レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
1,085 / 1,656

閑話 スタンピード後についての話し合い3

しおりを挟む
私の話を聞き考え込む陛下は少しした後私を見て口を開く。



「その提案にお前に何のメリットがある?その話を持って来たのだ何か思う所はあるのだろう?」



そんな質問に私は苦笑する。



「レン様の望みは『レン様が生活基盤を台無しにした村人たちへの生活の安定』なのです、今の提案で全てが叶います、ですので防衛都市を作るのであれば【カグヤ商会】からも資金援助します」



最初レン様に相談を受けた時にミスリル聖貨でも渡せばいいかな?ともっていたがそれではレン様の願いはかなわないとも言い至った。



「それだけか?」



陛下が真剣な顔でそう言って来たので私は頷く。



「私達はレン様の願いを叶える為にあの方のそばにいますので」



陛下はその後考えて暫くして口を開く。



「その案は確かにいいかも知れんが、近くに街がありすぎるのが問題だな、だが今後の事を考えると大きな規模の砦の方がいい」



今回の【スタンピード】でドラゴンまで出て来たのだ、今後の【スタンピード】でもドラゴンは出てくるものと考えた方がいい。



「陛下、発言をお許しください」



陛下が考え込んでいた所、アンヌシア様がそう言ってきた。



「防衛を任される身としてはエルス様の提案はいいと思います、街同士は近くはなりますがそれで不備が起こるとは思えませんし考えて頂けないでしょうか?」



「だが防衛都市に資金援助するのは無しだこれは国が負担すべき案件だからな、まあ時間はあるから暫し考える、エルス、アンヌシア、其方らに相談したい事が一つあるのだが」



私とアンヌシア様はお互い見つめ合った後に陛下に視線を戻す。



「アンヌシアに一つ聞きたい、レンの今回の国への貢献度はどれくらいだと思う?」



いきなりそう言われアンヌシア様は驚いた顔をしましたが、少し考えた後に口を開く。



「まずは【スタンピード】が起こるとの報告の件、このおかげで多くの民が救われました、これはしっかりと評価されるべきです、次に【スタンピード】防衛戦にて初手でかなりの数を減らした事、これによって砦だけで防衛を可能としました、これも評価されるべきです」



確かにその通りですね。



「そして接近戦に入った時に自らはドラゴンを積極的に倒していき味方の損害を減らし、その上討伐者側の戦闘指揮をし防衛戦の維持に貢献しました、これも評価されるべきです、今の段階ではこんな感じだともいますわ」



・・・・・・・レン様はそんな事もやっていたのですか?その事は聞いてませんでした。



「・・・・・・・・思ったよりやってくれてるなアイツは・・・・・・・」



陛下が頭を抱えてため息をつく。



「2人に聞きたい、俺はレンに褒美として何をすればいい?」



まあこれだけの功績に報いるとすれば叙爵になるのだろうけど、もう伯爵となっているレン様にそれは必要ない。

私は少し考えた後に口を開く。



「レン様は何も望まないでしょう、ですのでレン様への恩賞を全て防衛都市建設費用へと回していただけませんか?そのほうがレン様は喜ぶと思います」



何せドラゴンを売らずに『ドラゴン料理最優先!!』と言うほどお金には困っていませんから。



「防衛都市に関してはこれから関係者を集め協議した上で決めるが、俺はいい案ではないかと思っている。実際にあそこの砦はこれから必要になるからな」



陛下は真顔でそう言った。



「まあレンに対する褒美は考えるとして、あいつはいつ頃こっちに来れる?一度アイツと話をしたい」



アンヌシア様に視線を向けてそう聞くとアンヌシア様は少し考えた後に口を開く。



「でしたらこれから戻った後にレンちゃんに報告書を届けてもらうように頼みますわ」



アンヌシア様の提案を聞いた陛下は少し考えた後にニヤリとして口を開く。



「なら俺はその時に少し悪戯でもするかな?俺が怒ると思っているらしいし」



陛下を見てアンヌシア様が『クスクス』と笑った後口を開く。



「ほどほどにして下てくださいよ陛下?レンちゃんは可愛い子なんですから」



全く陛下はいつまで経っても子供っぽい所がありますね。
しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

私と母のサバイバル

だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。 しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。 希望を諦めず森を進もう。 そう決意するシェリーに異変が起きた。 「私、別世界の前世があるみたい」 前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

転生小説家の華麗なる円満離婚計画

鈴木かなえ
ファンタジー
キルステン伯爵家の令嬢として生を受けたクラリッサには、日本人だった前世の記憶がある。 両親と弟には疎まれているクラリッサだが、異母妹マリアンネとその兄エルヴィンと三人で仲良く育ち、前世の記憶を利用して小説家として密かに活躍していた。 ある時、夜会に連れ出されたクラリッサは、弟にハメられて見知らぬ男に襲われそうになる。 その男を返り討ちにして、逃げ出そうとしたところで美貌の貴公子ヘンリックと出会った。 逞しく想像力豊かなクラリッサと、その家族三人の物語です。

異世界に落ちたら若返りました。

アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。 夫との2人暮らし。 何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。 そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー 気がついたら知らない場所!? しかもなんかやたらと若返ってない!? なんで!? そんなおばあちゃんのお話です。 更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!

あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!? 資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。 そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。 どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。 「私、ガンバる!」 だったら私は帰してもらえない?ダメ? 聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。 スローライフまでは到達しなかったよ……。 緩いざまああり。 注意 いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

処理中です...