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本編
兵器破壊 side ランバート
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オーウェン殿に引っ張られて転移魔法の渦の中に入る。滝壺に落ちた様な抗えない強い魔力の流れに、頭が揺れて吐き気がした。また、これか……勘弁してくれ
「小僧、間もなく着くぞ」
その一言で意識が一気に覚醒する。師匠から話を聞いた時から、完膚なきまで潰したいと思った敵の本拠地に、短期間で直接乗り込む事になるとは考えていなかった。
「再起不能になるまで潰す」
『番ノ娘ノ為カ?』
口から溢れた本音に、ドラゴン殿が笑えない冗談を言ったが聞こえないフリをして視線を前に向けると、オーウェン殿が鼻で笑った。敵の本拠地目前でも俺達に緊張感はなかった。
「出るぞ」
「はい!」
剣を構え魔力を纏わせる。淡い光りが剣全体を包むと同時に、目の前が開けて石造りの建物の中に着いた。ここは砦の方か。
「兵器は……この真下だ」
その言葉に合わせて剣を床に向けて振り下ろす。剣先が床に触れた瞬間、轟音と元に石が割れ床は崩れ落ちた。重力に従い落ちる床石と共に下の階に降りると、目の前に巨大な物体が現れた。何だこれは?遠投機の様にも見えるが……これが
「古代魔具兵器」
オーウェン殿が呟きと共に、右手に魔力を集中させ始める。纏う魔力は膨大で人間には真似出来るものではなかった。
「小僧!一撃で破壊する。時間を稼げ!」
物音に気付いた兵士が集まり始める。警報音が鳴り響き、後数分以内に、かなりの数の兵士が集まるだろう。まったく、人使いの荒いエルフ殿だ。こっちは二日、徹夜なんだぞ。
「簡単に言うなぁ。了解した!」
返事と共に床を蹴り敵の視線を俺に集めると、剣に魔力を流して敵に向けて薙ぎ払う。剣の風圧と魔力を同時に叩き付けられた相手は、後ろの壁まで吹き飛ばされた。今ので半分くらい片付いたか?さて、次はどうくる?
「うおぉぉ!死ね!!」
「品のない言葉だな?他に言うことはないのかよ!」
剣を振り上げ突進してくる兵士の剣を弾き飛ばすと、柄を腹に打ち込む。前のめりに倒れた相手を、蹴り飛ばして剣を構えなおした。
「どうした?かかって来い」
どちらが悪役か分からない様な台詞を言いながら、敵が集中している場所に目掛けて駆け出す。向けられた槍先を切り相手の鎧を掴むと、敵に目掛けて投げ飛ばす。数人が巻き込まれて戦闘不能になった事を確認すると、今度は後ろから近付いて来た相手を蹴り飛ばして更に数人を巻き込んだ。
「剣士が剣で戦わないとは卑怯だぞ!」
訳の分からん文句を言う相手に、剣で相手をする。正面で構えた瞬間、相手は震え出した。
「ビビりが……命懸けの戦いに卑怯もあるものか!俺は生きて帰るんだよ!」
震えて踏み出せない相手の腹に、柄を叩き込んで横に薙ぎ払う。三人程、一緒に壁に叩き付けられたが、次々と兵士が湧き出て来て切りがない。クソ!まだかよ!
「あと……っ!」
残り時間が気になってオーウェン殿に視線を向けると、人の背丈の二倍以上になる炎を頭上に作り上げ兵器に照準を定めている。あれを叩き付ける気か?そうなると
「俺を巻き込む気かよ!」
「知るか」
その一言と共に巨大な物体目掛けて炎が走る。兵器に当たった瞬間、爆発音共に天井を突き破る程の火柱が立ち上がった。
このクソ野郎!思わず悪態をつきながら脚に魔力を溜めて後ろへ飛ぶ。敵を壁にしながら爆風から逃げると、ガラガラと大きな物が落下する音が響き始めた。
「良し、帰るぞ」
兵器の破壊を確認した途端、俺の服を掴み転移魔法の準備を始める。ちょっと待ってくれ。休む間もなく転移するか気か!?
「イリーナが待ってるぞ」
そう言ったオーウェン殿がニヤリと笑いながら俺を見る。抵抗する気力も尽きて諦めて彼に従った。
彼女への気持ちは、周囲にはバレバレらしい。はぁ、本人は気付かないのに何でだよ……
「小僧、間もなく着くぞ」
その一言で意識が一気に覚醒する。師匠から話を聞いた時から、完膚なきまで潰したいと思った敵の本拠地に、短期間で直接乗り込む事になるとは考えていなかった。
「再起不能になるまで潰す」
『番ノ娘ノ為カ?』
口から溢れた本音に、ドラゴン殿が笑えない冗談を言ったが聞こえないフリをして視線を前に向けると、オーウェン殿が鼻で笑った。敵の本拠地目前でも俺達に緊張感はなかった。
「出るぞ」
「はい!」
剣を構え魔力を纏わせる。淡い光りが剣全体を包むと同時に、目の前が開けて石造りの建物の中に着いた。ここは砦の方か。
「兵器は……この真下だ」
その言葉に合わせて剣を床に向けて振り下ろす。剣先が床に触れた瞬間、轟音と元に石が割れ床は崩れ落ちた。重力に従い落ちる床石と共に下の階に降りると、目の前に巨大な物体が現れた。何だこれは?遠投機の様にも見えるが……これが
「古代魔具兵器」
オーウェン殿が呟きと共に、右手に魔力を集中させ始める。纏う魔力は膨大で人間には真似出来るものではなかった。
「小僧!一撃で破壊する。時間を稼げ!」
物音に気付いた兵士が集まり始める。警報音が鳴り響き、後数分以内に、かなりの数の兵士が集まるだろう。まったく、人使いの荒いエルフ殿だ。こっちは二日、徹夜なんだぞ。
「簡単に言うなぁ。了解した!」
返事と共に床を蹴り敵の視線を俺に集めると、剣に魔力を流して敵に向けて薙ぎ払う。剣の風圧と魔力を同時に叩き付けられた相手は、後ろの壁まで吹き飛ばされた。今ので半分くらい片付いたか?さて、次はどうくる?
「うおぉぉ!死ね!!」
「品のない言葉だな?他に言うことはないのかよ!」
剣を振り上げ突進してくる兵士の剣を弾き飛ばすと、柄を腹に打ち込む。前のめりに倒れた相手を、蹴り飛ばして剣を構えなおした。
「どうした?かかって来い」
どちらが悪役か分からない様な台詞を言いながら、敵が集中している場所に目掛けて駆け出す。向けられた槍先を切り相手の鎧を掴むと、敵に目掛けて投げ飛ばす。数人が巻き込まれて戦闘不能になった事を確認すると、今度は後ろから近付いて来た相手を蹴り飛ばして更に数人を巻き込んだ。
「剣士が剣で戦わないとは卑怯だぞ!」
訳の分からん文句を言う相手に、剣で相手をする。正面で構えた瞬間、相手は震え出した。
「ビビりが……命懸けの戦いに卑怯もあるものか!俺は生きて帰るんだよ!」
震えて踏み出せない相手の腹に、柄を叩き込んで横に薙ぎ払う。三人程、一緒に壁に叩き付けられたが、次々と兵士が湧き出て来て切りがない。クソ!まだかよ!
「あと……っ!」
残り時間が気になってオーウェン殿に視線を向けると、人の背丈の二倍以上になる炎を頭上に作り上げ兵器に照準を定めている。あれを叩き付ける気か?そうなると
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「知るか」
その一言と共に巨大な物体目掛けて炎が走る。兵器に当たった瞬間、爆発音共に天井を突き破る程の火柱が立ち上がった。
このクソ野郎!思わず悪態をつきながら脚に魔力を溜めて後ろへ飛ぶ。敵を壁にしながら爆風から逃げると、ガラガラと大きな物が落下する音が響き始めた。
「良し、帰るぞ」
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