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外伝 センバは続く
私の行く道 23
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そしてようやく私達は帰ります。
フレア公爵様が「エミリオだけ置いていかんか?」などとのたまうと、りおじさまは、ウィンド・ショットをお見舞いし、公爵様の髪が一房、ハラリと落ちました。
「次は首を狙いますが?」
目の笑っていない笑顔の美形は怖いのだと初めて知りました。身近な人でも知らない事はいっぱいですね。
教皇様も忙しいのに見送りに来てくださり、
「私の命をかけてやりとげます!」
と、目の下のクマ、血走った目は鬼気迫る勢いで、りおじさまの両手をガシッと握り、ブンブン振ります。
「いや、まず寝ろ。部下の事も考えろ」
りおじさまは、真顔で教皇様にツッコミます。
「あー、まぁその辺りは私達が調整しよう。私達が帰る頃にはイチイ夫人も出産しとるだろう。お祝いに行かせてもらうよ」
アイシア公爵様が、さりげなく教皇様を引き離し、りおじさまと握手をかわします。フレア公爵様より頼りになります。
忙しいんだからお気遣いなく、と言ったにも関わらず、神官達の熱烈なお見送りを受け、出発します。
先頭はパパ、馬車には私、りおじさま、アンとアルト司祭が乗り、セリが御者を務め、イチミとシチミにヨーク様が馬で護衛、後ろに子供達の荷馬車が続き、ワサビが最後です。
だいぶコンパクトになりました。進む速度も上がりそうです。
と思ったのに。
少ない護衛に大勢の子供連れというのは、良いカモにでも見えるのか、ちょっと寂しい道を通る度に盗賊に絡まれます。
パパが全部撃退しますが。
そして、トチがいればあっさりと拠点も判明、全部壊滅させて街道の治安維持に多大なる貢献をしながら移動してしまい、その土地の領主に感謝され、普通なら3週間で済む所、1ヶ月以上かかってしまうという本末転倒な結果に。
やっと王都のお屋敷に着いた私達。
出迎えてくれたママの姿が見えたので「ママ!!」と、両手を広げ飛び付こうと思った瞬間には、既にパパがママを抱っこしてました。
パパ、私のこの両手をどうしろと?
「シラヌイ様も大人げない。
うん、アンジュちゃん、僕がユーディリア夫人の所まで抱っこしていこうね?」
私の微妙な感情を察してフォローしてくれるヨーク様、好き!!
「ライ、降ろして、アンジュを抱っこさせて!!」
ぽかぽかとママがパパの胸を叩いてますが
「アンジュを抱っこしたリアを抱っこするから問題ない」
ママのつむじにキスを落としたパパは、ママを降ろさずにいます。
「マジっすか…
アンジュちゃん、ユーディリア夫人の上に置いていいの?」
私を抱っこして、ママとパパの正面に来たヨーク様が困惑しています。
「こうなったライに何を行っても無駄ね。アンジュ、貴女を抱きしめさせてちょうだい!」
パパにお姫様抱っこされたママが両手を広げるので、もうなんか、文字通り、ママのお腹の上に私は乗ります、ええ、乗らされます?
「ああ、会いたかったわ、アンジュ。怪我とか、どこもなんともない?うん、でもこの体勢、私が辛いわ!ライ!降ろして!!」
「「でしょうね!!」」
私とヨーク様の声が揃います。好き!!
隣では、りおじさまがチィおばさまを抱きしめようとして、両手を広げたまま停止。
チィおばさまの方が、りおじさまに抱きついています。
「リオ様!!お帰りなさい!!」
「ちょっと待って、イチイ!!そのお腹、ナニ?!!大丈夫なの?!どっか悪いとかじゃないの?!」
その声に驚いて、りおじさまの方を向くと、
チィおばさまを、ベリっと剥がして、お腹を凝視するりおじさま。
ええ、チィおばさまのお腹、ぱんっぱんです?!!
フレア公爵様が「エミリオだけ置いていかんか?」などとのたまうと、りおじさまは、ウィンド・ショットをお見舞いし、公爵様の髪が一房、ハラリと落ちました。
「次は首を狙いますが?」
目の笑っていない笑顔の美形は怖いのだと初めて知りました。身近な人でも知らない事はいっぱいですね。
教皇様も忙しいのに見送りに来てくださり、
「私の命をかけてやりとげます!」
と、目の下のクマ、血走った目は鬼気迫る勢いで、りおじさまの両手をガシッと握り、ブンブン振ります。
「いや、まず寝ろ。部下の事も考えろ」
りおじさまは、真顔で教皇様にツッコミます。
「あー、まぁその辺りは私達が調整しよう。私達が帰る頃にはイチイ夫人も出産しとるだろう。お祝いに行かせてもらうよ」
アイシア公爵様が、さりげなく教皇様を引き離し、りおじさまと握手をかわします。フレア公爵様より頼りになります。
忙しいんだからお気遣いなく、と言ったにも関わらず、神官達の熱烈なお見送りを受け、出発します。
先頭はパパ、馬車には私、りおじさま、アンとアルト司祭が乗り、セリが御者を務め、イチミとシチミにヨーク様が馬で護衛、後ろに子供達の荷馬車が続き、ワサビが最後です。
だいぶコンパクトになりました。進む速度も上がりそうです。
と思ったのに。
少ない護衛に大勢の子供連れというのは、良いカモにでも見えるのか、ちょっと寂しい道を通る度に盗賊に絡まれます。
パパが全部撃退しますが。
そして、トチがいればあっさりと拠点も判明、全部壊滅させて街道の治安維持に多大なる貢献をしながら移動してしまい、その土地の領主に感謝され、普通なら3週間で済む所、1ヶ月以上かかってしまうという本末転倒な結果に。
やっと王都のお屋敷に着いた私達。
出迎えてくれたママの姿が見えたので「ママ!!」と、両手を広げ飛び付こうと思った瞬間には、既にパパがママを抱っこしてました。
パパ、私のこの両手をどうしろと?
「シラヌイ様も大人げない。
うん、アンジュちゃん、僕がユーディリア夫人の所まで抱っこしていこうね?」
私の微妙な感情を察してフォローしてくれるヨーク様、好き!!
「ライ、降ろして、アンジュを抱っこさせて!!」
ぽかぽかとママがパパの胸を叩いてますが
「アンジュを抱っこしたリアを抱っこするから問題ない」
ママのつむじにキスを落としたパパは、ママを降ろさずにいます。
「マジっすか…
アンジュちゃん、ユーディリア夫人の上に置いていいの?」
私を抱っこして、ママとパパの正面に来たヨーク様が困惑しています。
「こうなったライに何を行っても無駄ね。アンジュ、貴女を抱きしめさせてちょうだい!」
パパにお姫様抱っこされたママが両手を広げるので、もうなんか、文字通り、ママのお腹の上に私は乗ります、ええ、乗らされます?
「ああ、会いたかったわ、アンジュ。怪我とか、どこもなんともない?うん、でもこの体勢、私が辛いわ!ライ!降ろして!!」
「「でしょうね!!」」
私とヨーク様の声が揃います。好き!!
隣では、りおじさまがチィおばさまを抱きしめようとして、両手を広げたまま停止。
チィおばさまの方が、りおじさまに抱きついています。
「リオ様!!お帰りなさい!!」
「ちょっと待って、イチイ!!そのお腹、ナニ?!!大丈夫なの?!どっか悪いとかじゃないの?!」
その声に驚いて、りおじさまの方を向くと、
チィおばさまを、ベリっと剥がして、お腹を凝視するりおじさま。
ええ、チィおばさまのお腹、ぱんっぱんです?!!
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