おおぅ、神よ……ここからってマジですか?

夢限

文字の大きさ
131 / 171
第10章 表舞台へ

03 苦情を言った

しおりを挟む
 教会に赴き教皇と邂逅、俺が人族と争う気がないことを宣言した。

「貴方の言葉はわかりました。ですが、その保証はあるのでしょうか、あなたが我々と敵対しないというものが」

 敵対しない保証、それを言われると困るな。なにせ、さっきも言ったように俺からはするつもりはないが、人族側から何らかの行動をとられると、対応しないわけにもいかない。例えば俺がここで人族に敵意を向けないというような契約でもかわそうものなら、下手したら人族が喧嘩を売ってきてもこっちは手を出せない状況に成りかねない。どうしたものか、そう考えていると、不意に1人の女性が結界を抜けて前に出てきた。

「それは、わたくしが保証いたしましょう」
「アリシエーラ、なぜあなたが、そういえば魔王の存在はあなたが伝えたのでしたね」

 コルマベイント王の姉であるアリシエーラ枢機卿、彼女がここ聖都に向かったことは知っていたし、何より孝輔たちが召喚されたのは、彼女がもたらした情報によるものであることは明白。しかし、まだいるとは思わなかった。

「はい聖下、わたくしがもたらした情報によりこうした事態を招いた事は、深く反省いたしております。しかし、こちらに居られるテレスフィリア魔王陛下は、我が弟が王を務めますコルマベイント王国の出自です。そして陛下は弟、コルマベイント王に対しても宣言なさいました。故国や、同族と争う気はないと、そして、陛下の身元に関しましては、こちらのフェリシア大司教が補償いたします。そうですねフェリシア」

 枢機卿がそういって先ほどまで自身がいた場所の隣で跪いている人物を呼んだ。えっ、フェリシアって、伯母さん! そういえば伯母さんも枢機卿に同行するって話だったから、枢機卿がいることからいてもおかしくはないが、あれっ、ていうかちょっと待った! 伯母さんって司教じゃなかったっけ、今大司教って言ったよな。いつの間に出世したんだ?

「はい、その通りでございます猊下、聖下こちらのスニルバルトの身元はわたくしが保証いたします」
「貴女が? なぜでしょう?」

 伯母さんが俺の身元を保証するという言葉に疑問を呈する教皇、それはそうだよな。

「スニルバルドはわたくしの甥だからでございます」

 伯母さんの爆弾発言に周囲に驚愕の嵐が吹き荒れる。

「甥、それはどういう、確か貴女にはご兄弟はおられなかったはずですが?」

 なんで教皇が伯母さんの家族構成を知っているんだ?

「わたくしのことをご存じでしたか、ありがたく存じますわ。確かに聖下のおっしゃったとおり、わたくしに兄妹はおりません。しかし、実の弟のように世話をしていたものがいるのです」
「ほぉ、それは孤児院で、ですか?」
「いいえ、孤児院に入る前からですわ……」

 ここで伯母さんは父さんとの関係を話して聞かせた。

「……そうして生まれたのがスニルバルドなのです。ただ、この子はとても数奇な人生を歩むことになってしまいました。わたくしにとって、これほど悔やんだことはありません」

 今度は俺が虐待を受けていた事実を話した。もちろん事細かにというわけではなく、かなり簡略化してのものだった。それでも、伯母さんは時折葉を食いしばっていた。当人である俺としてはなんとも言えない話だ。
 ちなみになぜ伯母さんがこんなことまで話したのかというと、伯母さんという教会関係者の身内である俺が、なぜ教会のしきたりを知らず、また魔王という存在になったのかという話になりこの話をせざるを得なかったというわけだ。

「……そのようなことが、さぞつらい出来事であったことだろう」

 そう言って、教皇は俺に同情的な目を向けてきた。

「確かに当時はそれなりにつらいことはあったな。だが、今では過去の話だ」

 記憶を取り戻す前の俺、僕は精神が死にかけるほどにつらい日々であった。しかし、記憶を取り戻して、シュンナやダンクスと出会い、その後多くの者たちとのかかわったことで、過去にすることができたといってもいいだろう。

「いいえ皆様、スニルバルドはその過去を乗り越えております。そのうえで魔王となったのでございます」

 いまだ結界の向こう側にいる伯母さんには有象無象の言葉が聞こえるようでそれにこたえている。ちなみにどうして伯母さんの言葉が俺たちに通じるのかというと、単純にあの結界が効力を示す相手が俺に敵意などを持っているものとしているからで、伯母さんが俺にそうした感情を向けるわけがないから通るというわけだ。

「ふむ、フェリシア大司教、あなたの言うことはわかりました。ですが、懸念としてあなたと血のつながりがないということです。魔族というのは恐ろしい魔法を使うと聞きます。魔族であれば人間に変装することもできるかもしれません。これは私だけではなく皆さんも同じ意見と考えます」

 教皇の言う懸念はちょっと無理がある気がする。確かに俺も変装の魔道具を使っていろいろ姿を変えているが、あれだって幻術で変えているだけで実際に変えているわけではない。そのため短期間なら問題ないが、長時間となると結構しんどくなる。なにせずっと魔力消費しているわけだからな。

「つまり、聖下はスニルバルドの血筋についてご懸念されておられるのですね」
「ええ、その通りです」
「わかりました、ではスニルバルドの血筋についてお話いたしますわ」

 そう言って伯母さんが俺の血筋について語りだしたが、そもそもなぜ伯母さんがそんなことを知っているのかというと、なんでも以前伯母さんは自身の祖父が教会関係者であることを聞いていたためにどんな人物であったのかを調べたのだそうだ。そのついでに同じく祖父母(俺にとっては曾祖父)が教会関係者であったということでそれも調べたという。それによると、曾祖父は枢機卿になったほどの人物であり、曾祖母も大司教となった人物であったという。これだけでも驚くべきことだが、さらにその曾祖父が大司教として勤めていた教会において幼い日の教皇が過ごしていたということにはほんとに驚いた。
 さらにさらに教皇から驚愕の事実が告げられた。それによると、なんでも俺の曽祖父の一族は代々教会関係者であり、その先祖は聖人ダンクスという人物であるということ、あまりに聞き覚えのある名前なので、思わずダンクスを見てしまった。するとダンクスは完全にフリーズしていた……うん、だめだなこれは。
 あれっ? ちょっと待てよ。曾祖父は聖人ダンクスの直系の末裔だという、そしてその曾祖父の子供は祖父のみであり、祖父の子供も父さんのみ、そんでその子供も俺だけ。つまり俺は曾祖父の直系となるわけで、つまり俺もまた聖人ダンクスの直系ということになる。
 どうでもいいことだが、その先祖であるダンクスが何をしたのかというと、正直聞いたとき興味が全くなかったために覚えていないが、確か大昔の人でキリエルタの高弟である人物の高弟であったとか。

 ……ん?
 今思ったのだが、俺が先祖としている初代スニルバルドは母さんの家系で、普通家系を追うときって男親の家系を継ぐものだ。てことはだ。俺の一族というと、その聖人ダンクスの一族ということになる。そして、ダンクスはキリエルタの孫弟子、それほど昔からあり、ずっと教会関係者ということはだ、もしかして教会が他種族に対しての対応が今のものになったときも俺の先祖は教会にいた。つまり下手をすると、俺の先祖がそれにかかわっている可能性もある。そうなると俺って獣人族とエルフたちを苦しめている元凶の子孫ということならない?

 ……いや、先祖は先祖、俺は俺だから気にしないでおこう。

「まさか、ダンクス様の末裔であったとは、フェリシアもう一度確認いたしますが、こちらのスニルバルド殿が、アルバート様の曾孫であるということは事実なのですね」
「はい、間違いありません。弟の父親がアルバート様のお子様であるバーグルであるというのは、幼いころに聞いておりましたので」

 伯母さんは幼いころといってもちゃんと両親などの記憶もあり、父さんの父親、つまり俺の爺さんの名前も当然知っていたし、話としてその父親の名前も知っていたという。

「そうでしたか、わかりました。となるとどうやらスニルバルド殿を信じないというわけにはいかないようですね」

 俺が聖人ダンクスの末裔であることが分かったとたん、教皇はすぐに俺を信じることにしたようだ。これが聖人の力というわけか。

「まぁなんだ。妙なことになったが、とにかく俺が安全であり、人族と敵対するものではないということが分かってもらえたならそれで良しとしよう。さてと、それはともかくだ。俺がここに来たもう1つの目的の方を話をしたいがいいか」
「え、ええもちろんです」

 俺がここに来た目的のメインは孝輔たちの召喚に対して文句をつけに来たということだ。しかし、前座として考えていた俺が安全安心な魔王とであるということが思いのほか盛り上がってしまったが、ようやっと本題に入れそうだ。

「話というのは、この3人のことだ。3人が元居た世界は地球といい、国名は日本、小さな島国ではあるが、とても平和な国でな。というかそもそもの話、地球上には魔物が存在しない」

 俺がそういうと教皇を始め集まった者たちがまさか、という顔をしている。この世界において魔物は常識だからな。

「事実だ。まぁ猛獣と呼ばれる動物はいるがな、それだってある程度すみわけができており、人がいる地域に出てくることはそうそうない。まぁ、たまに出てきて騒動になるがそれだけだ。また、犯罪自体はあるが、盗賊などもはいない。そのため、幼い子供が一人で買い物に出かけるなんてことも問題なくできるし、90年近く前に戦争で負けたことで、法律で戦争事態を禁止しているから、国民のほとんどが戦争を知らないって国なんだ」

 俺が日本についてそういうと、信じられないという表情をしている。

「スニルバルド殿、さすがにそれらを信じることは難しいかと……」

 教皇が尤もなことを言い出した。

「教皇さん、スニルバルドさんが言ったことは事実です。私たちの故郷である日本はとても平和な国なんです」
「麗香殿、本当にそのような世界が」
「そうだ。この世界にいると信じられないかもしれないが、世界が違えば常識も違う、魔物がいるのが当たり前の世界があれば、そんなもの居ない世界だってあるということだ」

 麗香が俺の言葉を肯定し、俺が当然のことを言ったことで、ようやく教皇は日本という国を理解したようだ。

「これでわかっただろ、この3人がいかに平和な世界で育ったのかということを、そして、お前たちが連合軍をと考えた時、3人が否定した理由がこれだ。戦争を悪とする日本人である以上、軍を率いるは最大の悪となるからだ」

 俺の言葉に3人も頷いていることで、教皇も納得している。

「さて、その日本において成人年齢が何歳かわかるか」
「成人年齢ですか、それはやはり15でしょうか?」

 この世界ではどの国でも15歳が成人とされているから、常識として教皇は答えたのだろう。

「いや、日本における成人年齢は18、それも10数年前に20から引き下げられたばかりでな。世間的に言えばまだ20と考えているものが多いんだよ。つまり、孝輔と那奈は16で未成年、麗香は18で成人ではあるが、世間的には未成年扱いとなる。というか、3人ともまだ高校生という学生だからな。まだ親の庇護下にあるんだよ。その意味、分かるか」

 俺の言葉を受けて、教皇は黙り込んでしまっている。

「端的に言えば、お前らがやったのは、平和に暮らしていた未成年を拉致し武器を持たせ、魔王という人間を殺させようとしたんだ。俺がここに来た目的はこれについてこいつらの家族、および日本政府に成り代わり厳重に抗議するためだ。本来であれば、即刻返還し賠償でも要求するところではあるが、残念ながら返還は不可能、さて、この落とし前はどうつけてくれるんだ。教皇」

 これでようやく本来の目的である文句を言えたことになる。ここまで長かった。

「それについては、大変申し訳なく思っております。確かに、我々も魔王の出現という言葉に、思わず勇者召喚を決行してしまいました。勇者様、聖女様、そして麗香様、此度の件本当に申し訳ありませんでした。つきましては、これからの生活の面など多岐にわたり、サポートさせていただきます。何なりと申し付けてください」

 教皇はそういって孝輔たちに向かって頭を下げる。それと同時、アリシエーラ枢機卿や伯母さん、数人の者たちが一斉に頭を下げる。尤も、中には一切頭を下げないやつもいるようだ。

「い、いえ、そんな。俺たちも物語の主人公みたいで楽しかったですから」

 教皇に頭を下げられたことで孝輔も戸惑っている。とりあえずこれでいいとしよう。俺としては文句を言いに来ただけだ。元日本人のおっさんとしてな。

「そうですか、それはようございました。しかし、スニルバルド殿、1つお聞きしてもよろしいですかな」

 文句も言ったしさて帰ろうかと思ったところで、教皇から質問が飛んできた。

「なんだ?」
「はい、先ほどからうかがっていて思ったのですが、あなたはなぜ勇者様方がおられた元の世界について詳しいのでしょう。また、政府に成り代わるとは一体?」

 コルマベイント出身であり、テレスフィリア魔王国魔王、明らかにこの世界の人間である俺がなぜ異世界である日本のことを知っているのか、教皇には不思議なようだ。特に隠しているわけでもないし、話しても問題ないだろう。

「そのことか、さっき伯母さんが俺は特殊だと言ったろ」

 伯母さんの説明の中に俺が特殊な事情を持つものだというものがあった。

「俺には前世の記憶があってな。その前世ってのが、孝輔たちがいた世界、地球の日本だったんだ。そこで俺は40手前の大人だったからな。さっきは魔王としてではなくその立場として文句を言ったというわけだ」
「ぜ、前世の記憶、ですか。それは転生したということ、そのようなことがあるのですか? 私も長年教会に居りますがそのような奇跡聞いたことありません」
「だろうな。この世界でもそうだが、通常は生まれ変わるときに記憶は失うものだからな。まぁ、そこら辺のことも含めて特殊というわけだ」

 俺が転生したことを聞いた教皇はかなり驚いていたが、同時に納得もしているようだ。

「そうでしたか、にわかには信じがたいことではありますが、勇者様方が間違いないとおっしゃるのでしたらそうなのでしょう」

 俺の言葉が嘘ではないということは、孝輔たちが無言で肯定したことで教皇も信じたようだ。

「まっ、というわけで孝輔たちは俺が引き取り保護することにした。異世界の見ず知らずのところより、元とはいえ同じ日本人が王を務めるところの方が、こいつらも落ち着くだろうしな」

 テレスフィリアの生活水準などは、日本とは比べ物にならないものだが、それでも風呂があったりと日本人として生活しやすい国づくりを元日本人である俺が行っている。完全な異世界よりもテレスフィリアの方が圧倒的に過ごしやすいと思う。

 その後、教皇から待ったをかけられたりもしたが、何より孝輔たちがそれを望んだことで、納得してもらい。俺たちは伯母さんたちとの交流の後テレスフィリアに戻ったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

処理中です...