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20話 マリアンヌ父side
しおりを挟むまずいまずいまずい......!
最近、領民達からの反感が広まってきてる......!
なぜだ...!
邪魔だったマリアンヌを追い出しただけじゃないか!
たったそれだけのことなのになぜこんなに荒れるんだ!
奴は何をしたんだ......!
溜まりに溜まった書類を放り投げながら頭を抱えていると急にバンッと扉が開いて
「だ、旦那様......!領民が家の外に押し寄せてきています!」
顔を真っ青にさせた執事が現れた。
今月に入ってこれで何回目だ...!?
マリアンヌが居なくなって半年は何も起こらなかったのに.........。
そう思っても問題が解決するわけではないから
「さっさと帰らせろ!逆らった奴は殺せ!」
そう執事に指示すると
「そんなことをしたら反乱が起こってしまいます!」
逆に今まで押し寄せるだけで反乱が起こっていないだけマシなのか?
いや、今はそんなことどうでもいい!
考えても考えても出てくるのは違うことばかりで余計に焦りが生まれる。
あぁ!もう!
「どうすればいいんだ!」
そんなにグダグダ言ってくるなら自分で考えろ!
そう思って言うと、やっぱり執事もいい案なんて持っていないから
「それは.........」
と口ごもっている。
「クソ......っ!」
あぁ!イライラする!
この状況を打破するには.........
「そうか......マリアンヌを探し出せ!」
私が急にそんなことを言ったものだから執事がキョトンとした顔をしている。
でもすぐに
「旦那様...マリアンヌ様はご自分で絶縁されたではありませんか...っ!」
と言ってきた。
「ふん!どうせ行くあてもなく死にかけてるだろ。助けてやるって言ったら飛びついてくるに違いない」
そう言うと、執事はまだ
「ですが......!」
と何か言いたそうにしている。
その姿にイライラして
「さっさと探してこい!」
と怒鳴りつけると、執事は逃げるようにして執務室を出ていった。
ふんっ!最初から言われた通りに動けばいいんだよ!
マリアンヌがいなくなったせいで遊びにも行けんからな。
帰ってきたらすぐに仕事をさせよう。
あぁ、それから戻ってきた、なんてバレたら面倒だからな。
屋敷から1歩も出ないように言うとして、それからーー.........。
この時の私は、マリアンヌが帰ってこないかも、なんて考えは一切なく、断るわけがないと思っていた。
マリアンヌが私のことをどう思っているか、今までどんな扱いをしてきたなんて頭から抜けてしまっていた。
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