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はっきり言ってしまえば、目の前の王子様が怖い。
怖くって仕方ないのだ。
私が震えているのを見て、王子様が触ろうとした時反射的に避けてしまった。
「王子、聞いてなかったのですか?
彼女は夢であなたの婚約者として断罪されているのです。
その挙句森に連れて行かれ殺される。
怖がらないでと言うほうが変でしょ!」
「それは夢でだろ?
俺はそんなことはしない!!!
俺はルーカスだ、よろしくされたくないと思うがよろしくな」
「ほんとうです。
俺はキースです、ルーカスさまに何かされたら言って下さいね。
〆ますから……」
この人王子様に対して強く出れる人なんだ。
思ったが、夢の通りにならないようにするのに、かなり自分が周りを気にしながら行動していたのだ。
家でさえ気が抜けないのだ。
何に対して言ってくるか分からないリーフにおびえながら行動していた。
「かなり滅入っているようですね」
「がんじがらめです」
「リーフ嬢は、王子やイケメンの前ではころりと豹変しますからね」
「良くご存じですね、かなり巧妙に隠していると思うのですが?」
「それは、この魔道具のお陰です」
そういって取り出したのは私専用に作ってもらった認識阻害させる眼鏡だ。
「リーフ様の前に出るときは常にこれを着用しています」
「それをどこで……」
「一度だけお城に来たことがありましたよね、その時に忘れていかれたのです。
申し訳ないと思ったのですが、使ってみたらこれがまたいい具合だったので……」
「そうでしたか、すみません妹がご迷惑をおかけしてしまって」
本当に穴があったら入りたいです。
いい男となると相手の迷惑も考えずにリーフはすり寄っていくのだ。
でもこれ以上目立つわけにはいかない。
学園さえ出てしまえば私は領地に引っ込んで万々歳だ!!!!
めったなことじゃリーフには合わなくなる。
そんなこに考えを巡らせていたせいで王子様たちの話を全くと言っていいほど聞いていなかったのだ。
一生の不覚とばかりに喚き散らすのはもう少し後になってからです。
怖くって仕方ないのだ。
私が震えているのを見て、王子様が触ろうとした時反射的に避けてしまった。
「王子、聞いてなかったのですか?
彼女は夢であなたの婚約者として断罪されているのです。
その挙句森に連れて行かれ殺される。
怖がらないでと言うほうが変でしょ!」
「それは夢でだろ?
俺はそんなことはしない!!!
俺はルーカスだ、よろしくされたくないと思うがよろしくな」
「ほんとうです。
俺はキースです、ルーカスさまに何かされたら言って下さいね。
〆ますから……」
この人王子様に対して強く出れる人なんだ。
思ったが、夢の通りにならないようにするのに、かなり自分が周りを気にしながら行動していたのだ。
家でさえ気が抜けないのだ。
何に対して言ってくるか分からないリーフにおびえながら行動していた。
「かなり滅入っているようですね」
「がんじがらめです」
「リーフ嬢は、王子やイケメンの前ではころりと豹変しますからね」
「良くご存じですね、かなり巧妙に隠していると思うのですが?」
「それは、この魔道具のお陰です」
そういって取り出したのは私専用に作ってもらった認識阻害させる眼鏡だ。
「リーフ様の前に出るときは常にこれを着用しています」
「それをどこで……」
「一度だけお城に来たことがありましたよね、その時に忘れていかれたのです。
申し訳ないと思ったのですが、使ってみたらこれがまたいい具合だったので……」
「そうでしたか、すみません妹がご迷惑をおかけしてしまって」
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でもこれ以上目立つわけにはいかない。
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めったなことじゃリーフには合わなくなる。
そんなこに考えを巡らせていたせいで王子様たちの話を全くと言っていいほど聞いていなかったのだ。
一生の不覚とばかりに喚き散らすのはもう少し後になってからです。
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