どうしてもお金が必要で高額バイトに飛びついたらとんでもないことになった話

ぽいぽい

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初体験

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大学に入ったら、彼女を作って充実した時間を過ごすんだ。

そんなことを思っていた時もあった。でも、講義やレポート、バイトに追われそれどころじゃなかった。まぁ、それでも恋愛を楽しんでいる同級生もいたから、恋人がいない原因は他にもあったのだろう。それでも、社会人になる頃には好きになった人とセックスをしたり、そんな日がやってくるって思っていた。それなのに。

「あっ…、あっ…熱い……、お…奥…凄い…」
「トオルくんの中、絡みついてくるよ?」
「頭…おかしくなりそう…、あっ…あっ…」
今日会ったばかりの男とセックスをするなんて、しかもその光景を凄い数の視聴者に見られるなんて、思いもしなかった。俺自身は、お尻に与えられる刺激に喘ぐことしかできない状態だけど、レイさんの上に座り、大きく足を拡げてお尻に男のチンポを咥えている光景は一体どんな風に見えているんだろう?
ちらっと眼に入った画面には、投げ銭付きのコメントが溢れていた。レイさんは、時々耳元でそのコメントを読み上げてくれる。俺はと言うと、感じながら「ありがとうございます」というのが精いっぱいだった。

お尻だけでイクなんて、無理だと思っていたのに、下から何度も突き上げられ、お尻の中の気持ちいいところを刺激されている間に、気が付けば射精をしていた。あまりのことにびっくりをすると同時に、射精後、これまで以上にお尻が敏感になったような感じで止まらない刺激に脳がくらくらした。
初めてのセックスが終わったのは、俺がイッた後、暫く腰を使われた後だった。終わった後、俺はぐったりしていたのに、レイさんはまだ余裕そうだった。ちらっと見えた視聴者数は、1時間前とは比べものにならない人数になっていた。
「トオル君、目標達成ー」
レイさんは、そう言った後、配信画面を『休憩中』に切り替えた。さらに、マイクもオフにする。

「お疲れ様」
そう言って、水を手渡される。喘ぎ過ぎたせいか、よく冷えた水がとても美味しく感じた。
さらに、濡らしたタオルで体を優しく拭いてくれる。自分が出した精液の処理をされるのは恥ずかしかったけれど、それ以上に倦怠感が凄かった。
「充くん、どうだった?」
聞かれて、また顔が赤くなるのを感じた。
「え…あ…、き、気持ち良かったです…」
驚いたけれど、結局感じまくって終わっただけだった。だからこれは素直な言葉だ。
「良かった。後、今日はいつも以上に投げ銭が来たから、ボーナス弾むね」
「…ありがとうございます」
答えながら、さっきの時間を振り返る。俺の痴態にあんなに多くの人が集まるだけでなく、お金も投げて貰えるなんて。堅実に生きていくことが何より大切と思っていた俺には、理解の範疇を超えた時間だった。勿論、レイさんの力が大きいのだと思うけど、平凡な俺だけが映っている間も視聴者数は伸びていたし、投げ銭は飛んでいた。何もない、情けないと思っていた自分が、評価されたような気になった。

軽く休憩をした後、レイさんが言った。
「さて、まだ配信時間が残っているんだけど」
「…あ」
言われて、これで終わりではないことを思い出す。
「…これ以上何を…」
「そうだなぁ、ご褒美タイムにしますか」
「ご褒美?」
美味しいものでもご馳走して貰えるのだろうか、そんなことを考え目を輝かせた自分はバカだと思う。

「あっ…あ…」
休憩修了後、再びレイさんのモノを受け入れることになった。
レイさんいわく、カメラや視聴者を意識していたさっきとは違い、今度はただ気持ち良くなってくれればいいとのことだった。カメラアングルも気にせず、コメントを見ることもなく、ただセックスをする。
カメラは回って配信中で視聴者に声も聞こえる状態だけど、さっきとは違い思いっきり甘やかされるようなセックスに、俺はただ酔いしれるしかできなかった。


レイさんから受け取ったお金で、無事に授業料を支払うことができた。
ただ、あの日以来授業に身が入らない。あの快感が忘れられないのもあるけれど、大学を出て頑張って働いたところで、レイさんが住んでいるようなマンションに住めるとも思わない。俺は何を頑張っているのだろう。


俺が再びレイさんに会ったのは、あの日から1年と少し経過した頃だった。
疑問を持ちつつも、何とか大学は卒業した。ただ、想定外だったのは授業料や生活費をバイトではなく、配信で稼いだことだ。そして、配信は俺の生き甲斐になっている。

「お久しぶりです。トオルです。レイさん、今度コラボ配信しませんか?」

お金がなくて困った時は絶望しかなかったけれど、今はあの日に感謝をしている。
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