おおぅ、神よ……ここからってマジですか?

夢限

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第08章 テレスフィリア魔王国

11 国交樹立

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 国王が所有する奴隷が解放された。それに続いてなんともう1人の奴隷がおり、それがエルフだった。

「このエルフは3年ほど前にある貴族より報じられたのだが、幾分このようにわれをにらみつけておる。だからこそ何もできなんだ。尤もエルフは美しいのでな。そばにいるだけでも目の保養となったが」

 そういう国王の言葉を受けてエルフを見ると、確かにめっちゃにらんでる。

「そうですか」

 そう答えたのち改めてエルフを見ながら考える。本来ならこのまま”解呪”をかけて首輪を解きたいところなんだが、こうにらまれていると、解いた瞬間に暴れる可能性が高い。まぁ、たとえ暴れたとしても俺なら全く問題なく対処はできる。しかし、それはそれで違う気がする。となると解く前にいろいろ話しておいた方がいいか。
 というわけで話をしようと思う。

「ええと、俺の名はスニルバルド・ゾーリン・テレスフィリア、テレスフィリア魔王国の魔王だ」

 俺が名乗り魔王だというと少しだけ反応した。

「アベイルという街を知っているか?」
「!」

 アベイルという言葉にも反応、というかさっきよりも強い反応がある。これは明らかにアベイルを知っている。つまりテレスフィリア魔王国出身で間違いないようだ。尤も、彼女はテレスフィリアのことは知らないだろうけど。

「ど、どこで?」

 さらに睨みつけながらやっと声を出した。

「俺はそのアベイルに赴いて、ちょっとあって、議会での全会一致で魔王になったんだ」
「ば、馬鹿な! 人族が、ありえない!!」

 かなり動揺しているようだが、それも同然だまさか魔王の座に人族が付くとは思えないだろう。俺だってびっくりしたんだから。

「事実だ。それより聞くが、ここにいるということは東の里出身だろ、ええと議員はっと、確かアレウイト、ノーミル……あれ、シュンナなんだっけ、いつもアレウとしか呼んでなかったから」
「ああ、ええと、確かアレウイトール・ノーミルミル・カルバリエイトゥーラじゃなかった」
「いや、カリバリエイトゥーラだろ」
「そうだっけ」

 エルフの名は複雑すぎて聞いてもすぐに忘れるからシュンナとダンクスも俺も含めてうろ覚えなんだよ。

「ああ、とにかくそんな名前だったはずだ」
「お、とう、さん」
「えっ!」

 俺たちが東エルフの里出身の議長の名をあーだこーだといっていると、不意にエルフがそういったのを帰庫逃さなかった。どういうこと、今お父さんって言わなかった。

「えっ、ちょっと待って、あなたアレウさんの」
「嘘だろ。あっ、ちょっと待てよ。確か……」

 ”収納”から慌ててあるメモを取り出した。

「もしかして、レニアリアーラ・ガリアルトーレ・ナツメリトーラ、か」

 メモを見ながら1人のエルフの名を読み上げる。するとこれまでで一番の反応を示した。となるとやはりレニアで間違いないようだ。実は数日前アレウから娘がハンターにつかまって奴隷にされているという話を聞いている。その時に娘の名をメモに書いて渡してもらっていた。

「そうか、だから見たことがあったのか。確かもう1人の娘とかなり似ていると言っていたからな」
「そうなの?」

 シュンナはその娘に会っていないため、どれほど似ているかはわからないと思うが、改めて見てみると確かにそっくりだ。まるで双子レベルだな。

「ああ、かなりな。ああ、そうだ。陛下、猊下、少し失礼してもよろしいですか?」

 シュンナと話している勢いで国王と枢機卿に話しかけたのですんなり言葉が出た。

「かまわないが」
「ええ、よろしいですよ」
「では、ちょっと行ってくる」
「ええ」

 一言断ったのち、すぐさま”転移”でテレスフィリアへと飛んだ。



▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽



 飛んだ先はアベイルの街中とある屋敷前。

「確かここだったはずだったよな」

 そう思いながら屋敷の門をノックした。すると屋敷内からメイドが1人出てきた。

「お待たせいたしました。へ、陛下!」
「ああ、悪いな突然。ちょっとアレウに急用ができたんだけど、居るか?」
「は、はいおります。どうぞこちらへ」

 メイドの案内に従い屋敷へ入っていく。それから応接間へと当されたわけだが、俺としては別に玄関でもよかったんだけど、さすが魔王を玄関で待たせるというのはいろいろとまずい。ということで俺も仕方なくメイドに従ったというわけだ。

「これはこれは陛下、お待たせいたしまして申し訳もありません」

 慌てた様子でやってきたアレウは応接間に入ってくるなり跪いて謝罪を口にした。

「いや、俺も突然来たから気にしなくていい。それより用件だけど、娘を見つけたぞ」
「えっ!?」

 俺の言葉が理解できなかったようでぽかんとするアレウ、ちょっと端折りすぎたか。

「今日、コルマベイントの伯母に呼ばれて……」

 アレウに事の経緯から説明を簡潔にした。そして、最後にアレウの娘と思われるエルフ女性を発見したことを伝えた。

「そ、それは本当でございますか?!」
「ああ、おそらく、ただ俺はその娘のことは知らないから、ただ以前あったもう1人の娘によく似ているから間違いないだろう」
「あ、ああ……」

 それから少しの間アレウは言葉を失った。早く戻りたいところではあるが、何となく声をかけづらくそのまま待つことにした。

「……それでだが、俺がこんなだからあまり信用されてなくてな。説明を兼ねて一緒にきてもらいたいんだがいいか?」
「は、はい、もちろんでございます。娘に会わせて下さい」

 少ししたところでアレウに訪問目的を言うと即答で答えた。まぁそれは当然だろう行方不明の娘に会えるんだからな。

「それじゃ、待たせているしさっそく行こう」
「はい、あっ、その、陛下、申し訳ありませんが妻も一緒によろしいでしょうか?」

 行こうとなったところでアレウがそういった。アレウの家族はもともとアレウだけがここアベイルに単身赴任していたが娘が拉致られたところで、アベイルに妻ともう一人の娘を呼び寄せたらしい。

「もちろんだ」
「で、では呼んでまいります」

 そう言ってアレウはこけそうな勢いで部屋を飛び出していったが、俺が魔王であるということを考えると普通にこれはかなり礼に失する行為だろう。でも、俺としては一切気にしていない。というか俺の考えでは礼儀とは心であるというものがある。いくら礼儀作法がしっかりしていてもその心に侮蔑があればやはり無礼に感じるものだ。とまぁ、そんなどうでもいいことを考えていると、これまたバタバタと慌てた様子で応接間の扉がバーンと開けられた。ちょっとびっくりしながらも何事かとそっちを見ると、そこにはエルフの娘、まぁアレウのもう一人の娘がたっていた。

「妹が、妹が見つかったというのは本当ですか?」

 相当に慌てて飛んできたのだろう、もはや彼女には俺が魔王であるがゆえに礼儀がどうのといっている場合ではないようだ。しかし、先ほども言ったように俺はそういうことはまったく気にしない。

「ああ、おそらくだがな」
「ああ、ありがとう、ありがとうございます陛下、あっ、す、すみません、その」

 ここにきてこの娘俺が魔王であり、自分の態度が無礼に当たると気が付いたようだ。

「気にすることはない。家族が見つかったんだから」

 そうしていると、アレウがその妻を連れて戻ってきた。

「リリア」
「お父さん、そのごめんなさい。あの子が見つかったと聞いていてもたってもいられなくて」
「まったく、しかし私も気持ちがわかるから責めることはできんが」
「あ、あの、陛下お願いします私も連れて行ってください」

 俺がアレウたちを連れていくことを察したのか、娘、リリアも一緒に行きたいと言い出した。

「リリア」

 それを咎めようとするアレウ。

「いいぞ」

 それに対して俺はあっさりと許可を出す。1人増えたところで全く問題ないからな。というわけでさっそくこの面子でカリブリンに戻ることにした。

「それじゃ行くぞ”転移”」



▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽



「こ、ここは?」
「ここはカリブリンの教会だ」
「教会と申しますとあの」
「ああ、伯母さんがここの司教なんでな。まっ、とにかく行くぞ」

 というやり取りの後、アレウ一家を連れて先ほどまで国王たちと話をしていた部屋へと赴いたのだった。


 部屋をノックすると修道士が扉を開けてくれた。

「すみません、遅くなりました」
「かまわぬ」
「彼女の家族を連れてきましたので、室内へ入れても」
「うむ、聞いておる。ぜひ入れて差し上げてほしい」
「はい、では、アレウ」
「失礼いたします。!」
「レニアッ!!」
「お、お姉ちゃんっ!」

 アレウが入ってきたのだが、そのわきからすっと入ってきたリリアがすぐさまレニアに気が付き飛びついた。
 それを受けたレニアも目に涙を流しつつ叫んだ。

「レニアッ!」

 そのあとに入ってきた母親もまたアレウを押しのけるようにして抱き合う2人の娘をまとめて抱きしめる。

「……」

 まさにでくれたアレウはどうすればいいのかわからずに戸惑っている。うん、父親ってそうだよな。まぁ、それでも何とか抱き合う3人のもとへ向かい優し気に抱きしめた。


 それからしばらく家族の再会が続いていたが、それを見た国王と枢機卿がなんとも言えない表情をしている。

「……姉上、どうやら私たちは間違っていたようです」
「……ええ、そうですね。亜人、いえ、彼らが前世で罪を犯したと教えてきましたが、むしろ罪深きは我々の方だったようですね」
「はい、それを今痛感しております」

 2人はそうした会話をこそこそとしているようだが近場にいる俺にはばっちり聞こえていた。

「スニルバルド殿」

 ふと国王が俺を呼んだ。

「は、はい」
「われ、コルマベイント王ガルベルド・ディ・レミレス・コルマベイントはテレスフィリア魔王国を国と認めることをここに宣言する。また、貴国との国交をここに求め、ついてはわが国において不当にとらえている貴国の民を解放し返還することを約束する」
「わたくしもキリエルタ教枢機卿の名においてあなた様より承ったこと、キリエルタ教の教義変更を必ずや教皇聖下にお伝えすることを誓います」

 あまりに急だったことに言葉を失ってしまった。

「……え、ええと」
「うむ、我々は長い間貴国の民を不当にとらえ、奴隷として扱ってきた。その償いをさせてほしい」
「わたくしも同じ気持ちです。とはいえ残何ながらわたくしにできることは、教会に真実を伝えることだけです。ですが、こちらは必ずや成し遂げる所存です」

 俺が言葉を失っていると国王と枢機卿が改めて言ってくれた。つまり、2人はアレウたち家族の再会の場面を見たことで自分たちの罪を認識したということだろう。

「ありがとうございます」

 だから魔王として礼を述べた。それから具体的な話をしていこうとなったわけだが、これは困った人と話すのが苦手な俺がこうした交渉事ができるわけがない。いや、いずれはしなければならないんだが、今は無理だ。となるとここはいつものようにシュンナかと思ってみるが、それも無理。というのもこれからコルマベイント王と話すことは政治的なものとなる。そうした知識はシュンナには全くない。俺も前世で基礎教育としての政治は学んでいるが、そんなもん役に立つとは思えない。となると別の誰かとなるわけだが……。

「陛下、よろしいでしょうか?」

 考えていると不意に声をかけられた。振り向いてみるとそこにいたのはアレウ……ああ、そうだったアレウがいたな。

「なんだ?」

 まず声をかけてきた用事を聞いてみた。

「改めまして娘を発見していただき誠にありがとうございます。わたくしも妻ももう2度と娘には会うことはかなわぬと思っておりました。ですが、こうして再び会え、この手に抱きしめることがかなったこと感謝いたします」
「いや、そうか」

 気にするなと言いそうになったところで飲み込み、そうかとだけ答える。

「テレスフィリア王」

 アレウと話しているとコルマベイント王が声をかけてきた。様子からしてアレウが気になるのだろう。

「彼はアレウイトール・ノーミルミル・カリバリエイトゥーラといいましてわが国では議員を任せています」
「議員とは?」

 議員制度のない国ではわからないことだろう。

「我が国の政治形態として、国民の代表数名が合議の末に様々なことを決めるということにしておりまして、彼はその合議を行う1人というわけです」
「ふむ、国民に政治を任せているのですかな」
「そうですね。俺自身もとはここコルマベイントの農村生まれですからこういったことは不慣れなものですから、それに対して彼らは長らく王不在の民を導いてきた実績があります。そういう意味では俺よりもよほど政治ができるかと、ですのでアレウ、実は先ほどコルマベイント王から国交の申し込みがあった。俺としてはこれを受けたいと思っている。まぁ、アレウとしては思うところはかなりあるとは思うが、交渉を頼めるか?」
「は、はい、確かに娘のことを思いますと、正直思うところはあります。しかし、国交を結ぶということは我が国にとって重要なことと存じます。ですのでわたくしめにお任せください陛下」
「おう、頼むぞ。というわけですのでコルマベイント王、申し訳ありませんがこのものと話をお願いできますか」
「うむ、ではアレウイトール・ノーミルミル・カリバリエイトゥーラ殿」

 すげぇ、コルマベイント王一発でアレウの本名を覚えたぞ。俺はいまだにうろ覚えだってのに。なんて関心をしつつ俺はその場を離れたのだった。


 俺が向かった場所はというと、もちろんアレウの娘レニアの元だ。実はまだレニアの首輪を外していない。それを外すためだ。

「悪い、待たせたな」
「陛下」
「陛下、おねがいします。この子の首輪を」
「わかってる”解呪”」

 母親とリリアに懇願されて、され馬でもなく俺はすぐさま”解呪”を発動させると、すぐさまレニアの首にハマっている奴隷の首輪が外れたのだった。

「あっ」

 首輪が外れたことでレニアは小さく声を漏らす。

「それからこれもだな”ハイヒール”」

 そう言いながら今度は手をレニアの耳に向けて”ハイヒール”使った。それというのもレニアに限らずエルフというのは奴隷になるとその特徴的な長い耳を上半分切り落とされてしまう。なぜそうするのかというと、これはエルフ奴隷の扱いに娼婦、男娼などがあるからだ。というかほぼこれなんだけどな。理由は言うまでもなくエルフのこの美貌にあり、何より異種族間での子が成せないというところにある。しかし、その行為の最中に人族と違う特徴的な耳が目に入ってはきょうが覚めるという身勝手な理由から基本エルフは捕まると耳を切り落とされるそうだ。ほんとふざけた話だと思う。というわけでレニアも例にもれず耳が切り取られているので、”ハイヒール”で再生させたというわけだ。
 ちなみに、通常の”ハイヒール”では耳とはいえ部位欠損は治せない。しかし、俺の場合メティスルのおかげで魔力量と効率が桁違いとなり、基本効果が一段上がる。つまり、俺の”ハイヒール”には”パーフェクトヒール”と同等の効果があるというわけだ。

「あっ、耳、が」
「戻って、る」
「あ、ああ、レニアー!」

 耳が元に戻ったことで3人は大いに喜んでいる。よかったよかった。
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