乙女ゲームのヒロインに生まれ変わりました!なのになぜか悪役令嬢に好かれているんです

榎夜

文字の大きさ
15 / 48

14話

しおりを挟む

あの授業から3日後

なぜかモニカ達は前より大人しくしていて、私と悪役令嬢達は平和な時間を過ごしていた。

クラスメイトから聞いた話によると、授業のことを実家に全て報告されたらしく、カインとユリウスは実家で教育を施されているとか...
 
カインが居ないからモニカも大人しくなってる、というところだろうか?

ゲームでは、そんなイベントは無かったはずだし...やっぱりヒロインが別の人だから...?

と考えたが別に私には関係ないや、と考えを頭の片隅に追いやった。

すると新しい問題が発生した。

...そういえば、この時期くらいから悪役令嬢による嫌がらせが始まるのよね。


建国祭パーティー

その丁度8ヶ月前から痺れを切らした悪役令嬢がヒロインに嫌がらせを開始する。


あ、ちなみに嫌がらせの内容もキャラによって違うのよ。

シエラは他の令嬢達を利用して自分の手を汚さないような嫌がらせで、陰口だったり変な噂を流したりとか、とにかく女子って怖いな!ってなるやつ。

アリアは攻略キャラがいないのを狙ってネチネチ言ってくる嫌がらせ。今まで口頭で言ってきたのに最後には誘拐事件を起こしちゃうの。

サーシャはミスをしたフリをして、ヒロインの頭に水とかお茶とかかけてくる。なんか言おうとすると泣き落としにかかって自分が悪くなって味方が減っていくの。

ノエルは教科書、ノートとかボロボロにしたり、わざと足をかけて転ばせたり、とにかくヒロインの物を壊すことばかりやって、

リディアーヌはヒロインに嫌味ばかり言ってくる...なんというか姑みたいな感じの嫌がらせ。口論になって、ロイが居る目の前でヒロインを階段から突き落としちゃってあー...ってなるやつ。


............とこんな風に、他の乙女ゲームなら、1つにまとめられているであろう嫌がらせをそれぞれしてくるという。

このままいくと、モニカは全ての嫌がらせを受けなきゃいけないってことかな?

なんて冷静に考えたが、嫌がらせをした令嬢の最後は婚約破棄されて処刑か国外追放という最後を迎える。

あんなに良い子達なのに、そんなことさせてたまるか!


良い方法がないか、と思考を巡らせるとを思いついた。

「シエラ様達に全部話しちゃえばいいんじゃない?」

そうと決まれば善は急げってやつだ!

私は急いでシエラ達と元へと向かった。





「...............という訳なんです」

シエラ達が優雅にお茶を飲んでるテラスに到着して、すぐにこんな訳の分からない話をしたから信じてもらえるかわからなかったけど、

「なるほど......」

と疑うわけでなく皆が納得していた。

流石に私が転生者っていうのには驚いていたけど、ヒロインが現れてからの変わりように皆思うところがあったのだろう。

「ごめんなさい。ずっと黙っていて」

私がそう頭を下げると

「リナさんは何も悪くないですよ」

とシエラがまるで皆の気持ちを代弁してくれたように優しく言ってくれた。


「あれ?そういえばなんでお義姉様が、そのヒロイン?なのにモニカさんにお熱をあげているんですの?」

リディアーヌがそう言うと、皆が「確かに...」と頷いた。

「それが...モニカさんも転生者みたいなんです。前に呼び出されて話をした時に自分で言っていたから確実だと思います」

「それって、もしかしてモニカさんは、自分がヒロインとやらに生まれ変わったとか思っているの?」

アリアが眉をひそめてそう言うが、私は首を横に振って

「それが、ヒロインは自分じゃないことに気付いていながらも、ヒロイン役をやっているみたいなんです......」

そう言うと皆、は?と驚いていた。

そりゃ、そうだよね。自分が主人公でもないのにそんな考えになる人なんて少ないもの。

私が苦笑して頷くと、ノエルが

「私、リナさんの話を聞いて決めましたわ」

と言って立ち上がった。

皆、どうしたんだろう?と首を傾げて話の続きを待っていると、その言葉に驚きを隠せなかった。

「私、ハノン様との婚約を破棄しようと考えてましたの」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】『運命』を『気のせい』と答えたら、婚姻となりまして

うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
 ヴォレッカ・サミレットは、領地の危機をどうにかするために、三年ぶりに社交界へと婚姻相手を探しにやってきた。  第一にお金、次に人柄、後妻ではなく、できれば清潔感のある人と出会いたい。 そう思っていたのだが──。 「これは、運命だろうか……」 誰もが振り返るほどの美丈夫に、囁かれるという事態に。 「気のせいですね」 自身が平凡だと自覚があり、からかって遊ばれていると思って、そう答えたヴォレッカ。  だが、これがすべての始まりであった。 超絶平凡令嬢と、女性が苦手な美丈夫の織りなす、どこかかみ合わない婚姻ラブストーリー。 全43話+番外編です。

死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?

六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」 前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。 ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを! その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。 「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」 「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」 (…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?) 自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。 あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか! 絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。 それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。 「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」 氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。 冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。 「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」 その日から私の運命は激変! 「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」 皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!? その頃、王宮では――。 「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」 「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」 などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。 悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!

公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています

六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった! 『推しのバッドエンドを阻止したい』 そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。 推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?! ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱ ◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!  皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*) (外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)

ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない

魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。 そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。 ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。 イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。 ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。 いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。 離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。 「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」 予想外の溺愛が始まってしまう! (世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!

【完結】転生したら悪役令嬢だった腐女子、推し課金金策してたら無双でざまぁで愛されキャラ?いえいえ私は見守りたいだけですわ

鏑木 うりこ
恋愛
 毒親から逃げ出してブラック企業で働いていた私の箱推し乙女ゲーム「トランプる!」超重課金兵だった私はどうやらその世界に転生してしまったらしい。  圧倒的ご褒美かつ感謝なのだが、如何せん推しに課金するお金がない!推しがいるのに課金が出来ないなんてトラ畜(トランプる重課金者の総称)として失格も良い所だわ!  なりふり構わず、我が道を邁進していると……おや?キング達の様子が?……おや?クイーン達も??  「クラブ・クイーン」マリエル・クラブの廃オタク課金生活が始まったのですわ。 *ハイパーご都合主義&ネット用語、オタ用語が飛び交う大変に頭の悪い作品となっております。 *ご照覧いただけたら幸いです。 *深く考えないでいただけるともっと幸いです。 *作者阿呆やな~楽しいだけで書いとるやろ、しょーがねーなーと思っていただけるともっと幸いです。 *あと、なんだろう……怒らないでね……(*‘ω‘ *)えへへ……。  マリエルが腐女子ですが、腐女子っぽい発言はあまりしないようにしています。BLは起こりません(笑)  2022年1月2日から公開して3月16日で本編が終了致しました。長い間たくさん見ていただいて本当にありがとうございました(*‘ω‘ *)  恋愛大賞は35位と健闘させて頂きました!応援、感想、お気に入りなどたくさんありがとうございました!

婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた

夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。 そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。 婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。

異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない

紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。 完結済み。全19話。 毎日00:00に更新します。 R15は、念のため。 自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である

megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。

処理中です...