おおぅ、神よ……ここからってマジですか?

夢限

文字の大きさ
95 / 171
第07章 魔王

01 いざエルフ

しおりを挟む
 永い永い、本当に永かった獣人族たちの戦いもついに終わりを告げた。それを可能としたのが俺だった。そのせいか、俺は獣人たちから英雄としてあがめられている。

「スニル、本当にありがとう」
「スニル様~」
「本当に、本当にありがとうございました」
「この御恩一生忘れません」

 長年の仇敵だった人族である俺に対して、ここまで下手に出れるほどの感謝の気持ちが痛いほど伝わってくるだから、この感謝を拒否することができない。俺はただやりたいことをやっただけなんだけどな。

「……」

 感謝はいらないと言いたいが、言えずただ黙って彼らを見ているだけだ。

「ふふっ、スニルも困ってるわね」
「まっ、それほどのことをしたからな」
「ほんと誇らしいわ」
「全くだ。俺たちのことは思えないな」

 ダンクスたちが向こうでそう話しているのが聞こえるが、いや助けろよ。
 薄情な奴らだと思いつつも、何だろうなどこか心地よさを感じる。前世では考えられない心持だ。

「ほれほれ、お前たちスニル様が困っておられるではないか。お礼はそれぐらいにしておきなさい」

 西獣人族族長のマイメードが俺に群がる獣人族をいさめたのだった。このマイメードはクマの獣人でずんぐりした体躯に完全な熊の顔を持つおっさんだ。一見すると強面に見えるが、表情や雰囲気が柔和なために全く怖いという印象を受けない。まぁ、そもそも俺たちはもっと強面を持つダンクスを見慣れているために雰囲気がなくとも怖くはないんだが。

「なんだ?」
「いや、なんでもない。それよりこれからどうする?」

 知らずにダンクスを見ていたようで、ダンクスが近づいてきて用事を聞いてきたので、ついでに今後について聞いてみることにした。

「これからか、一応獣人族は片付いたんだよな」
「だな。ハンターどもも完全解散したみたいだしな」

 俺が張った結界によって、ハンターたちはこちらが誘導した場所にしか上陸できなくなったうえに待ち構えていた獣人族の戦士たちや俺たちによって壊滅。また、ちょっとした誤算もあたことを明記しておこうと思うが、それは、俺が張った結界についてなんだけど、この結界が阻むものは俺たち以外の人族だけとしている。そうしないと川を流れるものをせき止めてしまうからだ。しかし考えてみるとハンターたちが乗る船って阻まないから結界を通ってしまうんだよな。その結果どうなったかというと、ちょっとひどいことになっていた。なにせ、船は普通に結界を通るがハンターは通れない。つまり、船の甲板にいたものなら川に投げ出されるだけで済むが、船倉にいる奴はどうなるかというと、壁と結界に挟まれることになる。結界を張った当初はこんなことがあちこちで起きて多くのハンターたちがこちら側に上陸することができなかった。とまぁそんなことがあって、奴らも命あってのものだねということでさっさとハンターをやめていった。その結果ハンターが居なければギルドが成り立たなくなり完全解散となったわけだ。
 ああ、そうそう、かなりの余談だが西側でも中央とは別の場所で作られた奴隷の首輪が3つほどあった。これで合計8か所で作られていることが判明した。そのうち俺が改造したのはシムサイトの1か所のみ、ほかも改造するとなるとかなり厄介だな。とはいえ、俺としてはここにいるものやゾーリン村、カリブリンに住む孤児院の子供たちや院長たち、シエリルとワイエノといった俺の知り合いがその被害にあわないのであればそれでいい。まっ、それはシムサイトとハンターたちを追いやったことで達成できたといってもいいだろう。

「だな」
「ねぇ、だったらさ。せっかくだしほかの種族にも会いに行ってみない?」

 シュンナがそう提案してきた。

「ほかの種族、それってエルフとかドワーフとか魔族か」
「うん、あたしたち人族は散々見てきたじゃない。だから今度はほかの種族を見てみたいじゃない」

 シュンナの言うことも尤もで、俺たちはこれまで人族が持つ文明文化は見てきたが、ほかの種族がどんな文明文化を持つのか気になるし、世界を見て回るならそれを見ておくのもいいだろう。

「そうだな。行ってみるか」
「そうすっか」
「でも大丈夫かしら」

 俺、ダンクス、シュンナの3人でそうしようと話していると母さんからそんな不安な声が上がった。

「大丈夫なんじゃないか」
「そう、かしら」

 俺には母さんが何を不安に思っているかわからないが父さんは分かったうえで大丈夫だという。

「ねぇ、ミリア、ヒュリック何の話?」

 シュンナもわからないようで聞いてくれた。

「ほら、私たち人族でしょ。ほかの種族だって人族にひどい目に合っているわけでしょう」

 母さんが言ったことにハッとなった。獣人族たちに受け入れられているこの状況ですっかりマスれていたし、俺たちもそれなりの時間ハンターたちと戦ったことで、俺たちはどこか自分たちが彼らの仲間ではないかとまで思っていた。でも、俺たちはあくまで人族、そうである以上俺たちもまた憎まれる対象となりえる。

「それがあったな」
「ちょっと、忘れてたね」
「おう、それじゃどうするんだ」

 ほかの種族の元へ行くということをあきらめたとして、となると今後はどうするか。

「東でしばらくのんびりするか」

 もともと、サーナを育てるために東獣人族の集落でのんびりとサーナとともに過ごすのも悪くないかもな。

「ここにいたのね楽しんでいるかしら」

 俺たちが話しているとふいに中央の族長アンリエルがやって来た。

「ああ、おかげさんでな」
「お酒もおいしいし、料理も最高よ」
「それはよかった。英雄であるあなたたちにいいものをと皆張り切っていたもの」

 それについては俺も視界の端で見ていたから知っている。

「ところで、何やら話をしていたみたいだけれど、何を話していたのかしら」
「ああ、今後についてな」

 ダンクスが代表して先ほどの話を簡単に説明した。

「なるほど、しかしそれなら問題ないわよ」

 アンリエルがあっさりとそんなことを口に出したが、どういうことだ?

「どういうこと?」

 シュンナが聞いた。

「私たちはこの森の玄関口、その私たちが友人として認めた相手ですからね。それに隣に住むエルフたちであればすでにあなたたちのことはすでに知っているはずよ」
「? どういうこと?」

 アンリエルがそう言うがどういうことだろうか、俺たちは一様に首を傾げた。

「エルフ族が精霊魔法を使えるのは知っているでしょう」
「あ、ああ、噂で聞いたことあるな」
「ええ、確か精霊魔法ってあたしたちが使う魔法とは全く別なんだよね」

 精霊魔法は人族では扱うことができないためにシュンナとダンクスのように噂程度でしか聞いたことがないものだ。ちなみに俺は扱うことはできないが当然存在は知っている。”森羅万象”に記述があるからな。
 それはともかく、この精霊魔法というのはよくあるものの通り精霊の力を借りる魔法で、その精霊というのは自然界にはどこにでもいる存在。
 なるほど、確かに獣人族の勝利と俺たちの行動はすでに精霊に見られている。メティスルを持つ俺には精霊たちが見えているからな。まぁ、普段はちょっとうっとうしいのであまり見ないようにしているけど。

「精霊が見ていたってことか」
「あらっ、スニル君は分かったのね。そうよ。精霊はどこにでもいて、私たちを見守ってくれているの。そしてエルフはその精霊の言葉を聞くことができる」

 アンリエルの言う通りで、実際に精霊はあちらこちらにおり、いまも俺の周りをはしゃぐように飛び回っている。

「へぇ、そうなんだ」
「それは、すげぇな」

 俺以外の面々が感心している。

「ええ、それに皆さんにはこちらをお渡しいたしますから、もし知られていなくても問題ないわ」

 そう言ってアンリエルが懐から金属の板を取り出して俺へと渡してきた。

「……」

 なにこれと思いながらなんとなく受け取り、その板を見てみると何やら文字が書かれていた。

 何々、”この者たちは我等獣人族の友人である”そう書かれていた。そして、最後にはサインがあり東、中央、西の族長の名が書かれていた。

「これなんだ?」
「それは、私たちが認めた方に渡す友情の証。それを見せればエルフも魔族もあなたたちを受け入れてくれるわ」

 アンリエルによるとこの板は魔道具でかつて魔族が作ったものなんだそうだ。尤も作った魔族も受け取った獣人族もこれを使う日が来るとは夢にも思わなかったという。

「そんなものを俺たちにいいのか」

 ダンクスがそう尋ねた。

「ええ、もちろんよ。あなたたちは間違いなく私たち獣人族の友人ですからぜひ受け取った頂戴」

 アンリエルはそう言って微笑んだ。まっ、これからのことを考えるとありがたいものだし、何より俺たちもまた彼らを仲間と思っているからな。

「うけとりましょ、スニル」
「そうだな。俺たちにとっても彼らは友人だ」

 これまで黙っていた母さんと父さんが俺の側にきてそういった。2人は見た目子供だし獣人族たちには俺の両親であることは話していないのでこういった話を行う際は基本黙っている。

「そうだな。わかった。ありがたく受け取っておくよ」
「ありがとう」

 それから俺たちも再び宴会に加わって大いに騒ぎ飲んだのだった。もちろん俺は酒は飲んでいないし早めに寝たんだけどな。


 さて、それから数日後のことだ。俺たちはついに獣人族の地からさらに森の奥エルフの土地へと向かうことにした。

「世話になったな」
「それはこちらのこと、本当に世話になった」
「またいつでもきて頂戴」
「うむ、歓迎するぞ」
「ええ、必ず来るわ」
「そうだな」
「ええ、お料理もおいしかったわ」
「ばいばい」

 俺たちの出発に挨拶にやって来た獣人族たちにそれぞれが挨拶を交わしている。

「サーナァ」

 そんな中1人の獣人族が号泣している。

 ガルミドである。
 なんでこんなことになっているのかというと、このエルフの地へ向かう旅路にサーナが同行することになったからだ。俺たちが行くことを知ったサーナが一緒に行きたいと言い出したからだ。とうぜんながらガルミドたちは反対した。ちなみにサーナは当初俺たちの誰かが蕎麦に居なければ泣いていたが、今ではガルミドたちも家族であるという理解しているために彼らがいれば問題ないということもあり俺たちもサーナを連れて行くという考えはなかった。しかし、サーナがそれを希望したことや、この先それほどの危険もないということを聞いていたこともありガルミドたちが許可をすればいいだろうと思っていた。そうして、まず最初に許可を出したのはミサで、そのあとグルトが折れたことで2人にもガルミドの説得をしたというわけだ。

 とまぁ、ガルミドが駄々をこねる中俺たちは獣人族の地から旅立ったのであった。



 獣人族の土地を出てから3日が経過した。

「まだ着かないのか?」
「思ってたより遠いよね」
「なんでかしら」
「ああ、それは獣人たちから聞いたけどよ」

 俺たちが疑問に思っているとダンクスが説明してくれた。それによると、この距離は獣人族とエルフ族の仲が悪いからというわけではなく戦略的な理由からだそうだ。どういうことかというと、例えば獣人族が敵に襲われて壊滅してしまった場合などにエルフにも戦闘準備期間が必要になる。この距離がその戦闘準備となるという。

「なるほどね。敵に移動させることで時間を稼ぐというわけね」
「らしいぜ」

 敵が人族である以上移動は歩き、はたまた馬となる。歩いて3日という距離あれば十分時間を稼ぐことができるな。と思っていると数人のエルフが木の陰から現れた。

「お待ちしていました。あなた方が英雄様方ですね」

 1人が前に出て俺たちに向かってそう言った。

「そう言われるとこちらとしても答えようがないんだけど」

 いつものようにシュンナが答えた。

「失礼、精霊たちも英雄といっておりましたので、ですがあなた方が我らの友人を助けたことは事実ですから」
「友人? それは獣人族のこと?」
「はい、彼らは長年の友人ですから」

 エルフによるとこの島に住み着いて以来の同じ苦しみを持つ友人という考えのようだ。

「なるほどね」
「はい、ではここではなんですので集落へ案内します」

 そう言ってエルフたちは後ろを振り向いて歩き出したので俺たちもそれに続くことにしたのだった。

「なんか妙な森だな」
「うん、なんだか迷いそう」

 父さんと母さんが少し不安そうにあたりを見渡しているが、確かに先ほどから妙な感じがするな。

「これは精霊に頼んで作ってもらっている結界なのですよ。迷いの結界と言います」

 なるほど結界か、言われてみると確かにこの違和感は結界に入った感覚だな。これまで結界というと自分で作ったものばかりだったからなぁ。気が付かなかったよ。

「へぇ、精霊魔法にはそういうのもあるんだな」
「ええ、これは私たちエルフにしか道が分からないのでお迎えに上がったのです」

 よく見るとエルフたち前を精霊が飛んでいる。つまりこの結界を抜ける道は精霊にしかわからず、エルフは精霊を見ることができるために案内を頼めるというわけか。
 そうこうしていると、ふいに目の前がクリアになり違和感が無くなったことから結界を抜けたようだ。

「ようこそ、北エルフの里へ」

 集落へたどり着いたところで多くのエルフから歓迎を受けたのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~

夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

処理中です...