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プロローグ
私と師匠の出会い
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「リナ!お前はここから出るんじゃないぞ」
「お、お父さん」
「もう喋っちゃダメよ」
「お母さん」
「閉めるわよ。良い子ね……愛してるわ、イリーナ」
両親が私を大きな箱の中に入れて、外から蓋を閉める。その後直ぐに何か固い物が壊れる音と、大きな足音。そして、両親の悲鳴が聞こえた。
『おとうさん、おかあさん……こわいよ、こわいよ』
どれくらい時間が過ぎたか分からない。
何か大きな物が倒れる様な音が聞こえた後、今度は男達の悲鳴とうめき声が耳に届いた。
「む?……子供を庇ったのか」
知らない男の人の声が聞こえた時、箱の蓋が開いた。急に明るくなって見えない。誰だろう?
「そのまま目を閉じてなさい。おじさんが外に出してあげよう」
そっと抱き上げて何かで私をくるんだその人は、そのまま何処かへ移動した。固い場所に下ろされて、くるんでいた何かが外される。目をゆっくり開けると、目の前には白い髪に細い目の男の人がいた。
「名前は言えるか?」
「……イリーナ」
「歳は?」
「8つ」
「そうか……すまなかった。助けるのが遅くなった」
そう言った男の人は、私の頭をそっと撫でてくれた。
「おじさん、お父さんとお母さんは?」
おじさんの目が私からそれる。その視線の先には、燃える我が家があった。
「どうして!お父さん!お母さん!嫌ー」
家に向かって走ろうとしたのに、おじさんに止めれた。
「お前の両親は連れ出したが……」
おじさんの言葉が止まった。怪我したの?ナニがあったの?
「……間に合わなかった……すまない」
おじさんがなんで謝るの?お父さんとお母さんは?間に合わなかったって……あ……あ……
「あー!!!!」
熱いよ……お父さん!……怖いよ、お母さん!嫌だ、嫌だ、嫌!!置いて行かないで!
「魔力の暴走か!?落ち着くんだ!イリーナ!イリーナ!」
おじさん?ナニ?からだ……あつい……く……るしい……
『イリーナ、落ちついて』
『大丈夫よ、イリーナ。さあ、ゆっくり息をすって……私の可愛い子』
お父さん……
『ごめんな、イリーナ』
お母さん……
『ずっと見守ってるわ、私の可愛いイリーナ』
居ないはずの両親の声が聞こえた気がした。手を伸ばしたいのに、二人の手を掴みたかったのに体が重くて動かないの。目の前が暗くて……分からないの……
『『お休み、イリーナ』』
「治まったのか……今の魔力……狙われたか?」
眠りについたイリーナを抱き上げて、白い髪の男性は近くに止めてあった馬車へ向かって歩き出した。
馬車の横に控えていた若い男性が、白い髪の男性に気付いて扉を開ける。
「カイン様、その子供は、どうされましたか?」
「あの家の娘の様だ……騎士からの報告は?」
「賊の一部を取り逃がしたそうです」
「くそ、厄介だな……取り敢えず店の方へ向かってくれ。この娘は連れて帰る」
若い男性は頭を下げると、ドアを閉めると御者台に乗り込み馬車を走らせ暗闇へと消えて行った。
「お、お父さん」
「もう喋っちゃダメよ」
「お母さん」
「閉めるわよ。良い子ね……愛してるわ、イリーナ」
両親が私を大きな箱の中に入れて、外から蓋を閉める。その後直ぐに何か固い物が壊れる音と、大きな足音。そして、両親の悲鳴が聞こえた。
『おとうさん、おかあさん……こわいよ、こわいよ』
どれくらい時間が過ぎたか分からない。
何か大きな物が倒れる様な音が聞こえた後、今度は男達の悲鳴とうめき声が耳に届いた。
「む?……子供を庇ったのか」
知らない男の人の声が聞こえた時、箱の蓋が開いた。急に明るくなって見えない。誰だろう?
「そのまま目を閉じてなさい。おじさんが外に出してあげよう」
そっと抱き上げて何かで私をくるんだその人は、そのまま何処かへ移動した。固い場所に下ろされて、くるんでいた何かが外される。目をゆっくり開けると、目の前には白い髪に細い目の男の人がいた。
「名前は言えるか?」
「……イリーナ」
「歳は?」
「8つ」
「そうか……すまなかった。助けるのが遅くなった」
そう言った男の人は、私の頭をそっと撫でてくれた。
「おじさん、お父さんとお母さんは?」
おじさんの目が私からそれる。その視線の先には、燃える我が家があった。
「どうして!お父さん!お母さん!嫌ー」
家に向かって走ろうとしたのに、おじさんに止めれた。
「お前の両親は連れ出したが……」
おじさんの言葉が止まった。怪我したの?ナニがあったの?
「……間に合わなかった……すまない」
おじさんがなんで謝るの?お父さんとお母さんは?間に合わなかったって……あ……あ……
「あー!!!!」
熱いよ……お父さん!……怖いよ、お母さん!嫌だ、嫌だ、嫌!!置いて行かないで!
「魔力の暴走か!?落ち着くんだ!イリーナ!イリーナ!」
おじさん?ナニ?からだ……あつい……く……るしい……
『イリーナ、落ちついて』
『大丈夫よ、イリーナ。さあ、ゆっくり息をすって……私の可愛い子』
お父さん……
『ごめんな、イリーナ』
お母さん……
『ずっと見守ってるわ、私の可愛いイリーナ』
居ないはずの両親の声が聞こえた気がした。手を伸ばしたいのに、二人の手を掴みたかったのに体が重くて動かないの。目の前が暗くて……分からないの……
『『お休み、イリーナ』』
「治まったのか……今の魔力……狙われたか?」
眠りについたイリーナを抱き上げて、白い髪の男性は近くに止めてあった馬車へ向かって歩き出した。
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