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西の町
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検索、便利だ。水が自由に使えなかったから仕方ないけど、うがい手洗いは大事だよね。
早速塩と一緒に持って行って、ダンジョンの話しもした。現在、武器もまともに揃っていない状況だから、時間はかかりそうだけど。
「それと、町の名前は考えておいてね」
「ミノリ町…」
「は、やめてね。私の名前は使わない方向で」
ちょっと色々やったからって、町の名前にするのは恥ずかしい。ずっと名前、残るのに。
「これから、西の町に行くの?…気をつけて」
うん?…そういえば、元々西の町から独立した人達だったね。
でも、行かなきゃ。塩なんかは同じ状況だと思うし、少なくとも結界碑は必要だろう。
畑を増やして、果樹の他にも建材になる木も増やした。検索様々だ。
畑の一面は私専用にしてもらった。そろそろ米が食べたい。味噌も作らないとね。
米は陸稲だから問題なく育つと思うし、みんなに受けが良ければ広めるつもりだ。
少しずつ槍の腕も上がっているかも?向かってきたウサギに突きたてるだけじゃなくて、多少の知恵を使う魔物のゴブリンも倒せている。
レベルも上がって、体力も上がっているのか、疲れもましになってる気がする。
西の町に行く前に、鉄鉱石の採取と、鶏肉も欲しいので、ダンジョンに行った。
さて、5階層は何かな?
おお…ダンジョン内に木が。お花も咲いていて、外と勘違いしてしまう。
現状、外の方が酷いんだけど。
世界樹の影響で下草は微妙に生えてきてるけど、自然の姿が元に戻るのには、どれ程の時間がかかるのだろう。
でも、全て魔物だった。
赤い花は毒花だし、木は近寄ると動くし、地面からは手が生えてきて捕まえようとするし。
赤い花を槍で突くと、小瓶を落とした。
鑑定 赤花の雫 甘い液体で、通常は花の蜜を集めたもの
もしかして、これが砂糖の代わりになる?手に垂らして舐めてみると、かなり甘い。
…やった!甘味ゲットだ!
そして、木は倒すとキャンプ用の薪みたく長さが揃えられてて、紐で束ねてあるのが出てくる。
ダンジョン親切!作ってくれたホトス様には感謝を!作ったのは絶対トールじゃないと思うし。
これが初級ダンジョンて事は、中級や上級のダンジョンもあるんだろうな。
6階層は、二足歩行の羊。非常に可愛いんだけど、やっぱり魔物。グーパンチで殴ってくる所もまた、可愛い。
7階層は、牛の魔物のモーモーだ。肉、牛乳、チーズをドロップする。あ!生クリームも出た!ケーキ作りたい!
そして、採掘ポイントも見つけた。燃焼石だ。
熱を発生するのも、使い過ぎると熱くならなくなるみたいだから、多めに取っておこう。
ダンジョンは資源の宝庫だな。覚えておこう。
勿論西の町も忘れていない。地図を頼りに歩みを進める…遠い。せめて、自転車が欲しい。
地図を読むのは苦手だけど、向いている方角まで分かるのは便利だ。
1日で辿り着かないのは、仕方ない。
暗くなってきたので亜空間に入ると、とにかくお風呂が先。足を良くマッサージしておかないと、次の日が辛い。
山登りしてる時は、筋肉痛に苦労した。しかも、登るよりも降りた後の筋肉痛の方が辛かった。
ストレッチがいいらしいので、ベッドの上で色々と試してはいるけど、慣れるのは時間がかかるよね。田舎育ちとはいえ、土手ばかり歩いてた訳じゃない。ちゃんと、平らなアスファルトの上。
現代っ子に荒野を延々と歩くのは辛いわ。
はあ…やっと着いた。
「止まれ!見ない顔だな…難民か?その割には…ともかく、長の所に来てもらおう」
物々しいな…兵士みたいな人が、各所に配置されている。住民は武器を持ってないのに、警戒する必要ある?
町で一番大きな建物に、芸術品?と、首をひねりたくなるような物が飾られている。
取っ手が凝った形の大きなドアを開けると、まるで玉座のような所に座った男がこちらを一瞥する。
「アルサス様!外部の者を捉えました!」
「いや、別に捕まってないけど」
縄などすぐに切れる。
「この町、おかしいんじゃないですか?みんな痩せ細っているのに、代表の方は裕福そうですね」
「当然だ。儂の力で町を守ってやっているのだからな。でなければすぐに住民など、魔物にやられておしまいだ」
「恐怖で抑えるなんて、長くは続きませんよ?魔物からは守られます。あなたは町のみんなと仲良くして、食べる物も分けあうべきです」
捕まらないように自分の周囲に結界を張って、町の中心辺りに結界碑を立てる。
「こ…これは!」
「皆さん!これで魔物から町は守られます!井戸も畑も作るので、これからは助け合って生活して下さい」
アクアに水源を探してもらい、そこに井戸を作る。かなり慣れたから、そうかからずに井戸も出来て、周囲に畑も作る。
「皆さん、調理前ですけど肉もあります。塩もあるので、分け合って下さいね!」
「待て!この町の長は儂だ!勝手に何をしている!」
「こんな大変な状況の時に一人だけ贅沢をするような人は長じゃありません!」
剣は弾かれ、蔓が元長と部下達を捉える。
「これからは魔法もスキルも戻り、復興の時代になります。反省して仲良くして下さい。出来ないなら、畑の作物はあげませんよ」
脅したけど、たくさん生ったら、そんなにがめつくもならないよね。
鍛冶小屋も建てたけど、この町に鍛冶の経験がある人がいなかったから、希望者を探してガンボさんに色々と教えてもらうつもり。
あの扉の中には私以外の人は入れないから歩きになるけど、頑張ってくれそうな人が見付かればいいな。
早速塩と一緒に持って行って、ダンジョンの話しもした。現在、武器もまともに揃っていない状況だから、時間はかかりそうだけど。
「それと、町の名前は考えておいてね」
「ミノリ町…」
「は、やめてね。私の名前は使わない方向で」
ちょっと色々やったからって、町の名前にするのは恥ずかしい。ずっと名前、残るのに。
「これから、西の町に行くの?…気をつけて」
うん?…そういえば、元々西の町から独立した人達だったね。
でも、行かなきゃ。塩なんかは同じ状況だと思うし、少なくとも結界碑は必要だろう。
畑を増やして、果樹の他にも建材になる木も増やした。検索様々だ。
畑の一面は私専用にしてもらった。そろそろ米が食べたい。味噌も作らないとね。
米は陸稲だから問題なく育つと思うし、みんなに受けが良ければ広めるつもりだ。
少しずつ槍の腕も上がっているかも?向かってきたウサギに突きたてるだけじゃなくて、多少の知恵を使う魔物のゴブリンも倒せている。
レベルも上がって、体力も上がっているのか、疲れもましになってる気がする。
西の町に行く前に、鉄鉱石の採取と、鶏肉も欲しいので、ダンジョンに行った。
さて、5階層は何かな?
おお…ダンジョン内に木が。お花も咲いていて、外と勘違いしてしまう。
現状、外の方が酷いんだけど。
世界樹の影響で下草は微妙に生えてきてるけど、自然の姿が元に戻るのには、どれ程の時間がかかるのだろう。
でも、全て魔物だった。
赤い花は毒花だし、木は近寄ると動くし、地面からは手が生えてきて捕まえようとするし。
赤い花を槍で突くと、小瓶を落とした。
鑑定 赤花の雫 甘い液体で、通常は花の蜜を集めたもの
もしかして、これが砂糖の代わりになる?手に垂らして舐めてみると、かなり甘い。
…やった!甘味ゲットだ!
そして、木は倒すとキャンプ用の薪みたく長さが揃えられてて、紐で束ねてあるのが出てくる。
ダンジョン親切!作ってくれたホトス様には感謝を!作ったのは絶対トールじゃないと思うし。
これが初級ダンジョンて事は、中級や上級のダンジョンもあるんだろうな。
6階層は、二足歩行の羊。非常に可愛いんだけど、やっぱり魔物。グーパンチで殴ってくる所もまた、可愛い。
7階層は、牛の魔物のモーモーだ。肉、牛乳、チーズをドロップする。あ!生クリームも出た!ケーキ作りたい!
そして、採掘ポイントも見つけた。燃焼石だ。
熱を発生するのも、使い過ぎると熱くならなくなるみたいだから、多めに取っておこう。
ダンジョンは資源の宝庫だな。覚えておこう。
勿論西の町も忘れていない。地図を頼りに歩みを進める…遠い。せめて、自転車が欲しい。
地図を読むのは苦手だけど、向いている方角まで分かるのは便利だ。
1日で辿り着かないのは、仕方ない。
暗くなってきたので亜空間に入ると、とにかくお風呂が先。足を良くマッサージしておかないと、次の日が辛い。
山登りしてる時は、筋肉痛に苦労した。しかも、登るよりも降りた後の筋肉痛の方が辛かった。
ストレッチがいいらしいので、ベッドの上で色々と試してはいるけど、慣れるのは時間がかかるよね。田舎育ちとはいえ、土手ばかり歩いてた訳じゃない。ちゃんと、平らなアスファルトの上。
現代っ子に荒野を延々と歩くのは辛いわ。
はあ…やっと着いた。
「止まれ!見ない顔だな…難民か?その割には…ともかく、長の所に来てもらおう」
物々しいな…兵士みたいな人が、各所に配置されている。住民は武器を持ってないのに、警戒する必要ある?
町で一番大きな建物に、芸術品?と、首をひねりたくなるような物が飾られている。
取っ手が凝った形の大きなドアを開けると、まるで玉座のような所に座った男がこちらを一瞥する。
「アルサス様!外部の者を捉えました!」
「いや、別に捕まってないけど」
縄などすぐに切れる。
「この町、おかしいんじゃないですか?みんな痩せ細っているのに、代表の方は裕福そうですね」
「当然だ。儂の力で町を守ってやっているのだからな。でなければすぐに住民など、魔物にやられておしまいだ」
「恐怖で抑えるなんて、長くは続きませんよ?魔物からは守られます。あなたは町のみんなと仲良くして、食べる物も分けあうべきです」
捕まらないように自分の周囲に結界を張って、町の中心辺りに結界碑を立てる。
「こ…これは!」
「皆さん!これで魔物から町は守られます!井戸も畑も作るので、これからは助け合って生活して下さい」
アクアに水源を探してもらい、そこに井戸を作る。かなり慣れたから、そうかからずに井戸も出来て、周囲に畑も作る。
「皆さん、調理前ですけど肉もあります。塩もあるので、分け合って下さいね!」
「待て!この町の長は儂だ!勝手に何をしている!」
「こんな大変な状況の時に一人だけ贅沢をするような人は長じゃありません!」
剣は弾かれ、蔓が元長と部下達を捉える。
「これからは魔法もスキルも戻り、復興の時代になります。反省して仲良くして下さい。出来ないなら、畑の作物はあげませんよ」
脅したけど、たくさん生ったら、そんなにがめつくもならないよね。
鍛冶小屋も建てたけど、この町に鍛冶の経験がある人がいなかったから、希望者を探してガンボさんに色々と教えてもらうつもり。
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