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37話
しおりを挟む神様に色々聞きたいことがあったが、そこで目が覚めてしまった。
時間を確認すると、まだ朝の3時だったが、目が冴えてしまった。
モニカが魅了を使っているのも驚きだけど、聖魔法の偽物ってあるのね。
あれぇ?じゃあ、シエラとアリアが婚約破棄する前に魅了が解けちゃうのでは?
いや...でも昔から苦手だったみたいな話だったよね?
でも魅了が解けたらモニカと出会う前の状態に戻るわけで......
その時は婚約破棄なんて考えていなくて......
なんかもうゴチャゴチャしてて、わかんないや!
とりあえず寝よ。
そんで明日シエラ達に話そう。
そう思いながら再び布団を被り直した。
「............ということなんですよ」
私が昨日、神様に言われたことをシエラ達に話すと皆驚いた顔をしていた。
そりゃ、そうだよね。
魅了魔法を使ってまでヒロインになろうとするとか頭おかしいよね。
しかも聖魔法も偽物で、もう指名手配でもされるんじゃないかって......
そう思っていたけど、皆が驚いていたのは違うことだった。
張り詰めた空気の中、一番最初に口を開いたのはアリアだった。
「リナさん、神様とお会いしたことがありますの?」
と言った声は小声で、辺りをキョロキョロと見渡している。
2回ありますよ、と私が答えると、皆溜息をついてしまった。
なぜ!?えぇ?そんなにマズいことなの!?
「リナさん...これを誰かに話しちゃったりとかは......?」
と聞いてきたノエルの声も小声でもう訳が分からない。
「えー...っと?今回が初めてですが......」
と私が言うと、食い気味に
「リナさん!絶対他の人に言ってはいけませんよ!」
とアリアに言われた。
なんで!?え!?シエラまでそんな、なんとも言えないような顔をしているの!?
説明して欲しくて、唯一落ち着いていたサーシャを見ると、
「神様とお話ができるのは~、聖女様だけなんですよ~」
そう言ってニコニコしているけど、それって全く笑えない話じゃない!?
「え!?というか、どういうことですか?だって、私、話ちゃいましたよ!?」
と私がアワアワしていると、シエラが
「だから、今の聖女様以外は本来なら話が出来ないんですよ。もう次の聖女はリナさんって言ってるようなものですわ」
多分サーシャもこれを言いたかったんだろうけど、説明不足すぎる。
シエラの発言に思わず
「えぇ!?」
と大きい声を出してしまった。
そんな私にリディアーナは焦った様子で
「ちょっ、お義姉様!声を抑えてくださいませ!」
と言わけたので、条件反射で謝った。
「あ、ごめんなさい。つい......」
「これは......なんだか凄いことになりそうですね」
そう言って苦笑するリディアーナ。
「陛下がリナさんに何か被害を加えた瞬間、もう断罪は可能ですよ」
なんだかワクワクしている様子のノエル。
「それなら~、わざと陛下に絡みに行くとかどうですかぁ~?」
これは...完全に面白がってますね?サーシャさんよ......
腹黒いところ出ちゃってるから!
ただ報告しようとしただけなのに、なんか凄いことを聞いてしまった.........
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