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22話
しおりを挟むあの後、シエラ達の元に戻ると、モニカと何を話したのか聞かれた。
内容的に言っても大丈夫だなって思って教えると皆、なるほど、と苦笑していたが、何も害がないから放っておこうということになった。
そして1週間後、特に大きな問題もなく無事に期末テストが終わって、今日は順位発表だ。
この世界では100位までの順位が廊下に張り出される。
前世の世界では、そんなことをしたら馬鹿にされたりとか、なんか色々あるからやらなくなったらしいけど。
あ、それから、順位表に乗らなかった貴族達は両親などに物凄く怒られるらしいよ。
私は今回のテストは自信があったし、問題も簡単だったから余裕だと思うけど......
そう思って順位表を見に行こうとすると
「お義姉様!流石ですわ!」
とリディアーヌに抱きつかれた。
この反応的に、私の順位がすごく良かったんだろうな、ってわかるんだけど......お願いだから見に行かせてくれ。
そう思っていると、前からシエラ達も来てしまった。
「リナさん、順位表は見に行きましたか?」
「あ、まだです。今から見に行こうと思って」
「そう...凄かったわよ」
そう言って、シエラが私に抱きついているリディアーヌを剥がしてくれた。
多分、見に行ってこいってことなんだろう、と察したから、では行ってきますね、と見に行こうとしたら
「リナさん、私もまだ見ていないので一緒に行きましょ!」
とノエルが声をかけてくれた。
今、シエラ達と歩いてこなかった?絶対見たでしょ、って思ったけど、その誘いに頷いて2人で向かうことにした。
えー...っと、私の名前............えぇ?
「えっと?これは本当の順位ですよね?」
意外な結果に驚いて、ついノエルに確認すると
「何を言ってるんですか。1位なんだから胸を張ってくださいよ」
と言われてしまった。
なんと驚き。
私の名前が1位のところに書いてあるではありませんか。
それだけでも驚きなのに、シエラが2位、アリアが3位、サーシャが7位でノエルが10位とそれぞれ、物凄くいい成績だった。
......あれぇ?攻略キャラ達の名前が全然見当たらないんだけど?
モニカの名前もないし...どういうこと?テスト受けていないとか?
と首を傾げていると
「えー...俺の名前乗ってないんだけどー」
とダルそうな声が聞こえてきた。
でも、この声ゲームで聞いたことがあるのよ。
そう思いながら声の主を探すと、そこにはノエルの婚約者ハノンが立っていた。
腕にモニカをぶら下げて。
ハノンは無気力系なキャラで、面倒くさいが口癖。
茶色の髪の毛はサラサラで、長いから後ろに1つ結びをしている。
ダルそうな紫色の目が特徴的だ。
ここまできて、初めましての状況なんだけどね!
「いいじゃないですかぁ~。成績なんて関係ないですよぉ!」
モニカがハリスに引っ付きながらそんなことを言っている。
いや、成績ってさ、攻略する時めっちゃ大事だってお前も知ってるだろ!
とツッコミたくなったが、何も聞かなかったことにしよう。
そう思ったのに、ハリスが言った言葉のせいで無視できない状況になってしまった。
「ねぇー......それよりさぁ、この1位のとこに書いてある名前、間違えてるんじゃないのー?」
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