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本編
パーティーは波乱確定
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夕食の後、別の部屋でお茶を飲みながら王様から詳しい話を教えて貰った。三ヶ月後に私の御披露目パーティーをするから、その時に纏めて決着をつけたいらしい。
私の祖母の事やマガユダの事。そして、ランバートさんに声を掛けてきた公爵令嬢の事も。
「あの令嬢はその場しのぎの嘘を並べるので、暫く登城禁止にしたのですが……」
あの令嬢を調査したら、裏で色々と悪い事をしてたらしい。彼女だけでなく家族全員で脱税、違法薬物売買に人身売買。そして、呪詛もその一つ。自分達にとって都合の悪い人に呪詛をかけて妨害していた。浪費癖もあるようで、借金が増えてランバートさんのお金を狙っていた。
「何をしたら、そんなにお金が掛かるのですか?」
「女性ならドレスや宝飾品。あと美容ですかね?」
王様が王妃様に確認する様に視線を向けると王妃様が頷いた。なる程って思ったけど……え?ドレス作るのに幾ら掛かるの?……ちょっと待って、確か……
「ランバートさん」
「どうした?」
名前を呼ぶと首を傾げて、私を見る。今の話を聞いて可笑しいと思わないの?
「ギルドから、どれくらい出したんですか?」
私の言葉を聞いて、彼が視線を反らす。王様と王妃様が不思議そうに私達を見ているけど気にしていられない。
「昨日、言ってましたよね?ドレスを作るお金出したって」
「……そこまで大金では……ない……と思う」
絶対、違う。この反応は何か隠してるよね?お義父様が変な顔をして彼を見た。まさか誰にも言わずにお金だけ準備したの?
「どうしてドレスのお金の話を、彼としているのかしら?」
王妃様からの質問に昨日、彼から聞いた話を伝えると、王様はニマニマと生暖かい目で見てくるし王妃様は頬を染めて楽しそう。そして、私の横に座るお義父様は……
「殺気は消して下さい」
「何でお前がリナにドレスを贈る?」
「いや……自分が選んだドレスを着て欲しいと思……師匠!落ち着いて、話し合いましょう!!」
お義父様の本気の殺気に、ランバートさんは冷や汗を流しながら後ろに下がる。私を挟んで二人でなに……
「お前、そうやって二人をタラシ込んだのか!」
王太子殿下が椅子から立ち上がり、私に向かって叫んだ瞬間、二人が黙った。ヤバい……二人とも落ち着きましょうね?
「伯父上が急に養子を迎えたり、ランバートが女に優しいなんて可笑しいだろう!」
えーと、殿下の中で二人が、どんな人になっているのか謎ですが……先ずは
「二人とも、剣と魔法は止めて下さい」
「「……」」
無言の二人の顔を見て、殿下がヨロヨロと椅子に座る。座るっていうより、腰が抜けたみたいね。まぁ、二人の殺気を浴びて無事な人っていないよねー
「殿下は、私が何か悪い事をしたと思っているのですか?」
「あ、ああ、二人を騙してと思っている」
なる程、だから私が使ってた部屋に侵入したんだ。思った事を言って良いかな?
「二人は簡単に騙される様な人達ですか?」
「あっ……いや、しかし!」
「二人を信用していないのですか?」
「違う!」
「じゃあ、何故、二人に直接聞かないのですか?」
言葉に詰まった殿下が睨んでくるけど、私は何も言わなかった。その代わりお義父様が殿下の前に出た。
「お前の怪我を治療したのは誰だ?」
「あ……」
その言葉に殿下は、弾かれる様に顔を上げて私を見ている。その目を反らすことなく受け止めた。
「嘘偽りをエルフ殿が許すと思うか?」
「っ…………すみませんでした」
長い沈黙の後、殿下は私に謝罪した。エルフは穢れや嘘、強欲を嫌う。オーウェンさんが私の側にいるという事は、私に後ろめたい事は無いって証明にもなるからね。なんて言うのかなぁ……
「殿下って……猪みたい」
思わず口から出た言葉に、私の横にいたランバートさんが思いっきり吹き出した。笑いのツボにハマったのか、身体を折り曲げて笑っている。お義父様も、残念なモノを見る目を私に向けた。えーと、今の言葉はダメだった?
「イリーナさんの言う通りだから気にしないでね」
王妃様、それ殿下に止めを刺してます。王様、息子が落ち込んでますが、一緒に笑ってて良いんですか?
パーティーの話が消え失せちゃったよ。まぁ、波乱確定のパーティーだし打ち合わせの意味はないかもね。
……結局、ドレスの金額は聞けなかったなぁ。
私の祖母の事やマガユダの事。そして、ランバートさんに声を掛けてきた公爵令嬢の事も。
「あの令嬢はその場しのぎの嘘を並べるので、暫く登城禁止にしたのですが……」
あの令嬢を調査したら、裏で色々と悪い事をしてたらしい。彼女だけでなく家族全員で脱税、違法薬物売買に人身売買。そして、呪詛もその一つ。自分達にとって都合の悪い人に呪詛をかけて妨害していた。浪費癖もあるようで、借金が増えてランバートさんのお金を狙っていた。
「何をしたら、そんなにお金が掛かるのですか?」
「女性ならドレスや宝飾品。あと美容ですかね?」
王様が王妃様に確認する様に視線を向けると王妃様が頷いた。なる程って思ったけど……え?ドレス作るのに幾ら掛かるの?……ちょっと待って、確か……
「ランバートさん」
「どうした?」
名前を呼ぶと首を傾げて、私を見る。今の話を聞いて可笑しいと思わないの?
「ギルドから、どれくらい出したんですか?」
私の言葉を聞いて、彼が視線を反らす。王様と王妃様が不思議そうに私達を見ているけど気にしていられない。
「昨日、言ってましたよね?ドレスを作るお金出したって」
「……そこまで大金では……ない……と思う」
絶対、違う。この反応は何か隠してるよね?お義父様が変な顔をして彼を見た。まさか誰にも言わずにお金だけ準備したの?
「どうしてドレスのお金の話を、彼としているのかしら?」
王妃様からの質問に昨日、彼から聞いた話を伝えると、王様はニマニマと生暖かい目で見てくるし王妃様は頬を染めて楽しそう。そして、私の横に座るお義父様は……
「殺気は消して下さい」
「何でお前がリナにドレスを贈る?」
「いや……自分が選んだドレスを着て欲しいと思……師匠!落ち着いて、話し合いましょう!!」
お義父様の本気の殺気に、ランバートさんは冷や汗を流しながら後ろに下がる。私を挟んで二人でなに……
「お前、そうやって二人をタラシ込んだのか!」
王太子殿下が椅子から立ち上がり、私に向かって叫んだ瞬間、二人が黙った。ヤバい……二人とも落ち着きましょうね?
「伯父上が急に養子を迎えたり、ランバートが女に優しいなんて可笑しいだろう!」
えーと、殿下の中で二人が、どんな人になっているのか謎ですが……先ずは
「二人とも、剣と魔法は止めて下さい」
「「……」」
無言の二人の顔を見て、殿下がヨロヨロと椅子に座る。座るっていうより、腰が抜けたみたいね。まぁ、二人の殺気を浴びて無事な人っていないよねー
「殿下は、私が何か悪い事をしたと思っているのですか?」
「あ、ああ、二人を騙してと思っている」
なる程、だから私が使ってた部屋に侵入したんだ。思った事を言って良いかな?
「二人は簡単に騙される様な人達ですか?」
「あっ……いや、しかし!」
「二人を信用していないのですか?」
「違う!」
「じゃあ、何故、二人に直接聞かないのですか?」
言葉に詰まった殿下が睨んでくるけど、私は何も言わなかった。その代わりお義父様が殿下の前に出た。
「お前の怪我を治療したのは誰だ?」
「あ……」
その言葉に殿下は、弾かれる様に顔を上げて私を見ている。その目を反らすことなく受け止めた。
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「イリーナさんの言う通りだから気にしないでね」
王妃様、それ殿下に止めを刺してます。王様、息子が落ち込んでますが、一緒に笑ってて良いんですか?
パーティーの話が消え失せちゃったよ。まぁ、波乱確定のパーティーだし打ち合わせの意味はないかもね。
……結局、ドレスの金額は聞けなかったなぁ。
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