最高じゃないか」 しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。 天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない

よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。 魔力があっても普通の魔法が使えない俺。 そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ! 因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。 任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。 極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ! そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。 そんなある日転機が訪れる。 いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。 昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。 そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。 精霊曰く御礼だってさ。 どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。 何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ? どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。 俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。 そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。 そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。 ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。 そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。 そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ? 何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。 因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。 流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。 俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。 因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

処理中です...