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閑話 スタンピード対策会議
しおりを挟む「あたしはこのままアズエルに帰るよ、【スタンピード】が起こるまでちょくちょく顔出すからその時にどうするのかを教えて」
レンが帰ろうとしてるので一つだけ伝えておく。
「わかった、明日エルスを必ずこっちによこしてくれ」
俺の言葉に頷く。
「わかったべさ」
そう言い残してレン達は転移していった。
俺はレンを見送った後にグランドマスターであるジョセフ殿に視線を向ける。
「今後の話をする前に一つだけ約束して欲しい、レンの能力・・・いや魔法か・・・・あいつが【転移魔法】を使える事は誰にも言わないで欲しい、それをあいつも望んでいる」
【転移魔法】が使える事がバレればレンと一緒に居る子供達に迷惑が掛かると思ってるからな。
「無論ですじゃ、あの子がわざわざ隠している【転移魔法】を使ってまで儂等をここに連れて来たのは国を思っての事です、儂等はその気持ちを裏切るわけにはいきませぬ」
流石グランドマスターを務めているだけの事はある、きちんと理解してくれたようだ。
「失礼します、お呼びとのことで参りました」
グランドマスターとやり取りをしているとノック音の後にアンヌシアが部屋に入って来た。
「座ってくれこれから重要な話し合いをする」
アンヌシアがソファーに座った所で俺は口を開く。
「アンヌシア、お前の防衛担当する方面にある【大地の最奥】が2ヶ月後に【スタンピード】を起こす」
俺の言葉を聞きアンヌシアが真剣な顔になる。
「だからグランドマスターとサブマスターが此処に来ていたのですね?しかしかなり具体的な情報ですね?」
アンヌシアの言葉に俺は頷き口を開く。
「詳しくは言えんが情報源はレンだ」
その言葉に驚いた顔をした後納得したのか頷いた。
「さっきまでいたのだが家に帰った」
アンヌシアが苦笑した。
「話を戻すが【スタンピード】が起こる時に備えて今からやれる事をやるぞ、まず【大地の最奥】付近の村や町の住民を一ヶ月後までに王都へ避難させる」
スタンピードに巻き込まれないように一時的に王都に来てもらう事にする。
「陛下そのことなんじゃが住人たちが王都へ避難する時の護衛はギルドから出すのがいいと思うのじゃが?」
「頼めるか?」
俺の言葉にサブマスが頷く。
「依頼を出します」
それはありがたいその分騎士達に別の仕事を振り分けられる。
「それと【大地の最奥】の近く・・・・・ここらあたりに簡易の砦を作る」
テーブルに置いてある地図の一か所を指さしてそう言う。
「そこに武器、食料品を置き、それと簡易的な治療所を設ける」
アンヌシアが頷く。
「第二師団の工作部隊に頑張ってもらいましょう」
俺はその言葉に首を左右に振る。
「今回【スタンピード】が起こる【大地の最奥】はAランカー指定の最高難易度のダンジョンだ、だからどんな魔物が出てくるかわからんから第二師団と第三師団に【スタンピード】に対応してもらう、第一師団、第四師団、第五師団はもしもの時防衛戦をしてもらう事になると思う、だから第三師団の工作部隊も作業に参加させてくれ」
その言葉を聞きアンヌシアが口を開く。
「ソルティと合同ですか?最高指揮はどっちが?」
「アンヌシアが執ってくれ」
真剣な顔で頷くアンヌシアを見ていたら『あいつ』の顔が思い浮かぶ。
「それと今回のスタンピード防衛戦にあいつ・・・・レン達【輝夜】も参加するそうだぞ?」
その言葉を聞いた瞬間アンヌシアが笑い始めた。
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