44 / 75
新たな階層へ
しおりを挟む
たくさんナスを集めて、18階層へ。
だけど…あれ?こんなに手応えなかったかな?
精密魔力操作のレベルが上がったのか、少ない魔力でもあっさり倒れるタイガーウルフ。
まあ、合体魔法なんかで色々遊んでいたから、おかしくはないかな。
元々ワーウルフよりも弱く感じてた位だし、こんな物なのかもね。
マジックバッグの依頼のお陰でかなり稼がせて貰っているから、多少高額買い取りでも、そこまで真剣に集める気はおきない。どのみち通帳に入ってるお金は自由に使える訳じゃないし。
なら、さっさと19階層に進んだ方がいい。次はどんな美味しい食材が手に入るのか楽しみだし!
(美優、もう先に行きたいの?)
(駄目?魔法の扱いもいい感じだし、美味しい物があるかもよ?)
(……。分かったわ。あたしがちゃんと守ってあげるから)
(ありがとう、タマ)
ピヨちゃんに乗せてもらって、なるべく速く進む。
(美優、何かあるワン!)
(ピヨちゃん、下ろして!)
急ブレーキをかけて停まるピヨちゃんに振り落とされた。
(もう。そういう時こそ魔法を使いなさいよ)
その場合はむしろ慣性制御のスキルだけど、持ってない。
回復魔法を使いながら、ポチのいる所まで戻る。
(大丈夫?)
(あはは…自転車より難しいかもね)
自転車よりピヨちゃんの走りの方が速い。今は補助輪を外して頑張っている所だ。
壁に向かってへっへ言いながら、尻尾を振っている。さあ、どうやって開けよう?
溝も何もない。壁にぺたぺたと触っていたら、魔力が吸われた感じがして、壁が崩れた!
(美優!)
壁向こうから出てきたのは、タイガーベア?
虎柄繋がりの魔物だけど、こっちの方が断然強い!
ピヨちゃんの穴掘りに足を取られた隙に、タマが焔を使う。私も顔の前で爆裂を使い、気を逸らす。
「ワン!」
ポチの咆哮でタイガーベアがバランスを崩す。
ピヨちゃんの蹴りと、魔力を込めた杖の一撃でタイガーベアは、皮を残して消えた。
これ、売れるかな?虎柄でも毛並みが硬い。
取り敢えず収納庫に入れて、中を覗くと、小さな宝箱があった。
罠は…大丈夫そうだ。魔物が出る所が罠なのだろう。
赤くて綺麗な…宝石?
鑑定 ルビー 魔道具の材料にもなる。
って事は、地球産の物とは違うのかな?家にはルビーなんてないから確かめられないけど。
魔道具については海人君に聞いてみよう。
それから間もなく階段は見付かり、下に降りた。
「げ…サンダーホークか」
雷魔法を使う鳥だ。私は魔法障壁を使えばいいけど、タマ達には何か作らないとだめだな。
取り敢えず、一旦外に出よう。また海人君がトイレを我慢してたら可哀想だし。
亜空間を開いたら、海人君がホッと息をついた。
「携帯トイレ、買いに行く?」
「あとで!」
自分の家の方に走って行ったけど、うちのトイレ使えば近いのに。
迷子札に使った魔鉄タグにはまだ余りがある。そこに魔法障壁の付与を…よし。ついでに物理障壁は…容量が足りない。物理防御力上昇なら付けられた。
ただ、これは完全に防ぐ物ではない。せいぜい中級魔法までだけど、サンダーホークの雷攻撃位は大丈夫そうだ。
「美優ちゃん、トイレは何とかならないかな?」
「んー…ダンジョンからスライムを持ち出す?」
「いや、だめだろ。それ」
ダンジョンから生きた魔物を持ち出すのは禁止されている。けど、どこまでが生きている魔物なのかの判別は実は難しい。
ゴースト系は生きていると言えないし、動く剣等もそうだ。
ドロップアイテムでも、使うと動く物もあるけど、それは絶対に生きてはいないだろう。
スライムはほぼ無害とはいえ雑食だし、物を溶かしてしまったりする。
どっかの偉い学者が、スライムを研究しようとして、大量に増えて酷い目にあったみたいだ。
「なら、介護用品のトイレとかあるじゃん?買う?」
「…それって、排泄物はどうなるんだ?」
「あの、凄い匂いの青い液体を買うとか?どのみち臭いよね。魔道具で何とかならないかな?」
「圧倒的に材料が足りないな」
「あー…」
あの匂いは強烈だ。やっぱりスライムを招待するしかないかな。亜空間内でなら、増えたとしても倒せるし、トイレ空間は仕切ってある。
「そうだ。宝箱からルビーが出たんだけど、錬金術で使う?」
「…確かに幾つか使い道はあるけど、それだけで作れる訳じゃないんだぞ?それに、カイだったとしてもルビーを扱うような錬金術は無理だったかもな」
じゃあ、結構難しい部類の錬金術なんだ。
売ってもいいけど、こういう物もアドベンチャーショップで買い取りしてくれるのかな?
別に取っておいてもいいけどね。
「魔鉄探し、美優ちゃんも手伝って欲しいな」
「気をつけて見てはいるよ?黒っぽい石は鑑定かけてるし」
以前見た塊みたいのは、流石に見付からない。
「小石の中に魔鉄が混じっている階層があるダンジョンもあるけど、流石に遠い」
「ボス戦のドロップ品が魔鉄っていうのは良く聞くよね。ここのダンジョンはボス部屋の前で並んだりしないし、思い出した時に入ってみるよ。因みにボスの復活時間て、分かる?」
「んー…ダンジョン毎に違ったりするけど、大体どこも1時間位だよな」
「なら、他の階層で時間を潰しつつボス部屋に通ってみるよ」
魔鉄が出るとは限らないけど、私も使わせてもらってるし、作って欲しい魔道具もあるからね。
だけど…あれ?こんなに手応えなかったかな?
精密魔力操作のレベルが上がったのか、少ない魔力でもあっさり倒れるタイガーウルフ。
まあ、合体魔法なんかで色々遊んでいたから、おかしくはないかな。
元々ワーウルフよりも弱く感じてた位だし、こんな物なのかもね。
マジックバッグの依頼のお陰でかなり稼がせて貰っているから、多少高額買い取りでも、そこまで真剣に集める気はおきない。どのみち通帳に入ってるお金は自由に使える訳じゃないし。
なら、さっさと19階層に進んだ方がいい。次はどんな美味しい食材が手に入るのか楽しみだし!
(美優、もう先に行きたいの?)
(駄目?魔法の扱いもいい感じだし、美味しい物があるかもよ?)
(……。分かったわ。あたしがちゃんと守ってあげるから)
(ありがとう、タマ)
ピヨちゃんに乗せてもらって、なるべく速く進む。
(美優、何かあるワン!)
(ピヨちゃん、下ろして!)
急ブレーキをかけて停まるピヨちゃんに振り落とされた。
(もう。そういう時こそ魔法を使いなさいよ)
その場合はむしろ慣性制御のスキルだけど、持ってない。
回復魔法を使いながら、ポチのいる所まで戻る。
(大丈夫?)
(あはは…自転車より難しいかもね)
自転車よりピヨちゃんの走りの方が速い。今は補助輪を外して頑張っている所だ。
壁に向かってへっへ言いながら、尻尾を振っている。さあ、どうやって開けよう?
溝も何もない。壁にぺたぺたと触っていたら、魔力が吸われた感じがして、壁が崩れた!
(美優!)
壁向こうから出てきたのは、タイガーベア?
虎柄繋がりの魔物だけど、こっちの方が断然強い!
ピヨちゃんの穴掘りに足を取られた隙に、タマが焔を使う。私も顔の前で爆裂を使い、気を逸らす。
「ワン!」
ポチの咆哮でタイガーベアがバランスを崩す。
ピヨちゃんの蹴りと、魔力を込めた杖の一撃でタイガーベアは、皮を残して消えた。
これ、売れるかな?虎柄でも毛並みが硬い。
取り敢えず収納庫に入れて、中を覗くと、小さな宝箱があった。
罠は…大丈夫そうだ。魔物が出る所が罠なのだろう。
赤くて綺麗な…宝石?
鑑定 ルビー 魔道具の材料にもなる。
って事は、地球産の物とは違うのかな?家にはルビーなんてないから確かめられないけど。
魔道具については海人君に聞いてみよう。
それから間もなく階段は見付かり、下に降りた。
「げ…サンダーホークか」
雷魔法を使う鳥だ。私は魔法障壁を使えばいいけど、タマ達には何か作らないとだめだな。
取り敢えず、一旦外に出よう。また海人君がトイレを我慢してたら可哀想だし。
亜空間を開いたら、海人君がホッと息をついた。
「携帯トイレ、買いに行く?」
「あとで!」
自分の家の方に走って行ったけど、うちのトイレ使えば近いのに。
迷子札に使った魔鉄タグにはまだ余りがある。そこに魔法障壁の付与を…よし。ついでに物理障壁は…容量が足りない。物理防御力上昇なら付けられた。
ただ、これは完全に防ぐ物ではない。せいぜい中級魔法までだけど、サンダーホークの雷攻撃位は大丈夫そうだ。
「美優ちゃん、トイレは何とかならないかな?」
「んー…ダンジョンからスライムを持ち出す?」
「いや、だめだろ。それ」
ダンジョンから生きた魔物を持ち出すのは禁止されている。けど、どこまでが生きている魔物なのかの判別は実は難しい。
ゴースト系は生きていると言えないし、動く剣等もそうだ。
ドロップアイテムでも、使うと動く物もあるけど、それは絶対に生きてはいないだろう。
スライムはほぼ無害とはいえ雑食だし、物を溶かしてしまったりする。
どっかの偉い学者が、スライムを研究しようとして、大量に増えて酷い目にあったみたいだ。
「なら、介護用品のトイレとかあるじゃん?買う?」
「…それって、排泄物はどうなるんだ?」
「あの、凄い匂いの青い液体を買うとか?どのみち臭いよね。魔道具で何とかならないかな?」
「圧倒的に材料が足りないな」
「あー…」
あの匂いは強烈だ。やっぱりスライムを招待するしかないかな。亜空間内でなら、増えたとしても倒せるし、トイレ空間は仕切ってある。
「そうだ。宝箱からルビーが出たんだけど、錬金術で使う?」
「…確かに幾つか使い道はあるけど、それだけで作れる訳じゃないんだぞ?それに、カイだったとしてもルビーを扱うような錬金術は無理だったかもな」
じゃあ、結構難しい部類の錬金術なんだ。
売ってもいいけど、こういう物もアドベンチャーショップで買い取りしてくれるのかな?
別に取っておいてもいいけどね。
「魔鉄探し、美優ちゃんも手伝って欲しいな」
「気をつけて見てはいるよ?黒っぽい石は鑑定かけてるし」
以前見た塊みたいのは、流石に見付からない。
「小石の中に魔鉄が混じっている階層があるダンジョンもあるけど、流石に遠い」
「ボス戦のドロップ品が魔鉄っていうのは良く聞くよね。ここのダンジョンはボス部屋の前で並んだりしないし、思い出した時に入ってみるよ。因みにボスの復活時間て、分かる?」
「んー…ダンジョン毎に違ったりするけど、大体どこも1時間位だよな」
「なら、他の階層で時間を潰しつつボス部屋に通ってみるよ」
魔鉄が出るとは限らないけど、私も使わせてもらってるし、作って欲しい魔道具もあるからね。
60
あなたにおすすめの小説
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
子育てスキルで異世界生活 ~かわいい子供たち(人外含む)と楽しく暮らしてます~
九頭七尾
ファンタジー
子供を庇って死んだアラサー女子の私、新川沙織。
女神様が異世界に転生させてくれるというので、ダメもとで願ってみた。
「働かないで毎日毎日ただただ可愛い子供と遊んでのんびり暮らしたい」
「その願い叶えて差し上げましょう!」
「えっ、いいの?」
転生特典として与えられたのは〈子育て〉スキル。それは子供がどんどん集まってきて、どんどん私に懐き、どんどん成長していくというもので――。
「いやいやさすがに育ち過ぎでしょ!?」
思ってたよりちょっと性能がぶっ壊れてるけど、お陰で楽しく暮らしてます。
ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで?〜
ことりとりとん
ファンタジー
ゲームっぽいシステム満載の異世界に突然呼ばれたので、のんびり生産ライフを送るつもりが……
この世界の文明レベル、低すぎじゃない!?
私はそんなに凄い人じゃないんですけど!
スキルに頼りすぎて上手くいってない世界で、いつの間にか英雄扱いされてますが、気にせず自分のペースで生きようと思います!
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる